はてなブログでは未来日付の記事は「原則としては」書かないことにします、他(追記あり)

【最初に追記(2019年2/15記載)】
bogus-simotukareのブログということでココログにもブログを作ったので紹介しておきます。
ただ「今のところはてなの方が書きやすい(ココログだと脚注のつけ方がよく分からない、エンターキーで改行すればはてなだとそのまま改行になるが、ココログだとそうならない)」ということではてなの方で書くことが多いかと思います。
【追記終わり】
【2022年2月6日追記】
北朝鮮拉致問題で「大きな動きのあった年」に「何があったか」を振り返る - bogus-simotukareのブログとして未来日付の記事を書きましたが、「拉致が一定の解決を見た日(あるいは家族会が、蓮池透氏と和解し、救う会と絶縁し正常化した日)」には削除の予定です。
 https://bogus-simotukare.hatenadiary.jp/entry/2022/01/22/151801については「いったん書いた」ものの、「残しておくほどの記事でもないかな」と考えが変わったので削除することにします。
【追記終わり】
【2023年6月9日追記】
 「紙屋研究所」名義で俺に悪口雑言するコメントがつきましたが
1)「ブログでしか物が言えない内弁慶は黙れ」云々と「内容が無内容」
2)本物の紙屋がすこぶる怪しい(掲載してることが紙屋への風評被害になりかねない)
と思い削除しました。
【追記終わり】
 bogus-simotukareのブログでは未来日付の記事も書いていたのですが、はてなブログだと未来日付記事がたくさんあると、新規記事を書いてもそれが目立たず非常に見づらい気がするので、基本的には未来日付記事は書かないことにしたいと思っています。なお、この文章は2019年1月28日に書いています(これは、目立つところに置いた方がいい「お断りの文章」なので未来日付の記事ですが。なお、俺が勘違いしてるのかもしれませんが「あまり遠くの未来日付」だといろいろと作業が厄介な様なので「2019年1月28日の約1年後」にしています。しかし、当然ながら、冒頭にいつも表示される様に適宜、日付の設定は変更する予定です)。
 http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/25000101/1256334886:title(残念ながらはてなダイアリーが消滅したのでリンク切れ。sorarisu0088氏への謝罪文)ですが、id:Bill_McCrearyさんのご教示(2019年8/18)によれば結局はてなダイアリーは2019年7月末日でなくなったそうです(事前に連絡がなかったか、連絡があったが小生が見落としていたのでしょう。それにしても全削除の決定が随分早かったなと言う気はします。もちろん停止したサービスをそのようにすることは予想できたことではありますが)。
 id:Bill_McCrearyさんご教示ありがとうございます。
 以前、

1)はてな社の方針では当面、はてなダイアリー記事は「更新やコメントはできないが」記事自体は残る
(もちろん、最終的にははてな社が「やはり削除」という方針にする可能性もゼロではないでしょうが将来的な問題はひとまずおきます。その場合、さすがにはてな社は事前広報くらいするでしょう。その場合はこちらに謝罪文を移そうとは思います)
2)はてなブログにまで過去の恥をさらしたくない(まあ俺個人のくだらない感情論ですが)
つうことで、まあこの記事での「謝罪相手」である御仁が「どうしてもブログにまで謝罪文そのものを残せ」と言ってくるならまた話も別ですが、「ここにお断りの文章を載せること」で「謝罪文そのもの」はここにはひとまず載せないことにします。

としたので「弱ったな」というのが正直な感想です。本当に「過去のはてなダイアリー」がきれいすっかりなくなっている上に、小生はこの謝罪文を別に「ワード文書など他の文書」の形で保存していません。なので謝罪文を正確に復元しようがない。
 無理に思いつきででっちあげてもかえって問題でしょう。つうことでsorarisu0088氏から「こういう文面で乗せろ」つう要望がない限り、とりあえずこのままにしておこうかと思います(こちらから彼に問い合わせるのは挑発行為と認識される危険性がある気がするのでそれはしません。彼が小生に対して何のアプローチもしなければ、今の彼にとって小生が「どうでもいい存在である」ということなのでしょうから)。「sorarisu0088氏と小生が過去にトラブって、小生が非を認め謝罪文を掲載した」ということだけはここに指摘しておくので、それでご容赦、ご勘弁願いたいと言うのが正直な感想です。

【2019年1月29日追記】
 早速、移行後、コメント設定を修正。
 コメントは通常設定だと「はてなユーザー」という設定ではてなユーザーしかコメントできないようですね(コメントするときははてなのID、パスワードでログインする)。
 当然(?)ながら「俺にとってはてなユーザーにコメント者を限定する理由がない」、というか従来コメント頂いていた方々はおそらく「ほとんどがはてなユーザーじゃない」ので「ゲスト(誰でもコメント可能)」に変更します。しかし通常設定は「ゲスト」であるべきじゃないんですかね。
 俺みたいなうっかりは「はてなユーザー設定」に気づかず、「何で移行前にコメントしてくれた方たちがコメントしてくれないんだろうな」と悲しむという皮肉なことになりかねません。いや「はてなユーザーを増やしたい」という企業の立場からは、一理ある「通常設定」でしょうけどね。
 「はてなブログーユーザーの利便性をなんだと思ってるんだ!」つう反発は感じます。

北朝鮮拉致問題で「大きな動きのあった年」に「何があったか」を振り返る

 拉致限定であり、「金丸訪朝(1990年)」「南北朝鮮国連ダブル加盟(1991年)」「カーター訪朝による米朝合意(1994年)」「金大中金正日首脳会談(2000年)」「トランプ・金正恩首脳会談(2018年)」など『拉致と直接関係ない』北朝鮮ニュースは取り上げません(北朝鮮による日本人拉致問題 - Wikipedia参照)。赤字が朝鮮半島関係です。

【1977年:横田めぐみ拉致など拉致事件の発生(福田赳夫内閣:外相は日中平和友好条約(1978年)を締結した園田直氏(大平、鈴木内閣でも外相)など)】
1977年 - Wikipedia1977年の日本 - Wikipedia
◆1月20日
 カーター大統領就任。
◆1月27日
 ロッキード事件丸紅ルート初公判。31日全日空ルート初公判。
◆6月13日
 全米女子プロゴルフ選手権で樋口久子が優勝、日本人初の世界タイトルを獲得。
◆7月13日
 津地鎮祭訴訟の最高裁判所大法廷判決
◆7月17日
 キャンディーズ日比谷野外音楽堂で行われたコンサートで「普通の女の子に戻りたい」と解散することを宣言
◆8月12日
 文化大革命終結宣言
→なお、毛沢東の死去は1976年9月9日。四人組の逮捕は1976年10月6日。文革で失脚していた鄧小平の復活(党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長への就任)は1977年7月。
◆9月3日
 巨人の王貞治選手が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の756号を達成
◆9月5日
 国民栄誉賞が創設される。王貞治が第1回目の受賞者
◆9月28日
 ダッカ日航機ハイジャック事件が発生。
◆10月1日
 経営難に陥っていた安宅産業を伊藤忠商事が吸収合併
◆10月15日
 長崎バスジャック事件で犯人1名を射殺、人質は全員無事
◆11月19日
 エジプトのサダト大統領がイスラエルを訪問(アラブ諸国の元首として初のイスラエル訪問)。
◆11月22日
 プロ野球ドラフト会議でクラウンライターライオンズが法政大学の江川卓を指名するも、江川本人が12月3日に拒否(江川事件の始まり)
◆12月3日
 横浜市飛鳥田一雄市長が日本社会党委員長就任を受諾。
◆12月25日
 喜劇王チャールズ・チャップリン死去(享年88歳)

【1988年:橋本敦質問及びそれに対する梶山国家公安委員長、宇野外相答弁(政府が初めて公式に北朝鮮拉致疑惑を認める)(竹下内閣:外相は宇野宗佑氏(後に首相))】
1988年 - Wikipedia1988年の日本 - Wikipedia
◆2月6日
 衆議院予算委員会浜田幸一予算委員長が日本共産党宮本顕治議長について「殺人者」と不規則発言。委員長辞任(2月12日)に追い込まれる
◆2月25日
 韓国の盧泰愚大統領が就任

◆3月24日
 中国で起きた上海列車事故で、修学旅行中の高知学芸高校の生徒と教師計28名が死亡。
→橋本敦質問ではこの件についても「日本政府の適切な対応」を求める質問がされたと記憶しています。
◆3月26日
 参議院予算委員会日本共産党の橋本敦が拉致疑惑について質問。これに対し竹下内閣国家公安委員長梶山静六北朝鮮による拉致の疑いが濃厚との見方を示し、真相究明のために全力を尽くす考えであることを表明した。これは北朝鮮による日本人拉致疑惑を政府が認めた初めての公式答弁である
北朝鮮による日本人拉致問題 - Wikipedia参照)
◆4月14日
 ソ連アフガニスタンからの撤退に関して合意(ジュネーヴ合意)。翌年2月15日迄に撤退を完了。
◆6月18日
 朝日新聞リクルートによる川崎市助役への未公開株譲渡を報道し、リクルート事件発覚
◆7月3日
 イラン航空655便撃墜事件。イラン航空655便がアメリカ海軍のイージス艦「ヴィンセンス」に撃墜され、乗員乗客290名全員が死亡。
◆7月23日
 なだしお事件。遊漁船「第一富士丸」と海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が衝突、死者30名。8月25日には瓦力防衛庁長官(竹下内閣)が引責辞任
◆8月8日
 ビルマで、8888民主化運動が発生。
◆8月20日
 イラン・イラク戦争停戦が正式に成立。
◆9月17日
 ソウル五輪開幕(10月2日まで)

→前年(1987年)の「北朝鮮による大韓機爆破」はソウル五輪に対する妨害工作であったというのが通説的見解でしょう。
◆9月18日
 ビルマでソウ・マウン国軍総参謀長がクーデターにより全権掌握。国家法秩序回復評議会を設立。
◆11月8日
 米国大統領選挙でジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュが当選。
◆12月2日
 パキスタンベナジル・ブットが首相に就任。イスラム国家では初の女性首相となる。
◆12月9日
 宮澤喜一蔵相(竹下内閣)がリクルート疑惑で辞任
◆12月21日
 リビアによるパンアメリカン航空103便爆破事件。

【1997年:安明進証言(横田めぐみ拉致)とそれを契機とした家族会結成(橋本内閣:外相は小渕恵三氏など(後に首相))】
1997年 - Wikipedia1997年の日本 - Wikipedia
◆1月2日
 ナホトカ号重油流出事故
◆2月3日
 この日発売の産経新聞と週刊誌アエラ朝日新聞社)が「安明進証言(横田めぐみ拉致)」を報道
◆2月8日
 この日放送のテレビ朝日ザ・スクープ」が「安明進証言(横田めぐみ拉致)」を報道

(2月3日、8日の件についてはけっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)
◆3月25日
 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」結成
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 - Wikipedia参照)
◆4月1日
 消費税増税実施(3%から5%に)
◆4月2日
 最高裁愛媛県靖国神社玉串料訴訟で違憲判決
◆4月22日
 ペルー日本大使館公邸に特殊部隊突入、人質全員解放(ペルー日本大使公邸占拠事件)。
◆5月1日
 イギリス総選挙で労働党が勝利。翌日、党首のトニー・ブレアが首相に就任、労働党は18年ぶりの政権奪還を果たした
◆7月1日
 香港返還
◆8月1日
 連続射殺事件の死刑囚で小説家として活動していた永山則夫の死刑が執行される。
◆9月11日
 第2次橋本改造内閣発足。ロッキード事件で有罪が確定した佐藤孝行総務庁長官で初入閣したが、世論の批判で9月22日に辞任。
◆9月18日
 ヤオハンが倒産、会社更生法を申請
◆10月8日
 金正日朝鮮労働党総書記に就任。

◆11月16日
 サッカー日本代表が延長戦の末3-2でイランを下し、ワールドカップ(フランス大会)初出場を決める。(ジョホールバルの歓喜
◆11月17日
 北海道拓殖銀行が経営破綻
◆11月22日
 山一證券が経営破綻
◆12月1日
 地球温暖化防止京都会議開幕。11日、京都議定書が採択される。
◆12月19日
 韓国大統領選挙で、金大中が当選

◆12月20日
 伊丹十三(俳優、映画監督)が自殺。

【2002年:小泉訪朝(第一次)&八尾恵『謝罪します』刊行(有本恵子拉致への関与を認める)(小泉内閣:外相は川口順子氏(小泉訪朝(第一次)当時))】
2002年 - Wikipedia2002年の日本 - Wikipedia
◆1月23日
 雪印牛肉偽装事件発覚。8月6日には日本ハムも発覚。
◆1月29日
 ブッシュ大統領が、一般教書演説で北朝鮮、イラン、イラクを非難する「悪の枢軸」発言

◆2月8日〜24日
 ソルトレイクシティ五輪
◆3月18日
 自民党鈴木宗男衆院議員が「ムネオハウス疑惑」などで離党
◆3月28日
 社民党辻元清美衆院議員が、秘書給与流用問題で議員辞職
◆4月2日
 鈴木宗男事件への関与から、東郷和彦オランダ大使を罷免
◆4月9日
 加藤紘一自民党幹事長が元事務所代表の脱税疑惑や自身の政治資金流用問題の責任を取り、議員辞職
◆5月3日
 朝日新聞阪神支局襲撃事件(1987年)の時効成立(当時、殺人の時効は15年、現在は時効が撤廃された)
◆5月5日
 フランス大統領選挙決選投票で現職のジャック・シラクが再選
◆5月8日
 北朝鮮からの亡命者が中国瀋陽にある日本の総領事館へ駆け込む事件が発生

◆5月20日
 東ティモールが独立。21世紀初の独立国。9月27日には国連加盟
◆5月28日
 経済団体連合会経団連)と日本経営者団体連盟(日経連)が統合、日本経済団体連合会日本経団連)が発足
◆5月31日〜6月30日
 2002 FIFAワールドカップ(日本・韓国の共同開催)

◆6月19日
 鈴木宗男衆院議員を収賄容疑で逮捕
◆8月9日
 田中眞紀子前外相が公設秘書給与流出疑惑の責任を取り、議員辞職
◆8月26日
 南アフリカヨハネスブルク持続可能な開発に関する世界首脳会議地球サミット2002)が開幕。
◆8月30日
 小泉首相が9月17日に、北朝鮮を訪問することを表明
◆9月2日
 日本海中部海域不審船事件。
◆9月17日
 小泉首相が訪朝。日朝首脳会談金正日国防委員長(朝鮮労働党総書記)が日本人拉致問題を公式に認めた。

◆10月8日
 小柴昌俊東京大学名誉教授にノーベル物理学賞が決定。翌日には田中耕一島津製作所社員にノーベル化学賞の受賞が決定
◆10月12日
 インドネシアのバリ島で爆弾テロ事件が起こり、202人が死亡
◆10月15日
 北朝鮮に拉致された日本人5人が帰国。

◆10月23日
 モスクワで劇場が占拠される事件が起こり、特殊部隊の強行突入で一般人129人が死亡。
◆10月25日
 石井紘基衆院議員刺殺事件
◆11月14日
 アルゼンチン政府が世界銀行向け債務の不履行(デフォルト)を発表した。
◆12月19日
 韓国大統領に盧武鉉が当選

【2004年:小泉訪朝(第二次)(小泉内閣:外相は川口順子氏(小泉訪朝(第二次)当時)など)】
2004年 - Wikipedia2004年の日本 - Wikipedia
◆1月19日
 自衛隊イラク派兵(初めての陸上自衛隊の戦闘地域への派兵)
◆2月12日
 秘書給与の流用による詐欺罪に問われていた辻元清美衆議院議員に対し、東京地裁が懲役2年、執行猶予5年の判決。検察、被告とも控訴せず、判決が確定
◆4月7日
 イラク日本人人質事件発生
◆5月7日
 年金未納問題で、福田康夫官房長官が辞任
◆5月22日
 小泉首相北朝鮮を再訪問。日朝首脳会談が行われ、拉致被害者・蓮池夫妻、地村夫妻の家族5人が帰国。

◆5月27日
 イラクで取材中の日本人フリージャーナリスト2名が乗った車が銃撃され、殺害される。
◆7月1日
 中国の「高句麗前期の都城と古墳」、北朝鮮の「高句麗古墳群」、日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」などがユネスコ世界遺産に登録
◆7月9日
 インドネシアジャカルタ拉致被害者曽我ひとみが夫であるジェンキンスら家族と再会。18日には家族が日本に帰国(北朝鮮による日本人拉致問題 - Wikipedia参照)
◆7月21日
 小泉首相と韓国の盧武鉉大統領が済州島で会談。

◆7月30日
 扇千景が女性初の参議院議長に就任
◆8月13日
 アテネ五輪開幕(29日まで)。
◆8月13日
 沖縄国際大米軍ヘリ墜落事件。
◆9月14日
 2001年に発生した大阪教育大学附属池田小学校襲撃事件(8名殺害)で死刑が確定していた加害者の死刑が執行される
◆10月23日
 新潟県中越地震。死者68名
◆11月11日
 パレスチナ自治政府アラファト大統領死去。
◆12月17日
 小泉首相、鹿児島県指宿市盧武鉉韓国大統領と会談

【2014年:いわゆるストックホルム合意&横田夫妻と孫・ウンギョンさんの面会(第二次、第三次安倍内閣:外相は岸田文雄氏(現首相)、拉致担当相は古屋圭司山谷えり子国家公安委員長の兼務))】
2014年 - Wikipedia2014年の日本 - Wikipedia
◆1月13日
 アントニオ猪木参議院議員、2013年11月以来となる北朝鮮訪問

◆1月19日
 沖縄県名護市長選挙で、名護市辺野古地区への普天間基地からの米軍移転反対派で現職の稲嶺進が再選
◆1月28日
 下村博文文部科学大臣、中学校と高校の学習指導要領解説書を改定、中学校の社会科、高校の地理歴史と公民に、尖閣諸島竹島を「固有の領土」と明記したことを正式に発表。1月29日には韓国では慶尚北道が管轄する竹島に、金寛容・慶尚北道知事が上陸。前日に発表された学習指導要領解説書記載内容に抗議する声明を発表

 理化学研究所が「STAP細胞」の作成に成功したと発表(しかし、後に小保方研究員による捏造の疑いが発覚、発表が撤回される)
◆2月1日
 小学館の学年別学習雑誌に1978年から掲載されていた漫画『あさりちゃん』(室山まゆみ作)がこの日発売の小学二年生3月号を以って35年に及ぶ連載を終了
◆2月5日
 桐朋学園大学非常勤講師の新垣隆が、自らが作曲家・佐村河内守ゴーストライターを18年間務めていたことを発表したことを受け、予定されていた佐村河内の全国ツアーが中止となり、レコード会社の日本コロムビアがCDの出荷やインターネット配信を停止するなどの影響。
 ビッグコミックオリジナル小学館)に1973年から掲載されてきた野球漫画『あぶさん』(水島新司作)が41年間に及ぶ連載を終了
◆2月7日~23日
 ソチ五輪
◆2月9日
 東京都知事選挙で、自民党公明党の支持を受けた元厚生労働大臣舛添要一が初当選
◆2月17日
 北朝鮮の人権状況を調査した国連調査委員会が日本人拉致や公開処刑など残虐な人権侵害行為を挙げ、北朝鮮が国家として組織的に「人道に対する罪を犯した」と非難する最終報告書を公表。国連安全保障理事会に対し、国際刑事裁判所に付託するよう勧告

◆2月22日
 デモ隊が大統領府を封鎖、ヤヌコーヴィチ・ウクライナ大統領がロシアへの亡命に追い込まれる。議会は亡命したヤヌコーヴィチを正式に大統領から解任し、5月25日の大統領選挙開催を決定。2月24日、多数の市民を殺害した容疑で、ヤヌコーヴィチと側近を指名手配(2014年ウクライナ騒乱)。
◆2月24日
 外務省が『日本海が19世紀初頭から国際的に確立された唯一の呼称であり、近年になって日本海の単独呼称に異議を唱え「東海(トンへ)」併記を求める韓国の主張は根拠がない』とする主張を同省ウェブサイトにて開始

◆3月1日
 中国雲南省昆明市の昆明駅前で無差別殺傷事件発生、少なくとも29人が死亡。中国公安部は新疆ウイグル自治区の独立を狙う組織による計画的なテロ事件と断定、現場で容疑者の男女4人を射殺、女1人を逮捕
◆3月2日
 沖縄県石垣市長選挙で、陸上自衛隊石垣島配備に柔軟姿勢を取る現職の中山義隆が、配備反対派で元市長の大濵長照を破り再選
◆3月10~14日
 モンゴルのウランバートル横田夫妻が孫であるウンギョンさん(拉致被害者横田めぐみの娘)と面会
◆3月16日
 北朝鮮により日本海側に10発のロケット砲が発射

◆3月18日
 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナからの独立を宣言したクリミア自治共和国のロシアへの編入を表明
 中国と台湾の間に結ばれたサービス貿易協定に反対する学生が台湾立法院(国会)を占拠。4月10日に退去(ひまわり学生運動)。
◆3月26日
 北朝鮮、中距離弾道ミサイル「ノドン」2発を日本海に向け発射

◆3月27日
 静岡地裁袴田事件の犯人として48年前に逮捕され、34年前に死刑判決が確定し拘置されている袴田死刑囚について、「重要な証拠が捜査機関に捏造された疑いがある」として、再審開始を認め、同時に「拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する」との理由で刑と拘置の執行停止も決定、即日釈放。
◆3月31日
 国際司法裁判所、オーストラリアが日本の南氷洋における調査捕鯨国際捕鯨取締条約違反として訴えた裁判で日本の調査捕鯨は「研究目的ではない」と述べ、条約違反と認定、今後実施しないよう命じる判決を下す
 フジテレビ『森田一義アワー 笑っていいとも!』が放送終了。1982年の放送開始から31年半の歴史に幕を下ろす。
◆4月1日
 消費税が5%から8%に増税
 武器輸出三原則に代わる新たな政府方針として防衛装備移転三原則を制定
◆4月7日
 渡辺喜美みんなの党代表、化粧品会社DHCからの8億円借入金問題を受け、党代表を辞任
◆4月16日
 クルーズ旅客船セウォル号」が沈没、死者299人

◆5月22日
 タイ軍がクーデターを宣言。憲法を停止。
◆5月29日
 北朝鮮当局による拉致被害者再調査がストックホルムでの日朝協議により合意
北朝鮮による日本人拉致問題 - Wikipedia参照)
◆5月30日
 内閣官房内閣人事局を設置。初代局長には内閣官房副長官加藤勝信を任命
◆6月12日〜7月13日
 2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会
◆6月16日
 石原環境相東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設建設をめぐり難航している福島県側との交渉について「最後は金目でしょ」と述べ、最終的に交付金など金銭で解決するとの見方を示したことに対し、佐藤雄平福島県知事らが批判。19日に発言を撤回し謝罪
◆6月21日
 富岡製糸場世界文化遺産登録決定
◆6月26日
 終戦前後に現在の北朝鮮地域で死亡した日本人の遺族9人が墓参のため北京経由で北朝鮮に到着、7月5日迄滞在
◆7月1日
 北京で日朝局長級協議

 臨時閣議において、集団的自衛権の行使を条件付きで認める憲法解釈の変更を閣議決定
◆7月3日
 習近平・中国国家主席国賓として韓国を初訪問。朴槿恵大統領とソウルの大統領府で会談。共同声明で、北朝鮮による「朝鮮半島での核兵器開発に断固として反対する」と明記。従軍慰安婦問題について、関係機関による共同研究を進める旨、声明付属文書に記載
◆7月10日
 1日に北京で開かれた日朝政府間協議の際、北朝鮮が複数の拉致被害者を含む約30人の日本人生存者リストを提示したと日本経済新聞が同日付朝刊で報じたことについて、菅官房長官が記者会見で否定
◆7月11日
  日本大使館自衛隊創設記念行事の開催会場として予定していたソウルのロッテホテルが、前日の10日夜に「国民感情に触れる」などとして取消を通知したことに対しホテルに抗議。菅官房長官、岸田外相が遺憾の意を表明。レセプションについては日本大使公邸に会場を変更し予定通り開催

◆8月1日
  前日に解党した日本維新の会の「石原グループ」が「次世代の党」、「橋下グループ」が「日本維新の会」をそれぞれ結党
◆9月18日
 スコットランドでイギリスからの独立を問う住民投票を実施。結果は「否決」。
◆9月28日〜12月15日
 香港で雨傘革命(2014年香港反政府デモ)が起きる。最終的に警察の強制排除で終了
◆10月7日
 ノーベル物理学賞受賞者に赤崎勇・天野浩・中村修二の3人が決定
◆10月20日
 公選法違反疑惑で小渕経産相、松島法相が辞任
◆10月24日
 アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立の覚書が中国で21カ国代表により結ばれる。
◆11月16日
 沖縄県知事選挙で翁長雄志が現職の仲井眞弘多を破り当選
◆11月19日
 みんなの党が解党決定
◆11月27日
 ユネスコ無形文化遺産に「和紙」が登録
◆12月15日
 海江田万里民主党代表が衆院選(12月14日投開票)での「民主党の不振(63→73と10議席の増加にとどまった)」「海江田自身の落選」を理由に代表辞任を表明
◆12月17日
 アメリカ大統領バラク・オバマキューバ国家評議会議長ラウル・カストロが両国の国交正常化交渉の開始を発表

新刊紹介:「経済」2024年7月号

特集「日本の公共を立て直す:新自由主義路線の転換」
自治体の民営化路線30年と公共の再生(岡田知弘*1
◆日本の財政民主主義を取り戻すために(梅原英治*2


財政投融資の「解体」が招いた物(佐々木憲昭*3
◆NTT法廃止はNO(宇佐美俊一*4
◆動き出したEUのプラットフォーム規制(高野嘉史)
マルクスによる未来社会の探究と「自由な時間」:ディルク抜粋から『資本論』へ〔3〕(山口富男*5
◆シリーズ・マルクスエンゲルスの古典案内③『マルクス「賃金、価格及び利潤」(斎藤彰一*6
◆シリーズ「現代のグローバル企業分析」第10回『ウォルマート*7セブン&アイ*8、イオン*9』(鈴木和哉)

*1:京都大学名誉教授。京都橘大学教授。自治体問題研究所理事長。著書『日本資本主義と農村開発』(1989年、法律文化社)、『一人ひとりが輝く地域再生』(2009年、新日本出版社)、『道州制で日本の未来はひらけるか(増補版)』(2010年、自治体研究社)、『震災からの地域再生』(2012年、新日本出版社)、『「自治体消滅」論を超えて』(2014年、自治体研究社)、『公共サービスの産業化と地方自治』(2019年、自治体研究社)、『地域づくりの経済学入門(増補改訂版)』(2020年、自治体研究社)、『私たちの地方自治』(2022年、自治体研究社)等

*2:大阪経済大学名誉教授。著書『関西、その活力の源をさぐる:産業集積と起業家精神』(編著、2000年、法律文化社

*3:衆院議員。日本共産党名誉役員。著書『現代エネルギー危機論』(1978年、新日本出版社)、『記録米・イラン危機』(1980年、連合出版)、『暮らしのなかのエネルギー危機』(1981年、新日本新書)、『転換期の日本経済』(1983年、新日本出版社)、『どうみる世界と日本の経済』(1986年、新日本出版社)、『おしよせる大失業』(1987年、新日本出版社)、『変貌する財界:日本経団連の分析』(2007年、新日本出版社)、『財界支配:日本経団連の実相』(2016年、新日本出版社)、『日本の支配者』(2019年、新日本出版社

*4:JMITU通信産業本部委員長

*5:日本共産党社会科学研究所所長(党幹部会委員兼務)。著書『新しい世紀に日本共産党を語る』(2003年、新日本出版社)、『マルクス資本論』のすすめ』(2021年、学習の友社)

*6:岩手大学教授。著書『マルクス剰余価値論の地層』(2012年、八朔社)

*7:世界最大とされる米国のスーパーマーケット

*8:コンビニ「セブン・イレブン」、スーパー「イトーヨーカ堂」「ヨークベニマル」、生活雑貨店「Francfranc」「ロフト」、ベビー用品店「赤ちゃん本舗アカチャンホンポ)」等を運営(セブン&アイ・ホールディングス - Wikipedia参照)

*9:コンビニ「ミニストップ」、スーパー「イオン」「いなげや」「カスミ」「ダイエー」「ベルク」「まいばすけっと」「マックスバリュ」「マルエツ」、ディスカウントストア「ビッグ・エー」、ドラッグストア「ウエルシア」、100円ショップ「キャンドゥ」、外食「オリジン東秀」等を運営(イオングループ - Wikipedia参照)

政局しか興味の無いkojitakenに悪口する(2024年5/20日分)

政党支持率の世論調査、三春充希氏曰く「毎日は調査方法が独特で、野党の支持率が高く出る傾向があります。2で割るとだいたい各社の平均と合います。」 - kojitakenの日記

 立民の「支持率の桁が変わ」ったけれども、やっとこさ10%に乗っただけで終わるかもな、今の様子だと。やはり9月の立民代表選は真面目にやった方が良い。

 9月の代表選より今の立民をどう評価するか、論じたらどうなんですかね。「9月前解散で立民惨敗」の可能性も十分あるわけですし。まあ、今の立民には「9月の代表選前」に泉批判で動く度胸や能力のある人間は皆無なのでしょうが。
 なお、「枝野代表辞任後の代表選挙の結果(泉の代表就任)」が「今の泉路線(kojitakenは否定的らしい)」であるのに何でこんなにkojitakenが「代表選挙に夢を見ることができるのか」意味不明です。「前回代表選挙でkojitakenが嫌う泉が当選した」ようにkojitakenの期待する候補が当選する保証などどこにもないのに。
 それにしても「今の泉路線」をkojitakenが批判する理由が「立民の支持率が上がらないから」というのには呆れます。
 「部数や視聴率」だけで記事や番組の価値を評価するようなもんで全く馬鹿馬鹿しい。
 「政治路線が正しければ支持率が上がる(あるいは支持率が低いから路線が間違ってる)」なんてことは必ずしもないし、ましてや「kojitakenの望む路線は正しい路線で、その路線を取れば支持率が上がる」なんて保障はもっと無いんですが。あくまでも路線の是非は「それがあるべき政治(国益や人権擁護)に合致するか」で評価すべきです。


上川陽子の失言について、井戸まさえ氏「見出しの切り取りには何らかの意図を感じるものの、 いずれにせよ「うまずして何が女性でしょうか」はないわー。」 - kojitakenの日記
 井戸のツイートを紹介する「井戸ファン」kojitakenですが、俺は共産支持者として赤旗記事を紹介しておきます。

きょうの潮流 2024年5月20日(月)
 18日、静岡知事選の応援演説に集まった女性らに支持をよびかけ「一歩を踏み出したこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と
▼比ゆだとしても、女性の出産と結びつけたのは明らか。それをただす批判に対し言葉狩りのレッテルを貼るほうがおかしくはないか
▼わざわざ「私たち女性」を主語にして、そうしないのは女性ではないという言い方。これでは、女性は子どもをうむのが当然だととられてもしかたがありません。本人も翌日に発言を撤回しました
▼もとより結婚や出産は個人の自由。子をもちたくても、もてない人たちもいます。個々の選択や苦悩に少しでも思いを寄せれば、こうした言葉にはならなかったはずです。「女性パワーで未来を変える」というのが真意だと弁明した上川氏。それを妨げているのがみずからの言動であり、属する政党だということがわからないのか。

 これで自民党は「上川陽子*1カード」も切りにくくなった。
 政局はますます混迷の度を深めるかもしれない。

 「kojitakenは政局話が本当に好きなんだな」と改めて呆れます。というか、政局話として考える場合でもそういう話よりは「静岡県知事選で自民が敗戦→自民の都議選敗戦後、応援演説での失言が問題視されて防衛相辞任に追い込まれた稲田*2のように上川が外相辞任→岸田内閣に打撃」の方が「あり得る話」ではないか。
 なお、最近の世論調査では「ポスト岸田」に名前が挙がり

立民・枝野幸男氏「衆院選の相手は初の女性首相だ」 上川陽子外相を挙げ警戒感 - 産経ニュース2024.3.16
 立憲民主党枝野幸男*3前代表は16日、さいたま市で開いた集会で、衆院解散は岸田文雄*4首相が交代した自民党総裁選後になるとの見方を示した。「岸田首相で解散すれば自民は自滅だ。首をすげ替えて衆院選になるのは確定と思っていい。次の相手は初の女性首相だ」と述べ、有力候補に上川陽子外相を挙げて警戒感を示した。
 次期衆院選に向け「都合の良い時だけ女性を利用するような政治は駄目だ。初の女性首相にだまされないで、と今から全党を挙げて全国で言いまくる」と語った。

なんて見方もありますが俺は彼女が「ポスト岸田の自民党総裁」になる可能性は「全くない」と見ています。従ってこの発言が「上川総裁が遠のいた」というような形で政局に影響することもまずない。
 彼女が総裁になるとしたら「所属派閥の岸田派」の支援を受ける必要があるでしょうが、多分、岸田派が派閥幹部を総裁に担ぐとしたら林*5官房長官でしょう。
 また、自民党は「社民党福島瑞穂*6党首)」「共産党(田村智子*7委員長)」と違って女性を党首に担ぐ度量は無いでしょう。

*1:第一次安倍、福田内閣少子化等担当相、第三次、第四次安倍、菅内閣法相等を経て岸田内閣外相

*2:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相等を歴任

*3:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立憲民主党代表等を経て立憲民主党「つながる本部」特別参与

*4:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)等を経て首相

*5:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相、岸田内閣外相等を経て岸田内閣官房長官

*6:社民党幹事長、副党首等を経て党首

*7:共産党副委員長、政策委員長等を経て委員長

珍右翼・高世仁にコメントする(2024年5/20日分)

中村哲医師とティリチ・ミール登山 - 高世仁のジャーナルな日々

 今朝の『朝日新聞』はトップが「核搭載米艦、寄港容認の密約経緯 60年安保改定時、米公文書に明記:朝日新聞デジタル」。

 1960年の日米安全保障条約改定をめぐる交渉で、核兵器を積んだ米軍艦の日本寄港を事前協議なく認める密約を両政府が交わしていたことを示す米公文書が見つかった。
 信夫隆司(しのぶ・たかし)日本大学名誉教授(日米外交史)が、米国の国立公文書館NPOの国家安全保障公文書館NSA)で2004年以降に入手し、精査した。
 岸信介*1首相は1958年2月、領海を含め日本に核兵器を持ち込ませないと国会で答弁したが、米政府は核搭載艦が自由に寄港できる環境を維持しようとした。
 一連の米公文書によると米国務省は58年9月、マッカーサー*2駐日大使に、条約改定で新たに設ける事前協議制度について訓令を出した。核兵器の日本領土への配置は事前協議の対象とする一方で、「核搭載艦の日本の領海、港への立ち入りは過去同様に続き、事前協議の対象にならないとの確認を求める*3」よう指示する内容だった。

 発見者の信夫氏には『若泉敬*4と日米密約』(2012年、日本評論社)、『日米安保条約事前協議制度』(2014年、弘文堂)、『米軍基地権と日米密約』(2019年、岩波書店)、『米兵はなぜ裁かれないのか*5』(2021年、みすず書房)等の著書があります。これらのうち、一部の本については米兵を起訴するのは、法相が指揮をすることらしい(それじゃ、検察だって、起訴なんかしたいわけがない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でも紹介されています。
 この結果、安保闘争での「事前協議制度など信用できるのか」という批判が「全く正しかったこと」が証明されました。
 それにしても「密約を全て隠し続ける日本」と「一部に留まるとは言え、後に公開する米国」、後者の方が「いくらかマシ」ですね。
 また日本政府は「米国公開公文書」なのに「知らぬ存ぜぬ」なのでしょうが。
 なお、以前から以下の通り「日米密約」については色々と指摘があります。

共産党が明らかにした日米核密約/歴代外務次官の証言で裏付け/根拠なく否定の日本政府2009.6.22
「1960年1月6日、マッカーサー駐日大使が米国務長官あてに送った電報」に、同大使と日本の藤山愛一郎*6外相が、同日、三つの秘密取り決めに署名したことが記されています。そのうちの一つが、「核密約」の全ぼうを記した「相互協力及び安全保障条約 討論記録」(1959年6月)です。(全文別項)
 これを見ると、核兵器の日本への「持ち込み」(イントロダクション)は、「事前協議」の対象になる「装備における重要な変更」にあたるが(2A)、航空機の「飛来」および艦船の「立ち入り」(エントリー)については、「現行の手続き」に影響を与えないとしています(2C)。
 つまり、米艦船・航空機の日本への立ち寄りについては、核兵器を積んで自由に出入りできる「現行の手続き」どおり、自由にできるというのです。
 「1963年4月4日、ライシャワー大使からラスク*7国務長官にあてた電報」では、同大使が大平正芳*8外相とその内容を確認したことを記しています。

沖縄核密約「今も有効」/米政府元高官・ハルペリン氏、本紙に証言2014.9.22
 1966年から1969年にかけて沖縄返還交渉の米側担当官を務めたモートン・ハルペリン氏が都内で本紙の取材に応じ、「有事」の際に沖縄への核兵器の持ち込みを認めた日米密約について、「確かに存在しており、今も有効だ」と語りました。
 沖縄核密約(日米共同声明に関する合意議事録)は、1969年11月21日に当時の佐藤栄作*9首相とニクソン米大統領が交わしたもの。メースBなど、沖縄に配備されていた核兵器を本土返還までにすべて撤去する一方、「重大な緊急事態」の際には再び核を持ち込む権利を米側に認めました。
 日本政府は当時、沖縄返還は「核抜き・本土並み」だと説明していました。しかし、佐藤氏の密使だった若泉敬氏(故人)が1994年に刊行した著書で「合意議事録」の存在を告白。同書によれば、若泉、ハルペリン両氏が密約作成を主導していました。2009年には佐藤氏の自宅からも合意議事録の原文が発見されています。

 朝日歌壇に上田結香さんの歌が出ていた。
◆理由なく辞めたわけじゃない、あの時代、パワハラという語がなかっただけだ

 「タイトルと関係ないことを記事に混ぜるな」と思いますが、重要な指摘ですね。「セクハラ」「パワハラ」と言う言葉が生まれ、社会に普及、定着することによってそうした物が注目されるようになった。
 これは何も「セクハラ」「パワハラ」に限りません。
 「DV」「児童虐待」等もそうでしょう。
 あるいは、以前も別記事『ライプツィヒの夏』記事について色々感想 - bogus-simotukareのブログで書きましたが「横山やすし」は明らかに「何らかの発達障害」だと思います。
 しかし、やすしの活躍した時代にはそうした認識がやすしにも、周囲にも恐らく無かった。
 発達障害についてかなり知られるようになった現在にやすしがいたならば、周囲の支援で「あそこまで悲惨な末路(数々の不祥事による吉本解雇(1989年)、アルコール依存症による肝不全での死去(1996年、享年56歳)など)」にはならなかったのではないか、という気がします。
 中村氏については今回特にコメントしません。

*1:戦前、商工次官、東条内閣商工相等を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相等を経て首相

*2:GHQ司令官として知られるダグラス・マッカーサーの甥。日本大使、ベルギー大使、オーストリア大使、イラン大使等を歴任

*3:恐らく佐藤栄作首相もこの密約を引き継いだでしょうから、佐藤の「非核三原則」のうち「持ち込ませず」は最初から嘘だったわけです。

*4:京都産業大学教授。沖縄返還交渉において、佐藤首相の密使として重要な役割を果たした。1994年、著書『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』(文芸春秋)で沖縄返還に関わる密約(有事の際の核持ち込み密約など)の内容を暴露し、2年後に死去。当初は病死と発表されたが後に青酸カリによる自殺と判明。若泉の自殺について大田昌秀琉球大学名誉教授、元沖縄県知事)は「有事の際の核持ち込み密約を結んだことは評価できないが、若泉さんは交渉過程を公表し、沖縄県民に謝罪した。人間としては信頼できます」とコメントしている(若泉敬 - Wikipedia参照)

*5:いわゆる不起訴密約のことでしょう。

*6:岸内閣外相、自民党総務会長(池田総裁時代)、池田、佐藤内閣経企庁長官等を歴任

*7:ケネディ、ジョンソン政権で国務長官

*8:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)等を経て首相

*9:吉田内閣郵政相、建設相、自民党総務会長(岸総裁時代)、岸内閣蔵相、池田内閣通産相、科技庁長官等を経て首相

「リベラル21」のバカさに呆れる(2024年5月20日記載)

シンポジウム「軍事化とジェンダー:戦争・軍隊」
 寄稿者が高齢男性ばかりで異常なまでにジェンダー平等に無関心なリベラル21が珍しく、ジェンダー問題を取り上げていますが、日弁連主催のシンポジウムの紹介にすぎず「やはりリベラル21はジェンダーには関心が薄いな」ということを改めて実感します。
 一応紹介しておきます。

◆第1部 
 ∇基調講演「ジェンダーから問う 軍事化・戦争・軍隊」
   講師:佐藤文香さん*1一橋大学大学院教授)
 ∇現場レポート「自衛隊における性被害*2の実態について」
  報告者:武井由紀子さん(弁護士)
 ◆第2部
 ∇パネルディスカッション「戦争・軍隊と性を考える」
  バネリスト:佐藤文香さん、青井未帆さん*3(学習院大学大学院教授)、秋林こずえさん(同志社大学大学院教授)、堀潤さん*4(ジャーナリスト) 
  コーディネーター:伊藤真さん*5(日弁連憲法問題対策本部副本部長)

*1:著書『軍事組織とジェンダー自衛隊の女性たち』(2004年、慶應義塾大学出版会)、『女性兵士という難問:ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』(2022年、慶應義塾大学出版会)等

*2:五ノ井氏の件などでしょうが、俺の記憶が確かなら、リベラル21は一度も「五ノ井氏の告発した自衛隊セクハラ」を記事にしてないと思います。リベラル21の「高齢男性連中」にとって「自衛隊セクハラ」はどうでもいい問題なのでしょう。心底呆れます。

*3:著書『憲法を守るのは誰か』(2013年、幻冬舎ルネッサンス新書)、『国家安全保障基本法批判』(2014年、岩波ブックレット)、『憲法と政治』(2016年、岩波新書)等

*4:著書『僕がメディアで伝えたいこと』(2013年、講談社現代新書)等

*5:著書『憲法の力』(2007年、集英社新書)、『中高生のための憲法教室』(2009年、岩波ジュニア新書)、『憲法問題』(2013年、PHP新書)等

政局しか興味の無いkojitakenに悪口する(2024年5/19日分)

立民・高野勇斗江東区議が山本太郎を痛烈に批判「選挙妨害について、妨害された側の政党の候補者や関係者が、妨害した側の質問に答えない、逃げるから、付きまとわれ被害が広がったと言っている党の代表がおります。日々ゲリラ街頭演説を見てますが、これだけはまったく問題を理解していない発言」(高野区議のXより) - kojitakenの日記

 立民の高野勇斗江東区議がXで山本太郎を批判した。名指しこそしていないけれども、批判に当てはまる人物は山本太郎しかいない。

 まあ酒井候補を支持してくれた櫛渕共同代表(政審会長代理)に気を遣って「名指しは避けてる」んでしょうね。しかし以前も書きましたがこうなると、山本には政界引退してもらって別の人間(櫛渕氏など)が党首になるべきでは無いか。
 そもそも「逃げるから」云々という山本の主張は「被害者に責任転嫁する」という最低最悪のセカンドレイプ行為です。
 「怪しい話を信じる方が悪い(詐欺)」「女が一人で男のいる部屋に行くから悪い(性犯罪)」等と何ら変わらない。
 大体つばさの党が須藤元気を攻撃しなかったのは、山本や須藤の対応が適切だったからではなく「何故か、つばさ側が山本or須藤にシンパシーを感じてるから*1」にすぎません。


7月の都議会江東区補選に共産党の大嵩崎(おおつき)かおり区議が出馬を表明 - kojitakenの日記

 共産党は都議会江東区選挙区に議席を持ってるはずなのにどうして、と一瞬思ったが、前回2021年の都議選と2023年の区議選の結果を参照し、それに高野勇斗氏1人しか立民の区議がいない区議会の構成を思い出して、事情を説明できる仮説に至った。
 大嵩崎かおり氏が(ボーガス注:前回区議選では)共産党の候補者の中では最高位の9位で当選している。区議会の共産党のエースはどうやらこの人らしい。大嵩崎氏は当選時55歳。(ボーガス注:現在、江東区を選挙区とする共産都議の)畔上氏とは12歳違いになる。
 つまり、共産党は来年の都議選では、どうやら畔上氏から大嵩崎氏への代替わりを考えているらしいと推測される。
 そして、おそらく立民からは候補者が出ないのだろう。出すとしたら高野区議しか考えられないが、彼が出馬したら立民の区議は誰もいなくなってしまう。
 そうした理由で、共産党が既に1議席を持っている江東区の都議補選にあえて大嵩崎区議を出すことにしたのだろう。これは(ボーガス注:共産だけで無く)おそらく今回の補選で酒井菜摘氏に勝利をもたらした「市民と野党の共闘」陣営の総意であろうと推測される。

 珍名さんているものだなと思った(明月院秀政) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)の「明月院(めいげついん)」などと同様の珍名の上に難読名でもある「大嵩崎(おおつき)」ですがそれはさておき。
 いつもながら政策では無く「政局(選挙)ばかりに興味がある」kojitakenには呆れますね。
 しかもこの「仮説」とやらが正しいという根拠も無い(なお、この「仮説」が当たれば「どうだ、俺の予想能力は!」と自画自賛する「自己顕示欲の塊」がkojitakenでしょう。一方で外せば「都合が悪いので黙り」、俺のようなアンチkojitakenが「お前、予想外してんじゃねえか、選挙通ぶって、適当なことほざくなよ(嘲笑)」等と言えば激怒して、「ムキになって反論」するのでしょう)。
 いずれにせよ共産支持者として「大嵩崎氏」の当選を希望しますが果たしてどうなるか。

 高野区議も人並外れて自己顕示欲が強い人であり、それを自覚しているのであろう。もちろん酒井菜摘衆院議員も自己顕示欲が強いだろうし、山本太郎参院議員に至っては自己顕示欲の権化みたいな人だ。
 だからこそ、われわれ市井の人間はそういう政治家という範疇に属する人たちに対する批判的な姿勢を、それがたとえ自らが支持する人に対してであっても、常に持ち続けなければならない。間違っても「信者」になどなってはならないのである。

 文章に自己顕示欲が露骨に出てるkojitakenが良くも言ったもんです。
 kojitakenは「自分の醜悪な自己顕示欲」を少しは抑制したらどうか?
 なお、自己顕示欲の無い人間はいないでしょう。自分のやってること(仕事や趣味)が「無価値として誰からも全く評価されなくてもいい。それどころか有害としてマイナス評価されてもいい」と言う人間はまずいない。
 小生にも当然それなりに「自己顕示欲はある」。
 あるからこそ「公開する必要も無い文章」をわざわざブログ記事として公開してるわけです(とはいえkojitakenの自己顕示欲の酷さには呆れますが)。まあ、小生やkojitakenに限らず「公開モードでブログやってる人間」は皆「自己顕示欲がある」でしょう。
 なお、「その政治家の自己顕示欲の有無(繰り返しますが自己顕示欲が全くない人間はいないでしょう)」と「その政治家が信者を侍らすようなろくでもない政治家かどうか」は全く関係ない話でしょう。
 「信者を侍らす政治家はろくでもない」と言う話において「自己顕示欲」云々などと言う意味不明な話をkojitakenには「はあ?」ですね。
 それとこんなことを抜かすkojitakenが「西村智奈美*2擁護(西村はkojitakenが支持する政治家で、本多平直*3の妻)」のために本多が「議員辞職、立民党離党(現在、本多は米山隆一衆院議員(立民党、新潟県選出)の政策秘書)」に追い込まれた暴言について未だに「真偽不明(だから本多批判はしない)」と強弁して本多をかばうことには心底呆れます(kojitakenの本多擁護については例えば「政局のみ興味があるらしいバカ」kojitakenに悪口する(2024年5/11日分)(副題:「ロリコン変態」本多平直(西村立民党代表代行の夫)に甘いkojitakenに心底呆れる) - bogus-simotukareのブログで批判しました)。
 そもそも本多批判者である「寺田学衆院議員」「島岡まな大阪大学教授(刑法学)」等は「本多の失言場所」にいて、本多の失言を直接聞いた上で、本多批判してるのに何が「真偽不明」なのか。kojitakenは、寺田氏、島岡氏らが「本多誹謗の嘘」をついてるとでも言う気なのか?
 島岡氏については

(耕論)性交同意年齢の波紋 島岡まなさん、嘉門優さん、阿部守一さん=訂正・おわびあり:朝日新聞デジタル
◆「性的搾取の問題に無自覚」島岡まなさん(大阪大学教授)(聞き手・三輪さち子)
 本多平直衆院議員が「50代の私と14歳の子が、恋愛したうえでの同意があった場合に罰せられるのはおかしい」と発言した立憲民主党内の会合に、私は有識者として出席していました。性行為の同意能力があるとみなす「性交同意年齢」を、一律に13歳から16歳に引き上げるべきだという私の主張に対して、本多氏から飛び出したのが、あの発言でした。

を紹介しておきます。
 kojitakenこそ「西村批判ができない西村信者→あげく、西村の配偶者である本多まで無理矢理かばう馬鹿者」でしょう(まさか「中年男性」kojitakenの「本多擁護の動機」は「女子中学生と性交したい」でもないでしょう)。
 「kojitakenのお仲間(例えばid:suterakusoや宮武嶺)」が「いい加減、無理な本多擁護は辞めなさい」とkojitakenに苦言を呈するべきですが、「馴れ合い関係」で「kojitakenと喧嘩したくない*4」からか、勿論呈さないし、呈したところで「本多の件は真偽不明」と強弁し続けるのがkojitakenでしょう。

*1:さすがに山本や須藤が「つばさの党」に他候補への選挙妨害を依頼したわけでは無いでしょう。

*2:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣、立民党幹事長等を経て、現在、立民党代表代行(立民党新潟県連代表兼務)

*3:野田内閣で経産大臣政務官

*4:さすがに「西村信者」kojitakenと違い、西村や本多の擁護をしたいわけでは無いでしょう(勿論、中年男性である宮武らが「女子中学生と性交したい」わけでもないでしょう)。しかしkojitakenごときにそこまでして馴れ合う必要が何処にあるのか?