海猫

腰が痛いのにどうしても手宮公園の満開の桜が見たい私。
「大丈夫か?」といいながら、連れてってくれた優しいおじさん。
こんにゃく湿布しながら、小樽へ。

まず、恒例の釣り場視察。
色内埠頭へとさしかかった時、目に飛び込んできたのは・・・・・・。
無数のカモメ。
これはただ事ではない!と直感。
しつこくお願いして戻ってもらう。

ほら、ほら!
何と色内埠頭手前の月見橋のたもとの原っぱ一面に海猫が繁殖活動をしていました。
数百羽・・・・多分、300羽以上の海猫が羽を広げてばたつかせて交尾、そのあとメスは枯れ草を集めて営巣準備。
それが広い原っぱのあちこちで繰り広げられて、それはそれは壮観でした。
30分も立って、その自然の営みに見入ってしまいました。

直感をしつこく言ってよかったー。
多分、めったに見れない光景。

そのあと、満開の桜を見に、手宮公園へ。
櫻並木の先に海が見えました。
圧巻でした。
大満足!
今日外したら、来年までおあずけと思い、矢も盾もたまらず、お願いした甲斐がありました。

南樽市場は残念ながらお休みで、仕方なしに新南樽へ。
魚あまりなく、かすべを買ってきました。

中学生、かすべの煮付けの骨を外したのでびっくり。
そうか、今までかすべの煮付けなんて余り食べなかったんだね。
かすべはね、骨も食べるんだよと教えました。

きっと今の若い母さんも知らない人多いのかも。

寝る前もこんにゃく湿布、今朝もこんにゃく湿布で腰の痛みは軽減しました!
恐るべし、こんにゃく湿布!

プレゼント

昨日Tシャツ頂きました。
それが、ただのTシャツじゃあないの。
麻とコットンの素材を蓬で染めたシャツ。
しかも胸には「蓬ほう」とベンガラで染めてある。

自然のパワーをたっぷり入れた衣であーちゃんもまたパワーアップ、ごはんもパワーアップ、食べる皆もパワーアップしますように。
だいすきなあーちゃんへ。

ってなにそれ、嬉しすぎるんですけど。

人生の後半にさしかかって、こんな出逢いに恵まれて、世界に一つしかないプレゼントまで頂いちゃって・・・・・。

嬉しすぎ!
幸せすぎ!

Tシャツと私の体が少々合わない所あり、いえ、合いすぎるって言った方が。
体のある部分を削った方が・・・・・。

いや、アメリカン女子のように堂々と腹突き出しましょう!
それともTシャツに腹サイズ合わせましょうか?

と言いながらおせんべ食べてる人、だーれ?

はーい、わたしです。

嬉しすぎる日でした。

平行線

男と女、夫と妻。
平行線の話しってあるでしょ?
ない?
うちはある。
毎度毎度、その話になると噛み合わない。
夫稼いで妻家事を守る、てな話しね。
いつの時代の話してるんじゃ?的なこの話し。
いつもながら、あったまにきてね。
そう、最近、言う事は言うんだ、わたし。
そこで、また、平行線。

じっと聞いていた孫1号。
「あのさ、平行線の話し、してなにか得る?どうせ噛み合わないんならその話はしないって決めたら?」
まあ、あなた、素晴らしい。
ほんと、その通り!
分かってるんだよね。
この人のこの考えは、死んでも変わらんって。
なに?
私もってかい?
そう、私も変えられません。
そんな時代錯誤の考え、そんな亭主関白な考え、そんな、そんな・・・・・・。
ほんと、平行線だわ。
はい、もうやめます!
決してその手の話は致しません。
ほんとかな?

短髪

今度こそ髪を伸ばそうと思ったのに、切ってしまった。
「いいのかい?僕に切らせたら短くするよ」
いいから、好きにして!

出来上がった髪型、2年前の夏思いっきり短くした髪型と同じ。
美容師の男性、なんか嬉しそう。
左は刈り上げで、右に行くほど長くして流れるような髪型。

2年前姪の結婚パーティーでその髪型にして着ものを着たら着ものによく似合ってとっても気にいってそれから、少しのばしたりしながら、何となく保っていた髪型。
あの時義妹に「アツコサン、何て髪型してるの。前の方がずっとよかったしょ」って言われて「あのね、この髪とっても気にいってるの。本人が好きでやってるんだから、とやかく言わないでね」ってはっきり言った。

あらー、私はっきり言ってるーって自分でビックリした。
それほど、何十年にもわたってあれこれ言われっぱなしでいたから、こんなにはっきり言えるのって自分で感動した位。
なんで今まで自分の気持ち言わなかったんだろう。
言われっぱなしで、でも、まあ、いいか、でもしゃくに触る、でも、仕方ないか、喧嘩も出来ないし、こっちが引っ込めばそれでいいし、まあ、きにしなければいいんだ、でも、気になる・・・・・てな具合にジクジクしていた。

これを機に関係がすっきりした。
相手も言わなくなった。
ってか、こちらが取り合わなくなった。
はい、貴女はそう思うのね。
でも私はそうは思わないのさ。

なんだ、これで良かったんだね。

長い葛藤だったなあ。

でね、またまた、すっきり髪型したら、気分もすっきり。
孫たちに「素敵なお婆ちゃんって感じだね」と言われ、大満足でございまする。

「俺より短い」とか「髪の短いのは女でない」とかそんなコメントいらぬお節介です。
私はもう、私の好きなように生きます!

って一応言ってみる。

松島へ

松島は何度も行っていますが、船に乗ったのは初めてでした。
松島の小さな島々があったお陰で町が守られたんですって。
その代り、小さな島々は津波で形が変わってしまいました。
その島の中に住んでいる人が沢山いて、津波によって亡くなった方々が多かったと聞いて、現地の人の生の声でその時の被害の状況を涙なくしては聞けませんでした。

3.11の支援「ようこそあったかい道」の何回目かのイベントの時、塩釜のカキ養殖の方々が、お礼にとキャラバン組んで炊き出しに来ていました。
カキの養殖が壊滅的被害を受けどうにもならない時、北海道の人が自分たちの為にしてくれる事へのお礼のキャラバン隊でした。
その塩釜のカキ養殖もほぼ元通りになったのを見て、涙が止まりませんでした。

今回は個人旅行ではないのでその方達にお会いできませんでしたが、5年目にしてやっとカキが養殖されたのを心からお祝いしました。
でもまだまだ、仮説住宅に住んでいる人が大勢いて、現実はとても厳しいという現場の声も聞かせていただきました。

今回の短い旅行の中で、一番印象に残ったのは、松島から塩釜迄の船での体験でした。

そして、仙台空港の柱に表示してある3メートルの津波がきた表示が印象的でした。
札幌から乗った汽車で護送される手錠をかけられ数珠繋ぎの5人の囚人たちと同じ車両に乗り合わせたこと、1015段の立石寺に登った事、花笠音頭に出てくる若松寺に行ったこと、梅が満開だったこと、新幹線が真新しい匂いだったこと、他にもいっぱい印象に残ったことがあった短くも濃い旅でした。

ミステリーツアー

ヒステリーツアーではなくミステリーツアーです。
新幹線に乗って盛岡へ。
そこから花巻温泉鉛温泉で一泊目。
次の日は仙台を通りぬけて山形の立石寺へ。
序奏は73段の階段。
本番1015段。
登り切りました。
何で頑張るのかわからないまま、股関節の痛みを我慢してまで何故に登ったのか自分でも分からないまま、頑張って頑張って登りました。
登ったら降りなくてはなりません。
わかってはいましたが、登る以上にしんどかった。
もう足がパンパンで一歩も歩けない、でも歩かないと誰も助けてはくれないし、人に迷惑もかけられません。
その夜のホテルは老舗の温泉で、女風呂へは長くて急な階段3個も降りるところでした。
茫然としてしばし階段を眺めておりました。
何故に階段?
降りたら登るのか?
階段恐怖症になった私。

しかし、若いのでしょうか???
次の日に筋肉痛が襲ってきて、帰宅した翌日の昨日、新札幌の森の湯温泉で足を揉んだら、なんと帰りにはスタスタ。
そして、今日は快適な足取り。
ああ、やっぱり私の体若いんじゃないかい?

でもー、うちの人、少々筋肉痛なれど、何もせんのにどこも何ともないって。
恐るべし、73歳!
完全に負けたぞ。

旅の話はまた今度。

引きこもる日

一歩もお外に出ない日。
月曜日から3日間、行事立て続けだったので。
でも可愛いお客様が。
どこからみてもメキシカンの彼、生後6カ月。
「この世にこんな可愛い子いるかと思うでしょ?」
「うん、それがそう思うのさ」
わかるわかる。
母親はみんなそう思うものだよ。

それがさあ、今じゃすね毛の生えたおじさんだよ。
とても私が産んだとは思えないよ。
あっという間だよ。
43年あっという間だったもの。

「子育てどうだった?」と聞かれたyっち。
「うーん、わかんない。だって私育ててないもん。あーちゃんが育てたんだもの。あーちゃんに聞いて」

はい、私がお育ていたしました。
貴女の子供を。
しかも、3カ月違いの子二人と一歳年上の子、3人お育てもうしあげましたのは、ワタクシでございます。
がんばりました!
近所のおばさんに「あんた、今大変だろうけど、きっといまにいいことあるよ」って慰められたほどの働き者でございました。
今日一日ボ―っとしたからってばちは当たりませんでしょう。

眠いのに、道東からその3人の孫のうちの一人が11時に着くバスでやってくるので、まだ眠れません。
明日から孫7人が揃います。
はあーーーー。
まだ、大変だけど、しあわせです。
もっといいことあるかなあ?