[Taipei 2024]鹹豆漿(シェンドウジャン)、SNOOPYコンビニ、朝市場...善導寺駅が楽しい

善導寺駅に駅に用事があるとしたら、朝ごはんとして「阜杭(フーハン)豆漿」に行くことだろうか。というわけで、10年以上ぶりにこの駅エリアにやってきた...のだが、大通りから見える大行列に恐れ慄いた...もしかしてこれは...朝ごはんの行列か! いくら美味しいものが好きだとしても、弾丸旅でこんなに並んではいられない。今回は「阜杭豆漿」は諦めることにした。ただ、腹が減っては戦ができななきゃ旅もできない。近所をちょろっと見回したところ、「永和豆漿」を見つけた。なかなかの賑わい...ここにしよう!

永和豆漿


ラミネート加工されたメニューに、赤い字で欲しいものの数を記載していくので、適当に注文して行く。絶対に欲しいのは鹹豆漿があとは適当だ。ネギ入りの卵焼き(葱花蛋)蘿蔔糕(ローポーガオ)といういわゆる大根もち、温かい豆乳とハトムギ...少しだけ食べたかったのに、前に並んでいた日本人に「飯糰」という棒状のもち米おにぎりのようなものを勧められたので、これもオーダー...食べ過ぎ。






ここの鹹豆漿は本当に優しくておいしかった。家では豆乳にハム、ザーサイ、ネギ、パクチーを入れて黒酢を注ぎ「鹹豆漿」として食べていた。これはこれで美味しいのだけれども、ここのものはパクチーも入っていないし、出汁がきいている感じだろうか。お店の人たちもみんな気遣い上手。並ぶ時間がもったいないと感じる人は、こちらもおすすめです。

SNOOPYセブン・イレブン
善導寺駅の東側にある紹興北街を歩いていたら、セブン・イレブンの看板の下にSNOOPYの顔がぶら下がっているのを発見した。中を除いて驚いたのは、あちこちにSNOOPYがあしらわれたお店だった、ということ。なんという可愛さ。見るだけでテンションが上がるというものだ。
同じ通りに2店舗あり、微妙にデコレーションが違うので、両方楽しんでいただきたい。





台北市中正區紹興北街3號1樓+B1(興忠店)
台北市中正區紹興北街37號1樓(紹興店)

ファーマーズマーケット「希望広場」

すっかり満たされて街を歩いていた時にこちらのファーマーズマーケットを見つけた。いやぁ、これはいい! 果物や野菜を持ち帰るのは難しいだろうが、高山茶やピーナッツペースト、パイナップルケーキなどのお菓子類、プロポリスサプリなど、オリジナル製品がたくさん見つかる。唯一の後悔は現金決済しかできないエリアだったということか。




欲しいものを買うだけの現金を持ち合わせていなかったのが残念すぎる。どうしても何か買いたかったので、市場のすぐ裏にあった屋台にて、ビーフンを食べてお腹を満たした。




台湾旅は、何個胃袋があっても足りないほど美味しそうなものがたくさんある。フルに楽しむためには、もっと胃袋を鍛えなければならない。

[Taipei 2024]週末も空いている魯肉飯店「丸林魯肉飯」

松江南京駅にある「梁記嘉義鶏肉飯」というお店で、中国語もわからないのに鶏肉飯(ジーローファン)定食を食べるが大好きで、昔から台湾旅行のたびに必ず訪問していた。コロナ中にお店もリニューアルしたとかで、久々の台湾でここに行くことをどんなに楽しみにしていたか! 
www.taipeinavi.com

ところが、このお店が週末やっていないことを土曜日に知った...うわぁぁぁl! そこで、不本意ながら(笑)、友達が行きたがっていた「丸林魯肉飯」に行くことにした。最寄り駅は「中山国小」「圓山」あたりなのだが、バス停はお店の近くにある。花博公園のすぐ近くのエリア朝10:30からオープンしていたのもこのお店を選んだポイントとなった。
www.taipeinavi.com




もう少しカジュアルなお店なのかと思ったら、なかなか豪華な店構え...オープン時間10分後に入店したのだが、それでも地元の人を中心になかなかの混雑っぷりだ。周辺に観光地がないのに結構なお客さんの数に圧倒される。お弁当をテイクアウトしている人も多かった。

まずはおかずが大量にあるカウンターのところで、好きなおかずをとにかく頼む。そこに、「魯肉飯」「鶏肉飯」のいずれかとスープ類(私は蛤のスープにした)、さらにデザートしてフルーツジュースをオーダーして、大体1,500円くらいだったか。現金しか使えないので、ご注意を。鶏肉飯が好きすぎて魯肉飯に目が向かなかったが、味付けがちょうどよく、多種類のおかずと共に大満足だった。

ちなみに、晴光商圏にある豆花屋「丁香豆花」はここから徒歩10分以内なので、デザートはここで食べる、というのも良いなと思った。

[Taipei 2024]台北で絶対に食べたいスイーツ屋さんへ。

二泊三日の台北弾丸旅は、食べ物重視のスケジューリングとなった。それこそ、一日5食くらい食べるような勢いだ。今回はこちらに、次回も行きたいと思っているスイーツ屋をメモしていこうと思う。

豆花(ドウファ)
豆乳で作られたふるふるとした食感のお豆腐にシロップやナッツ、芋団子などでトッピングしたスイーツ。一番有名なのは、新宿にも店舗がある「「騒豆花(サオドウファ)」だと思うが、今回は敢えて晴光商圏というところにある「丁香豆花」に行ってみた。正直Googleのスコアが2.7という低さで行くのに躊躇したくもなるが友人がイチオシだというのでいかないわけにはいかない。二種類のうち名物の卵入り豆花をを選んで、「地瓜圓」というさつまいも団子をトッピングしてみた。いやぁ、これが本当においしくって感動した。さらさらでふるふるで優しいお味で、あっという間に食べ終わることができるし、お腹にも優しい。あとで「三種類のトッピングが選べる」ことを知ったのが悔やまれるので、絶対にまた戻ってくるぞ!

パイナップルケーキ
オークラプレステージ台北にある"The Nine"、もしくは有名なサニーヒルズのものを買おうと思っていたが、実は中山北路にある「一番屋」のものが美味しいらしいと聞いたのでこちらに行くことにした。ところが、なんと8時に閉店...仕方がなく大通りに戻って見つけたのが、ホテル ロイヤルニッコー台北内にあるパン屋さん「Royal Bakery (老爺烘焙坊)」だ。こちらは9時まで開いていたので、閉店間際に駆け込んで購入した。こちらの売りは、フランスの発酵バターと北海道の小麦粉、そして、パイナップル100%の餡。そんなに期待していなかったのだが、これは相当美味しかった。大正解だ。
ちなみに、空港にあった郭元益(グォーユェンイー)のパイナップルケーキは、2個入りサイズがあり、かつパッケージが可愛かったのでちょっとしたお土産に最適だと思う。試食をしてみたが、個人的には冬瓜入りの餡よりは、100%パイナップルの餡のものの方が甘さ控えめで好みだった。パイナップルケーキは沼る要素がたくさんある食べ物だと思う。次回もまた別のお店のものを試してみよう。

牛軋糖(ニョウガータン)
本当は「糖村」のいちご味が買いたかったのだが、事前に場所などをチェックしていなかったため、代わりに(というかパイナップルケーキのついでに、ともいう)ホテル ロイヤルニッコー台北内にあるパン屋さん「Royal Bakery (老爺烘焙坊)」にてミルク味のものをゲット。抹茶と迷ったのだが。ちなみに夏には台湾産のドライマンゴー入り、というのがあるらしいので、今度は夏にいかなければ。

仙草ゼリー
昔から健康スイーツが好きで、雪耳蓮子(白きくらげと蓮の実)やカメゼリー(亀苓膏)、燕の巣に雪蛤膏のようなヘルシースイーツをよく食べに行っていた身として気になったお店「八時神仙草@台北中山」に行ってみた。スタイリッシュなデザインでとにかくおしゃれな店内。
かき氷にも惹かれたが、ここはシグネチャーである仙草ゼリーに三種類のトッピングがあるメニューをオーダーした。メニューの中に写真はなかったが、芋団子と小豆とタピオカが入ったものだ。

いやぁ、亀ゼリーの親戚...とくらいしか思っていなかったが、この仙草ゼリーは今までのものとは別物。ふるふるの食感がたまらなく美味しいのだ。トッピングはある程度ゼリーを食べてからじゃないと一緒のおわんには入れることができない。それくらいのすごくテクスチャーなのだ。すごいな。満腹だと思ったのに、気がついたら完食していた。

店内にある招き猫...君に言われなくても、また来ちゃいますよー

こちらのブログを読むと八時神仙草の素晴らしさが伝わります。
rurubu.jp

[Taipei 2024]台北で小籠包食べるなら、どこがいい?

久々の台湾旅行に来てみた。問題があったとしたら、1TWD=5円超えという、日本円の弱さか。前に遊びに来たときは、2.5円とか3円だった気がするのだが、この2円の差は大きいぞ。今までが不当に安すぎたのかしらね....。

さて、今回の旅行は二泊三日の弾丸旅行だったので時間もなく、自ずとマッサージと食べ物を中心に考える旅となった。台湾に来るとまず食べたいのが、小籠包である。今回は行動範囲を考慮して、行きたいお店を二店に絞った。

杭州小籠湯包(ハンゾウシャオロンタンバオ) @民生東路店
到着してすぐに向かったのは、どうやらビブグルマンを獲得したらしい小籠包屋さんだ。本店は中正紀念堂駅にあるらしいが、こちらの民生東路店は、松山空港からほど近いところにある。多くの種類を食べたかったので、普通の小籠包以外に、「へちまとえびの小籠包」「蟹味噌小籠包」の二つをハーフサイズで、そして、醤油味のえびチャーハンと青菜をオーダー。本当にどれも美味しかった。ランチタイムを外して15:00くらいに行ったおかげて、並ばずに入れたことも大きかった。東京にもまだ店舗がないお店だし、こちら、おすすめです。

鼎泰豊@新生店
かつての本店「信義店」は現在テイクアウト専門店になっていることを知り、今回は最近できた「新生店」へ行ってみた。本店を背にして右方向へ5分ほど歩いたあたりの斜向かいにあるのがこちらのお店。お店には280席もあるそうだが、それでも大量の人でごったがえしている。ここで怯んではいけない。


まずは、番台へ行って番号札をゲット。日本語を話す人がいるのでその方に人数を告げるとすぐに札を発行してくれる。私たちが行った時の待ち時間は100分と言われたので、そのまま東門エリアに買い物に出かけてから、1時間程度で戻ってくるとすでに自分の順番が来ていた。

オーダーはQRコード利用。お店で働く方々はとにかくテキパキとしていて気持ちが良い。食事のクオリティも高い。ここにはまた通ってしまうだろうな。

東京鹿踊ライブ 「風とう鹿」@座・高円寺


東北地方に伝わる郷土芸能、「鹿踊(シシオドリ)」は、食料としての獣への供養や感謝を芸能にしたものだという。プログラムに、宮沢賢治の「鹿踊りのはじまり」のことが書かれていて思い出したが、この「鹿踊り」と、この「鹿(しし)踊り」が同じことを指しているとは、今更ながら気がついた。
このシシオドリだが、実は様々な種類があるということで、今回は岩手県一関市舞川に伝わる「行山流舞川鹿子躍」ルーツを持つ「東京鹿踊」と、岩手県奥州市胆沢に伝承されている「行山流都鳥鹿踊」という団体の踊りを比較する機会に恵まれた。両者とも「太鼓踊系鹿踊」という系統らしく、背中にささらという、白い紙で覆われた竹を背負っていたり、鹿の冠をかぶっていたりと、一見似ている二つの団体が、細かいところや特徴が違うのだ、ということを学んだ。

ちなみに岩手の鹿踊りは、廃絶したものも含めてざっと150ほどの団体がリストアップされていた。え、多すぎる...
www.bunka.pref.iwate.jp

宮城県のものがだいたい50団体くらいか。

「鹿頭(ししがしら)」のツノの材質が必ずしも本当の鹿の角ではなかったり、頭には馬の毛がのせられていたり。


背中の「流し」にはメッセージやイラストが書かれていたり。

竹に白い紙を巻いた「ささら」は、踊り方によってつける角度が違ったり。

普段はちらりとしか見えない袴にちょっとおしゃれなデザインを見つけたり。

そもそも装束が重たそうだが、後ろに向かうささらの重みとお腹につける太鼓の重みでバランスを取っている、というのも発見だった。座・高円寺という舞台と客席の境目が薄い空間でこのような芸能が間近で見られて、楽しかった。今後は鹿踊りの見方がまた変わりそだ。

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銀座でフランス郷土料理を。

先日、友人が気に入っているというフレンチに行ってきた。銀座で私でも手が届くようなフレンチといえば「オザミ」シリーズの「プティオザミ」や「オザミデヴァン」などが思い浮かんでいたが、今回のお店は東銀座寄りの裏通りにある「ビストロ・ヌガ」というところだ。ワインだけでなく食べ物も人気の店シノワの系列店らしい。

Webサイトによると、60種類を超えるフランス各地の郷土料理と毎日焼き上げる自家製パンが自慢とのことだが、いや、本当に美味しい。パンのみで満腹になれる美味しさ。そして本当になんでもある。エスカルゴはつぶ貝で代用されていたのだが、これも完璧な美味しさである。この周りに使われているソースでワインが進んでしまう。前菜だけでも楽しくて、もうメインまで行き着けなさそうだったが、どうにかブイヤベースだけをメインに注文してみた。コック・オ・ヴァン、シュークルート、ステーキフリット、グラタン・ドフィノワ、ブダン・ノワール、クスクスにカスレ...とまあ思い浮かぶフランス料理はだいたい注文できるのではないか。非常に満足感が高かった。

私には「イル・フロッタント(ウフ・ア・ラ・ネージュ)」=浮島、あるいは泡雪卵という大好きなデザートがあるのだが、もしかしてお願いしたらそれも作ってくれるかしら。これは、ぜひまた行かなければならない...という誓いとともに、このレストランを記録しておこうと思う。

[Hachinohe 2024]行きたかったなぁ、「八戸えんぶり」

福井県勝山市の春を呼ぶお祭りが「左義長祭り」なら、八戸地方に春を呼ぶのが「八戸えんぶり」だ。ガイドブックによれば、その名前は田んぼをならす「えぶり」「いぶり」という道具に由来するらしく、田んぼの神様を起こして田に魂をこめる儀式とされているらしい。

えんぶりはチームで動くものらしく、「えんぶり組」と呼ばれる。そのチームは、親方、太夫、舞子、お囃子などで構成されており、太夫という舞手が独特の踊りを踊るとか。その衣装はがっつりと柄の入った烏帽子が特徴的らしい。 全員が早いテンポで同じ踊りを踊る「どうさいえんぶり」とゆったりとした踊りをする「ながえんぶり」というのがあるらしい。プログラムにもどちらのタイプのえんぶりなのかちゃんと印がついているので、この2種類はえんぶりを楽しむ上で重要なことなのかもしれない。ちなみにこちらがPR動画だ。

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祝福芸というのも同時に舞われるらしい。例えば「松の舞」のようなものを指すらしい。これは、神楽とはちょっと違うのだろうか。音がかっこいい。
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毎年2/17-20という開催日は決まっており、この間は着付け体験、
えんぶり公演も毎日やっている様子だ。初日は早朝から「長者山新羅神社」というところでイベントが始まるようなので、もし行くんだったら前日に入ってみるしかないなあ。