5月17日㈮。
映画を2本見た。
昼頃「川越駅」から埼京線にのって、1本目の駅「南古谷駅」下車。駅から、わたしの足で6〜7分くらい歩くと「ウニクス南古谷」へつく。
13時20分から大森立嗣監督『湖の女たち』を見る。
17時に仕事帰りの妻と合流。
同じ「ウニクス南古谷」で、18時20分から、吉田恵輔監督、石原さとみ主演の『ミッシング』を見る。この映画に感動した。
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吉田恵輔監督の『ミッシング』。見るかどうするか検討中のかたは、見逃さないでください。
石原さとみの映画を見るのは、はじめて、ではなかった。きれいな女優だとおもっても、とくべつな印象はなかった。
娘が行方不明になった。いつになっても、出てこない。発見されない。
焦りから心のバランスを失いかける母を、圧倒的な迫力で演じている。
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SNSの中傷、誹謗、からかい…。
視聴者の関心がうすれると、新しいネタに切り換える浮気なメディア。
母(石原さとみ)と、そして父(青山崇高)は、傷つき翻弄されながらも、娘の目撃者をさがしつづける。
石原ひとみの他、夫役の青山崇高、地方テレビの記者・中村倫也も……出演者がそれぞれよかった。
企画は、問題作を発表しつづける故・河村光庸プロデューサー(『新聞記者』、『妖怪の孫』)。
細部にこだわる、丁寧な演出。脚本・監督は、人間の弱さ、悲しみ、を凝視する吉田恵輔。
妻もわたしも、スクリーンから目が離せなかった。
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