この頃


東京新聞の5月30日付の夕刊に「ロスジェネ世代からの発信」という記事があり、非正規雇用層の割合が高い若年労働問題に直面してきた20代、30代の当事者たちの雑誌、著作の刊行の紹介がなされていた。


失われた世代、ロストジェネレーションの略語にまとめられたくない若者の反骨精神も込めて、先週、30代の作家、評論家、画家ら4人が編集する雑誌「ロスジェネ」(かもがわ出版)が創刊されたという。


わたしのまわりに、就活で奔走している若者がいる。
沢山の数の会社を受けながら、段々と自身の場が見つかる若者たちでもあるが、若者の一喜一憂を見ていると、いつのまにか
彼らも企業も大変だなと思っている自分に気づきはっとする。


先週「今日は面接です」と筆記試験をパスして喜んでいた
学生も昨日会うと「相手にもされないレベルでした」と。
それでも先輩たちや友人たちのいつかまとまっていく独自な
出会いに感嘆して次に向かう勇気を得てる。
このような時、身に沁みるのは祈りとユーモアの大切さである。彼らの成長も目に見えてくるのもこの時期だ。




Taeko H