更新休止のお知らせ。

半月あまり更新停滞していて、昨日久々に鳥栖の感想を書いた矢先にこんな話で、ただただ申し訳ないのですけども。



昨年からおぼろげに感じていたことではあるのですが、要するに今のセレッソのフロントの人たちにとって、サポというのは「とにかく金だけ落としてくれればそれでいい」という存在なのであって、選手の後押しとかホームの良い雰囲気づくりとか、そういうものは(本音の部分では)大して必要としていないんだと思います。

だってそうでしょう、サポがチームを応援したいと心の底から思えるのは、選手やスタッフのみんなと、それぞれ立場は違えども気持ちをひとつにして、目標(それが優勝であろうと昇格であろうと、あるいは「前田祭り」であろうとw)に向かって一致団結して進んでいこうと、そういう気概を感じられるときに他ならないのであって、でもあの人たちは、私らがチームや選手に対してどんな考えを持ち、どんなチームであって欲しいと願っているのか、それを全く知ろうとしていないのだから。彼らが興味を持っているのはサポの財布だけであって、気持ちではないんだろう。



「りんでんばうむ」は、ここ「はてな」に移ってきたのは2004年の開幕前でしたが、その前身とも言える存在は2002年、つまり前回のJ2降格中にスタートしました(当時はいちいちhtmlタグを直打ちで書いていた、いま思えばよくあんなめんどくさいことしてたなw)。ときは日韓W杯の直後。日本中が、ここ日本(と韓国)で行われたサッカーの祭典に熱狂し、トルシエ・ジャパンの闘いぶりに声が嗄れるほど歓喜し、無念の涙を流し、世界中のスーパープレイヤーのプレーに感嘆の声をあげた、あの熱いお祭りの波が去っていった頃です。

「せっかく、これほどまでに日本中の人が『サッカー』に興味を持ってくれたんだ、この視線をそのまま『Jリーグ』にひきつけて、次は日本のプロリーグを盛り上げようじゃないか」

そんな呼びかけを始めた、とあるJチームのサポさんがいらっしゃいました。その呼びかけに呼応するように、当時の有名なサポーターサイト、当時流行していた呼称で言えば「凶悪系」(w)のいくつかが、自らの応援するチームを丁寧に解説していく、そんな動きがあったのですよ。

しかし悲しいかな、当時セレッソはJ2。一応、トルシエ・ジャパンではモリシやアキが必要不可欠の存在として定着し、特にモリシは長居スタジアムでゴールを挙げて「ワールドカップ・スコアラー」となりましたが、セレッソというチーム自体の知名度は全然高くなかったし、マスコミに取り上げてもらう機会もJ1チームに比べると圧倒的に少なかった。(もちろん、当時のJ2チームの中では群を抜いて注目度は高かったのですが。)

私が大好きなセレッソ大阪というチームを、ひとりでも多くの人たちに知ってもらいたい。サポになってくれ、とまでは言わないけど、まずは興味を持ってもらいたい。

そんな気持ちで始めたのが「りんでんばうむ」。チームが何度「優勝」の2文字に手が届きそうで届かなくとも、せっかく昇格したのにたった4年でJ2に舞い戻ってしまっても、その気持ちだけは揺るがない。そのつもりでした。



もちろん、今、こういう事態になってしまっても、私自身はセレッソが好きです。本当に好きです。

だけど、今のセレッソを、多くの人たちに知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい、とは、悲しいかな、どうしても思えない。むしろ、見ないで欲しい、無視しておいて欲しい、とすら思ってしまう。そんな私が書く文章は、セレッソにとって決してプラスとはならないと思います。それに、フロントの人らも「サポの力」を(財布以外には)必要とはしていないんだろうしね。


「りんでんばうむ」は、ここでいったんお休みをいただきたいと思います。



こんな私の文章を読んでくださっている皆様、いつも本当にありがとうございます。メールであれ直接であれ「楽しく読んでます!」と言っていただけるのは本当に嬉しかったし、励みになりました。「勉強になります!」とか言われると、ひたすら恐縮していたたまれなくて身を縮こまらせておりましたw それがこんな形で「しばしのお別れ」を申し上げる羽目になってしまったこと、本当に申し訳ないことと思っております。

お詫びになるかどうかはわかりませんが、これだけはお約束させていただきます。これが最後の更新とするつもりはありません。

いつか、それがいつになるのかということは明言できないのですが、また私の中で「セレッソ大阪というチームを多くの人に知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい」と、そういう意欲がムクムクと沸いてきたら、必ず復活します。いずれそういう気持ちになる日が必ず来ることを、私は知っています。なんせ、根がおしゃべりの人間なもんで、自分が好きなものについてはアツく語らずにはおれない性分ですからw


それから、当然といえば当然のことではありますが、私自身の「セレッソが好きだ」という気持ちは変わりません。これまでどおり長居に行きますし、時間と体力と金銭の都合がつけばアウェイにもお邪魔するつもりでおります。とりあえず、とっとちゃんリベンジだけはなんとしても!w(次は晴れろよ〜)


セレサポの皆様も、他サポの皆様も、どうかお元気で。次はスタジアムでお会いしましょう。



2007.05.07 春@りんでんばうむ

鳥栖に行って来た。

(ここ2週間ほどのあれやこれやに嫌気が差していたので、更新休止のお知らせでも出してしばらく逃亡しようかと思っていたのですが)せっかく久々にアウェイ遠征なぞ行ってみたので、その感想なぞ。えーと、佐世保バーガーおいしかったのですが、ちとスパイシーすぎて後からのどが渇きました。あ、そういうことではなくて?w


・・・まさかここでユンちゃんの絶妙スルーパスを見せ付けられる羽目になるとはorz しかも試合後、新幹線の都合があったので大急ぎで駅に向かう道すがらにユンちゃんのインタビュー(それも日本語)を聞かせられるとは、何とむごいアウェイの洗礼よ。


というのはさておき、後半だけで(私がカウントしただけでも)4回は最高の決定機があったし、他にもPA近くでのFKやCKなんかも合わせると、あの時間までに少なくとも2点は入れてなきゃいかんと思う。「押してる時間帯に入れなければ必ず痛い目をみる」というのは、サッカーの鉄則だよね。

個人的には、今日の交代枠の使い方についてはあんまり文句はないです。前半を見ていて「あ、今日の昇はヤバいなぁ、早めに代えないと」と思っていたし、中盤でのハイボールの競り合いにほとんど負けていたのも気がかりだった。もともと雨が苦手なのかもしれないけど、柿谷も今日は仕事らしい仕事はほとんどできなかった(ついでに言うと、外した決定機のうち1つは柿谷のもの)。

なので後半開始時にアレーと金が出てきたのも「あぁやっぱりな」って思ったし、今日のベンチメンバーを見れば残り1枚は絶対に柿谷→香川だろうと思ってたのも的中した。問題は、その香川が今日に限ってはミス連発で、しかもミスするたびにアワアワアワってなってたこと。(あれは・・・遠目で見た限り、PKだよね・・・)でも正直、仕方がないかな、とも思う。いまのセレッソで、柿谷の代わりになれる(可能性がある)のは香川ぐらいなもんだし。

現状のセレッソの選手層を見るに、柿谷や昇や香川がスタメン、またはそれを狙う存在になっていってもらわなければならないのは明らかだし、だけど彼らを継続して起用し続けていく限りは、今回の香川みたいな出来事は起こる。必ず起こる。それは監督が誰であろうとどうしようもないこと。

それを防ごうと思ったら試合経験豊富な選手を補強して起用するしかないけど、それをすれば香川が試合に出れなくなるわけで。


ただ・・・都並監督の采配に全く疑問がないかというとそういうわけでもなくて、例えば前述の「中盤でのハイボールの競り合い」って部分。今日のスタメン、中盤から前に関してはこの3試合は全く同じだったんだけど、前節の時点で「この中盤・前線だと、中盤でのハイボールの競り合いにはほとんど勝てないよ」ってのはわかってたことだと思うんだけど、それでもこのスタメンになってしまったのはどういう理由からなのかな、と。


アレーの評価は難しいなぁ。確かにアレーが入ることで圧倒的に中盤のボールを拾えるようになったし、ゴール前に上がってくるタイミングも抜群。ただ・・・シュートが入らないorz しかも、決定機を外したりミスをしたりするたびに明らかに意気消沈していく。もっと自信を持ってプレーしろ!と言いたいんだけど、アレーには日本語が通じないorz(せめて是がいれば、とは思う)アレーがスタメンで出れるレベルなら、とりあえず中盤の高さの問題はある程度解消されるんだけど。今日は、というかここんとこボランチが交代するときは必ず宮本を残して濱ちゃんを下げる、もしくはどちらかのサイドに移動させてアレー・宮本という形をとっているけど、アレー・濱ちゃんという組み合わせは駄目なのかな?(宮本の球離れの悪さというか、視野の狭さはいつか改善される日が来るんだろうか・・・確かに運動量はチーム随一なのでそこはありがたいんだけど・・・)

キム兄はいいね。かなりいい。しっかり身体を張ってボールをコントロールできるし、サイドに流れる判断も良。昇のコンディションが今日ほど悪くないことが前提ですが、昇・柿谷・フルあたりとうまく連携が取れるようになれば面白いと思う。とりあえず、次は昇か柿谷のどちらかをベンチで休ませて、スタメンで使ってみて欲しい。

個人的に考える「今年のセレッソなら、最終的にこういう形のサッカーをするようになって欲しい」というのが一応私の頭の中には(おぼろげながらも)あって、それに必要なピースが、少しずつ、少しずつだけど増えてきているようには思う。そういう意味では、次の試合が楽しみなんだけどね、私は。



雨のせいでとっとちゃんに会えなかったお(つД`)

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更新遅杉。

まさか「更新するのすっかり忘れてた」だなんて言えやしない・・・。


(以下、何ごともなかったかのように)

山形戦、ね。とある場所にてテレビ観戦してたのですが、まああんなもんかな、しゃーないかなって私は思ってます。選手としての経験、チームとしての経験、両方が決定的に足らなさ過ぎた。

特にボランチのふたりが鳥栖戦、(ようやく録画を見た)愛媛戦と比べて明らかにそれとわかるぐらいに疲弊していた。今のシステムで、ボランチがあれだけ機能しないと全体としてもどうしようもない。それに、是が押さえられたあげくにシャケがあれだけ守備に奔走している*1ようでは、前線が孤立してしまうのは当然だよな、と。せめてどちらかだけでももっと高い位置でプレーできれば、もう少し違ったと思うんだけど・・・。

そして、今のセレッソのレベルでは、こういう想定外の事態が起こった場合、別の手でリカバーできるはずがない。そんなスキルはあるはずもない。

だけどね、そもそも土台づくりどころか、土台をつくるための地面すら満足に整地できてないところからスタートしてるのに、開幕からたかだか1ヶ月かそこらで土台が完成するだなんて甘っちょろい考えは、私は持ってはいないので、なので「しゃあないかな」と。

選手でいうなら、例えば柿谷であったり、山下であったり、この試合でついに公式戦デビューを果たした昇であったり*2、そういった選手が実戦デビューしていくことが「地ならし」なのかなぁ、と私は思ってます。その地ならしが終わるのに、第1クールぐらいまではかかっても不思議ではない。それまでにたくさん勝てればもちろんそれに越したことはないけど、でも、勝つことを優先してベニヤ板の土台の上にプレハブ小屋みたいなのをつくるぐらいだったら、きちんと「地ならし」してくれる方がいい。

そういう意味では、是が出場停止な明日の水戸戦で、堂柿をデビューさせられるかどうかってのがひとつの「鍵」になると思う。ニッカンの記事によると、明日は柿谷や昇はスタメン濃厚らしいし、そうやって若手連中がどんどん経験値をあげていってくれれば、第2クール以降で絶対にそれが生きてくると思うし。

ただね・・・どうしてもひとつだけ気になって仕方ないことが・・・



モリシ(小)どこー!?(つД`)

*1:どういうわけかこの試合では康太が絶不調だったからね・・・。

*2:実は昨年の柿谷や今年の山下のデビュー以上にこれが一番嬉しかった。昇おめ!

さぁ困った。

「見てない勝ち試合」が「見てない負け試合」以上にコメントしづらい件w(今の家に住んでる限り、スカパーはどうしても諦めざるを得ないorz せめて有料チャンネルでもPPVでもいいから、ケーブルにも流してくれればいいんだけど)

まぁとりあえずは


∩(`・ω・´)ジーク・是オン!


さて本題w

セットプレーから藤本のゴールってのがまず嬉しい。是のゴールも藤本のアシストだったようで・・・というか、是がヘディングでゴールってかなり珍しいんでない?

鳥栖戦では柳沢がキレキレだっただけに(ただしクロス以外w)藤本の出番は当分ないものかと心配していたんだけど、こうして途中出場でいきなり良い結果を見せてくれるとは頼もしい。かといって柳沢が悪かったわけではなさそうで(都並監督のコメント(J's GOAL)によると「イエローをもらっていたので、10人になるのが怖いという判断」によるものらしい)当面、右SBの選択は都並監督にとって嬉しい悩みになるのではないかと。

それと、2試合連続無失点というのも嬉しいね。前節がJ初出場だった山下にとっては、ものすごく自信を得た2試合になったと思う。今後、もっと上位のチームと当たったときにはここまでうまくはいかないだろうけど、この2試合分の経験があれば落ち着いてプレーできるのではないかな。


今週号のサカマガ・サカダイがともに「監督特集」で、どちらもパラパラと立ち読みしただけなのでw どちらに載っていたのか忘れたのですが、2代前の監督であるコバさんの言葉として

「自分にとってはサブは控えという位置づけではなくスタンバイと捉えている」

というのがありました。実はセレッソ時代ではなくトリニータ時代のコメントとして、ですが(つまり、昔から言い続けていたことなんだね)。

「小林セレッソ」の評価はサポによってもいろいろ別れるところかと思いますが、少なくともこの言葉、というかこの考え方、こういう意識を選手達に植え付けようとしていたという事実は、セレッソにとってとても意味のあるものだと思う。サブだから、頭から出れないからチーム内での位置づけが低い、意味がない、という考え方は間違っている。例え5分しか出場時間がなくても、その5分のためにきちんと準備をしておきなさい。ということだよね。

直接このような言葉にしたことは(いまのところ)ないけど、ことサブに関する位置づけに限って言えば、都並監督の考え方はコバさんのそれに近いように思います。例えば京都戦の是、そして愛媛戦での藤本。

そして、これは現在ベンチ外の選手にとっても同じことが言えると思う。いまはベンチに入れないかもしれないけど、いつ呼ばれても最高のパフォーマンスができるように、常に準備をしておきなさい、という。山下なんかは、まさしくそれを実践したがゆえの2試合連続無失点なのだし。

まぁ何が言いたいのかと言うと、ここまでのところまだ試合に出れていない選手、例えば堂柿とか、小松とか、多田とか、あるいは開幕当初はスタメンで起用されながら現在はベンチから外れている選手、例えば前田とか、丹羽とか、そういった選手も、いつ呼ばれても自分にとって最高のプレーができるようにスタンバイしておいて欲しいな、と。長い長いJ2での戦いでは、より多くの選手の力が必要となるはずだから。



ところで、平日夜のアウェイゲーム、しかも日帰り不可能な四国と三重苦揃った悪条件にも関わらず遠征された勝ち組サポの皆さん。


これ飲みました?w*1

*1:「愛媛では水道からポンジュースが出る」(通称ポン道)というまことしやかな噂があるらしい。

Not his day, but his day.

(文法的におかしいことは重々承知なのでツッコミ禁止の方向で。)



今日の試合は、

  • 前半:セレッソのやりたいこと、目指していることがことごとくできた45分
  • 後半:セレッソのやりたいこと、目指していることができないときにどうするかを考える30分+若手に経験を積ませる15分

という風に解釈しております。つまり、あまりよくなかった時間帯も含めて、無駄になった時間ってのはなかったかな、と。

ともかく、キックオフ30秒のゴールで、早い段階でリードを奪えたことが何より良かった。0分ゴールなんて生で見たの初めてじゃないかな?(去年、アウェイ広島戦で開始8秒だか9秒で寿人にやられたのは強烈に覚えてるけど、あれはテレビ観戦だし)ただ、ゴールそのものより、そこに至る経緯、つまりスローインのときのシャケのスペースへの動き出し、それをきちんと見ていた柳沢というところがポイントじゃないかな。で、開始直後であったがゆえに、鳥栖のGKにとってはあれがファーストタッチで、今日のボールがどの程度滑るのかを確認する前だったために、こぼれてしまったんだろうと推測。鳥栖にとってはアンラッキーでもあったけど、それをきちんとゴールという得点に結びつけられたことで、この後選手達が落ち着いてプレーできるようになったように思います。

2点目、3点目に関してはいずれも相手DFのちょっとしたミスや甘さを逃さなかったシャケ、フルの個人技と意識の高さ。シャケのボレーは見事だねぇ・・・ちょっとタッチをミスるとふかして宇宙開発になってしまうところだけど、しかもあの天候でボールがスリッピーだったろうと思うけど、実にうまくコントロールしてる。フルは、現地では気づかなかったんだけど、左足で流し込んでるんだね、あれ。正対してるGKはともかく、相手DFのひとりが右の方をフォローに来てたから、とっさに判断して左でいったのかな。あの落ち着きはさすがだ。


ところで、ゴールシーンだけ見ると、いずれもリスタートからのゴールだけど、今日はDFライン、中盤、そして攻撃陣も、ボールに対するプレッシャーの意識が非常に高く、どんどんボールを奪っていけてたので、見ていて非常に安心感がありました。特に濱ちゃんとシャケの中盤での強さには感心。ふたりともずいぶん当たりに強くなったなぁ(ただ、このふたりはいつも「いいプレーをした試合の次の試合では駄目」ということを繰り返してもいるので、この後がとても大事なんだけど)。

それと、柳沢のオーバーラップ!これが非常に効いてた。さすがに本職のSBだけあって、判断がいいね。J初出場初スタメンの山下も速さと強さを兼ね備えていて、しかも冷静だった。これは頼もしい限り。江添は、今日は(前半に限っては)思い切って前に出る積極的な守備をしていたので、相手にとってやりづらかったんではないかと思う。


そして、何よりも「やっぱすげーなぁ、こいつは」と思ったのがデカモリシ鳥栖のDF陣、1対1ではファウル以外で止める手段がなかった。で、デカシに2人、3人とつかざるを得ないから、シャケやフル、是が自由に動けるようになる。そしてPA内でマークが少しでもずれると即シュート。今日のセレッソのシュート17本のうち、実に6本がデカシのもの。

惜しむらくは、それが得点に結びつかなかったことだけど・・・前半の決定的なところでふかしたのはさておきw(そんなところで元祖モリシの後を継いでどうするよorz)後半のはどれも紙一重、いやー惜しかった。

しかし、結果としてデカシが鳥栖DF陣にとってひたすら脅威であり続けたがために、他の選手が生き生きとプレーできたことは疑いないわけで、「裏MOM」はデカシだったと私は思ってます。今日のタイトルはそういう意味で。


一方、前半の完璧すぎるほどの試合運びとは裏腹に、後半ではやや苦戦した感じですが、これにはいくつか理由があると思ってます。鳥栖がひとり退場となって*110人になったことで、逆にスペースが生まれて動きやすくなったこと、大して荒れた試合でもなかったのに*2北村主審が警告大乱舞だったこともあって、交代枠を主に「退場回避」として使わざるを得なかったこととか。

その中でも大きかったのは、前半は右OMFだった(俺だけの)山城純也を後半は3トップの左アタッカーとして使ったことだと思う。今日の鳥栖先発陣では一番、というかほぼ唯一キレのある動きを見せていた純也。一度、是がやや大きくボールをトラップした瞬間、胸元に飛び込んでボールを掻っ攫ったときは、敵ながら萌えた「おおっ」と感心してしまったよ。その彼が中盤ではなくFWに入ったことで、DFラインがだんだん下がらざるを得なくなってしまった・・・純也好きのセレサポとしてはなんとも複雑な気持ちでw


ところで、都並監督も言及してる(J's Goal)けど、途中出場のコケ、柿谷、香川の3人は、今日のところはあまりアピールすることができなかったね(柿谷がファーストプレーでシャケ目掛けて完璧なサイドチェンジをしてみせた場面では観客がどよめいたけど)。

特に、柿谷がせっかくフルからフリーでボールをもらいながら、こねすぎてチャンスを潰してしまった場面なんかはね。U-17ならともかく、J2といえどやはりトップの公式戦では、その一瞬の差で詰められてしまうわけですよ。デカシなんかはやはりそういうのをよくわかっているので、多少苦しくてもとにかくシュートを打とうとする姿勢があるので、柿谷にはその「一瞬の大切さ」というのを、今後学んでもらいたいところ。

ただ、前述の通り、OUTする選手のチョイスが戦術的な理由ではなく、退場回避の方を優先せざるを得なかったという事情もあるので、確かにやりづらい面はあったろうとは思う。柿谷と香川は、デカシと同じピッチでプレーさせてみたかったなぁ。


それにしても、「全治○日」というレベルの故障ではないにも関わらず、あえてモリシをベンチからも外した、都並監督の度胸は大したもんだ。来週はまたしても平日開催があって試合日程が詰まっていて、あまりチームのモリシ依存度が高くなると試合数の多いJ2ではキツくなるだろうというのは容易に想像できるだけに、監督にこういう度胸があるという事実が頼もしい。

(追記)大事なこと書くの忘れてたorz ユンちゃんも怪我で来れなかったんだよね。あー残念だ・・・モリシとの対決を楽しみにしてたのに。というか、8月の試合では世界陸上のせいで長居を追い出されてしまうので(鳥取と福井と三木のどこか、らしい。)「今年ユンちゃんが長居の地に来れるチャンスは今日の試合のみ」だったんだよね・・・。



最初の方で「鳥栖のアンラッキー」について触れたけど、もうひとつアンラッキーだったことは、その開始30秒ゴールを決めたのが、よりにもよってこの男だったことだ。なにせ「この男がゴールを決めるとゴキゲン度がMAXまで跳ね上がり、自由自在にキレキレにプレーしてしまう」という事実を、セレサポならば知らぬ者などないわけでwww

というわけで、最後の最後でお約束どおり


∩(`・ω・´)ジーク・是オン!

*1:Jリーグ公式を見ると退場理由が「S6:侮辱」になってますね。なんか余計なこと言ったかしたか・・・まぁなにせ今日は主審がアレだったからなぁw

*2:双方ともにやたら勢いのあるスライディングが多かったように見えるが、あれは今日の悪天候ゆえに普通のスライディングでも止まらなかっただけだ。

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「報道」に関する2、3の感想。

今さらな更新で大変申し訳ないのですが。というか、そもそも札幌戦の映像をカケラほども見れてないので、試合そのものに関してはまったくもって何も申し上げられないのですが。

それにしても最近また、ちょっと怒りモードがこみ上げておりまして。というのも、この記事(4/1付け報知)のせいなんだけど。


例えば、これはその記事よりも後の話になるけど、GK多田は自分のブログ*1の中で


>今やってる事に迷いを持たず続ける事が大事なんだと思います!!

とハッキリ言っている。


それから、札幌戦の2日後にこんな記事(4/4付け大阪ニッカン)が出ていて、で、それを受けてのことだと思いますが、今日のヨコモコさんブログ*2。こちらは「リンクはOKだけどコピペはダメよ」というところなので内容は直接ご覧いただきたいのですが、思いっきり要約すると

  • 監督に対する不満や不信感というのはいまのところ選手達の間ではほとんど出ていないらしい
  • むしろ監督に対して申し訳ない気持ちがあったり「監督を男にしたい」という話し合いがあったらしい

・・・とまぁ、チームの中はそういう雰囲気であることが伺える。


もちろん、都並監督の監督としての適性、特に「J1に復帰させるための監督」という点についてどうか、という論点はあると思う。現に「1勝4敗」という結果が存在している以上、それは仕方がないと思う。けど、それはちょっと脇に置いといて、だ。


私が言いたいのは、少なくとも選手の中では監督に対する信頼感とか、愛情とか、そういうのがまだきちんと存在していて、それを核として団結できているというのに、なんで前述の報知のような記事が出るのか、ということ。それはいったい「誰が」書かせた記事なのか?

「いや、あれはあくまで報知の記者がこちらの言質を勝手に解釈してあんな記事を書いただけであって、こちらの方にはそんな意図はないんですよ」というのであれば、なんで翌日にでもそんな記事を一笑に付して完全否定するようなコメントを出せないんだろうか。

上の人間がわざわざ不信の種を撒いてどうすんだよ。それが何より腹立たしい。(ヨコモコさんの記事も、読みようによってはそういう対応を暗に批判しているようにも読めるのはこちらの深読みしすぎでしょうか。)


まあともかく、選手の側がそんなくだらないあれやこれやに振り回されていないことには、ちょっとだけホッとした。こういうとき、つくづくヨコモコさんの存在をありがたく思う。やっぱり、新聞報道では伝わりきらない部分ってのはあるし、多少(?)個人的感情が入りすぎなきらいはあるとはいえ、報道関係者の中では誰よりもセレッソの選手やスタッフに近いところにいる人が、こうしてこまめに様子を伝えてくれるのは安心できるね。しかも無料ってとこが何よりありがたいw

ヨコモコさん、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m


ところで、そのヨコモコさんレポによると、今週末の鳥栖戦、柿谷のベンチ入りはほぼ確定らしい?ついに柿谷の長居デビュークル━━!?あと、香川もひょっとしてひょっとするかな?こちらもwktkですな。

*1:踏み返されるのが怖いからリンクはしないw

*2:やっぱり踏み返されるのが怖いから絶対リンクはしないw

ようやっと!!

昨年の甲府戦(10/28)から数えると148日ぶり。ホームで、となると広島戦(10/22)以来ですので、実に154日ぶりだそうです。


やっと、ようやく、ついに、


公式戦で勝てたぞー!!!


すっげー疲れた・・・orz(いろんな意味で)

ただですね、私たまたま昨日ミナツモでちらっと練習見てきたんですけど、そのときにセットプレーの練習にえらい時間をかけていて、それも守備だけではなくて攻撃の方でいろいろあれこれ試していて、そのことがちょっと報われたのかなーという部分、例えばキックする瞬間をGKに見せないためにウチの選手が壁の前に膝立ちする(いわゆる「ホストプレイ」w)その並び方を江添が指示するのとか、報われはしなかったけど一定の効果があった部分、つまり古橋ちょん蹴り→デカシの豪快キック(これ、本当に何度も何度も試してたもんね)とか、ともかく直前の練習で意識していた効果が早速試合で発揮されるというのは、頑張ってきた選手にとっては本当に嬉しいことだろうな。

都並監督になってから(厳密には去年もそうだったんだけど、今年は特に)宮本がものすごい勢いで重用されてて、もちろんそれが悪いってわけじゃないんだけど、でも都並さんは特に目をかけてるよなーと思ってたんだけど、今日はちょっとその理由がわかった気がする。何って「どこでも宮本」w よくまぁあれだけいろんなとこに顔が出せるなと、感心したよ。後は「ボールを持ってからの判断」だね。

それにしても、都並監督は鬼だなー。1点ビハインドで、それもあれだけグダグダな前半で、後半頭からモリシを下げるなんざ、並の度胸じゃできないだろう。まあ今日は、そのモリシに代わって入った濱ちゃんが大当たりの日だった・・・あぁこういう言い方はもう濱ちゃんに失礼だね。濱ちゃんがその実力をいかんなく発揮できたからこそ、後半は主としてセレッソの方が攻勢に出ることができた。コケもフルも、濱ちゃん投入で生き返った感がある。

プレーの上手さだけでなく、なんというか、肝の据わったプレーができるようになってる。いまの濱ちゃんなら、レギュラーを任せても大丈夫かもしれない。

それと、後半のデカモリシの鬼っぷりには目を見張った。京都のDF陣に森岡がいなかった(見たかった・・・orz)影響はあるのかもしれないけど、でもコワモテの外国人CBを向こうに回して一歩も引いてなかったからね。いやー強いわ。試しに秋田ともマッチアップさせてみたいものだけど、それはまぁ次の機会にとっておこう。

江添と前田。同じ2005年に入団し、それぞれに苦労を背負って今年もまたセレッソにいる、まさしく「同期の桜」。その江添から魂とともにつながれたボールを、前田が渾身のヘッドでゴールに押し込む。プライベートでも親しいらしいあのふたりだからこそ可能だった、執念の逆転ゴール。嬉しい、なんてもんじゃないね。最高。ありがとう。

(去年8月のアウェイ京都戦の記憶がいまだ生々しいだけに、得点後のロスタイム3分が怖くて怖くてしゃーなかったのはここだけの秘密だ。)


反面、失点の仕方はまだまだ、というか「相変わらずだなぁ」という・・・orz 1点目、ポストに当たって跳ね返ったゴールならまぁ不幸ではあるけど、毎度毎度ミドルのコースを空けるなとorz 2点目も、ちょうどあのあたりがバタついててヤバいなーと思った、まさにその左サイドから崩されたからね。何より、せっかく同点ゴールを決めたのに10分と持たずに失点するのはいい加減ヤメレと。

パウリーニョの方は執念で押さえ続けたけど、その副作用としてアンドレのマークがちょいちょいズレてた。そういう意味では、2失点も当然の帰結か。いくらJ2でも、「たったひとりさえ押さえとけばまず安心」なんてチームは数少ない。なんとか、複数の危険な敵を押さえ切れるようになってもらわないとなぁ。案の定、徳さんにやられまくりだしorz 最後はバテてくれて助かったけど・・・あれが90分持っていたら、いったいどうなっていたことか。

(ところで、京都の采配でちょっと不思議だったのが・・・なんであの早い時間帯で中払を下げたんだろう。正直言って、めちゃめちゃ助かった。実は、最後に徳さんを下げてくれたとき以上に効果絶大だったと思う。)



とはいえ、まぁ、今日の試合は最終的にはこれに尽きますねw それではみなさまご一緒に、はい、


∩(`・ω・´)ジーク・是オン!


昨日のミナツモで、CK練習のとき、最初はフルが蹴ってたんだけど、途中で是と交代したとき、そりゃもう嬉しそうな顔してたんだ・・・w 蹴りたくて蹴りたくて、しょうがなかったらしいんだ・・・www


是は、2年前の新潟におけるアンデルソン・リマのような存在に、今後なっていくのだろうか。それはそれでまた面白そうだけど。