ジャパンカップサイクルロードレース2017に行ってきたよ。

←拡大したコンタドール

今年は台風の接近するわ週明けから2〜3日ほど体調が思わしくないわと前日までキャンセルも考えましたが結局行ってきました(赤いかりまん食べたかったし)。チームプレゼンテーションも見ず(その時間は飲んでいる)、今年は表彰式もパスしちゃったので(元々ロードのほうは行かない)、最早、感想文ですらないのですが。

ジャパンカップ2017クリテリウム 雨の宇都宮大通りに観客4万8000人が集結 ロングスプリント成功のカノラが勝利

クリテリウムを観戦する場所は大体いつも決まっていて、上河原交差点の折り返し地点、ホテルニューイタヤの向かい側で観ます。コーナーでスピードが落ちるのと、レース終了後に選手がそのままイタヤに戻ってくるのを遠目に見るのが地味に好きでw
しかし、今回は雨のせいで選手たちの殆どは一旦チームカーに戻ったのか2人ほどしか見れませんでした。あと、ウィニングランも残念ながらここまでは来ませんでした。ああ、それにしてもコンタドール。後ろからだけどダンシングがちょっと見れて感動。

ジャパンカップ2017 目まぐるしく動いた雨の短距離決戦 NIPPOカノラが史上初のジャパンカップ2日連続優勝

例年だと赤川ダムのちょっと先で4〜5周観てから徐々に下って萩〜田野町交差点の間に落ち着くのですが、今年はやや遅めに出発して、最初から萩〜田野町間で観戦することにしました。到着すると、ちょうど3周目を通過したところでしたが、荒天のため4周短縮されて10周回に変更されていたので、拠点を作る余裕がなくなってしまい残念。思ったより風がなくて居心地も悪くなかっただけに。
オフィシャルの先頭車が通る際、"マニアック・ストリートと命名します"とアナウンスしていたのが可笑しかったw


 
 

パリ〜トゥール2017

クイックステップフロアーズが欧州最終戦を席巻 トレンティンが111回目のパリ〜トゥールを制す

今季のクイックステップはとても強い。しかし好条件が揃うほど報われない結果になることも度々あったりするので、2対1になっても何となく疑心暗鬼なまま見てしまった。が、心配無用でしたね。
ガビリアが落車して遅れる⇒⇒⇒チームメイトが誰も下がってこない⇒⇒⇒じゃあトレンティンで行く?⇒⇒⇒2名がガビリアの救済に向かう⇒⇒⇒じゃあやっぱりガビリアで?⇒⇒⇒トレンティンがアタック……と、ちょっと混乱したせいもあり、さらに合流してきたのがテルプストラだったので、牽くんだろうと思いつつ、いやいや彼が逃げないとも限らないし……とかゴチャゴチャ考えていたら、結局テルプストラが牽いてサクッとトレンティンが勝ちましたみたいな……ああ、でも面白かった。

Paris-Tours Elite 2017 - Final Kilometers HD (last 6Km)

イル・ロンバルディア2017

下りで独走に持ち込んだニーバリが2度目のロンバルディア制覇を果たす

シーズン最終モニュメント、通称"落ち葉のクラシック"。直近の前哨戦と比べて、やはりというか圧倒的に面白かった。そしてニバリさんがあまりにも完璧に勝ってくれちゃったために書くことがないw
アラフィリップはまたしても優勝を逃してしまいましたが、近い将来クラシックレースで天下を取る日が来ると期待しています。いや〜それにしても優先的に応援している選手がワンツーというのは気分が良いですな。

Il Lombardia 2017 - Highlights

ミラノ〜トリノ2017

[別府、小林出場の「イタリア最古のレース」 最終登坂で仕掛けたウランが独走勝利

ジロ・デ・イタリア以来のDAZN契約にて視聴。
残り26kmあたりからぼちぼち集中。初回のスペルガの丘に入る手前、残り20kmでのアラフィリップのアタック(お家芸だな)に、素晴らしい!でもちょっと早くないか?と思ったら結局誰も協調に来ないまま諦めて吸収されてしまった(タラマエだっけ?途中までは行ってたけど……)。じゃあ、終盤は是非とも皆さんで激戦に……と期待したら、意外とウランの逃げについて行けない人が多くてやや拍子抜け。それだけ彼のアタックのタイミングが絶妙だったのか、それとも明日のイル・ロンバルディアを見据えてセーブした結果なのか(そう考えると全開に見えたアルにちょっと不安が。いや、杞憂ならいいけど)。
ウランとゴデュが先行の最中に映像が途絶えてベルゲンの悪夢再び!?と頭を抱えるもすぐに復活してホッとしました。そのせいでウランが飛び出す瞬間は見れなかったけどハイライト動画で確認出来たので結果オーライ。
それにしてもイタリアの表彰式は貴重ですな。ポディウムお姉さんはちゅーしてくれるし、お酒も撒けるし。あと残る良心はアメリカか。ブエルタめ、カヴァガール(うちではカバ子さんと呼ぶ)廃止しおって……。

Milan-Torino 2017 - Highlights

グランド・バビロン・ホテル/アーノルド・ベネット (著) 林清俊 (翻訳)

"夕食にステーキとビールを注文したばかりに、このホテルを買い取る羽目に"

……ってどういうことよ!と興味津々で読む。
舞台は19世紀末のロンドン。世界中の要人も利用するという超高級ホテルに泊まったアメリカ人の大富豪父娘が、些細な出来事からヨーロッパの国同士の陰謀に巻き込まれ、持ち前のヤンキー魂(?)と財力で解決していくというお話……って、何だそりゃ。いやいや、面白かったですよ。
紹介文に"生きのいい冒険小説"とありますが、もうちょっとミステリー寄りかと思っていたので、予想外の活劇に始めは面食らいました。
次々と危機に直面する親子の問題解決能力の高さや八面六臂の活躍等々、やや都合が良すぎるところがあり、敵味方の人間同士の関わり合いが生き生きと描かれていながら、争点である陰謀の内幕に関しては大雑把で説得力に欠ける気もするのですが、トントン拍子に進む展開がいっそ清々しく、そこは目をつぶって楽しく読了。

何となく江戸川乱歩怪人二十面相シリーズやイギリス時代のヒッチコック映画の雰囲気を感じて、著者のベネットが1929年のイギリス映画"Piccadilly"の脚本を書いていることもあり、映画化されていたらいいな、と淡い期待を抱いたものの存在しないようで残念。

グランド・バビロン・ホテル

Steven Wilson”Get All You Deserve” (2cd/blu-ray pre-order)

Burning Shedからのメルマガ情報。
謎なリニューアルですが、2012年にリリースされた"Grace For Drowning Tour"のメキシコでのライヴを収録した4枚組ブックレットからDVDを抜いた物のようですね。
Get All You Deserve (2cd/blu-ray pre-order)
DVD込みを既に持っているので注文の予定はいまのところないですが、凄く好きな写真がジャケットに使われていて正直ちょっとグラッと来たw
数多のフォトからこいつを選ぶたぁ、わかってるじゃねぇか(また謎の上から目線)。

Steven Wilson - Harmony Korine (from the Get All You Deserve Blu-Ray & DVD)


Get All You Deserve

この辺は干し鱈も有名であると実況アナが言った。今週のお題「読書の秋」

先日のロードレース中継で聞いてふと思い出したこと。
アメリカの開拓民家族を描いたテレビドラマ"大草原の小さな家"でも有名な、ローラ・インガルス・ワイルダー原作の"インガルス一家の物語"シリーズに"長い冬"という巻があります。
長い開拓の旅を終えてインガルス家が定住したサウス・ダコタ州のある地域が大吹雪に見舞われ、鉄道が止まり物資が届かなくなったため7ヶ月もの間苦難の生活を強いられるという話なのですが、寒さと飢えと風の音に心身共に参ってきたある日、母さんがいざというときのために取っておいた干し鱈の切り身を出して家族を喜ばせるという……まあ、そんなことをつらつらと。

小学生のとき、図書館が近所に出来たのが嬉しくて毎日のように通い、インガルス家の本も借りて読みました。
このシリーズはまず福音館書店から4冊、その続きは岩波書店から出ていて、順番に読み進めていったら何かがおかしい。どうやら話が繋がっていないことに気づき、調べてみたら岩波で最初に来るはずの"長い冬"だけ置かれていなかったのが判明。なのですぐにリクエストを出して、しばらくして入荷されたので無事に読むことが出来ました。
はー、ノルウェーの干し鱈からこんなことまで思い出しちゃった。

長い冬―ローラ物語〈1〉 (岩波少年文庫)