2024GW旅(最終日)

  • 最終日

 今旅は両日ともホテルは素泊まりにつき、金沢駅で朝食。8時前で既にどこもかなり混雑していて、最終的に昨日に続いて立ち食い蕎麦で済ました。
 最終日は車で石川県内を色々巡る。駅前で車を借りてまずは能登の南部へ。能登の北部は未だ復興途上であるものの、南部はこの日もかなりのドライブ、ツーリング客がいたように金沢周辺と同じ様に観光可能。目的地は羽咋にある気多大社だが、その途中の道の駅で休憩。海沿いにあり、浜辺まで下りる事が出来る。

能登の海

丁度地元の人達による?ゴミ拾い活動中だった。

 そして金沢市街から約1時間ほどで目的地に到着。

気多大社

ここは能登国一の宮で、公式サイトやSNSで「今行ける能登」としてPRしており、それを見て今回行く事にした。運転中なので写真は撮れなかったが、付近は水田が広がり、一面に水が張られた田んぼと山々の風景は美しかった。次は七尾や輪島にも是非行ってみたい。

 その後は金沢に戻ったのだが、昨日書いたように定番の観光スポットに行くつもりはなく、次の目的地は西部緑地公園。ここは金沢駅から見て西の北陸道沿いにあり、ツエーゲンが去年まで本拠にしていたスタジアムがある。もうここで観戦する事は無いだろうが、一目見ておこうと笑。

正面入り口

着いて外周を周ったが中の様子を伺えそうな場所はマラソンゲートくらい。正面入り口まで戻った後、ダメ元で中の管理室にいた係員のおじさんに少し中を見ても良いか尋ねたら、少しくらいならOKとの返事。自分としては↓のガラス扉越しにピッチ内が見れたらそれで良かったのだが、扉を開けてくれて、ピッチに入る事が出来た。

メインスタンド1階管理室付近
選手入場口からピッチを望む
メインスタンド
アウェイゴール裏スタンド

こうしてピッチレベルから見ると、スタンドが意外に近く見える。以前、マリノスのファンクラブ特典でホームゲーム後にピッチ脇まで行けるサービスをよく利用していたが、その時もスタンドにいる観客の一人一人の顔がよく見えて、迫って来るような迫力を感じた。陸上競技場でそうなのだから球技場では尚更近さを感じるんだろうな。

 公園を出た後は昼食。昨日寿司は食べたので、今日は金沢カレーということで幹線道路沿いにあるチャンピオンカレーの店へ。金沢カレーと呼ばれるタイプのカレー自体は食べた事あるが、金沢で食べるのは初めて。このチェーンはツエーゲンのスポンサーでもあるようで、昨日もスタジアムにキッチンカーが出ていた。個人的にカレーは水気の少ないルーが好みなので、金沢カレーは結構好き。付け合わせの千切りキャベツもgood。

チキンカツカレー

 食後は給油して車を返却し、土産を買って帰路へ。帰ると行っても北陸新幹線でそのまま東京に行くのは面白くないので、新幹線も延伸した事だし、今回は更に西進して敦賀~名古屋経由で帰る事にした(小松空港から飛行機もちょっと考えたが)。金沢から1時間ほど乗車して敦賀に着き、

敦賀駅

乗換時間8分で特急しらさぎに乗車。事前に駅構内の動線をチェックしていたが、やはり人が大勢いる中だとそれなりに時間が掛かり、特急に乗車して2分ほどで出発。完全に乗り換える為の時間しかないので、途中のキオスクで何か買う余裕も無かった。

 名古屋まで乗らずとも米原で新幹線に乗り換える事も出来たが、名古屋ならのぞみに乗れるのと、名古屋駅在来線ホームできしめんを食べる為。以前SNS名古屋駅ホームのきしめん屋は在来線ホーム店のみフライヤーが配備されていて新幹線ホーム店には無く、故に在来線ホームでは揚げたてが食べられると教えて貰い、ならば特急で名古屋まで行こうと。この3日間よく麺類を食べてきたが最後はきしめんで〆。

かき揚げ入りきしめん

 後は新幹線に乗って帰るだけ。途中富士山は麓と頂上付近が雲に隠れていて、逆にその巨大さを感じたりもした。

富士山

 こうして20時頃に帰宅。特に最後は電車に乗りっぱなしで疲労はあったが、深夜にU23の試合があったのでそのまま起きて試合を視た後、明け方に就寝。

J3第11節 金沢×岐阜(ゴースタ)

  • 旅行2日目

 2日目は朝から新幹線で北陸に向かう。7時台と早かったが長野駅構内は何軒か店が開いており、改札近くにある立ち食い蕎麦屋で朝食。

天たま蕎麦

やはり長野に来たからには蕎麦は食べとかないと。

  • 高岡へ

 朝食後、新幹線でまずは富山の高岡に向かう。金沢は過去何度も訪れていて、兼六園金沢城、近江町市場も複数回行ってるんでわざわざ今回行く必要は無いかなと。という中で地図を眺めていて高岡が目に留まった。ここは以前氷見に行った時に経由したくらいだったが、大仏や城が駅から近く、午前中だけ寄るには丁度良さ気で。富山で新幹線から在来線に乗り換えて到着。
 まずは駅から徒歩5~6分の場所にある高岡大仏に詣でる。

高岡大仏

 続いてそこからまた5分ほど歩いて高岡城址へ。

高岡城

前田利長による築城だが一国一城令で数年で破却されたという。本丸跡地の広場の片隅には利長の騎馬像もある。二重の堀に囲まれ、晴天なのもあって堀の水と緑が映えていた。敷地内には越中国一の宮である射水神社もあり、ここも参拝。

射水神社

 再び高岡駅に戻ると丁度新高岡駅に向かうバスが出るところだったので乗車し、11時前の新幹線で金沢に向かう。乗車時間15分ほど。金沢に着く直前には今日の目的地も見えた。

新幹線より望むゴースタ
  • スタジアムへ

 着くと金沢駅はかなりの人出で、長野や高岡はそんなでも無かったのでそのギャップに驚いた。海外からの観光客も多く、アジアから欧米まで幅広い。観光地として一定の知名度があるのだろうか。こういう時はコインロッカー探しに苦労するもので、実際臨時の手荷物預かり所も開設されていたが、観光案内所の人に教えてもらった場所が空いていてここで身軽になる。駅のレストランも混み始めていたが、まだ12時前だったのが幸いしてすぐに入れた店で能登牛のステーキ丼をば。ちなみに食後に駅構内を歩いていると、昨日長野で観たチームの監督が目の前に現れてビビった。あの体格や風貌からして絶対そうだと思うんだよな・・。日程を見るとこのチームは次節岐阜と対戦するのでその視察だろうか。
 スタジアムにへは駅西口からのシャトルバスで向かう。無料。前に並んでいた客同士の会話が聞こえてきたのだが、新スタジアム目当てで来たようで、皆同じ事考えるんだなと笑。10分ほど乗ってついに到着。

金沢ゴーゴーカレースタジアム外観

メインゲートはホームゴール裏付近に設置されており、そこからメイン、バックのスタンドに流れる動線

ホームゴール裏よりメインスタンドを望む

両ゴール裏はホーム側は全席スタンディング、アウェイ側はいわぎんスタジアムぽさもあるシンプルな形。一方でメイン、バックは2層かつ背もたれ、カップホルダーが付いている。また前日の長野もそうだったが、今のスタジアムは屋根が前方までカバーされている。

屋根(バックスタンド)

実際は前の方は雨が吹き込んで来るとは思うが、これまでの様なお飾りの屋根に比べたら格段の差。
 今日の席はバクスタ上層階の自由席で、中央ややアウェイ寄りに座ったのだが、岐阜サポも結構来ていてゴール裏だけでなくバクスタアウェイ側もかなりの割合を占めていた。調べたら岐阜駅から金沢駅まで特急+新幹線で2時間半くらいか。

アウェイゴール

遠地まで行くのはある程度観戦慣れしている人達だと思うが、年齢層も幅広く、各地、各カテゴリでこうやってファンの裾野が広がっているんだなと実感する。

  • 試合
選手入場時

 10節時点では岐阜が5位、金沢が8位。序盤は金沢がボールを支配して攻め込む場面多かったが、監督は伊藤彰氏なのか。いかにもこの人らしいパスとランを組み合わせたサッカーだったが、シュートがパンチ不足というか、良い形で攻めながらシュートが枠外だったり力強さに欠けてGKを脅かすほどのシーンはそれほど無くちょっと勿体なかった。メンバーを見るとDF畑尾、MF石原などJ1経験もある選手が何人かいたが、右サイドの小島雅也が金沢にいる事を知る。この選手は東京五輪世代だが、リオ五輪時にトレーニングパートナーとして帯同した四名の一人。他は冨安健洋、小川航基、渡辺皓太で、当時協会から次の五輪で主力となる事を期待された面々だったと思うが、その後東京五輪代表が始動した頃にはクラブでもレギュラーを掴み切れず代表からも遠ざかってしまっていた。経歴を見ると群馬で試合に出る様になって立場を築いた様だ。
 岐阜は前半は押され気味でカウンターがメインだったが、シュート自体は枠内に行く事が多く、後半は押し返すようになってサイドからのクロスでチャンスを作り出していた。このチームにも青木という経験豊富な選手がいるが、この選手や金沢の畑尾、大山と元大宮の選手が多いな。伊藤監督も元大宮のユース監督だから大山などはその縁だろうか。
 終盤はかなり岐阜が押していたが、攻撃がシンプル過ぎるというか、クロス、ロングシュートが目立ってあと一工夫あればと思う場面が何度か。ちなみに監督の上野氏を見ると何故かいつも韓国の申台龍(現インドネシア代表監督)を思い出してしまう。このまま試合は0-0で終了。この土日に開催されたJ1~J3の30試合中スコアレスドローは僅か2試合だったが、それを引き当てた形。

  • 試合後

 試合後は近くにある回転寿司屋へ。

寿司食いねぇ!高柳店

金沢に来たからには海鮮物を食べたかったが、金沢駅や近江町市場はどこも混んでいるだろうしな・・・と思っているとスタジアムから歩いて10分も掛からない場所に店があるのを知った。行ってみるとまだ16時台なのもあってか空いていて、大正解。ここで早めの夕食。大トロ、ノドグロなど普段あまり食べないネタを中心にしたので多少値は張ったがまぁこれも旅の楽しみの一つ。
 この店は東金沢駅からも徒歩10分程度なので、帰りは電車で一駅先の金沢駅まで戻り、ホテルにチェックイン。結局この日も1万歩以上歩いた。

J3第11節 長野×北九州(長野U)

  • 2024GW旅

 毎年1月下旬に今季のJの日程が出た時からGW旅の検討が始まるのだが、例によって未踏スタジアムを中心にチェックしていたら4/28に金沢の新スタで試合という。お、と思いつつ北陸はこれまで何度も行った場所でもあるし、未訪の能登地方は未だ震災からの復興途上で観光は時期尚早だな・・とも思っていると前日は長野のホーム戦もあるのを知った。どちらも専スタで行ってみたかった場所でもあり、2日連続で周れる機会もそうそう無い為、決定。
 

  • 長野へ

 長野市もこれまで旅行、出張で何度も行った事ある場所だけに今回は未訪の戸隠神社に行ってみたかったのだが、今日の試合は13時、明日も金沢14時からという事でとても時間が足りず断念。8時半過ぎに長野に着いた後はひとまず善光寺へ。

善光寺

ここは何度も来てるけど、今回は戒壇巡りを体験。戒壇巡り自体は高校時代に一度あった気がするがそれが善光寺だったかまでは記憶にない。
 その後は長野駅に戻ってバスで川中島古戦場へ。

武田信玄上杉謙信一騎打ち像

川中島の戦い、特に激戦となった第4次は有名だが、漠然と「北信濃」、「妻女山」、「海津城」といった地名、城名は認識しているものの、実は現長野駅からバスで20分程度の場所と知ると意外な気もする。中は広い公園となっていて、八幡社という神社もあってここに上記の像や第4次合戦の布陣図などがある。

公園内の新緑

この日はよく晴れていたせいか、公園内の木々も映えていた。毎年GW旅の度に新緑が印象付けられている気がする。これほど目に鮮やかな緑ってこちらではあまりお目に掛かれない、というか建物が多すぎて新緑の印象が薄まってしまうのかもしれない。

  • スタジアム

 川中島古戦場に行ったのはスタジアムと方面が同じだからというのが主な理由だったが、直接歩くと約2.5kmということで、バスで距離を稼いで(と言っても2停留所程度)、スタジアムまで歩く。

スタジアムまでの道のり

この様に長い一本道で、両サイドに各種量販店が建ち並ぶ典型的な郊外のロードサイドといった風情。途中には生協の大きなスーパーもあってここで飲食物を調達出来たのは良かった。そうして歩いていると彼方にスタジアムの姿が。

長野Uスタジアム遠景

ここも杮落しは2015年ともう10年近く経つが、今までなかなか行けなった。新幹線で東京から1時間半という十分日帰り出来る距離感が灯台下暗しとでも言うか、こうした未踏スタジアム巡りは大型連休かつ遠地になりがちなんで、いつでも行ける(と思ってしまうような距離感の)スタジアムは逆に行くタイミングが無かったりする。
 着いてすぐ入場したが、どの席も背もたれ付きでカップホルダーも備わっており、屋根も最前列付近まで掛かっている。

1階席より

収容は約1万5千と知り(場内に記載有り)、(敷地の問題などは抜きにして)三ッ沢がこんなスタジアムだったらと思わずにいられなかった。

  • 試合
選手入場時

10節終えて今日の両チームは同勝点、得失差も1つ違うだけの12位、13位というほぼ同じ立ち位置での対戦だった。両チームとも長野の加藤弘堅、北九州の永井龍などJ1/J2を知るベテランがいるのも共通している。
 試合は開始早々に北九州が先制するも、前半はほぼ長野ペース。前半15分頃にFKから頭で合わせて1点返すと、約10分後には左クロスをファーで折り返して最後は中央で合わせて逆転。このゴールを決めた浮田は経歴を見ると柏U18出身とのことだったが、ここは本当に様々なタイプの選手を輩出する。チームによっては特定のポジションから好選手を輩出する例もあるが、柏はGKからFWまで、FWでも細谷の様なスピード、切れで勝負するタイプや、この浮田や森海渡、指宿洋史など大型CFタイプまで幅広い。
 育成と言えば試合を観ていると北九州の選手にやたらゴツくて(特に太腿が大きい)、パンツがサイズ小さめ、ソックスを膝上まで上げて後ろ髪を伸ばしているというまるでプロレスラーみたいな風貌の選手がいて気になってしまった。

北九州MF高吉

これまた経歴調べると川崎のアカデミー出身てことで、(失礼ながら)その意外性がちょっと面白かった。このチームも巧いMF量産と見せかけて結構ポジション/タイプ幅広く輩出している。

 長野は更に30分過ぎにも追加点を挙げて3-1で前半終了したが、後半は北九州が主導権を握る時間帯が多かった。後半15分に1点返すと以降は押し気味に試合を進めて、同点に追い付いてもおかしくなかった。そこは最後まで長野の守備が奮闘してそれ以上の失点は許さず、3-2で長野の勝利。

アウェイ側での攻防
  • 試合後

 帰りはスタジアム前に篠ノ井駅行きのシャトルバスが待っていてそれに乗車。特に並ぶことも無くスムーズに乗れて、長野駅に戻った後はホテルへ。駅からは少し離れているのでホテル近くで夕飯にしようと、歩いて数分の蕎麦屋にしようと思って行ったらこの日は予約客のみという事で、近くのラーメン屋で塩ラーメンを食って、初日が終了。

ACL準決勝第2戦 横浜M×蔚山現代(横浜国際)

  • 雨の準決勝

 湘南戦の観戦記で今季観に行ったマリノス戦は雨が多いと書いたが、特に平日は今日を含む3戦全て雨天。

スタジアムへ

そしていつもの如く開始に間に合わず、着いたのは前半3~4分頃。
 今日は1階席のみ開放してこの天気だったので、自席のバクスタアウェイ寄りの屋根下はかなり埋まっていた。屋根下なので声もよく響いていたな。

  • 試合
自席より

 自分が席に着いた時からマリノスは相手に殆ど攻めさせず押し込む展開が続いていた。そして前半10分過ぎに相手の自陣ゴールエリア内でのミスから上手くボールを拾った植中がゴール前で冷静に決めて先制。そして20分過ぎにはアンロペがゴール前中央でグラウンダーのシュートを決め2-0とトータルで逆転。更に30分過ぎには再び植中がエリア外中央からミドルを決めて3-0。あまりに理想的かつ完璧な30分だった。
 ただその数分後に取られたCKから蔚山に1点返されると、徐々に相手はサイドから圧を強めてきて受けに回る事が多くなる。そして1点目から数分後に再び(相手から見て)右サイドを突破され、エリア内で相手が切り返した所にボールがスライディングしていた上島の腕に当たってPK&退場。このPKも冷静に決められて一気にトータルでタイになってしまった。(ACLではアウェイゴールルールは無く、この時点で2試合トータル3-3)
 これ以降、最初の30分が嘘の様に相手に圧倒される時間が続いた。前半の残り時間でもバー直撃シュートなど3失点目をギリギリで回避する場面が何度かあり、2失点で前半を終えられて御の字と言う内容。

 後半もいきなりゴールを割られたが、これは相手がシュートした時に味方がオフサイドの位置にいたということでVARの結果ノーゴール判定。ノーゴールに救われたとは言え後半始まって粘るどころかあっさりシュートを決められたんで、先が思いやられる展開ではあったが、今思えばこれがある意味でこの試合を象徴と言うか転機だったのかもしれない。以降もずっと攻められてポスト直撃も少なくとも2回はあったし、ワンサイドゲームだったが最後の一線で踏ん張って失点せず。この守備の粘りはACLで勝ち進む上で大事な要素で、これまでマリノスはこの大会で不用意に攻め合って敗退する事多かったが、今季はこの点がこれまでと違う点。
 ただ蔚山の分厚い攻撃は単に数的優位以上のものを感じたのも事実だった。後1点でトータルで再逆転となれば焦って縦に急ぎ過ぎるだろうし、韓国のチームはそうした展開になりがちでもあるが、じっくり後ろから展開してサイドに展開→人数を掛けたコンビネーションで突破やクロスという様々なパターンを見せてマリノスゴールに近付く。片方のサイドに寄った時は常に逆サイドの選手が手を挙げてボールを要求し、そこにサイドチェンジを一発通して一気にチャンスという場面も何度か。監督は洪明甫だが、この人は自国のサッカーが持つ強みと弱みを冷静に把握している印象。サイド突破やセットプレーなど少ない手数でゴールを取り切る強みも、縦に急ぎ過ぎてリズムが単調という弱みも、全て把握した上でのあのサッカーなんだろうなと。
 その他蔚山にはブラジル人の他にスウェーデン人2人にハンガリー人もいて、近年Jでも北欧の選手が増えているが当該国の選手や代理人からすればJやKリーグが東アジアの「マーケット」として認識されるようになった、その反映なんだろうな。

 VARノーゴールから後半終了までまだ40分以上あり、実際ずっと攻められて最後まで気の抜けない展開が続いた。90分が終わり延長になってもまだ30分あるのかという感じで耐える時間だったが、さすがに延長になると蔚山も消耗して徐々に出足が鈍くなってマリノスが前に出る場面も見えるようになった。特にアンロペは前に張ってそれほど運動量ある訳では無かったが、前でボールを持つとそれをキープして味方の上がりを待つなど、数的不利時の1トップ選手として出る限りの事はやっていたと思う。
 交代も80過ぎの水沼、宮市、延長入った後の天野と最後にベテランを投入したのは試合を落ち着かせる意味とPK戦も意識した面はあったのかな。まぁ多少前に行ける場面も作れるようになったとは言え基本的に押されるのは変わらず、最後の最後まで相手の攻勢は続いて、そして120分間それを凌ぎ切った。

 後出しではあるがPK戦になった瞬間、これはマリノス貰ったなと思った。こういう展開は得てして守り切った方が勝つものだし、過去のACL日本勢、特に浦和の準決勝を振り返るとvsKリーグ勢、120分間の死闘、PK戦というのはデジャブ。
 PK戦マリノスは最初のアンロペから水沼、松原、天野、エドゥアルドと全員30代のベテランで皆GKの逆を突くシュートを決めた。蔚山GKは代表の趙賢祐だったが全て逆を突かれ、あまりPK戦は得意では無さそうだった。まぁPK戦の順番は経験を意識したんだろうな。恐らく6人目以降も宮市、畠中と年長組が蹴る予定だったと思われる。こうした時のベテランの経験値もこの大会を勝ち抜く上で重要だなと改めて思ったが、逆に実は年齢層高めなチームで、1つのサイクルが終了しつつあるのも感じる。ある意味で「アガリ」の状態というか、(リーグ優勝した)ピーク時ほどの強さは無いが経験が加わった、年齢高めの、より強かなチームがACLを勝ち抜くんだろうなと。
 蔚山も4人目まではポープの逆を突くキックが多く五分五分だったが、5人目の金民友(元鳥栖)のキックをポープが止め、最後エドゥアルドが決めて勝ち抜け。

  • 試合後所感

 痺れる試合だった。これまで観戦したACLの上位ラウンドの試合は全て浦和の試合だっただけに、マリノスがこの場所にいるのがまだ掴み切れて無い面もある。3-3どころか、更に1~2失点してもおかしくない展開だったが、これを凌いだことでこの大会で見せている守備の粘り強さに対して自信を深めた感もあるな。決勝はアル・ヒラル来たらミリンコビッチ=サビッチやクリバリが日産、もとい横浜国際で観れるなとか思ってたのだが笑、まさかのアル・アイン。このチームも監督があのクレスポという事で楽しみ。日本勢は決勝行ったらほぼ勝ってるが、今回も緒戦のホームでしっかり勝って、2戦目はアウェイでもしっかり試合をコントロール出来るのではないかと思う。丁度、鹿島が優勝した時の様に。

 中国勢の勢いが無くなった今は決勝行くにはKリーグ勢を倒さないといけない。今日の蔚山もサポは結構来ていたが、前半は1人だけ屋根下を出て応援している男が。

アウェイゴール

後半になると数人に増えた。蔚山のチャントは日本でも聞き覚えのあるものが多く、去年現地でKリーグ観た時も感じたが、ここはYouTubeとかでJや各国のチャントを視てるんだろうなと。蔚山のスタジアムは2002年の会場かつ専スタなのでいつか行ってみたい。

 PKまで行ったのでいつもの「NISSAN STADIUM」のロゴが隠されたスタジアムを出たのは22:00。

横浜国際総合競技場

雨で疲労も溜まったので、さすがに当日この観戦記を書くエネルギーは無く、翌日に持ち越し。まぁ何はともあれ勝ち抜けて良かった。

J1第9節 川崎×東京V(等々力)

  • このカードの観戦は19年振り

 ヴェルディの昇格により、このカードを観るのも久々だなと思っていたが、過去一度だけ観たその試合は丁度19年前、2005年の4月だった。
barcaw.hatenablog.com
 歳がバレるが社会人になって最初の観戦でもあった。↑の記事を読み返すと、我那覇ジュニーニョなど懐かしい名前が出てくるが、この年は川崎がJ2から昇格してきたシーズンなのを思い出した。それから19年経って両クラブの立ち位置は大きく変化したが、今度はヴェルディが昇格チームなのも何かの巡り合わせだろうか。

 今日は武蔵小杉から路線バスを使って行ったのだが、バスに乗る時に運転手のカバンが目に入り、そこに浦和のリストバンドが付いていた。カバンは料金箱脇の目に入りやすい場所だったんで、等々力近くを通る路線で両チームサポが多数乗車するのを見越して敢えてそこに置いたのだろうか笑。自分もJサポの1人だよと。あるいは同時刻に埼スタで行われるレッズ戦は仕事で行けない代わりにリストバンドだけ持参したのかもしれない。
 そんな体験もありつつ現地へ。

等々力緑地の新緑

 桜の時期が終わった今頃から今度は新緑の季節。緑が映えていた。毎年この緑を見るとGWも近いのを感じる。

  • 試合
選手入場時

 両チーム共に勝ち切れない、勝てない試合が続く中での対戦だったが、序盤は一進一退、特にヴェルディは球際激しくボールを奪ってショートカウンターという場面が目に付いた。川崎ゴールに近付くシーンは何度かあったが決定機と呼べるものはあまりなし。川崎はマルシーニョや脇坂が相手ゴール近くで前を向いてボールを持てば何か起こりそうな雰囲気はあったが、その場面を作る為にボールを運ぶのに難儀していた印象もあった。前半半ばだったか、左サイドからの連係でエリア内で脇坂が放ったシュートは右ポスト直撃。振り返るとこれが最大の決定機だった。
 試合が進む内に両チームの主将にして中盤のプレーメーカーである脇坂と森田のプレーに注目して観るようになった。脇坂は安定したボールタッチから中盤の潤滑油的なパスワークだったが、この選手は背格好や佇まい、プレーリズムから遠藤保仁に似たものを感じている。今はトップ下、2列目がポジションだが、もう少し年を重ねたら遠藤の様にもう少し下がり目の位置からゲームメイクする役割になるのではと思う。一方で森田はより活動的なプレーメーカーという印象。ピッチ幅広く顔を出して守備面でも貢献しながら展開するパスを出すスタイルで、去年昇格POで観た時よりも上手くなっているというか、J1のレベルに適応してスケールアップしているようにも見えた。前半は0-0。

 後半は川崎が攻める時間が長かったかなと思うが、決定機はマルシーニョが抜け出してドリブル独走→シュートは枠を外れた場面くらいで、攻め込みつつGKマテウスを脅かすシーンはそれほど無かった。これは今季だけに限らないが、2020~21年で連覇した時のサイドアタッカーとCFの能力をフル活用した433が今のメンバーにはハマってないんじゃないかと。適性あるのはマルシーニョくらいで他は無理矢理3トップのウイングやCFに当てはめている印象を受ける。FW山田は右サイドでよく体を張ってたとは思うが、ウイング、サイドアタッカータイプには見えず、能力をフルに出し切れていない印象を受けた。昨年3トップの中央に置かれて苦戦していた宮代が、今季神戸で2トップの片方、セカンドトップの役割で既にここまで4点取ってるのを見て尚更そう思う。
 その意味でヴェルディは染野、木村の2トップという構成がハマってたかなと。実際に観ると2人共体が大きく、中央、サイドと幅広く動いて相手守備に圧力を加えていた。

ヴェルディの2トップ

染野は前節のFC東京戦でのゴラッソなど、ワンランク高みに達しつつあるように思うのだが、今五輪予選戦っているU23に選ばれなかったのは、山田に加えて更に染野まで抜かれると死活問題だけに、クラブからの要望だったのかなと。

 0-0のまま試合は進んで、ATは3分。ここ最近の観戦はAT9分、8分という試合ばかりだったんで正直短く感じられて実際そうだった。この間ヴェルディが攻め込む時間が増えて、今季のこのチームの試合展開からしても何か起こりそうだと思っていたのだが、このまま0-0で試合終了。

  • 試合後
選手入場時のアウェイ側

この引分けで両チームは15、16位変わらず。9試合消化し、そろそろシーズン序盤とも言えなくなってくる時期だが、今のうちに次の1勝を挙げておかないとズルズルと下位に滞留して残留争いに巻き込まれかねない。個人的な印象として、序盤は好内容ながら終了間際の失点などで惜しくも勝点3または1を逃し続けるチームは夏場以降はそうした内容や粘りも薄まって徐々に負けが込み始める事が多いように思う。いわばチームとしての集中の糸が切れてしまうというか。その意味で7~8月の夏場までの過ごし方がシーズンを左右するようにも。

J1第8節 横浜M×湘南(日産)

  • 今季初の晴天

 今年観に行ったマリノス戦は2/25東京V、3/1福岡、4/3川崎と全て雨だったが4戦目にしてようやく晴れ。晴れと言うか気温20℃越えの暑さだったが、今日はいつもと違って川沿いを行くルートで行ったらスタジアム近くの鳥山川沿いの桜はまだギリギリ見頃だった。

鳥山川沿いの桜

去年、今年と見頃の時期に天気が宜しく無く、こうして晴空の下で花見するのは久々な気がする。

 晴れたのは初と書いたが、ホームゲームはいずれも水曜で開始後に現地着だったので、試合前にこのスタジアムに着くのも今季初という笑。開始の20分ほど前に着席。今日は14時開始で昼食はスタジアムでとも思ったが、現地に着いて更にキッチンカーに20~30分並ぶのもなぁと新横浜駅近くで済ませた。昔の様に開門に並ぶくらい早く行けば席を確保した後で買いに行こうかと思うが、指定席が定着した今はその為だけに早く行こうとは思わない。
そんなこんなで選手紹介が始まり、試合が始まった。

選手入場時
  • 試合

 マリノスは今季初めてアンロペ、エウベルの2人共スタメンを外れ、CB渡邊(泰)、アンカーに榊原、前線3人は水沼、塩貝、小池(裕)などかなり思い切ったターンオーバー。さすがにACLを来週に控えてはそうなるか。序盤は湘南に押されてゴール前まで運ばれるシーンも目に付いたが、徐々に押し返すようになった。そんな中で前半半ば頃に右サイドライン際で粘った水沼のクロスをゴール前の塩貝が押し込んで先制。この選手は特別指定として水曜にJデビューしたがあまりプレーは視れておらず、今日スタメンと聞いてちょっと楽しみだった。結構大柄で、ゴール以外にも前線でよく粘ってボールも収めていたプレーが印象深い。経歴を見るとU15横浜FC、U18は国学院久我山と来て慶大在学中(2年)か。久我山は選手権に出ると必ず文武両道について語られるが、この選手もAOで慶應に入ったとのことで、サッカー観点だとこのまま伸びていけば卒業を待たずプロ入りする予感もある。
 塩貝の他に今日は湘南の鈴木章斗にも注目していた。阪南大付属校から加入して3年目。昨年は公式戦10ゴールに達し(パリ五輪世代では細谷に次ぐゴール数だと思う)、今季はリーグで既に3ゴール。この選手は選手権で観ていたのもあって気になる存在だった。ただ今日はあまりチャンスに絡めなかったな。
barcaw.hatenablog.com
鈴木と塩貝は1学年違いで大学進学、高卒プロと言う点でも異なるが、U15はJユース、U18は高体連なのは共通している。
 先制後もマリノスが主導権を握って、湘南の攻撃は単発で終わる事多し。湘南についてはいつも通り全員が労を惜しまず走るサッカーだったが、手札が1つしかないというか、マリノスのSB裏にボールを入れたいという意図が見えていたので逆にボールをカットしやすい面もあった。ただマリノスから見て左サイドは少し不安定で、渡邊、加藤がパスミスしたり相手を抑えきれずにピンチを招くシーンもあった。そんな流れで前半終わり頃にマリノス視点で左→中央とボールを運ばれそのまま同点弾を決められた。

 後半は開始早々に右サイドから逆サイドに大きく振ったパスから左サイドの小池がミドル、これを湘南GK馬渡が正面に弾いて、それをナム・テヒが詰めてマリノスが勝ち越し。
 勝ち越した後は後半10分過ぎにアンロペ、宮市、半ばには山根、ヤンマテを入れたが、正直ターンオーバーの割にはアンロペの投入早すぎないかとは思った。まぁそんな中で時計は進んで後半30分過ぎに縦パスに抜け出したアンロペを大岩が倒し、これがVARで退場と判定され数的優位に。これで得たFKは馬渡に防がれ、それを拾ったヤンマテの右サイド斜め45度のシュートもバー直撃で3点目は奪えず。思えばこれが最後の決定機だったように思う。
 その後は湘南が1人少ないのを感じさせないプレーでサイド起点にマリノスゴール前に近付く場面が増え始め、今度も1点目同様にマリノスの左サイドから中央に運ばれたボールを福田に同じ様なシュートを決められて追い付いかれた。
 ATの8分含め、その後は一進一退という展開で数的優位を生かせずそのまま2-2で終了。

  • 試合後所感
アウェイ側

 ターンオーバーした中で最低限の勝点1を獲った試合だったが、今後出番を増やしそうな人、そうではない人が見えた感もあった。まぁ今は完全にACLに照準合わせているだろうし、ここ最近の守備の粘りとワンチャン決めて勝ち切るスタイルはまさにACLで求められる仕様。17日の試合では今日出なかった選手も復帰するだろうし、またそうしたサッカーが見れるものと期待している。
 今日の観衆は23,437人だった。福岡戦は19,487、川崎戦は26,031だったが、この違いは主にアウェイサポの数。つまり(恐らくは)ホーム側の人数は大して変化が無いのよね。自分の様に3試合全て行った人間ばかりではないと思うし、あまり人の多くないバクスタ2階アウェイ寄りで観ている印象に寄せられている面もあるが、どこか人数なり熱気が広がってこない印象もある。
 観客と言えば今日は普段より外国人観戦客が多かったな。自分の後ろや近隣席、スタジアムの行き帰りにも家族、友人連れが何組もいた。以前から見掛けない事は無かったが(というより年々多くなっている印象)、今日はこれまでにない規模だった。訪日、在日の外国人に何らかのプロモーションがあったりしたのだろうか。

 試合後はすぐスタジアムを出てDAZN東京ダービーなど他会場の試合をスマホで視つつ帰宅。

J1第6節 横浜M×川崎(日産)

  • 新年度

 24年度が始まり最初の試合。こういう平日の試合に余裕持って行けたためしがないのだが、今日も例によって夕方に色々舞い込んで出発が遅れ、着いたのは前半10分頃。ただ東急が新横浜に乗り入れるようになって、菊名乗り換えの時間ロスが減ったのは、特にこういった平日の試合では大きい。
 スタジアムまで歩いていると川沿いの桜は五分咲きといったところ。

鳥山川沿いの桜(ブレているが・・・)

前の家には近くに桜並木があって開花状況を毎日チェック出来ていたが、今は周りに無く、ここまで咲いているとは知らなかった。今週末~来週末辺りが見頃か。

 前半11~12分頃にようやく着席。2階まで階段を上がっていると途中歓声が上がったが、これは川崎ゴール前でのアンロペの決定的なシュートだったらしい(枠を外した)。

  • 試合
場内の様子

 到着後は一進一退、ややマリノスペースかなという展開だったが、前半の半ば以降はかなり押し込むようになり、川崎の攻撃も単発に抑え込む。特にCKから何度もチャンスを迎えて、結果的にはここで1点取っておきたかったという内容だった。CKを頭で合わせて枠を捉えたり、ポストをかすめるシーン、押し込んでバーに当たる場面など前半だけで2~3度決定機があった。

 後半は少し試合が落ち着いて、お互い相手ゴール前までボールを運ぶが決定機までは、という時間が続き、半ば頃に川崎がマルシーニョを入れてファーストタッチでいきなり決定機を迎えるなどまた流れが変わりそうだなと思い始めた矢先に、そのマルシーニョのファールがVARでレッド判定となり退場。映像で見るとボールにも触れていたように見えたのでちょっと厳しい判定かなとは思ったが、これで残り約20分を数的優位で戦う事に。
 その後はマリノスが押し込んで、ゴール前であと一押しすれば、という場面も2度程あったが、ジェジエウ、高井のCB陣を中心とする川崎守備陣に阻まれ最後の一線を越える事が出来ない。既に後半半ばにエウベルは下がっていたので前線で頼りになるのはアンロペのみとなり、そのアンロペも厳しいマークでなかなかシュートまで持ち込めない展開が続いた。この2人は開幕からリーグ、ACLとずっとスタメンだが、そうせざるを得ないほど他のアタッカーと質量ともに格が違い過ぎる。
 ATは11分もあったのだが、この時間になると川崎がカウンターでマリノスゴール前までボールを運ぶようになって、終了間際にはゴール前でフリーでボレーを打たれる場面もあった。川崎の選手はサイドの狭い局面でも少なくとも1人は剥がせるだけの技術があるので、数的不利でもボールを前に運べてしまう。そのすぐ後にはカウンターでアンロペが川崎ゴール前までドリブルするも相手に上手く抑えられて、試合終了。

  • 試合後所感
アウェイ側

 今日は両チームCB、畠中&上島、ジェジエウ&高井の奮闘と質の高さが目立つ試合だった。どちらも守備だけでなく時にはそのまま前にポジション移動して攻撃に絡む積極性もあった。このカードで0-0は珍しいが、16年3月のナビスコ杯GL以来らしい。リーグ戦だと12年6月(等々力)の試合以来実に12年振り。
 今季観た中では何とか逆転勝ちした開幕のヴェルディ戦、カウンターを何度も浴びて0-1負けのホーム福岡戦に比べ、一番内容が良かったと思うが、同時に相変わらずのエウベル、アンロペ依存と若手の底上げ不足というのが見えた試合でもあったな。何と言うか余裕が無いというか、まだシーズン序盤なのに全てをACLに懸ける状況になってしまっているようにも。夏の補強など新戦力という刺激が無いと果たして2024年を乗り切れるのか不安ではある。(と言う中で浦和TD西野氏の招聘報道があったので興味深く見ている。)

 スタジアムを出た後は横浜線を使う友人と途中で分かれ、新横浜から帰宅。今日は臨時列車が出ていた。マリノス戦では初めてか?相手が沿線の川崎だったからだろうか。