福富太郎コレクション 近代日本画にみる女性の美
一ヶ月前でいつ行ったかもよく覚えていないけど、多分、この辺の日付。
サントリー美術館での「鏑木清方展」でも借りていたけど、清方の作品が充実。しかも魅力的な作品が多く、本当に好きだったことがよく分かる。中ではあの人魚の絵がやはり印象的。
その他の画家はよくも悪くも近代日本画での美人画の華麗さと野暮ったさを反映したコレクションという感じ。
普段見慣れていないからか、関西画壇の面々の方が面白かった気が。特に島成園のセンスにはどきりとさせられるものが。この人の絵画を一度まとめて見てみたい、と思った。
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/11/0224_joseinobi/index.html
椿、咲く−絵画と工芸−@茅ヶ崎市美術館
保険会社の椿コレクション。茅ヶ崎の海岸側ではこの時期「椿まつり」。というわけで「椿」らしい。
椿の絵という切り口で、色々な画家の作品を見比べることが出来たし、椿の絵をまとめて見る、という事自体多分、初めてのことで結構、新鮮だった。
ん〜、椿というのは、ただ綺麗に描くのが意外と難しい花なのかも。描くべきポイントというのが分かりにくいというか。多くの人にとって「赤い」のがそこにあるという印象らしく、桜や牡丹のように、まずディテール有りき、という花とは違うことが分かった。あと、何か情念が入り込み易いというかw 赤に黒い色が混じっている人が多くて。
というか、椿といえば(地面にボトッと真っ赤なものが無残に落ちている様子からは)もっと怖い絵も有りそうな気がするけど、保険会社の椿コレクションにはそういうのは無し? まぁ、ある程度の大作でないと、そういう感情は盛り込めなさそうだけど。
続きを読む船田玉樹 現代日本画の精髄@ART FRONT GALLERY
ボタボタ冷たい雨が降る夜に代官山まで。黒い壁に見えるほど描き込まれた松の枝々の奥に透ける光に惹かれる。駅に戻る頃には、雨は雪に変わっていた。