冬の京都旅行

 年に一度のペースで旅行に行っている友人たちと4人で、冬の京都へ。
 ほとんど行ったことのある場所ばかりだったけれど、みんなでわいわい話しながら各所をめぐり、充実した旅だった。各場所について少しずつ書いておく。

平等院鳳凰堂

 宇治駅を降り参道を歩き、10分くらいで到着。門をくぐり少し進むと、10円玉でおなじみ平等院はあっけないほどあっという間に眼前に現れる。池に映る平等院を拝める場所まで歩いていき、写真を撮り、もう少し雲が晴れてくれないものかと願ったけれど、そこはなかなかうまくいかなかった。曇り空のままの平等院、そして鳳凰


 その後なんだかモダン建築の鳳翔館に立ち寄り、展示を満喫。そして鳳翔館の出口にあるミュージアムショップで、トランプやしおりやクリアファイルを思わず買いそうになってしまう。平等院のグッズはどれもこれもセンスが良くて、ほしくなる。全国の観光地もこうであればいいのに。
 平等院をたっぷり満喫した後、中村藤吉本店に立ち寄り抹茶を堪能。宇治はお茶のにおいがいたるところでしてた。さすが本場。

仁和寺

 きたことないつもりだったけど、到着してあの門構えに記憶が蘇った。五重塔とか金堂とか。


 他は、イノダコーヒ、山猫軒といったところかな。
 そしてこの旅のメインはなんといっても宿。今回利用した町屋貸切プランは、1棟の町屋を丸ごと1日使用できるもので、ここがもう本当に良かった。広い部屋、ソファ、桧風呂、そして床暖房!女4人ですごすには十分すぎるもので大満足。ダラダラ話したり、ごろごろしたり、あっという間に夜はふけた。
 結局なにより友達との会話がメインになってしまうのは、女子旅行ならではであり、なかなか普段会えないメンバーだからこそ、ああいう時間はこれからも大切にしていきたいと思った。
 そして京都はまだ回りきれてない寺社仏閣がたくさんあるのでまたきたい。とりあえず次回は東福寺、東寺、貴船神社あたりが目標かな。あと龍安寺リベンジもいつか果たす!(1回目は石庭工事、今回は屋根工事で撃沈)

建築中スカイツリー


 せっかくだから行ってみようと足を運んだ。建築中のスカイツリー
 最寄り駅について、どこにあるのかときょろきょろしてみればすぐそばにそびえたっていて圧倒された。これでもまだ264m。これから先、この倍近く伸びていくんだそう。
 夕闇に浮かぶシルエットは美しく、でもどこか恐ろしさも感じた。なんにしろ今後が楽しみ。

1/9 東京都現代美術館

 前から行ってみたかった現代美術館へ。定期圏内で行けるので、もっと早く行くべきだったと心から思う。
 特に見たい展示も決まってなかったため、常設展・企画展すべてセットになったチケットを購入。わりとセット券購入する人少ないのかな。前後の人は企画展のみ購入していたよう。まず人の少なそうなレベッカ・ホルン展から。

企画展:レベッカ・ホルン

 奇抜な展示に目を奪われるも、機械仕掛けの作品の動きを見ているうちに、次第に気持ちが静かになっていく不思議な感覚に襲われた。「静かな叛乱」というコピーはとてもよくできていると思う。作品『鯨の腑の光』でチルアウト。

企画展:ラグジュアリー:ファッションの欲望

 最も来場者が多かったような印象。特にファッション系の学生ぽい人がそこかしこにいた。個人的にはあまり興味が湧かなかったのでさっと見て回った。

常設展

 天井からぶら下がる布、その中の発泡ビーズ、香辛料。不思議な空間を通り抜けて、たどり着いた展示に心を奪われた。「特集展示 岡崎乾二郎」。一見無作為に散りばめられた、でも絶妙なバランスを保った色合いの妙とその背景にある物語にすっかり魅せられ、絵を見ている最中はずっと胸が高鳴っていたように思う。具象的過ぎない、音楽で言えばエレクトロニカのような、とにかく、とても好きで。この日一番の収穫。そのほかの展示では、北代省三の作品が好きだったな。幾何学的な、秩序だった作品が好きなのは昔から変わらない。