何かもう、どうでもよくなってきた…

 先日、「バイオハザードIV」の DVD を見ました。同名のゲームの映画版ですが…1はゲームの外伝と言えなくもないオリジナルストーリー、2はゲームの舞台と融合したオリジナルストーリー、3はゲームの舞台を完全に無視して人類が滅亡した後という設定のオリジナルストーリーでした。そして4は…ゲームの設定があちこちに見られつつも、基本的に人類が滅亡した後の話なので、やはりゲームと関係無いようなオリジナルストーリーでした。わずかしか人類が生き残っていない世界で、主人公がゾンビから逃れつつ、アンブレラと戦う話です。
 この映画、一番の問題点が、敵役となるアンブレラ社の行動基準です。人類のほとんどがゾンビ化した世界で、いったい何をしたいのか、さっぱり分かりません。3では、ゾンビになった人を元に戻そうという努力をしていましたが、4で生物兵器を延々と研究している感じです。しかし文明が崩壊した中、何かを作っても買ってくれる人はなく、生き残った人々を支配するにも、アンブレラ社以外の人間がほとんど残っていないようにも見える状況です。ある程度の生存者がいたとしても、既存の兵器で楽々支配できると思われます。では、一体、何のために何を作っているのでしょう?
 もし3で人類が滅んでいなかった事にするなら、それほど変な話でもなかったかもしれませんが…3があるが故に、世界設定が無理だらけで、その無理を修正できないまま、無理矢理ストーリーを作ってるというのが感想です (--;)


 とは言え、ストーリーを忘れ、単なるB級アクションと思って見れば、なかなかの映画かもしれません。序盤で超人的な力を失ったはずですが…実際は、更に強化されているとしか思えない主人公が、ゾンビ達を相手に見た目優先のアクションを繰り広げます。何も考えずに格好良いアクションを楽しむなら、十分見れる作品でしょう。
 来年、5が公開予定ですが…悪い意味で、ストーリーが想像できません。バイオハザードって、ゲームを元にした秀作な小説もあるし、CG映画もあるし、いくらでもストーリーを作れる素材なんですが、この実写映画シリーズだけは、袋小路に入ってしまっている感があります。いっそシリーズ終了にして、新しい俳優を使った新シリーズにを始めた方が、色々楽だと思いますが…どうでしょう?もっとも、興行収入は非常に良いので、簡単に切り替えたりは難しいのかもしれませんが。


 ちなみに、DVD の発売から半年ですが、既に Blu-ray(2D版)が1,500円程度になっていました。Amazon で見ると、DVD とのセットが1,582円。Blu-ray のみは2枚で3,000円の対象商品。えらい時代になったもんです。



 蛇足ですが、映画見てたら、原作のゲームの方がやりたくなってしまいました。特に初期の作品。どうすればいいかな…。

その謎…LOST


 先日、海外ドラマの「LOST」、全121話を見終えました。一年前くらいからレンタルで見始めて…最初はスローペースだったのですが、数ヶ月前から、ゲオの100円レンタルを利用して急激にスピードアップ。平均で、週に5話くらい見るようになって、ついに完結しました。
 日本での話題はほどほどですが、アメリカでは「24 -TWENTY FOUR-」に次ぐ人気作。概要を知ってる方は多いでしょう。飛行機事故で謎の島に漂着した48人の生存者が、数々の奇妙な出来事に遭遇する中、脱出を目指し、サバイバルを続けるストーリーです。
 特徴的なのは、謎の多さと、見事な伏線です。「24 -TWENTY FOUR-」は危機また危機でしたが、こちらは謎また謎です。わりとあっさり解決する謎も多いのですが、それはまた新たな謎につながって行きます。そして伏線の数々。まさか、このエピソードが、こんな事に使われるのかと、何度も驚かされました。
 ただ話が複雑なので、私のように DVD で一気に見ないと、色々辛いように思います。本国で放送された時は、きっと総集編のようなものが何度も作られたでしょうが、それにしても、121話、完結するまで約6年は長いです。
 欠点らしい欠点としては…話が進むにつれ、主人公達の知らない事情を知ってる人が大勢出てくるのですが、彼らが揃いも揃って、事情の説明をしてくれません。重要な謎の鍵を知る人程、自分達が何者で、何の目的で、何をしているのかを話しません。その為、シーズン3の後半以降、随分とストレスが溜まりました。どのくらいストレスかと言うと、登場人物ですら、説明しない事に腹を立てて、味方であるはずの人に背を向ける程です(苦笑)。それさえ我慢できれば、伏線の数々と、予想のつかない方へ転がるストーリー、非常に楽しめる作品だと思います。
 ファイナルシーズン以外は。


 ファイナルシーズン(シーズン6)、駄目ですね…。いや、内容が極端につまらなくなった訳ではないですし、最終回やそこにつながる流れはわりと好きなんですが…とにかく山のような謎を残して終了します。これにより、先程、事情を説明しなかった人達は、実は設定を考えていなかっただけ、という疑惑も出てきます。
 そして、それ以上に残念なのが、シーズン4, 5 の話の流れが、シーズン6で全然生きていない事。シーズ1〜3+シーズン6か、シーズン1〜5+2話くらいの方が、余程まとまった作品になったでしょう。
 謎が残るから人気が続くとか、人間ドラマだから謎が残っても良いとか、したり顔で解説する人もいますが、欺瞞でしょう。謎だらけの話を用意して、人々を惹きつけたにも関わらず、その謎を解決できないのは、ストーリーが悪いといいます。しかも「LOST」の場合、滅多に無いケースだと思いますが、終了する3年前に、あと何話作るかが決められていました。打ち切りで謎が解決しなかった、という訳ではないのです。
 そんな訳で、非常に面白くも、ファイナルが傑作になり損ねた感じで、残念なドラマでありました。


 ちなみに、同じ放送局が制作のドラマ「フラッシュフォワード」は、「LOST」の後釜になる事を期待されていましたが、シーズン1のみで打ち切りになってしまいました。ものすごい話題作だったはずなのですが…謎の多い連続ドラマって難しいんですね。

例えるならステーキ

 久々に素敵な本に出合えたので紹介。


深海のYrr 〈上〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

深海のYrr 〈上〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

深海のYrr 〈中〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)

深海のYrr 〈中〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)

深海のYrr 〈下〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)

深海のYrr 〈下〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)


 フランク・シェッツィング というドイツの作家の作品で、向こうでは200万部の大ヒットだったそと言う小説です。本屋で見かけた時から気になっていたのですが、ようやく読む事ができました。
 ある日、魚や鯨やクラゲが人を襲い、海底には謎のゴカイ(釣りの餌に使う生き物)が大量発生。更に大津波や疫病の発生など、人類の滅亡が迫る中、科学者達が原因を追い求めていくという話です。


 海洋ミステリーとか案内されていますが、海洋もののSFと言うのが良いでしょう。それも極上のハードSF。DNAやメタンハイドレートの科学的な構造、海流の話などの説明が多く、これらを聞いて眠くなる方には向きません。Amazon の評価が低いのは、それが原因かもしれません。
 でも好きな人には、肉汁たっぷりの高級ステーキのような小説です。ページ数も多いので、極厚高級ステーキでしょうか。ヘリコプターや海上石油プラントの説明から、津波の描写まで、知識欲を満たしてくれつつ、でも読むのが疲れないレベルで、大満足のバランスでした。例えるなら、トム・クランシーのSF版という感じです。もっとも、リアリティーのある津波のシーンは、最近何度となく見たニュースの映像と被ってしまい、楽しめはしませんでしたが…。
 欠点を挙げるとすると、登場人物が多すぎる事と、終盤に話を詰め込み過ぎている所でしょうか。それでも十分面白い作品で、上中下3冊合わせて、一週間くらいで読んでしまい、お気に入りの作家が増えた嬉しい読書になりました (^^)


 ちなみに、映画化の話もあります。Wikipedia(英語版)によると、公開予定は2015年。とても2時間に収まる話とは思えませんが、この分野の金字塔、「アビス」を目指し、良い作品を作って欲しいものです。

クリスタルピアノ

 今日12時に、Yahoo!オークションのチャリティーで、YOSHIKI のクリスタルピアノが出品されました。


http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c270695572?u=yfa_charity


 オークション開始から9時間半の時点で、入札価格4千万円を越えています。そんなオークション、初めてみましたよ!さすがと言うか、桁が違います。もっとも、良いグランドピアノは2千万とかになるので、ベラボウに高い訳ではないかもしれません。YOSHIKI知名度を考えれば、高級レストラン等に置けば、この値段で買っても元が取れる可能性もありますし。もっとも、オークション終了までまだ一週間あるので、どんな値段になるか分かりませんけど。


 ついでに、このオークションの値段以上に驚いたのが、このクリスタルピアノ(のレプリカでしょうか)が、Amazon にあった事。



 Amazon の直販ではありませんが、Amazon のショッピングカートを経由して購入する事ができます。価格は6,720,000円。Amazon 以外に楽天でも出品されていますし、何でもネットで買える時代になりましたが…こんな高価なものが、数クリックで買えると思うと、ちょっと怖かったりします。

ライブ行きたいです

 昨日の KING のライブ、対バンの Spyralcall を見に 千聖 が行ってたとブログにありました。


http://ameblo.jp/chisatochang/entry-10856887944.html


http://ameblo.jp/kingryoworld/entry-10856803792.html


 このライブ(対バン)の事は知ってて、昔なら確実に行ってたので、なんか悔しいです…。ま、仕方ないんですけどね。


 


 ところでライブと言えば、気になるのが町田プレイハウスの跡地。長らく空きスペースになっていたようなのですが、最近、何か工事をしたり、重いものを運び込んでいる形跡があります。写真とっておけば良かったかな?
 たとえライブに行けなくとも、プレハが復活してくれると嬉しいのですが、どうなるかな…。

予約開始してたっ!


 何気なく Amazon をチェックしていたら、何時からでしょう、The Lord of the Rings の Extended Edition の待望の Blu-ray 版(3作セット)の予約が開始されていました (^^)/


http://www.amazon.com/Lord-Rings-Picture-Trilogy-Extended/dp/B0026L7H20/ref=pd_bxgy_d_img_b


 って、まだアメリカの話ですけどね。でも劇場公開版の Blu-ray の時は、アメリカと日本の発売時差が3ヶ月程度しか無かったので、日本でも間も無く予約開始される事でしょう。
 発売日については、アメリカでもまだ未定です。以前は、2012年発売との噂もありました。でも Amazon でパッケージ写真も公開されているので、年内、それもそう遠くないうちに発売されるのではないかと期待しています。


 作品の仕様については、若干微妙な所。アメリカ版の仕様によると、本編は当然 Blu-ray なものの、特典ディスクについては、DVD で提供となってます。DVD 版の Extended Edition と同じ物の他に、「Original Theatrical and Extended Limited Edition」という日本未発売の版に入っていた特典ディスクもプラスされ、(本編 Blu-ray 2枚+特典 DVD 3枚)×3作品の、計15枚組になるようです。
 DVD 版の Extended Edition より内容は増えてるものの、特典ディスクは既存の物の使いまわしで、本編のみ新しい(ハイビジョンの)映像になったという事です。この点は劇場公開版の Blu-ray の時と同じで、その時は残念と言われていた所ですが…願い空しく、Extended Edition も同じ形となってしまいました。元々の映像が、それ程画質良くなかったのでしょうね…。


 さて、最後に値段ですが、アメリカなら定価119.98ドル、Amazon 価格83.99ドルです。円高の今なら、7,000円くらい!!日本語版は…定価18,000円くらいになるでしょうか?それでも、DVD の時より安いですけどね。でも、思わず、アメリカかイギリスで買ってしまいそうです (^^;) たとえ日本語字幕無くても、一度は見てるから多分大丈夫…。いや、そもそも Blu-ray プレーヤーまだ無いし、落ち着け、自分…。