「君、影薄いね」と貴方は言った

ネットの片隅に生きるだらだらしたアラフォーブログ

ヴイアラガチ恋ランキング【再録】

※これは昨年11月6日に発表した「ヴイアラガチ恋ランキング」を、「まあ人も増えたし時間も経ったし、”答え合わせ”としてどうか」と思いそのままサルベージしたものです。

 

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ヴイアラガチ恋生みそうランキング(俺調べ)


第三位:上水流宇宙

「舎弟の方が近い」

「恋愛映画見に行っても絶叫して全然いい雰囲気にならなさそう」

 

第二位:灯里愛夏

「がんばりやで健気なところがかわいい」

「クラスメイトとして、ふざけあいながら(灯里って可愛いよな…)って思う役やりたい」

 

第一位:サラレトラオリヴェイラ雅楽

「闇を感じる」

「なんか構いたくなるオーラが出ている」

「金を出したらええんか?」

 

いかがでしたか?

みなさんもガチ恋には気をつけましょうね!

 

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このクソ狭い界隈でガチ恋は地獄だゾ☆

みなさん、ヴイアラの用法用量を守り、適度な距離で接しましょう。

ヴイアラ12月中間投票、怪文書欄

 ヴイアラでは3ヶ月毎に、候補生の能力を評価することができます。

 その一環として、候補生に怪文書を送ることができる欄があります。

 前回も怪文書を公開したので、今回も怪文書を公開したいと思います。

 

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 皆さんが自分で考える「強み」は、どんな部分でしょうか?

 中間審査もこれで最後となりました。
 今まで、中間審査では「ここは直したほうがいいかもしれないな」という部分を書かせていただいていました。しかし、最終審査まで残り3ヶ月となった今、皆さんがするべきことは、欠点を多少どうこうするより、「自分の強みをさらに伸ばすこと」だと考えています。できるかどうかわからない「足りない部分」を補うことより、今現在の「皆さんがもつ魅力」を更に伸ばしていってくれたらと思います。

 正直なところ、皆さんは4~5月から比べて眼を見張るほど成長していて、明確な欠点、弱点など無いも等しいというのが、私の率直な意見です。皆さんが仮にデビューしたとして、群雄割拠のアイドル業界で、果たしてどれほどの実績を残せるのか、それは誰にもわかりません。しかし、あなた達は既に、先輩アイドルたちと同じステージで戦えるくらいの「アイドル」としての心構え、実力は持っています。それは自信を持って言えます。あなた達にとって、「デビュー」は1つのステップに過ぎないものだと、胸を張って言えます。

 1stライブでは、自信に満ちたあなた達の「アイドル」としての姿を期待しています。
くれぐれも体調だけにはお気をつけて。

 これだけでは何なので、私が思う皆さんの「強み」を、簡単に挙げさせていただきます。自分の強みを考える上で、ご参考になさってください。

愛夏:
 愛夏さんは、みんなが一瞬立ち止まってしまうような瞬間でも、率先して第一歩を踏み出せる、みんなを先導(せんどう)できる勇気を持っています。これは得難い才能です。例えあなたのファンやあなたの仲間が暗闇で迷うことがあったとしても、あなた自身が灯火となって、進むべき道を示すことが出来る。あるいは、暗闇の中にあってもほっと安心できるような居場所になれる。愛夏さんからは、そういう強さを感じます。最初は自信がなく、自分に言い聞かせるようだった「あなたの心、灯します」というキャッチフレーズも、今は頼もしく聞こえます。

 ただ、唯一注意していただきたいのが、いわゆる「レトまな」や「こすまな」のようなカップリング系の話題です。こうした「特別な仲」の演出は、最終的には悲劇で終わることは歴史が証明しています。その気のあるなしに関わらず、細心の注意を払ってください。

宇宙:
 私は、宇宙さんの数字や順位といった「結果」に貪欲な部分は評価していました。一方で、少しその部分にこだわりすぎているとも感じていました。しかし、最近は(内心はどうあれ)そのガツガツした部分が和らぎ、宇宙さん本来の魅力である「楽しそうに物事に取り組む」部分が前面に出るようになってきましたね。

 私もそれなりに長い人生を送ってきましたが、あなたほど「楽しさを表現する力」「楽しさを伝える力」を持っている人は、数えるほどしか知りません。宇宙さんが楽しそうにパフォーマンスし続ければ、あなたの持つ高い才能は、あなたが自分で誇るまでもなく、自然と評価されていくことでしょう。

レトラ:
 レトラさんの持つ「強み」は複雑で、言葉で表現するのは非常に難しく感じます。しかし、レトラさんが直感的に「自分を魅力的に見せる方法」を知っているという感想は、最初に見たときから変わりません。

 正直なところ、レトラさんの一言で一喜一憂(いっきいちゆう)したり、悩まされたり、振り回されることも多いですが、そうした慌ただしい心の動きも含めてレトラさんを追いかける「楽しさ」だと感じています。

 レトラさんは、自分の直感に従ってパフォーマンスをしてください。それがどんなものであったとしても、レトラさんが、与えられた課題に対して真摯に取り組む真面目さや、自分に関わる他者に対して尊敬の念を忘れない限り、あなたのファンはあなたを応援し続けるでしょう。

ヴイアラ11月備忘録

 早いもので11月ももう終わりですね。

 というわけで、毎月の月次評価です。

 これを書くのも、あと何回くらいなのでしょうか? ひとつの「ゴール」が見え始めたことに、少しの寂しさを覚えてしまいますね。

 さて、今月は書くことが多いので、前置きは早々に終わりにして、本題に入りたいと思います。

 

マンスリークイーンの決定プロセスについて:

 ここ数ヶ月、ちょくちょくヴイアラファンの間で話題になるのが、マンスリークイーン(MQ)の決定プロセスについてです。このプロセスに欠陥があることについては、散々指摘されているのでここでは割愛します。この話題に関して眺めていると、ヴイアラファン(プロデューサー)は少々ナイーブな人が多いのかな? という印象です。

 結局のところ、MQ自体は副産物でしかなく、本当に重要なのは、月次テーマに対するアプローチの中で得た「経験」や「気付き」を、いかに自分の中に積み上げていけるかという部分です。この部分に関しては、それぞれの候補生たちは、「経験」を上手に自分のものにできているのではないかな? と感じています。

 正直なところ、MQは旨味も大したことがなく(知名度向上に繋がらないコラボ配信が多い)、この決定プロセスをそこまで真剣に試行錯誤する必要を感じません。

 しかし、だからといってMQ決定プロセスの欠陥を放置していいわけでもありません。これによって「帯番組のオチが弱すぎる(というか成立していない)」という問題が発生しているからです。発表をAさん、特別賞をBさんが取ったけど、ポータル投票で勝ってたのでCさんがMQ! というのは、はっきりいうと番組の構成として面白いところが1つもありません。

 せっかくの帯番組を盛り上げるために、何らかの対策は行うべきかとは思います(例えば、ポータル投票最多で1pt、審査アンケで1pt、特別賞で1pt獲得することにして、pt同数の場合は、AKBにならってじゃんけんで勝者を決めるとか)。

 

クォータリークイーン(QQ)について:

 個人的に、MQなどよりよほど重要視しなければならないと感じているのが、クォータリークイーン(QQ)です。何故なら、MQの報酬と違って、過去2回のQQの報酬はカバーアルバム発売、つまり「ソロの成果物」だからです。個人的に、「ソロの成果物が発売される」ということは、候補生たちが世間に対してひとつの爪痕を残したということだと解釈しています。第3QのQQ投票は12月末で、仮に報酬が今までと同じくカバーアルバムだったとして、最終審査の2月までに発売されるかどうかはかなり際どいと思いますが、やはり、ソロ成果物の発売は候補生たちの拠り所、自信になるのではないかと感じているので、プロデューサー視点で動くのであれば、MQがどうこうよりも、QQを見据えて戦略を組み立てるべきかと考えています。

 今から宣言しておきますが、第3Qの投票は、よほどのことがない限り愛夏に4票を入れる予定です。単純に愛夏のワンナベが欲しいこと、愛夏自身が10月の配信力、11月のトーク力を考えたとき、4票投票されるに足る十分なポテンシャルを持っていると感じることがその理由です。

 

各候補生評:

 今月はヴイアラジオβとダンス配信+αという大きな山場がありましたので、その部分に注目して書いていきたいと思います。

 

愛夏:

 ヴイアラジオに関して、内容の面白さでいえば、他の2人に一歩遅れを取るかな、というのが正直な感想です。しかし、「第2回放送を聞きたいのは誰?」と聞かれたとき、もっとも「次回」を聞きたいと感じたのは愛夏です。

 これは、愛夏の構成が、本人も言っていた通り「ながらでも聞けるような、落ち着いた構成」になっていたことと、コーナーが愛夏の強みをフルに活かしたものであったこと、コーナーに継続性があったことが理由です。おそらく、本人の狙い通りの内容になっていたのではないでしょうか?

 マンスリー投票で他ふたりに溝を開けられてしまっていたことについては、ヴイアラジオは、本当の意味でもラジオではなく、配信とラジオをミックスしたような企画でした。そのため、評価軸として「ラジオっぽさ」より、内容のインパクトが優先されたのかなという印象です。

 

 ダンス配信は、本人が幼い頃からモダンバレエを習っていたという通り、指先まで「表現したいこと」が詰まっていたと感じました。3Dで「指先まで美しい」と感じることがあるとは思っていなかったので、かなりの驚きです。後日、本人も「バレエの先生に指先の表現を褒められたことがある」と言っていたのも納得です。声だけでなく、動きでも「表現力」を感じさせ、とにかくあらゆる「表現すること」に才能を感じました。

 

 総じて、着実にアイドルとして前進しており、見ている側として好感触です。個人的に、歌唱力にまだ課題がある(発声が安定していないように感じる)と考えていますが、ボイトレに通い始めたということで、今後改善されていくことに期待しています。

 

宇宙:

 ヴイアラジオに関して、ヴイアラタグで一部厳しい評価がありましたが、個人的に宇宙のラジオ放送が他に劣っていたとは思いません。普段はあまり聞けない個人的な日常トークに加えて、表現を大げさにしたり、声のトーンを派手に使うことで全体に抑揚をつけ、聞いていて飽きない内容だったと思います。「学校に行くモチベーションがない」の話は、めちゃくちゃ陰キャみたいな話で笑ってしまいました。

 ただ、コーナーがどう考えても無理がある内容だったことに加え、ヴイアラスタッフお得意の準備不足(ミス)が重なり、全体の印象が下がってしまったことは否めません。最近、スタッフのミスは少なくなってきたと思っていましたが、久しぶりに段取りの悪さが炸裂してしまったという印象です。

 帯番組のトークアンケのことを気にしていたようでしたが、個人的な面白さで言えばレトラ>宇宙>愛夏でした。宇宙のアンケ投票が極端に低かったのは、宇宙のトーク自体がどうこうというより、帯番組のトークはレトラと宇宙の内容が、テーマ(バイト)、話の筋道の立て方(起承転結を順に話していく)が被ってしまっており、このタイプの話が好みな人はレトラに投票し、一方、インパクトある話が好きな人は、ヴイアラジオとは逆にインパクトある(個人的には意味不明でかなり事故ったように感じましたが)話だった愛夏に投票したためではないか? と推察してします。

 

 ダンス配信については、身体を動かすことが好きなのか終始楽しそうで、それだけで好印象でした。以前から「ダンスを見せたい」と言っていた通り、本人のダンスのレベルが非常に高く、ヴイアラのダンス担当と胸を張って言えるのではないかと思います。

 

 個人的に、宇宙に関しては「すべてが最初からある程度、上手にできてしまう」「しかし、一定のラインを超えることができない」という、いわゆる器用貧乏的な傾向があるように感じています。本人にも、この点に思うところがあるようでしたが、「ダンス」というポイントで自信をつけることで、他の点についてもブレイクできるのではないかと期待しています。

 

レトラ:

 レトラについては、11月はレトラ誕生日配信がありましたので、この部分についても触れたいと思います。

 レトラ誕生日配信は色々ありまして、個人的に、レトラをこれからも応援するかどうかを賭けて視聴に臨みました。それまでのレトラからは、はっきり言うと「本気」を感じませんでした。「自分」という個性を出さず、その割に「自分が望む評価を手に入れたい」というわがままさを感じていました。内心で思っているだけであれば、徐々に時間をかけて解決していく問題だろうと考えていたのですが、10月のある日、レトラがそれを表に出してしまったため、発言の責任を取らない相手は応援できないという、私の個人的信条に触れてしまったのです。

 もっとも、その発言以降、レトラの中でもある程度の割り切りや開き直り、あるいは何らかの心構えができたのか、それまでとは違った方向性のキャラクター構築を行いはじめ、それは成功しているように見えました。誕生日配信に先駆けて行われたボカロ歌枠でも、いくつかの曲はかなり仕上げてきており、また、選曲もひとつの方向性にとらわれることなく多様で、この時点で問題視していた部分についてはほぼ解決したと考えていました。

 誕生日配信でも同様の感触で、かつ、個人的に切望していた「レトラ自身の気持ちを乗せたような歌詞の歌」もあり、非常に満足度は高かったです。

 

 ヴイアラジオ、ダンス配信に関しては、月並みな感想になりますが面白かったです。前述の「新しい「レトラ」というキャラクター像」が非常に良く、本人的にも無理なく出来ているのではないか? と感じています。配信業で素を出す必要はありませんが、演じるにしても無理なく行えるキャラクターの方が、聞いている方にも安心感があります。

 

 誕生日配信後でも、「大人を信じることができない」と語っていましたが、個人的には「言っていることが全て嘘だと感じる」ことと、「本当だと思いたいが信じきれない」の間には、かなり大きな差があると思っています。口ぶりからは後者のように感じましたが、それであれば私はその点については問題視しません。

 

以上。

ヴイアラ10月備忘録

 いつもの月次評価です。

 といっても、ヴイアラの配信がスタートして約半年、ここまで来ると候補生たちにもそれぞれ目指すべき場所のようなものが生まれてきたのか、外野がどうのこうのということもなくなってきたように思います。

 ただ、せっかくたびたび記録を残してきましたから、私自身がヴイアラをその時々でどう見ていたのかを振り返るためにも、書き残しておくことにしました。

 

ヴイアラとの関わり方について:

 9月でヴイアラへのボルテージが増加しすぎて、クールダウンの必要を感じました。 

 また、今まではそれなりに「ネガティブな考え方や言葉を使わず、私が発信する情報を糧に、候補生が自分自身を振り返り、何かしら気づきを得る手伝いができれば」と考えてブログを書くなり、Xでpostするなりしてきましたが、もう少し思考を消費者寄りにしようと考えています。

 何故なら、彼女たちが目指しているエンターテイメントの世界は、もっとドライなものだからです。消費者は、アイドルのパフォーマンスやステージを評価する時、アイドルそれぞれが持つ事情を考慮しません。出されたもの、そのクオリティだけが全てです。

 正直なところ、半年ほどヴイアラを追っているわけで、候補生には少なからず肩入れしてしまっています。だからこそ、意識的に「冷たい目線」を持たなければ、候補生たちのどんな行動にも、際限ない肯定を与えてしまう。個人的には、それは候補生のためにならないと考えています。

 

「アイドルらしい歌い方」について:

 今まで、私自身、定義づけ出来ずにこの言葉を使っていましたが、レトラがきっかけでこの件について考え、自分なりに答えを出したので、メモ代わりに書いておきたいと思います。

「アイドルらしい歌い方」とは何なのか? と考えた時、それは歌の技巧ではなく、歌を通して「本人」(ここで言う本人とは、本人そのものではなく、「作られたイメージ」も含みます)が見えるかどうか? ではないかと思います。

 説明が難しいですが、つまり、「アイドルの歌」はあくまで「アイドル」を鑑賞する手段のひとつなのです。例えば芸術作品が、制作された時代背景や作者の半生を知ることで、より深い意味を持つことと一緒です。ファンは「アイドル」というぐう像を鑑賞する手段として「アイドルの歌」を聞くわけです。この歌がいかに素晴らしい技巧に優れたものであったとしても、そこに「歌い手の想い」や「人生」を感じないなら、それは「アイドルらしくない歌」ということになるというのが個人的な見解です。

 では、歌がへたでも構わないのかというとそういうわけではなく、前述の通り、消費者(ここではファンではない、初見の人という意味)にとって、アイドルが持つ背景は関係なく、出されたもののクオリティだけで良し悪しを判断するわけですから、なかなか難しいものですね。 

 

10月のヴイアラについて:

 10月のヴイアラは「配信力」がテーマということで、もう少しアグレッシヴに配信として攻めていくのかと思っていましたが、ゲームばかりしていましたね。まあ、7月の歌のあとに太鼓だったのと同じように、9月のテーマはだいぶ重かったので箸休めということでしょうか。正直、3Qのスタート月にこんなことしてていいのか? と思わないでもなかったですが、9月が重すぎただけに休憩も必要かもしれないと考えています。

 とはいえ、「これ」といったテーマがないからこそ、3人それぞれ配信、配信外含めて思い思いの「試してみたいこと」に取り掛かかる時間があったようで、候補生の意欲を感じる月でもありました。

 

マンスリー投票について:

 10月のマンスリー投票は最初から投票数が見えなくされていましたが、これは今後もそうなのでしょうか? 10月はポータルの結果=マンスリークイーンというかなり特殊な環境だったから最初から目隠しされていたのか、それともファン活動(布教)を激化させたいから目隠しにしたのか判断がつきませんが、個人的には、大して面白い結果にならないと思っているので、11月は元に戻ると良いなと思います。

 面白くならないというのは、ポータル投票の結果は、放っておけば宇宙が勝つのが当たり前だからです。フォロワーやチャンネル登録者数、同接を見れば宇宙がひとつ抜けていることは明らかです。これは、SNS戦略や、勝ちたいという気持ちをマメに発進し続けた宇宙の努力の結果です。それは褒められるべきことですが、ポータル一強という状況よりは、投票数が明らかな方が、浮動票がバランスを取ろうとするので、見ていて面白みがあるかなと感じています。

 

ファン界隈での「新規流入が頭打ちなのでは?」という話題について:

 そもそも、Vtuberというジャンルは、本来かなり下積みを必要とするジャンルです。ヴイアラは、企画としては確かに折り返しを過ぎましたが、同時に、スタートしてまだたった半年しか経過していないことを忘れるべきではありません。

 いくらファンが焦ったところで、ファンができる「新規流入が目に見えるほど増えるような活動」「知名度が上がる活動」は限られています。それは、例えばSkebで時津風アーボックレベルでミームになるほどヴイアラのイラストを発注しまくるとか、金銭が発生する活動がほとんどです(ちなみに時津風アーボックの人は数百万使っています)。大抵のファンにはそのような活動は不可能でしょう。であれば、できることといえば、新しく人が来る機会があったとき、「ここ寂れてんな……こわ、近寄らんとこ」と思われない程度に人がいる状況を維持し続けることくらいしかないと思っています。

 

ボカロ歌枠について:

 メジャーなテーマの割に思ったより集客できなかったという印象です。明確な宣伝対象がいなかった(「ボカロ」では大雑把すぎる)のが悪かったのか、月曜という日程が悪かったのか。この点が、前述の話題が発生した一因になった部分はあるかと思いますが、まあ、知らんやつの歌枠を見に行こうと考えるほうが稀だと思いますから、運営は歌枠と並行して単純な露出の機会をもっと増やしたほうがいいのではないかと思います。

 

ボカロ歌枠個別評価:

愛夏:

 個人的には、普段は愛夏のステージ構成を評価しているのですが、ボカロ歌枠に関してはその強みが生かせていないように感じました(配信で、「自分で曲の順番を決めていない」と言っていた気がしたので、仕方ないのですが)。主な原因ははっきりしていて、ハロ/ハワユを歌うのが早すぎる。

 この曲を聞いている時、異様に声が震えていて、「まだ高いキーを歌う時に声が震える癖が直っていないのかな?」と思っていたのですが、本人が言うには「入れ込みすぎて泣きそうだった」そうです。

 この曲は、ボカロ歌枠のトップバッターである愛夏の、それも2曲目です。当然、客のボルテージは上がり切っていません。そんな状態で、歌う側が入れ込みすぎてしまうと、客と演者の間に温度差が出来てしまいます。歌自体は、愛夏自身が思い入れたっぷりに歌いあげ、非常に味わい深いものだっただけに、もったいないように感じます。

 また、これは個人的な嗜好もありますが、グッバイ宣言の音域は、愛夏の強みである「表現」の幅が狭く、面白みが少ないように感じます。からくりピエロでもまだキーが若干高いように感じましたが、こちらはブレスやかすれ声、ウィスパーボイス、なめらかな音程変化での色気の表現(特に歌枠21:38~43がお気に入りです)など、歌に表情が感じられました。愛夏が本来得意とする音域は、もう少し低めなのではないかと個人的に感じます。

 今までの話題とまったく関係ありませんが、愛夏の歌枠では、歌詞を書いてきたノートのページをめくる音が毎回入り込んでいました。意図したものでないことは承知の上ですが、実は私はこの「演出」がけっこう好きでして、「愛夏が、歌を”本”に見立て、ひとつひとつの”物語”を読み(=歌い)、最後に次の物語を読むためにページをめくる」という情景を勝手にイメージして、味わい深さを感じていました(わかる方はSound Horizonの「Chronicle 2nd」をイメージしていただければと思います)。

 

 また、今まではSNS戦略がおろそかだった愛夏ですが、10月は「料理」をテーマに企画を行ってみたり、「愛夏の一番可愛いところ」を募集するというファンコミュニティとの交流を行ってみたりと、前向きに挑戦しており、その部分も好感度が高いです。

 

宇宙:

 個人的に、今回もっとも「歌唱」の部分で成長を感じました。元々、事あるごとに「高音(の透明感)が武器になる」と主張していましたが、今回はその部分をはっきり磨いてきたなという印象です。

 今までは高音への切り替えがスムーズにいかなかったり、高音の伸びがいまいちだったりしましたが、今回の歌枠ではその部分が解消され、明確に「武器」として数えられるものになったと感じました。

 特にブラック★ロックシューターは明らかに完成度が違い、入りから圧倒される程でした。元々、BRSが好きだと言っていたこともあり、圧倒的な歌い込みの差を感じました。この歌を「下半期の決意表明」と語り、自分自身をオーバーラップさせた部分もさすがのパフォーマンスの上手さでした。この曲は本当に全体を通して完璧だと思います。

 配信で「歌うからにはみんなでもっと盛り上がりたかったのに、(聞く側がボカロ曲を)全然知らなくて残念だった」と言っていましたが、年齢差を考えろ!ボカロというそれなりの歴史があるジャンルでは、いたしかたないことだと思います。

 

 一方、10月前半の宇宙はかなり迷走していて、正直見ていてイライラする程でした。今現在の方向性が当初考えていたプランと違うとか、あるいは望んでいない方向に進みつつあるとか、もしくはただたんにネタ振りだったとか、色々な要因はあるかと思いますが、10月前半はとにかく活動のコンセプトがまとまっておらず、かなり散漫な印象を受けました。ただ、中盤以降はしっかり立て直していたので、その点は流石にスペックの高さを感じました。

 

レトラ:

 レトラに関しては、ボカロ歌枠ではなくレトラ誕の方で評価したいですが、少なくとも今までの歌枠の中では一番ステージそのものの完成度は高かったと思います。

 圧巻だったのは「心做し」ですが、すべての曲で、今までの自分がつちかってきた歌い方だけでなく、意欲的に「歌」そのものに対する新しいアプローチを試していたように感じます。「レトラといえばこういうタイプの歌」ではなく、「レトラといえば”歌”そのもの」というイメージを目指しているのかなと感じましたし、そのコンセプトを持って今回の歌枠にのぞんだのであれば成功だったと思います。

 

 9月パフォーマンスで「アイドル」というものへの挑戦の仕方について吹っ切れたように感じたレトラですが、10月は再度、迷走してしまいました。個人的には、「何も口にさずに、自分の中で違和感を大きくして潰れてしまう」より、「なんでも口に出して、小さな爆発を起こすことでガス抜きしていけ」というタイプなのでレトラの†闇†post自体は別に構わないと思うのですが、タイミングが悪かったのは否めないかなと思います。

 10月はマンスリーご褒美のトワスカ動画がありましたが、意図するところはわかるとはいえ、もう少しレトラの強みをアピールできるようなものになると思っていたので、あのディレクションは微妙に感じました。ただ、わんなべから一貫して「今しかできない表現」(初々しさ、爽やかさ、未成熟であることの表現)にこだわっている印象なので、一貫性はあるのかなという感じです。

 いずれにせよ、レトラに関しては、レトラ誕を迎えるまでは「言ったからにはやってもらう」のスタンスでいる予定です。

 

以上。

ヴイアラデビュー曲ブレストアンケート内容

 他の人はどんな風に書いているのか? と気になる人がいたときの参考と、自分へのメモ代わりとして。規約的に公開がだめかどうかは、注意書きを読んで判別がつかなかったので、ダメそうなら消します。

 

【オリジナルソング】楽曲資料
▼仮歌資料

 

【設問1】プロデューサーネームをお答えください。

Mikage

 

【設問2】この楽曲のメロディや歌詞から連想されるワードをお答えください

挑戦、欲しい未来への疾走、渇望、現実との戦い、かき消されるはずだった声、決意

 

【設問3】上記のワードを選んだ理由をお答えください。

挑戦:ヴイアライヴという企画そのもののテーマだと思っているので。

欲しい未来への疾走:曲調や歌詞からのイメージ。全体的に疾走感があると思ったから。

渇望:挑戦と似たようなイメージだが、ヴイアラの企画そのものが、候補生たちの夢への渇望を根源としていると思うから。

現実との戦い:「1B」終わりの「諦めもさよならも言えるよ、言えるけど……」から「1C」の「じゃあなんで泣いたの?」の盛り上がりが、夢を諦めかけていた現実と、それでも諦めきれず、戦うことを選択してヴイアライヴという企画に参加した「決意」をイメージさせるから。ロックな曲調と歌詞から、夢を諦めそうだった現実への、反逆の狼煙のような印象を受ける。

かき消されるはずだった声:上記と似たような理由。「3C」の「ここにいるはず~明日の道になる」の部分からイメージ。所詮、夢は夢だと諦め、「今日」という日を終わらせていたら、候補生たちの「声」は我々には届かなかった。もし諦めることを選んでいたら、「明日」は平凡を意味する言葉だっただろう。しかし、候補生たちは声をあげた。だからこそ、この曲の「明日」という言葉は夢への突き進む候補生たちの姿をイメージさせるし、明日への道はまだ続いている。という印象を受けた。

決意:全体として、候補生たちがこのデビュー曲をもらえたのは、それぞれが過去に「決意」した結果だと思うから。

 

【設問4】その他、この楽曲に関してご意見・ご要望などあればお願いいたします。

文句ありません。最高のデビュー楽曲だと思います。タイトルに関しては門外漢なので特に特定のワードを使って欲しいというイメージはありませんが、個人的にはデビュー曲のタイトルに「~アライヴ」のようなワードを使ってしまうと、デビューが「アガり」のように感じられて安っぽく感じるので、あえてそこを避けたタイトルだと嬉しいです。

あなたのヴイアラはどこから? 私は

 10月のヴイアラ番組は、どうやら上半期振り返りらしいということで、いい機会ですから私も「なぜヴイアラを追うことになったのか?」「ヴイアラを応援する上で気をつけていることは何か?」を振り返り、備忘録として書き残しておこうと思います。けっこう、知人から聞かれることもあるので。

 最初に言うと、私は異常独身男性です。ですから、このエントリを読んでしまった方の中には、私にまったく共感できないという方もいらっしゃると思います。まあ、こういう奴もいるなら自分は健全に応援できてるな! とでも思ってください。

 

レジュメ:

・ヴイアラを選んだのはなぜか? ~宗教とアイドル、そしてヴイアライヴ~

・ヴイアラに期待したことは「世知辛さ」

・地下アイドルファンの気持ちも体感できてお得だね

・いわゆる「布教活動」の個人的活動方針

 

 おめえの半生とか興味ねンだワ! という方は、最後の方までスクロールしてください。

 

■そもそも、なぜヴイアラを選んだのか?

 なぜ、私がヴイアラを選んだのか?

 話は2023年3月頃? に遡ります。

 当時、界隈では「独身オタクは徐々にオタク趣味にも飽き、生きる意味を失う」というような話題で盛り上がっていました(盛り上がってたかな?)。

 そこで私は言いました。「生きる意味がないなら、アイドルを追えばいいじゃない」。

 実は私は、幼稚園~小学校はカトリック、中学~大学はプロテスタントの学校に通っていて、その頃に暇を見ては聖書を読んでいました。はっきり言ってまったく信仰心の欠片も生まれませんでしたが、その経験によって、私は独自の宗教観や哲学を持つようになりました。そして10年後。私はアイドルコンテンツと宗教の共通項を見出すことが大・大・だ~いすきな人間になっていました。

 私は、宗教とは、心に欠落が生まれた人間がすがる精神的な支え、希望のようなものだと解釈しています。

 現代では科学の発展や、新興宗教によって引き起こされた悪辣な事件によって「宗教」そのもののイメージが低下し、人々は信仰を持たなくなってしまいました。

 では、宗教が廃れたのかというとそんなことはなく、人々の心の欠落を埋めるコンテンツは、むしろ現代では飽和していると言っていいでしょう。そのひとつが「アイドル」です。

 そもそも、「アイドル(idol)」とは「偶像」を意味するラテン語が語源です。ユダヤ教キリスト教では「偶像崇拝の禁止」というものがあり、神の姿をイメージして像を作り、それを信仰することを禁止しているのですが、要するに偶像には人の信仰を集める力があるということです。

 

「宗教」が失われた現代では、「アイドル」こそが心の支え、救いになる。生きる意味を失った独身オタクは、アイドルを追うことで再び生きる意味を見出だせるはず。

 

 そのような考えから、私は異常独身男性はアイドルを追うことを推奨したのです。

 ところが、ここに大きな問題がありました。私が「アイドルコンテンツにハマったことがない」ということです。正確にいうと、二次元アイドルコンテンツに触れたことはありますし、それを分析するのは大好きです。しかし、それはあくまで外側から見て分析した気になっているだけで、アイドルコンテンツに身を投じた経験はなかったのです。

 自分で言った手前、本当にそうなのかについては責任を持たなければなりません。しかし、現行の二次元アイドルコンテンツは三次元も含めてのものが多い上に、そもそも「決まった動き」しかできない存在には上手く感情移入できず、まったく興味がそそられない。かといって三次元アイドルコンテンツはそもそも追うのが面倒くさそうだしお金もかかりそう。そう考えていた折、目に入ってきたのが「ヴイアライヴ」だったというわけです。

 正直に言うと、私はどちらかというとラブライブの方が触れる機会が多かったので、蓮にも注目していたのですが、いつの間にか始まっていたので乗り遅れてしまい今に至ります。

 

■当初、ヴイアラに期待していたこと

 そんな理由でヴイアラを追い始めた私には、ヴイアラに期待していたことがありました。それは、アイマス3.0ヴィジョンに代表される「三次元と二次元の融合」や、人の魂を救済するような希望……ではなく、二次元アイドルでは決して見ることができない「世知辛さ」です。というより、当時のヴイアラは見ている人間全員が困惑しながら見ている謎のコンテンツだったので、そもそも真っ当な期待をかけるほうが難しかったのです。

「世知辛さ」とはなにか?

 例えば、二次元アイドルがデビューしたての頃、やっと出ることができた仕事で軽く扱われて悔しい思いをした……というエピソードがあったとします。しかし、大抵の場合、そういうエピソードが語られることがあったとしても、実際に1時間、番組で浮いている二次元アイドルを見ることはありません(あったらすみません)。

 最初の頃は、下積み時代特有の、そういう「リアルさ」を求めてヴイアラを見ていました。なので、最初の帯番組で、愛夏がMCの土佐兄弟に雑ないじられ方をして、心なしか悲しそうにしていたときも、心を痛めると同時に「これこれ、こういうのだよ」と喜んだりもしていました(実際には、土佐兄弟は人柄もよく、2回目以降は候補生に歩み寄ってくれましたし、おにぎりも握ってくれましたが)。

 

 しかし、どんな理由であれヴイアラを見続けた結果、3人のポテンシャルの高さや人柄、努力する姿勢、悩む姿を見る中で、いつしか心から3人を応援するようになったというわけです。

 

■そうなったらそうなったで生まれる悩み

 3人の可能性を信じ、「羽ばたいて欲しい」という願いを託せるようになった私。しかし、心から3人を応援するようになった結果、生まれる悩みもありました。それは、「いやこれ、地下アイドル応援してるのとどう違うんだ?」ということです。

 コミュニティは、小規模で、かつ迫害されればされるほど結束が高まります。現状のヴイアラの規模はまだまだ小規模で、アイマス界隈からすらネグレクト(ここでは無視という意味で使いますが)という迫害を受けています。このような状況の中で、ファンは3人の可能性を信じ、どうすれば知名度が上がるかとか、どうすれば知ってもらえるからをあれこれ考え、時に熱く語らったり(多分)しているわけですが、「地下アイドルのファンもこんな感じなんだろうな」とふと気付いたわけです。

 結論からいうと、通常、なかなか味わえない地下アイドルファンの気持ちも体験できてお得だなと思っているのですが、自分たちが周囲からどういう風に見られているのかを考えた時、「どう地下アイドルのファンがなんか喚いてる」という印象を回避して広めていくかという点が、現在の悩みどころです。

 

■ヴイアラのために何ができるか?

 通常、私は滅多にコミュニティに関わらないのですが、先日、珍しく「ヴイアラを語る会」みたいな感じのニコ生を拝見することになりました。そこで、ヴイアラをまったく知らない聞き手の方が、「ちょっと興味でてきたけど、ヴイアラを広めるために手伝えることって何?」というような趣旨のことを仰っていたように思います。

 いわゆる布教活動というのは、人に直接的に勧めたりするイメージがあり、相手が受け入れてくれるかどうかが博打なので非常に重労働に感じがちです。しかし実際には、もっと手軽に実行でき、そして重要なことはいくつかあります。

 

・候補生やヴイアラ公式をRP(RT)する

 これが最も手軽、かつ重要な手段になります。先程も言いましたが、ヴイアラはまだまだ規模感が小さい。こういう規模感のコンテンツに対して、人は「触ると恥ずかしい」という感情を覚えてしまうものです。

 言及すると恥ずかしい、RPすると恥ずかしい……それによって遠慮が生まれ、結果として何もアクションが起こされず、知名度も上がらないという悪循環が発生してしまいます。

 積極的にRPすることで、「なんか目につくな」「このコンテンツ触っても良いんだ」という認識をフォロワーに持たせ、心理的な障壁を薄くする。そういう働きかけが、現状のヴイアラには重要になるのではないかと考えています。

 

 ただ、何事にも限度はあり、あまりにもうるさすぎると候補生自身がブロックされてしまう可能性があるので程々を意識しましょう。そういう意味では、愛夏のにぎってない白米おにぎりなどは、見た目のインパクトと突っ込みたくなる勢いがあり、RPするフックにしやすい印象です。

 

・候補生にリプライを飛ばす

 狙いは前述のRPと同じですが、ぐっとハードルが上がります。良識あるインターネッターなら誰もが心得る、「有名人に話しかけない」という常識や、そもそも異常独身男性がVとはいえ若い子に喜び勇んで話しかけにいくのはどうなのかという気恥ずかしさがあるからです。正直、私もリプライは飛ばせていません。

 しかし、現状のXはインプレッション至上主義です。最近の候補生たちは、仲良さそうにリプライを飛ばし合ったりしていますが、インプレッション稼ぎ目的の仲良し営業であることは明白です。オタクは誰も利用しませんが、インプレッションが増えるとおすすめタイムラインにも表示されるようになりますからね。

 それだけインプレッションというものに飢えていると考えられるわけで、これも非常に役に立つと思います。

 

・とにかく言及する

 ヴイアラについて考えたことをだらだらと書きなぐったり、動画の感想を言ったり……とにかく「ヴイアラ」という文字がフォロワーの目につくことで、「なんか知ってる」状態にすることが目的です。簡単に言えば賑やかしですね。

 また、変に伏せたりせず、ヴイアラに対する言及の際はpostに「ヴイアラ」の文字を入れることで、検索しやすくなり、よく知らない人には「なんかよくわからんけど言及してる人が多い」という感想を抱かせ、ヴイアラファンには「これだけファンがいる」という安心感を得させる効果も狙えるかと思います。

 これが「レトラ」はともかく、「愛夏」や「宇宙」だと検索に余計なものが引っかかりすぎるので、私個人としてはヴイアラをよく使っています。「タグつけたらええやんけ」と思われるかもしれませんが、ハッシュタグは「公式に見られていい、拾われていい」という暗黙のサインだと考えているので、滅多につけることはありません。

 

・「切り抜き」をpostする

 動画ではなく「切り抜き」をpostすることも、知名度向上に繋がると考えています。

 なぜ「切り抜き」なのか?

 例えば、「ちょっと興味わいたからおすすめ教えてよ」といわれて、「はい1時間の動画どーん! これの45分くらいから見てね!」と言われて、じゃあ見ますか? という話です。

 タイパだなんだと言われる現代において、1時間の動画など見られると思うほうがどうかしています。切り抜きの規模感のほうが、「なんかこいつよく言及してるし、興味あったからいい機会だしちょっと見たるか」とフォロワーが思ってくれる可能性が上がります(多分)。

 

・スパチャではなく、メンバーシップギフトを配る

 これは金がかかるので重たくなってしまいますが、私はスパチャよりメンバーシップギフトを優先しています。スパチャは自分のコメントが候補生に読まれるだけですが、メンバーシップギフトは、入った人が候補生に触れる機会が格段に増える可能性があるからです。メン限視聴やスタンプを使えるバリューを体験することで、より候補生に好意を抱いたり、コミュニティに属することが楽しくなったりする可能性が、まあ……5%くらいはあるかなと。500円で5%ならガチャ1回分くらいかな……くらいの気持ちでやってます。

 

 さて、ここまで私の考えや活動方針についてつらつらと書いてきましたが、それはどうでもいいのです。言いたいことは、まず実証実験は成功だということ。独身男性は二次元アイドルを追え。もうひとつは、目的を持つことは、考えることは楽しいということです。

 みなさんも、最近あんまり面白いことがないな、退屈だなともし感じていらっしゃるなら、ヴイアラという活きの良いコンテンツがありますので、ぜひ触ってみてくださいね。

 

あなたのヴイアラはどこから? 私は

 10月のヴイアラ番組は、どうやら上半期振り返りらしいということで、いい機会ですから私も「なぜヴイアラを追うことになったのか?」「ヴイアラを応援する上で気をつけていることは何か?」を振り返り、備忘録として書き残しておこうと思います。けっこう、知人から聞かれることもあるので。

 最初に言うと、私は異常独身男性です。ですから、もしこのエントリを読んでしまった方の中には、私にまったく共感できないという方もいらっしゃると思います。まあ、こういう奴もいるなら自分は健全に応援できてるな! とでも思ってください。

 

■そもそも、なぜヴイアラを選んだのか?

 なぜ、私がヴイアラを選んだのか?

 話は2023年3月頃? に遡ります。

 当時、界隈では「独身オタクは徐々にオタク趣味にも飽き、生きる意味を失う」というような話題で盛り上がっていました(盛り上がってたかな?)。

 そこで私は言いました。「生きる意味がないなら、アイドルを追えばいいじゃない」。

 実は私は、幼稚園~小学校はカトリック、中学~大学はプロテスタントの学校に通っていて、その頃に暇を見ては聖書を読んでいました。はっきり言ってまったく信仰心の欠片も生まれませんでしたが、その経験によって、私は独自の宗教観や哲学を持つようになりました。そして10年後。私はアイドルコンテンツと宗教の共通項を見出すことが大・大・だ~いすきな人間になっていました。

 私は、宗教とは、心に欠落が生まれた人間がすがる精神的な支え、希望のようなものだと解釈しています。

 現代では科学の発展や、新興宗教によって引き起こされた悪辣な事件によって「宗教」そのもののイメージが低下し、人々は信仰を持たなくなってしまいました。

 では、宗教が廃れたのかというとそんなことはなく、人々の心の欠落を埋めるコンテンツは、むしろ現代では飽和していると言っていいでしょう。そのひとつが「アイドル」です。

 そもそも、「アイドル(idol)」とは「偶像」を意味するラテン語が語源です。ユダヤ教キリスト教では「偶像崇拝の禁止」というものがあり、神の姿をイメージして像を作り、それを信仰することを禁止しているのですが、要するに偶像には人の信仰を集める力があるということです。

 

「宗教」が失われた現代では、「アイドル」こそが心の支え、救いになる。生きる意味を失った独身オタクは、アイドルを追うことで再び生きる意味を見出だせるはず。

 

 そのような考えから、私は異常独身男性はアイドルを追うことを推奨したのです。

 ところが、ここに大きな問題がありました。私が「アイドルコンテンツにハマったことがない」ということです。正確にいうと、二次元アイドルコンテンツに触れたことはありますし、それを分析するのは大好きです。しかし、それはあくまで外側から見て分析した気になっているだけで、アイドルコンテンツに身を投じた経験はなかったのです。

 自分で言った手前、本当にそうなのかについては責任を持たなければなりません。しかし、現行の二次元アイドルコンテンツは三次元も含めてのものが多い上に、そもそも「決まった動き」しかできない存在には上手く感情移入できず、まったく興味がそそられない。かといって三次元アイドルコンテンツはそもそも追うのが面倒くさそうだしお金もかかりそう。そう考えていた折、目に入ってきたのが「ヴイアライヴ」だったというわけです。

 正直に言うと、私はどちらかというとラブライブの方が触れる機会が多かったので、蓮にも注目していたのですが、いつの間にか始まっていたので乗り遅れてしまい今に至ります。

 

■当初、ヴイアラに期待していたこと

 そんな理由でヴイアラを追い始めた私には、ヴイアラに期待していたことがありました。それは、アイマス3.0ヴィジョンに代表される「三次元と二次元の融合」や、人の魂を救済するような希望……ではなく、二次元アイドルでは決して見ることができない「世知辛さ」です。というより、当時のヴイアラは見ている人間全員が困惑しながら見ている謎のコンテンツだったので、そもそも真っ当な期待をかけるほうが難しかったのです。

「世知辛さ」とはなにか?

 例えば、二次元アイドルがデビューしたての頃、やっと出ることができた仕事で軽く扱われて悔しい思いをした……というエピソードがあったとします。しかし、大抵の場合、そういうエピソードが語られることがあったとしても、実際に1時間、番組で浮いている二次元アイドルを見ることはありません(あったらすみません)。

 最初の頃は、下積み時代特有の、そういう「リアルさ」を求めてヴイアラを見ていました。なので、最初の帯番組で、愛夏がMCの土佐兄弟に雑ないじられ方をして、心なしか悲しそうにしていたときも、心を痛めると同時に「これこれ、こういうのだよ」と喜んだりもしていました(実際には、土佐兄弟は人柄もよく、2回目以降は候補生に歩み寄ってくれましたし、おにぎりも握ってくれましたが)。

 

 しかし、どんな理由であれヴイアラを見続けた結果、3人のポテンシャルの高さや人柄、努力する姿勢、悩む姿を見る中で、いつしか心から3人を応援するようになったというわけです。

 

■そうなったらそうなったで生まれる悩み

 3人の可能性を信じ、「羽ばたいて欲しい」という願いを託せるようになった私。しかし、心から3人を応援するようになった結果、生まれる悩みもありました。それは、「いやこれ、地下アイドル応援してるのとどう違うんだ?」ということです。

 コミュニティは、小規模で、かつ迫害されればされるほど結束が高まります。現状のヴイアラの規模はまだまだ小規模で、アイマス界隈からすらネグレクト(ここでは無視という意味で使いますが)という迫害を受けています。このような状況の中で、ファンは3人の可能性を信じ、どうすれば知名度が上がるかとか、どうすれば知ってもらえるからをあれこれ考え、時に熱く語らったり(多分)しているわけですが、「地下アイドルのファンもこんな感じなんだろうな」とふと気付いたわけです。

 結論からいうと、通常、なかなか味わえない地下アイドルファンの気持ちも体験できてお得だなと思っているのですが、自分たちが周囲からどういう風に見られているのかを考えた時、「どう地下アイドルのファンがなんか喚いてる」という印象を回避して広めていくかという点が、現在の悩みどころです。

 

■ヴイアラのために何ができるか?

 通常、私は滅多にコミュニティに関わらないのですが、先日、珍しく「ヴイアラを語る会」みたいな感じのニコ生を拝見することになりました。そこで、ヴイアラをまったく知らない聞き手の方が、「ちょっと興味でてきたけど、ヴイアラを広めるために手伝えることって何?」というような趣旨のことを仰っていたように思います。

 いわゆる布教活動というのは、人に直接的に勧めたりするイメージがあり、相手が受け入れてくれるかどうかが博打なので非常に重労働に感じがちです。しかし、実際にはもっと手軽に実行でき、そして重要なことはいくつかあります。

 

・候補生やヴイアラ公式をRP(RT)する

 これが最も手軽、かつ重要な手段になります。先程も言いましたが、ヴイアラはまだまだ規模感が小さい。こういう規模感のコンテンツに対して、人は「触ると恥ずかしい」という感情を覚えてしまうものです。

 言及すると恥ずかしい、RPすると恥ずかしい……それによって遠慮が生まれ、結果として何もアクションが起こされず、知名度も上がらないという悪循環が発生してしまいます。

 積極的にRPすることで、「なんか目につくな」「このコンテンツ触っても良いんだ」という認識をフォロワーに持たせ、心理的な障壁を薄くする。そういう働きかけが、現状のヴイアラには重要になるのではないかと考えています。

 

・候補生にリプライを飛ばす

 狙いは前述のRPと同じですが、ぐっとハードルが上がります。良識あるインターネッターなら誰もが心得る、「有名人に話しかけない」という常識や、そもそも異常独身男性がVとはいえ若い子に喜び勇んで話しかけにいくのはどうなのかという気恥ずかしさがあるからです。正直、私もリプライは飛ばせていません。

 しかし、現状のXはインプレッション至上主義です。最近の候補生たちは、仲良さそうにリプライを飛ばし合ったりしていますが、インプレッション稼ぎ目的の仲良し営業であることは明白です。オタクは誰も利用しませんが、インプレッションが増えるとおすすめタイムラインにも表示されるようになりますからね。

 それだけインプレッションというものに飢えていると考えられるわけで、これも非常に役に立つと思います。

 

・とにかく言及する

 ヴイアラについて考えたことをだらだらと書きなぐったり、動画の感想を言ったり……とにかく「ヴイアラ」という文字がフォロワーの目につくことで、「なんか知ってる」状態にすることが目的です。簡単に言えば賑やかしですね。

 また、変に伏せたりせず、ヴイアラに対する言及の際はpostに「ヴイアラ」の文字を入れることで、検索しやすくなり、よく知らない人には「なんかよくわからんけど言及してる人が多い」という感想を抱かせ、ヴイアラファンには「これだけファンがいる」という安心感を得させる効果も狙えるかと思います。

 これが「レトラ」はともかく、「愛夏」や「宇宙」だと検索に余計なものが引っかかりすぎるので、私個人としてはヴイアラをよく使っています。「タグつけたらええやんけ」と思われるかもしれませんが、ハッシュタグは「公式に見られていい、拾われていい」という暗黙のサインだと考えているので、滅多につけることはありません。

 

・「切り抜き」をpostする

 動画ではなく「切り抜き」をpostすることも、知名度向上に繋がると考えています。

 なぜ「切り抜き」なのか?

 例えば、「ちょっと興味わいたからおすすめ教えてよ」といわれて、「はい1時間の動画どーん! これの45分くらいから見てね!」と言われて、じゃあ見ますか? という話です。

 タイパだなんだと言われる現代において、1時間の動画など見られると思うほうがどうかしています。切り抜きの規模感のほうが、「なんかこいつよく言及してるし、興味あったからいい機会だしちょっと見たるか」とフォロワーが思ってくれる可能性が上がります(多分)。

 

・スパチャではなく、メンバーシップギフトを配る

 これは金がかかるので重たくなってしまいますが、私はスパチャよりメンバーシップギフトを優先しています。スパチャは自分のコメントが候補生に読まれるだけですが、メンバーシップギフトは、入った人が候補生に触れる機会が格段に増える可能性があるからです。メン限視聴やスタンプを使えるバリューを体験することで、より候補生に好意を抱いたり、コミュニティに属することが楽しくなったりする可能性が、まあ……5%くらいはあるかなと。500円で5%ならガチャ1回分くらいかな……くらいの気持ちでやってます。

 

 さて、ここまで私の考えや活動方針についてつらつらと書いてきましたが、それはどうでもいいのです。言いたいことは、まず実証実験は成功だということ。独身男性は二次元アイドルを追え。もうひとつは、目的を持つことは、考えることは楽しいということです。

 みなさんも、最近あんまり面白いことがないな、退屈だなともし感じていらっしゃるなら、ヴイアラという活きの良いコンテンツがありますので、ぜひ触ってみてくださいね。