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毎日じめじめした天気が続きますね。
このところ、年度末には独立できるように、着々とネットビジネスの準備を進めています。
サイトをどんどん作り始め、少しずつ形になってきました。
秋頃には一定の成果を出したいものです。
やはりお金は大事だという話
ソーシャルベンチャー系の会社に転職して一年と数ヶ月。
ここにきて思うのは、やはり、お金のことを抜きにして人生は成り立たないということだ。
中途半端にIQの高い人が理想論や美しいことを言うけれど、お金がないと人の心は荒むし、生きていけない。そんな状態で前向きな心を保つことはできない。
悪いことに、この界隈にいるのは、サラリーマンの世界に嫌気がさして「稼ぐ」力も商売のセンスもないままに美しさだけにのぼせている人が多い。
美しい言葉や考えが、多くの人の生活を壊している。
その現実に絶望すら覚える。
この状況を早く好転させ、少しでも多くの仲間を救いたいと思う。
2013年の読書
昨年も書いたので今年もと思いましたが、あまりにもたくさん読んだので実家で思い出せません。年の後半で読んだもののほうが覚えてるし。
一番印象的だったのはこれでしょうか。
- 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 2007/09/14
- メディア: 単行本
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人間がものごとの判断をするときの心の動きについて実証実験をもとに探求したもの。丹念なロジカルシンキングで「合理的経済人」なんかになれるのは、ごく一部の状況に限られ、だいたいは限定された情報と時間のなかで簡便法を用いて意思決定しているのだということが、これでもかと立証されています。
人間が理性的で合理的で知的だと信じたい人には受け入れがたいオカルト本に見えるでしょうが。ありのままの事実として受け入れて、これを前提に世の中に向き合うのがよいと思います。
次はこれでしょうか。
- 作者: リチャード・コッチ
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2011/07/22
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
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あちこちで言及されているので有名な話ですが、改めて読むとすごかったです。重要。
最後はこれ(笑)
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
- 作者: 山口揚平
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 99回
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後で知りましたが、4月から働くところの代表の友人、かつ、その新職場の理事の方のようです。
個別にいい本はたくさんありましたが、印象に残っているのはこんなところです。Kindle Paper White を買ってから本の購入量が激増したので、少し摂生しようと思っています。
4月からRCF復興支援チームで働くことになりました
主立った方にはすでにFacebookのTLでお知らせしているので今更書くこともないのですが、4月からRCF復興支援チームで働くことになりました。
理由はいろいろありますが、今後自分がやってみたいことへの展開の可能性、今の組織への失望、その他いろいろです。何よりも関係者の方々が価値観を共有できそうで素晴らしい。
人生初ベンチャー(従業員30名くらい)です。楽しみ。
安禄山とロクサーヌ
人から頼まれた文章はなかなか書けないのに、こんな駄文を書いていていいのだろうか。
書評です。
夏期休暇中に図書館で発見して読みました。
ユーラシア大陸を縦横無尽に駆け回った遊牧民、匈奴とか突厥とかキタイとかフン族とかタタールとかモンゴルの話です。
文献資料が主に中国の漢民族によって残されているので、遊牧民というと長城の向こうに住んでいてときどき略奪しにくる蛮族のようなイメージがありますが、この本は視点を遊牧民側に置いて歴史の掘り起こしを図るもの。実はそんな単純なものではないという話です。
漢帝国は事実上匈奴の属国だったとか、その後の中国の王朝(随唐など)もけっこうな数は遊牧民の系統だとか、中国の王朝史観からは見えてこない側面ばかり。
トンデモ史観ではないと思います。丁寧な資料の掘り起こしにより再検証。
ユーラシアの西側と中国の交流史としても面白いです。
その中で出てくるのがタイトルの安禄山。唐に反乱を起こした人です。
イラン系のソグド人と突厥の混血、何カ国語も話すマルチリンガルだったとか。名の「禄山」はソグド語の「ロクシャン」(光とか輝きとかいう意味らしい)の音訳だそうです。
転じて、アレクサンドロス大王が遠征先のバクトリア地方(現在のアフガニスタン北部あたり)で見つけた嫁さん「ロクサネ(ロクサーヌ)」、現地語で星とか輝きとかいう意味だそうです。
同じですよね。これ。
今でも欧米の女性の名前にあります。スティングも歌ってるし。
安禄山と同じとはねえ・・・。
そんな話がたくさん出てくるこの本。面白いです。
マクニールの世界史と一緒に読んでたのでさらに面白かった。
こちらは少し読むのに骨が折れますが。
中央アジアあたりも面白そうですね。尊敬する方がウズベキスタンで事業をなさっていて、ウズベキスタンを紹介するサイトもやってますが、いつかは行ってみたいものです。
久々の英語学習ネタ
このところちょっとお留守だったのですが、いろいろ刺激されるところがあって久々に。
まず、この本です。
ちょっとあおり気味のタイトルですが、中身は本当に有益で、特に学生さんと親御さんにお勧めです。
著者は元アクセンチュアのコンサルで、会社を作ったりいろいろした後、今は執筆業をなさっています。これを読むか読まないかで人生に関わる人も多いのではないかと思うくらい良書。
就活と仕事選びにまずはフォーカスしていますが、魚ではなく、魚の取り方を教え、人生における戦略・戦術の立て方・戦い方を教えてくれるよくできた兵法書のような本です。
Kindleで100円だし、読まない手はないでしょう。ちなみに、Kindleは買わなくてもiPhoneでKindleアプリを入れれば読めます。
次に、これ。
たまたま昨日フレンズを見ていて、分からないギャグがあったのでググったら出てきたのがこのブログ。
フレンズを使った英語学習でTOEIC945まで取り、セミナー講師になりつつあるらしい方です。ネットで個人が情報発信できるようになってから、高学歴主婦の方って趣味で突き抜けてブレイクするケースが多いような気が。まあ、お金の心配なしにしばらくあることに没頭できるわけですから、起業で言えば初期投資の赤字期にファイナンスの心配しなくていいわけで、ある意味うらやましい。
それはさておき、そのブログに勉強法を加筆して書籍化したのがこの本です。こちらは未読ですが、とりあえず買ってみました。フレンズはうちに全巻あるので。
楽しみです。
ブエノスアイレス旅行記(その3)
さて、IOC総会で東京が2020年オリンピックを勝ち取ったその翌日。ブエノスアイレス最終日です。
まずは街に出て歩いてみます。
今まで旅行したどの街とも違うのが、アジア系の人がまったくいないこと。たまに見かけますが、ほとんどいません。世界のどこにでもいる中国人も見ない・・・。
一件だけ見つけた中国人の痕跡。
化粧品店?が中国人観光客を歓迎しているようです。でも他には中華料理店もなかったし、まったく見当たらず。
7月9日通りを歩いてコロン劇場へ。
世界三大劇場の一つで、オペラファンには有名なところらしいです。残り二つはパリのオペラ座とミラノのスカラ座。実はこちらは建物の裏側らしい。通りが後からできたので裏口を通っているのだとか。
そしてこれはコロン劇場のそばにある裁判所。
市のシンボル、オベリスコ。
見づらいですが、根元に横断幕がかかっていて「アン王女、私たちはあなたを歓迎しない。マルビナス諸島(フォークランド諸島)はアルゼンチンのものだ」と書かれています。抗議活動中。イギリスのアン王女はIOC委員なのでブエノスアイレスに来てたんですね。
そのオベリスコの脇にあるコカ・コーラのネオン。
「私たちは東京の2020年オリンピック開催を祝福します」と書いてあります。仕事早いですね。
ふらふら歩いてショッピングモール(ガレリア)へ。しかし、300万都市の日曜なのに空いてます。建物の階数表記はイギリス式、日本の二階が "Primer Piso(一階)" です。
そして、車以外では初めて見た日本企業。
資生堂が地球の裏側まで。
車はトヨタとホンダが少しいる以外は、メルセデスベンツやフォルクスワーゲンが主流。家電製品はサムスンかLGでした。
ホテル近辺まで戻って、南米独立の英雄、サン・マルティン将軍の像。
この写真を撮った直後、人の良さそうなおっさんに話しかけられます。こっちがスペイン語を少し、相手が英語を少し話せたので、チャンポンで会話したら、周辺の観光情報などを親切に教えてくれました。胸には赤十字みたいなマークを付け、英語も若干できたので、ボランティアの観光ガイドか何かかと思ったら、「実はドラッグから若者を救う活動をしてるんだ」とか言ってチラシを見せ、「寄付をしてくれないか」と言ってきます。
やられた・・・寄付金詐欺だ・・・。
ちょうど手元に10ペソ(200円くらい)だけ余っていてこれどうやって使おうかと思っていたので、もういいやとあげてしまいます。
しかし、そこまでやるか・・・。日本だったら、外国人観光客から小銭を巻き上げようなんて思う人はまあいないですよね。単純に貧富の問題なんですかねえ。そんなに割のいい稼ぎとも思えないけど。
午後からはバスで観光地めぐり。また五月広場に戻って大聖堂です。外観は工事中で中だけ。
五月広場です。割とこじんまりとしてますね。奥は大統領官邸。
昼食に向かう途中、アルゼンチンで唯一のロシア正教会。奥に小さく見えている尖塔のある建物です。
昼食は、使わなくなった港湾地区を再開発したエリア。横浜の赤レンガ倉庫とか東京のベイエリアと同じ発想です。
やはりアルゼンチンでも金持ちしかこないエリアらしいです。
昼食後は、一転して下町のボカ地区へ。
ブエノスアイレスで一番古い街で、着の身着のままでたどり着いた移民が船の廃材や塗料で掘っ建て小屋を作ったのが始まりだとか。だからカラフルな家が多い。
最近はアーティストが移り住んでちょっとした名所になっています。写真に撮ったのは観光地化している綺麗なところ。少し外れるとスラムっぽくなります。正直、治安は悪い。
今度は、街の反対側のレコレタ墓地。
街じゃないですよ。墓ですよ、これ。面白い。エビータの墓もここにあります。
ひととおりバスツアーしたので、これで旅程終了。空港からアトランタへ向かいます。
途中、高速道路の脇でピクニックを楽しむアルゼンチン人。
自由すぎる・・・。馬も見かけました。
エセイサ国際空港。
小さいです。日本の地方空港くらい。
正味三日間のアルゼンチン楽しかったです。スペイン語圏、南米は初めてでした。まあ、次に行くとしたら弾丸では行かないな・・・。疲れすぎる。