「君たちはどう生きるか」を見てきたのでネタバレ感想をまとめて読んだ
楽しかった。初見で話の筋がそこまで入ってきたわけではないけど、なんとなく意味がつかめる(気がする)のと、映像的におもしろく、見終わった後の感情はよかった。ただ露悪的な表現がちょいちょいあったのも事実で、小学生の子供に見せるかというと微妙。もし見たいと言われたら「ちょっと怖いとこあるかもしれないよ」とことわるかもしれない、でも、あえて何も言わずそのまま見に行くかもしれない。
以下、読んでよかった感想・考察と一言感想をメモしていく(ネタバレあり)。読んでもピンと来なかったエントリは落としているが、それにしても数が多かった。
続きを読む【読書】東京リベンジャーズを読みきったのでネタバレ感想をまとめて読んだ
Twitterやってて今まで「東リベという漫画が面白いらしい」という情報では一切興味が向かなかったのに、
— トドオカ (@todooka) 2022年11月8日
「東リベの最終回がヤバいらしい」って情報を見た途端にメチャクチャ読みたくなってしまうの、
自分が間違った漫画読者であることを痛感してしまう。
「最終回がひどい」と聞くと読みたくなってしまう現象に名前をつけたい。
ちょいちょい話題になっていたのは耳にしており、ちょうどスーパー銭湯の漫画コーナーに置いてあったので全巻読破してしまった。
前に「天気の子」でやったのと同じように感想を探してきて読んだ。
続きを読む2022年のまとめ
2022年は去年なんだ。ということを改めて体に教えるために、去年のことを書く。2022年は去年。今年は2023年。
読書
読書量は減少傾向で読書メモもほとんどない・・・と思っていたけど前半はメモしていたみたいだ。
これが去年だったとは、意外と覚えていない。やはりメモは書いておくとおもしろい。
投資・株式
売買はしていないが、勤めている会社のSOを受け取るための証券口座を新たに作った。株取引用の口座、確定拠出年金用の口座に続いて証券口座だけで3つ目。これがいつ整理できるのやら。ちなみに会社の株価はひどい安値で、SOを使うことは当面なさそう。
住宅ローン控除があと1年で終わるので、その後の身の振り方をぼんやりと考えているがそれ以上のことはない。
ガジェット
個人用のMacBookを買い替えた。ProではなくてAirにしたけどM1のおかげかとても快適。外部ポートが少ないのだけは不満だ。値上がり前に買えたのもラッキーだった。その他キーボードはちょくちょく活動があるが、カメラ・天文は低調。
育児
去年は試練の年だった。長男は夏頃学校でトラブルになり登校拒否、次男は言葉の覚えが悪く、検査の結果IQが平均以下であることがわかった。それぞれ問題が解消することなく年を持ち越している。ありがたいことに、現代の日本では助けてくれる人がとても多い。困難はありつつも自分の運の良さ、公的支援の充実を感じた。
親にとっての問題はあれど、子供は成長する存在である。例えばソバが食べられるようになったり、生卵にチャレンジしてみたり、そういう姿を見るのは喜ばしい。
健康・運動
春ごろ家族一同でコロナに感染した。大変だった。支援物資が届かなかったのを今思い出した。そこから先は再罹患はしていない。
夏には前段の育児問題の影響で鬱になった。子供の都合に振り回され思うように行動できないことが続いたこと、先が見えなかったこと、体を動かさなかったことが重なった結果だと思う。自分の親と話をした際に「とりあえず体を動かせ」というアドバイスをもらい、軽いランニングと筋トレを始めたところマシになった。体重は68〜67kgに増えた。ランニングをしても全然落ちない。でも、そういえば鼻炎に苦しむことは少なかったような気がする。
家事
夏にかけて鬱になった時は何もできなかった。嫁さんに泣きついて助けてもらった。
今はそこまででもないけれど、子供の偏食の癖に慣れてきたのか、何かを作っても食べてもらえないだろうという諦めが先に立つ。食事作りへの熱が枯れてきたことを感じる。7割以上は義務感と諦めでできている。
趣味
山小屋には都合5回行くことができた。カーシェアをメインで使ったが、軽微な接触事故を起こしてしまったのは痛恨の出来事だった。しばらく間をあけ、子供を連れて行くことができたのはよかった。リフォームに向けて業者に連絡を取るなど進捗もあったので、トータルで見ればプラスだろうか。
仕事
ポジションが変わったところになんとかついて行くことができた。去年は何にしても育児問題が大きすぎて、業務も業務外にも支障があり不満だった。家族の優先度を上げることに迷いはなかったが納得はしていない。
今年2023年は、また引き続き育児問題が自分の中心になりそうだと思っている。願わくば、問題がキレイに解消して山小屋で楽しく過ごしたことを振り返りたいと思う。
雑記
なんともなしに書いておく。
ランニング
夏にかけて本格的にメンタルが落ち込んでしまった。「どうしよう、晩ごはん作れなくなっちゃった」と嫁さんに泣きついたりした。嫁さんが在宅勤務の時はメシを作ってもらったり、自分しかいないときは割り切って外食にした。外食は外食で凹むのだが、食べないわけにいかなかった。
夏の終わりに親と子供と旅行に行って、「あんたスマホ見過ぎ。運動しなさい」とぐうの音も出ない正論を親にぶつけられ、そうですね、という気持ちになってランニングを始めた。
ランニングは何度かやっては膝を痛くして中断することを繰り返していたので、短い時間でもオッケーとすることにした。30分の有酸素運動なんてムリ。気分転換できればよい。そんなポリシーで始めたところ、驚くべきことに1か月と少し続いている。朝8時と夕方 or 夜の1日2回、5分〜10分で近所を走り、余裕があればラジオ体操をするルーチン。コンクリートと家ばかりでうんざりすると思っていた近所も、朝の空気と夕暮れの空はそれなりの精神安定作用をもたらしてくれるみたいだった。
PTA
たまたま子供の学校に関わる用事が増えていたところ、偶然にPTAの役員に勧誘された。匿名の推薦式で、誰が自分を推薦したのかわからずモヤモヤする。しかし無下に断るのも悪いと思い話を聞いてみたところ、ちょうど校長が変わり、コロナもあってPTA業務を改革しようという風が吹いているところなのだそうだ。自分がプログラマーだと話すと、まさにIT担当の役員が必要なのだという期待の視線を向けられた。
会社と家庭に加え、第3の仕事をやっていけるのか心配ではあるのだが、裁量がありそうな点とタイミングが良い点が気になった。断ったら後悔しそうなので、受ける方向に気持ちが傾いている。(が、まだ返事はしていない)
風景雑感
実家に帰っている。見たり感じたりしたことを忘れないようメモしておこうと思う。
- 駅から実家までの道すがら、どこかに新しい住宅が建っている。元には別の建物があったはずで、それはよく覚えているものもあれば、何があったか全然思い出せないものもある。そしてまた新しい工事を知らせる看板が立っている。
- 住宅地の侵食、拡大、新陳代謝という表現が当てはまるなと思う。
- 家まであと100mほどの最後の曲がり角、実家が見えようかというところで、自分は既になくなってしまった家の半分(通称:体育館)をリアルに想像している。あの玄関。あの植え込み。しかし角を曲がって実際に目に入るのは白くこぎれいな真新しい他人の家である。もう体育館はない。
- ショックや違和感というほどのものではないけれど、まだ風景が自分の中のものになっていない。慣れていないだけだと思う。1〜2ヶ月に1度でなく、仮に毎日見るようになったら慣れるんじゃないか。わからないけど。
- 実家の周りは空が広くて、家と家の間隔にゆとりがある。都会の空は狭い。家も隙間なく詰まっている。
- 家についてお茶を飲んでいるとウグイスが鳴いているのが聞こえる。庭の木が風にそよいでいるのが見える。
- 庭の向こうは川べりで開けていて、空がよく見える。隣家が迫っていないことは贅沢なことだと気が付く。まあ体育館は他人の家に変わってしまったけれど、それによって気づいた面がある。
- 静かである。時計の秒針の音だけが聞こえる。都会の家は常に換気扇が音を立てていてマシン室やデータセンターを思わせる節がある。
- 実家はピアノが弾ける。歌が歌える。
- 十数メートルに成長した木が林立する緑地が点在している。散歩中に木立の中のベンチで一休みしたら、木のざわめきがとても気持ちよかった。
コロナで日頃出かけていないせいか、いつになく郷愁めいたものを感じる帰省になった。
【読書】流血女神伝、火の丸相撲、ダイヤモンドダストほか
もう3月もおわり。この前の土曜、歯医者に行きがてら見た桜はきれいだった。親知らずで5年以上も騙し騙し付き合ってきた虫歯がいよいよ悪化し削ってきたのだった。
うむという感じ。どうも悪役のキャラクターが薄すぎるように思える。10巻の探偵と、最新話付近の登場人物に通じる「手のひら返しの薄さ」があるように思う。しかし単行本買うくらいにはおもしろいし好きです。
流血女神伝 ~帝国の娘~(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
よふかし最新話を読むアプリで。少女漫画かなと思いきや骨太なストーリーでとてもおもしろい。更新が楽しみ。展開遅いので原作小説も気になるが、ちょっと尻込みするボリュームのため今のところ漫画のみ。そのうち手を出すかも<原作
ジャンプのサイトで公開されていたのをきっかけに。とてもよかった。相撲ファンならわかってしまう特徴を備えた人、魅力的なのですなあ。それを抜きにしても成立する王道的おもしろさがある。一夏、一場所にフォーカスすること自体が一瞬で勝負が決まる相撲らしい。
ちまちま読んでられなかったので中古で全巻購入。ネットで細切れに漫画を読む行為は、実はストレスなんだなと改めて思った。あと物理本だとちょっとしたイラストや解説がついて満足度が高い。
はてブで見かけてKindleで購入。結論を先に述べ、統計でその裏付けをする本だった。結論の要旨を何処かにまとめておきたい気分。
ますます眠れなくなる宇宙のはなし〜「地球外生命」は存在するのか
「眠れなくなる宇宙のはなし」の続き。おもしろく読みやすい。2014年(うろ覚え。確かそれくらい)当時から2022年現在を見るとギャップがあっておもしろい。はやぶさ2は帰還したしね。
アプリで。こんな話だったんだ〜という感想。知ったかぶりして「うるほしやつら」と読んだ昔を思い出す。勝手に改造の源流を見た気分になった。あとラムちゃん最初からレギュラーじゃないのね。
これもアプリで読んでいる。不思議な魅力があるんだなあ。展開が遅いのでこれは単行本を買う気になれないのだ。
アプリで。最後まで読み切ったが正直惰性であった。椎名先生、次はぜひ青年誌でお願いしたいです。
どこかで評判を聞いて物理本購入。通して読んだが難しかった。プリント基板の自作方法とか、世界が広がったのはよかった。
お医者さんの書いた文学。暗さ、秋冬、経験が印象に残る。巻末インタビューで、どんな環境でこれらの話が出来上がっていくかわかる。ちなみに著者は母の友人らしい。