隠れ花畑の春の花

◎数日前の天気の良い日の3時過ぎ、カメラを手に散歩に出たときのこと。近くのY字路に立つポストの右の道は、第二中学校に通う生徒たちが二中道と呼ぶ小道です。そこを少し東に行くと酒屋さんがあって、その角を南に曲がって下るとすぐ隠れ花畑と私が呼んでいるお花畑があります。そのまま真っ直ぐ南に下ると唐池公園の入り口に行きつく道です。昨年のことだったか、ここが空き地のオーナーさんが育てておられるのか、お花畑になっているのが解りました。それで、春の花を訪ねてみることに。

まず目に飛び込んできたのは、赤紫色のドイツあやめの群生でした。

 

全体を見てみると、素晴らしい春の花のお花畑になっています。

赤いのはケシ、オレンジはポピー、手前の青いのはアヤメかな。

 

少し下ってみると・・・木の実は何の実??

 

もう少し南に下って全体を見ると、ピンクのヒルザキツキミソウは、仕切りのロープからはみ出して勢いよく咲き誇っています。

 

もう少し引いてみると、三本の木立と草花のミニガーデンです。

 

道路の反対側へ回り込んで写してみました。

 

右側、白い大きな筒状の花はカラー。加賀の義母が鉢植えで育てていました。

 

花畑の西側は住宅で、塀際に美しいブルーのデルフィニウム

 

ブルーの濃淡とポピーのオレンジ色がとても美しい。

 

民家の空き地にポッカリと花のスポット。白昼夢を見ているようなひと時でした。

 

「『国が殿様、地方は家来』玉城デニー知事」「官房機密費を選挙に?」「吉村大阪府知事『0歳児に選挙権』と万博」など

🔲地方分権に反して国がコントロールできる力を増す方向に?

地域主権主義に根差した政治を目指す「ローカル・イニシアティブ・ネットワーク」(LIN-Net)は4月20日に東京都内で、7回目の集会を開いた。沖縄県の玉城(たまき)デニー知事が、国が県の事務を代行して進める辺野古(へのこ)新基地建設の問題点を特別報告した。

「国が殿さま、自治体は家来」に戻っちゃう 玉城デニー知事・保坂展人区長・岸本聡子区長…LIN-Net詳報:東京新聞 TOKYO Web tokyo-np.co.jp/article/323697
 
シンポジウムでは、地方自治体への国の指示権を拡大する地方自治法改正案の問題点を中心に、いずれもLIN-Netの世話人が玉城氏を交えて話し合った。

◆一部をコピーで:

【玉城知事・特別報告】辺野古の新基地、問題点は

◆「代執行は地方自治否定の先例に」

国は昨年12月、埋め立てに関して工事の設計変更を県に代わって承認する代執行を行い、今年1月、海上工事を強行した。国と地方自治体との関係を「対等・協力」とした地方分権改革の成果を無にして、「上下・主従」に逆行させた

 代執行という国家権力によって、選挙で県民の負託を受けた知事の処分権限を一方的に奪うことは、憲法が定めた地方自治の本旨をないがしろにするもので、断じて容認できない。国の判断だけが正当と認め、地方自治を否定する先例になりかねない。この問題は沖縄だけではなく、全国の自治体にとっても重要だと捉えてほしい。

 ◆保坂氏「対話を欠き、国が正義となっている」

 保坂氏 沖縄の県民投票で埋め立て反対が7割との答えが出れば、政府はその声を受け止めて政策変更を考えるはずだが、そうしないのが政府の特徴。対話をする姿勢を欠き、「国が正義」となっている。

 玉城氏 翁長前知事も私も政府に対話を求めている。対話の中で、沖縄県と国がお互いに、どこまで責任を持つのかを確認できれば、解決方法は見つかるはずだ。だが、政府は対話の場を開かない。「聞く耳をお持ちですか」と何度聞いても答えはない。私の声は岸田文雄首相の耳には届いていないだろう。

 岸本氏 LIN-Netは、地域主権によるコモン(公共財)の再生を掲げているが、私たちが今、どのような日本で生きているのかを沖縄は身をもって体現している。沖縄の県民投票は選挙以外の方法で民意を示す民主主義の醍醐味(だいごみ)の一つを成功させたが、政府がそれを全否定している状況が現在進行形で起きている。

🔲岸田政権、「まともに仕事をしないのに権限だけは強めたい」って最低:

能登半島地震への対応を見ていると、岸田政権には仕事をする気がないとしか思えない。なのに権限だけは強めたいようだこんな法案を通したら地方の人間は生殺しにされますよ。→「指示待ちの自治体増える恐れ」 国の指示権拡大案に懸念の声相次ぐ朝日新聞デジタル

🔲こういう政権が居座っているのは国民の不幸です。だから・・・

 
バナー作ってくれました。どんどんコピーして可視化していきましょう

 

🔲公金を自民党の選挙に使うなんて・・・

言い換えれば「自民党の勝利は、公金を使った自作自演だった」という事自民党は盗んだお金を国民に返すべきです。
 
そして、ここまでやらないと自民党は勝てないって事みんながちゃんと投票に行けば、簡単に政権交代できます。
引用
 
 
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@siroiwannko1
堤伸輔氏
「いや~これは底が抜けてしまった話ですよね、外交に使うとか、色んな対策に使うなら分かりますけど、選挙の応援で持っていくというのは『重大な犯罪』だと思いますね、国民の税金を使った官房機密費で、ある党の選挙のために使うのは、選挙を『盗んでる』ことになりますよね⇒ #報道1930

🔲官房機密費、領収書ナシで86億8千万円を自由に使えた菅義偉氏:

菅義偉氏が第2次安倍政権で官房長官を務めたときに支出された官房機密費95億円のうち86億8000万円を領収書なしで自由に使える「政策推進費」に振り分けていました。うち、4820万円は2020年9月の菅氏の自民党総裁選の出馬表明前日から首相就任までに使われていました
私は21年1月の参議院予算委員会で、「総裁選に使ったと言われても仕方がない」とただしましたが、菅首相は「そのようなことは一切ない」と述べたものの、使途は一切、答えませんでした。 報告義務も、記録する義務も一切ないのですから、鈴木議員が「断言」などできるわけがありません。
 
官房機密費「選挙で使わず」 自民・鈴木氏が発言、根拠示さず jiji.com/jc/article?k=2
 
自民党の鈴木馨祐衆院議員は12日のNHKの討論番組で、官房機密費(内閣官房報償費)について「選挙目的で使うことはない。断言する」と述べました。発言の具体的根拠は示しませんでした。

 

🔲パーティ券の購入額の公開基準で「自公の溝が埋まらない」??

現在20万円超とされるパーティー券購入の公開基準について、 自民10万円超 公明5万円超 で「溝が埋まらない」という。 いずれであれパーティー1回あたりの額にすぎず、何度も開けば非公開額も大きくなる企業・団体による購入禁止という抜本策をいつまでスルーするのか。

 

🔲吉村府知事、コロナ対策辺りからの支離滅裂が続きます:

ガス爆発が起こりうる場所に子どもを動員するような奴子どもの将来を真剣に考えているはずがなかろう
引用
 
 
吉村洋文(大阪府知事
 
@hiroyoshimura
これが日本の人口構成と政治的影響力の現実だ。綺麗事は抜きにして、政治家はどこを向くのか。本気で将来世代のことを考えた政治をするか?しているか?今後する見込みはあるか?社会保障、国の借金、将来世代は明るいか?将来世代に責任を負うのが、今を生きる大人の責任だと思う。0歳児に選挙権を

◆いかにも将来世代のことを考えているようなキャッチフレーズですが、結局は:

0歳児に選挙権」とか言ってるが、これはその0歳児の権利を大人が勝手に行使するスキーム。これ「0歳児の自己決定権を大人が好き勝手に利用する権利」だよね
 
つまり吉村氏は奇しくも「0歳児の選挙権」を自ら否定してしまっているわけだ。
 
小学生でも指摘できる自己矛盾。 違うなら反駁してみなさいな。

🔲万博の子ども無料招待、引率者の大事な『下見』は出来るのか:

オリパラも下見無しだったぞ。下見させてもらえないの恐ろしいぞ。校外学習の下見ってな、トイレの中入って個室の数数えて所要時間考えたり、飲める水道をチェックしたり、危険箇所を指導のために撮影したり、障害のある子がパニックになったとき落ち着けそうな場所の目星をつけておいたりするんだよ。
 
 

 

宇野昌磨選手の引退とカーネーションとピエール・ド・ロンサールのバラ

フィギュアスケート宇野昌磨さんが引退を表明。小柄な宇野選手が身体全体を生かして氷上を滑る姿は素晴らしかった! なんといっても回転の速さと高さと着氷の美しさが素晴らしかった! それに宇野選手のメンタル面の強さも魅力でした。引退と聞いて、我が家では、プロ転向だね、その前に本田まりんさんと結婚かな…と噂噺でした。

5歳の宇野昌磨をフィギュアに導いた浅田真央さん「よく泣いていました」「ゆっくり休んで」 (msn.com)

宇野昌磨が成績より大切にした「小さい頃からの憧れ」 現役ラストダンスの自分は「幸せそう」 (msn.com)

朝日新聞13日付の夕刊の記事によると、生まれたとき900gの「超低出生体重児」でNICU(新生児集中治療室)で育った宇野選手は5年前、同じNICUの病棟に、家族を励ますメッセージと花束を贈っています。そのメッセージ全文を紹介する記事です:

僕も生まれた時900gだった 宇野昌磨さんが新生児病棟に届けた夢 [愛知県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

◎12日の日曜日は「母の日」でした。3時頃だったか、パソコンに向かっていた私、肩を叩かれて、目の前にヌッと出て来たのが、この鉢植えの赤いカーネーションでした! 息子が、「はいっ」と言って渡してくれました。嬉しかったです。

街の花屋さんから、セロファンに包まれた中身丸見えのかなり重い鉢を、底を持って下さいと言われて、10分足らずを歩いてきたとか。信号のところで待っている時が一番恥ずかしかったとか。母の日に、50過ぎのオジサンが赤いカーネーションの花鉢を掲げているのは、どんなにか恥ずかしかったことだろうと思うと、余計、有難い。

1月に30数年間を過ごした東京を引き上げてきた息子は、2月から4月いっぱいは自動車学校へ通って運転免許を取得しました。若い頃一度教習所へ通っておきながら仮免手前で仕事の都合で通えなくなって、免許の方は取れずじまい。高齢の父親に代わって運転しなければならなくなる日が近いと思ってか、この際・・・ということだったのでしょう。

教習所の車で池田高校近くのコースを走っている時か、息子がここの卒業生ですという話から、教官が言うには、俳優の菅田将暉さんは池高在学中に芸能生活に入ったとか、また、NHKの朝ドラに出演している時には、家が教習所の近くなので、ここで免許を取ったという話を聞いてきて、菅田くんは高校の後輩で教習所の先輩だという話に。その菅田くんがミスタードーナツの広告に出ているのは、きっとミスドのあの一号店でドーナツを買ってた縁があるからだろうなんて話も。こうして、履歴書の資格欄に自動車運転を加えることが出来るようになって、息子の再就職活動がやっと本格的に始まりました。

それまで、実家の家の表札に名前を入れたり、父が使っていた書斎代わりの二階の屋根裏部屋のエアコンを取り替えたり、その下の押し入れの開き戸を直してもらったり、玄関の鍵がダメになっていて、玄関ドア全体を付け替えたり…諸々の工事をしていたのが、3~4月でした。

我が家と隣は小さいながらも一戸建ての家で玄関は別々にありますが、我が家のダイニングキッチン(応接間兼私の居間)の上半分が摺ガラスの引き戸と、隣の台所のアルミの入り口の引き戸を開けると一跨ぎで行き来できるようになっています。

両親はここを使って我が家へやってきてコーヒータイムを過ごし、90歳を超えた頃には、この通路を渡って食事にも来るようになりました。今は、息子が朝と夕食を我が家で摂り、そして、出入りも全てここを通してするからと言ってくれています。図書館に行ってくるとか、滝まで歩いてくるとか言って出かけますので息子の動静が解ります。その内、仕事に出るようになれば、どうなることか・・・

◎連休明けはバラが見ごろの季節。最近はわざわざ車を出して「荒牧バラ園」まで行かなくても、ご近所のバラ好きさん達のお宅の垣根のバラを散歩のついでに見せて頂くだけで充分満足できます。

ピンクのカップ咲のピエール・ド・ロンサールは、今までは西小路の青い北欧住宅の垣根に咲いていましたが、先日、ちょっと寄り道した時、すでに、バラの木は最盛期を過ぎて衰えていました。今は、東のバス道の北、パーゴラにバラを絡ませているお宅を目指して出かけます。丁度お家の方も外に出ておられて、毎年見せて頂いています。写真、撮っていいですかと、お話も出来ました。

パーゴラに絡むバラの2枚の写真以下は、唐池公園の近くのバラ尽くしのお宅の道路沿いの垣根や植木鉢のバラです。我が家のピエールドロンサールは、剪定を間違ったせいなのか、今年は一つの蕾もつけず仕舞いです。北側の玄関先のツルバラのカクテルは今も咲いてくれています。切り花にしても楽しめるので助かっています。

 

「国連総会でパレスチナ加盟支持」「米軍との一体化、憲法違反では」「”秘密”の経済安保法」「使い放題の官房機密費」などアレコレ

◎先週、散歩で唐池公園へ。

林の中のベンチ。左の新しいベンチ、座面に手すりが2本。

横になれない『意地悪ベンチ』なのに気づきました。実物、初めて見ました。

池には、カメもカモもカワセミも、生き物は見当たらずでした。

🔲国連総会では賛成多数でパレスチナの加盟が支持されていますが、アメリカが…

国連総会はパレスチナの国連加盟を支持し、安保理での再検討を求める決議案を賛成多数で可決
 
【賛成】日本を含む143カ国
【反対】米国、イスラエルハンガリーなど9カ国
【棄権】英国、ドイツ、カナダ、ウクライナなど25カ国
 
米国は安保理で再検討しても拒否権を行使する方針です
 
🔲自衛隊と米軍の一体化、憲法違反では:
 
長谷部教授の指摘はもっともだが、安倍政権以来、自民党憲法の縛りを無視して政策を進めており、憲法はあってなきが如しの状態になっている。問題は、野党もメディアもこうした危機的な状況を厳しく批判せず、国民にも危機感が浸透していないことだ。
引用
 
 
バジ🐒選挙で変えよう
 
@bazyry2hashiru
早稲田大学・長谷部教授 「憲法のどこを読んでみても、国際秩序を守るために他国と共同して、場合によっては他国の指揮系統下に入って、共に武力行使するという結論が出てくる余地は到底あり得ない。もう一度憲法を読み直していただきたい」 #報道特集
 
 
 
 
 
🔲「何が秘密?」「それは秘密です」:
 「何が秘密?」「それは秘密」身辺調査導入、経済安保新法が成立朝日新聞asahi.com/articles/ASS5B 政府は、国際的な信用が高まりビジネス拡大につながると主張する。だが、「何が秘密かすら秘密」などと批判されてきた制度のあいまいさは解消されていない。最前線を担う企業の対応もこれからだ。

🔲安倍政権が使った官房機密費、約87億円とか:

安倍政権7年8か月で使った官房機密費は86億8000万円1日平均307万円の支出五輪招致、選挙対策、メディア・文化人工作などが疑われているが、一体何に使ったのか解明すべきだ。国のお金は自民党のお金じゃないぞ!

🔲自民裏金事件初公判、裁く気があるのか検察は?

傍聴したけど、こんなに中身の薄い裁判を見るのはいつ以来だろ…って感じ。45分ほどで冒頭手続と検察立証が終了。裏金作りが始まった時期は「かねてから」で終わり誰がノルマの額を決めていたのか等触れずじまい組織犯罪なのに、検察はこれでいいんですかね?
引用
 
 
@mainichi
 
会計責任者兼事務局長の松本淳一郎被告は、起訴状によると、2018~22年分の安倍派の収支報告書に、収入と支出をそれぞれ計約6億7000万円少なく記載したとされています。
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🔲応援演説の聴衆は5000円で動員されていた・・・とは:

岸田首相の応援演説の聴衆は5000円の日当で動員されていた。  本誌は安倍元首相の応援演説の日当の領収書を入手した。支払いが常態化していることがわかる。  これは『投票買収』、または『運動買収』となり、いずれも公選法違反」 smart-flash.jp/sociopolitics/ #SmartFLASH

 

🔲アメリカも次期大統領、誰になっても大変ですが:

トランプ氏が不倫口止め指示 公判で元腹心コーエン氏が証言
トランプ氏の顧問弁護士を10年間務めた。16年大統領選の直前、トランプ氏と不倫関係にあったと主張する女性に口止め料13万ドル(約2千万円)を支払ったとされる。トランプ氏はコーエン氏への弁済を帳簿上で法務費用

🔲国会が機能せず、中国化、北朝鮮化が進んでいる?

そもそも、行政を監視する国会が機能してない
だから、無限に赤字国債を発行するし、税金を自分達の活動資金にしたり、裏金集めて使途ひた隠ししたり
検察も政権寄り、専制化、独裁化、政治腐敗が進み、中国や北朝鮮に近づいている。 それでもまだ自民党支持率は20%以上ある。
日本は異常です。
 
機密費使途「差し控える」 官房長官、自民議員発言で
 
国民の税金の使い方を問い質されている自民党には答える義務がある。答えを差し控える権利はない。行政と予算を国民から委任されている自覚はないのか。

🔲このままでいいんでしょうか:

「他の内閣よりも良さそうだから」、一体、いつまでこの無意味で馬鹿馬鹿しい回答を提案するのか?
 

NHK【特集ドラマ】「むこう岸」(5月6日)と生活保護法

5月6日、NHKで放送された特集ドラマ「むこう岸」は、ヤングケアラーと生活保護を扱ったドラマで、ずばり、生活保護法第一条がテーマになっていました。そこで、生活保護法を第三条まで:

第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。

第二条 すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護   を、無差別平等に受けることができる

第三条 この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなければならない

◎私が8年足らず務めた民生委員・児童委員を辞めたのは、このブログを始める前の年でしたので、今年で丁度15年になります。なったばかりの1年目に、担当地区で生活保護の問題に直面しました。市役所の福祉課の生活保護担当者や民生委員の地区の責任者に相談したり、同窓生の自民党の市会議員を訪ねた時には、いつもは敵視している共産党を訪ねればいいと言われ、怒りを覚えたこともありました。生活保護が権利だという認識は、生活保護を必要とする方にこそ必要だとその時思いました。

こどもの日を意識した番組だったと思いますが、主人公は難しい入学試験に合格した難関有名私立中学校を落ちこぼれて、地元の公立中学校に転校した山之内和真(かずま)と同じクラスの生活保護受給家庭の佐野樹希(いつき)。和真は閑静な住宅街に住む3人家族。公立中学校も樹希の暮らすアパートもこの橋むこうにあり、ドラマの中で、この長い橋が象徴的に、繋ぐ役割や、隔てる役割を果たしています。

二人が出会ったのも、この橋の上。和真はある日冷蔵庫に入っていた梅酒を間違って飲んだことから、気分が悪くなって、橋の上から飛び降りそうになります。そこへ、幼い妹を連れた佐野樹希(いつき)がやってきて、目が覚めたら、コーヒー店の二階の和室に居ました。樹希が連絡して倒れた和真をマスターが運んでくれたようです。

樹希は病気の母親に代わって家事もこなすヤングケアラー。学校では心ない男子生徒らに生活保護を受けていることを「働かなくてもおカネをもらえて、ずるい」「得しているのに隠している」「Tシャツに生活保護と書いておけ」とからかわれても、体操服の胸に「生活保護」と大書して、教壇に立ち「皆さん、私たちを養ってくれて、どうもありがとうございます。これで満足!?」と言い放つほど気の強いしっかり者です。

学校では、3年生を迎えるのに備えて進路希望調査を渡されます。和真は樹希が看護師になりたいという夢を諦めなければならないのを知って「理不尽だ」と思い、図書館で「生活保護手帳」を見つけて生活保護法や制度の勉強を始めます。和真は勉強が好き。本当の勉強が始まります。

茶店のマスターは二階の和室を子どもたちの放課後の居場所に開放していて、和真はそこで父親の虐待で声が出ない男の子・アベルと出会います。運ばれて目覚めた最初の日、樹希が和真の転校の秘密をばらさない代わりにアベルに勉強を教えるよう取引を持ち掛けられていました。そして、どうも和真は勉強を教えるのも上手だと分ります。

家でパソコンでも生活保護について調べている和真を見つけた父は「甘やかしすぎ、貧しいのは努力しなかった責任で、税金で養う方がよっぽど理不尽」とパソコンを取り上げます。母親は「その女の子とお付き合いしてるの?」と問い、「そんなんじゃない」と答える和真に「よかった」と。「よかったって、どういうこと?」と問い返す和真に、母親が「してあげられることは何もないでしょう」と言います。

そこで、和真は『自分がしてあげられること』を考えます。塾を休んで図書館へ行き、ぶ厚い法律書生活保護手帳」を見つけます。市役所の福祉課で生活保護について調べる和真。

そこで会った塾講師の湯川先生は大学で社会福祉学を専攻したという元ケースワーカーで、「世帯分離」によって、子ども世代が要保護対象から外れることで、高校卒業後の進学の道が開けることを教えてもらいます。

生活保護法の第一章の第二条「すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護を、無差別平等に受けることができる」。

制度は知っていなければ損をする。法律用語って解りにくいし難しいけど。生活保護を受けることは決してずるくない、権利なんだ。人間を信じてもいい気がする」「なんで信じるの? 本の話でしょ。現実は違うよ」と二人は一致できません。それから以後、樹希と会えなくなった和真は分厚い2冊の法律書に「世帯分離」について調べたノートと湯川先生の名刺を挟んでアベルに預けます。

その後、父親が川向こうのコーヒー店の二階にいた和真を見つけ出し「ここはお前の居場所ではない」と家に連れ帰りました。「努力は裏切らない、失敗はやり直せる」と受験のための勉強を強いる父親に「やり直したいのはお父さんでしょ」と言い返す和真ですが、樹希たちとは会えなくなってしまいました。

樹希が訪ねた和真の塾の湯川先生が生活保護について話します。申し訳ないとか、恥ずかしいとか、みんな言うの。でもね、情けなかろうが何だろうが、助けが必要な時は必要なの。嘆いても責めても人は変われない。もし変われるとしたら、誰かと関わりを持った時だけ。それができなくて、泥沼にはまる人をいっぱい見てきた。あなたはどうなりたい? 

私は、国からお金をもらわなくても済むようになりたい。出来れば看護師になって困っている誰かを助けられる人になりたい

立派な目標だと思う。それを叶えることはあなたの為だけじゃなくて社会のためにもなるのよ。そう、あなたが、生活保護受けるのと引き換えに、将来、社会に貢献できるのと、どっちがプラスになると思う? だから、胸を張って使えるものを使ってあなたは、施しを受けてるわけじゃない。社会から投資されてるんだよ

樹希は動き出します。生活保護担当者にはホームヘルパーさんをお願いしました。「これ以上、恥ずかしい」という母親に「今更、なに? 今の状況を受け入れて、ここから立て直して、三人でしぶとく生きるんだよ」と叱咤する樹希の気迫に、母親も「よろしくお願いします」と担当者に頭を下げます。

父親の叱責を受けた和真は2階の自分の部屋のベッドに横になっています。外で樹希が話しかけています。「あんた言ったよね、制度は知らなきゃ損をするって。私、決めたんだ。使えるものは使っていこうって。だからやるしかない。やってやるよ絶対。やっとスタート地点に立てたんだよ。アベルがこんなにやる気になるなんてすごいよ。お前、アベルの先生だろ。私にもややこしい制度を調べ上げて、夢見ていいと教えてくれただろ。」

山之内和真お前みたいなやつがこの世にいてくれないと困るんだよ

 だから...逃げんな」と、彼女なりのエールを送ります。

棚の上にあった「自学ノート」を手に取りながら「なんで勉強するんだろう、その理由を忘れてた。そう、僕は小さい頃から勉強が好きで、知りたいと思うことを・・・」と、和真は、何か、ハッと気づいたようす・・・

すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護を、無差別平等に受けることができる。」

外に出て走り出しながら・・・「僕はこの一文を美しいと思う。この美しくも難しいものを必要な人にかみ砕いて分かり易く伝えることが出来たら・・・

あの橋を目指して走りながら「今を生きる人に、自分が勉強したことや知識を広げて行けるなら・・・」

和真は叫ぶ、「佐野さ~ん、アルバく~ん」

あの橋の、むこう岸へ…

★現代ビジネスの記事は、原作を脚本化して映像作品にするドラマの制作過程を取り上げています。主役の3人が、それぞれピッタリですが・・・

NHKドラマ『むこう岸』制作秘話…子どもの間で起こる「貧困の壁」の”生易しくない世界”のリアル【5月6日放送】

NHKドラマ『むこう岸』制作秘話…子どもの間で起こる「貧困の壁」の”生易しくない世界”のリアル【5月6日放送】 (msn.com)

 

 

「大学は、批判精神を学ぶ場でもある」「米国防長官、議会で『原爆が戦争を止めた』」「マイク切り、台本通り」「選挙に機密費」などアレコレ

◎郵便局の南の小道を行くと、小さな地蔵堂があります。

🔲大学の存在意義についてスペインの若い女性科学イノベーション大臣の発言:

【大学はアカデミックな事だけでなく批判精神を学ぶ場でもある】
【大学に関わる大臣として批判精神を持ちそれを行動に移し社会に伝えようとする学生達を誇りに思う】 立派な大臣ですね。
 
一方、日本の統一教会文部科学大臣は、これとは正反対の方向に突進し続けている。
引用
 
 
 
まりまど@marimado
 
@marimandona262
各地の大学でガザ連隊運動が起きている件について、
スペイン科学イノベーション大臣
「大学はアカデミックな事だけでなく批判精神を学ぶ場でもある。大学に関わる大臣として批判精神を持ちそれを行動に移し社会に伝えようとする学生達を誇りに思うと伝えねばなりません」
43歳の若い大臣、ブラボー。 x.com/rifain_nouvell…

🔲アメリカ国防長官の「原爆が戦争を止めた」発言、日本政府はスルー?

岸田首相が明確に、厳しく抗議するかどうか、注視しています 原爆投下「戦争止めた」 米国防長官、議会で見解時事ドットコム
 
【ワシントン時事】オースティン米国防長官は8日、上院歳出委員会の小委員会で証言し、広島、長崎への原爆投下につ
いて、第2次世界大戦を終わらせるために必要だったとの見解を示した。米国内では原爆投下に肯定的な意見
が多く、それに沿った見解と言えそうだ。
議会での閣僚の答弁は個人的見解ではなく政府見解である。 米国政府の原爆投下に関する見解に対して、日本国政府は正面から向き合い、核廃絶に向けての議論をすべきだろう。 毎日新聞も上川外相も、個人的見解のように扱い誤魔化すべきではない
安倍政権7年8か月で使った官房機密費は86億8000万円、1日平均307万円の支出。五輪招致、選挙対策、メディア・文化人工作などが疑われているが、一体何に使ったのか解明すべきだ。国のお金は自民党のお金じゃないぞ! #自民党は悪事のケジメをつける時
 
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🔲水俣病の懇談会で運営側がマイクを切ったのは、最初から決められていた!?

「聞く場」を設けながら、「最後まで聞かない」ことを運営台本に明記していたなら、担当者個人より組織的病理であり、環境省の存在は地に堕ちていたことを証明している。
 
「『3分でマイクオフ』とマイクの音を切ることが明記されていたことがわかりました」
被害者の声を聴く会でよくそんな非道なこと思いつくな…
 
「3分でマイクオフ」環境省の司会の台本に明記 「後でしゃべらせろと言われた場合」も想定 水俣病の懇談会でマイク切った問題
 

🔲中国新聞(5/10)「官房機密費から現金100万円を選挙の陣中見舞いに」:

内田樹さんがリポスト

月1億、年間12億
与党自民党はいつから選挙に使い出したんだ?
 
会社の交際費を私的に使うようなもんだよ
 
そんなの発覚した時点でクビやん!
 
自民党をクビにしろ!
引用
 
 
宮崎園子
 
@sonoko_miyazaki
返信先: @sonoko_miyazakiさん
今朝も1面トップ。 「国政選挙で機密費から100万円官房長官が証言 陣中見舞いに現金中国新聞デジタル chugoku-np.co.jp/articles/-/462
 

🔲税金の使い方が国民のためじゃないのがイケナイ:

国家行政の不作為が生み出した「子ども食堂」の数が全国の公立中学校数に匹敵するまでに増えている中で、自民党政府が自国民から巻き上げた税を元手に莫大な予算を注ぎ込んでいるのが「軍事費」や「マイナ保険証」に「万博」というのが、本邦が衰退し続けている原因を如実に示している。

🔲「勤務が毎日15分短いだけで『パート扱い」』。こんな奇策で退職金を払わない自治体があるなんて:

鬼かよ……。“兵庫県内の自治体で事務補助を担う50代女性は、30年近く1日7時間45分のフルタイムで働いてきたが、20年4月から7時間に減らされ、退職金を受給できなくなった/ “退職金ゼロにする奇策が全国自治体で横行 非正規公務員5.8万人、勤務が毎日15分短いだけで「パ…”

 

🔲「報道の自由度ランキング、今年も下位70位」に「政府広報活動に頑張ってる」大手メディアの編集委員のコメント:

報道の自由度ランキングで、日本は第二次安倍政権以降ずっと下位、今年も70位でも「頑張ってるつもりなんだけどなあ」と呆けたコメントを書く朝日新聞編集委員が示すように、この国の大手新聞テレビは「政府広報メディアとしてがんばっている」。 ジャーナリズムではない
引用
 
 
山崎 雅弘
 
@mas__yamazaki
返信先: @mas__yamazakiさん
しかしこの朝日新聞藤田直央編集委員の「頑張ってるつもりなんだけどなあ」「叱咤激励と受け止めました」というコメント、本当にたちが悪いと思う。報道の自由度ランキングで「今年も」日本は下位低迷という状態を深刻に受け止める社員が社内にいたとしても、幹部がこれでは率直な問題提起ができない
 
 

🔲滋賀県で市民団体が知事と教育長に「子どもを万博に連れて行かないで」と要望:

滋賀県でこういう、真っ当な動きが出て、それを京都新聞が報道してくれるのって、嬉しい。
ジ、万博会場の夢洲、安全上、ヤバい。危ない。
 
「学校行事で子どもを万博に連れて行かないで」 安全性不安、市民団体が滋賀知事に要望 | 京都新聞

 

 

吉田修一著「国宝」/歌舞伎の名場面と映画化

◎唐池公園の近くのお宅のバラの花

一月前の4月の初め頃、吉田修一の小説「国宝」を読んでいました。「国宝」というのは、人間国宝のことで、小説の主人公、立花喜久雄が「九州の任侠の家に生まれながら、上方歌舞伎の大名跡の一門へ。極道と梨園。生い立ちも才能も違う俊介と出会い、若き二人は芸の道に青春を捧げていく」というお話です。

この小説、喜久雄を吉沢亮、俊介を横浜流星、李相日監督で映画化され、今年の3月から6月まで撮影だそうです。横浜流星さんは、6月からは来年の大河ドラマの撮影がスタートですので、今月いっぱいで撮影終了かな。

この小説、地の文が語り口調で書かれていて、とにかく読みやすくて、先へ先へと読み進む速度が尋常ではありません。余りのスピードに、私は2度目をわざとゆっくり読もうと努力して読むくらいでした。この小説が朝日新聞に掲載されていたと知って、勿体ないことをした、と、今は毎朝、湊かなえさんの新聞小説を読むようにしています。

ところで、この小説は歌舞伎俳優が主人公で、歌舞伎の演目が小説の中でも紹介されています。それで、私の数少ない歌舞伎観劇の舞台を思い出しました。当時のチラシのファイルを見てみたら、何回か、出かけていました。

年寄りの昔話になって長くなりそうですが、今から42,3年前、長男が小学校の4年生の頃、子ども会の役員の順番が回ってきました。そこで、役員にならなければ知り合うこともなかった地域のお母さん同士が知り合うことになりました。役員の1年間が終わって仲良くなったFさんやWさん5,6人で毎月決まった金額のお小遣いを貯めて、普段滅多に観られない演劇を見に行こうということになり、ノートを付けて、順番に会計にもなって、積み立てることになりました。そのおかげで、1万円を超える高額の観劇が叶いました。

その頃観たのが、ミュージカルのレ・ミゼラブル日本初演でした。ジャン・バルジャン滝田栄、ジャベールが加賀丈史でした。エポニーヌは島田果歩さん。これが1987年か88年。その10年後の1998年には、蜷川「マクベス」のロンドン凱旋公演や藤原竜也の「身毒丸」、と同時に、これは、きっとWさんのお薦めで、京都の南座や大阪の中座や松竹座の歌舞伎が入り、98年には玉三郎の「阿古屋」を見ています。

小説「国宝」の解説には作品の中で取り上げられた歌舞伎の演目の紹介があります。その中の2つを私は、観劇していました。チラシのファイルを取り出して確認。その時、Wさんのお薦めが無ければ無縁の歌舞伎の舞台でしたので、改めて、山口のWさんにラインでお話、小説「国宝」と映画化の話、そして歌舞伎とチラシの話をしました。Wさんもチラシは残しているよと仰っていて、懐かしいあの頃のお芝居のアレコレを話しました。来年、映画が完成して上映されたら教えて、バスで街まで出て必ず見るからということでした。

★さて、「国宝」の小説に出てくる歌舞伎で私たちが観たのは『菅原伝授手習鑑』ですが、場面(幕)が私たちの観たのとは違って「三段目『車引』」。私たちが京都の南座で観たのは「寺子屋」でした。

道眞から書道の極意を伝授され、今は寺子屋をいとなむ武部源蔵は、道眞の息子、菅秀才をかくまっていますが、敵方にそのことが露見してしまい、秀才の首を討てと迫られます。

その品の良さそうな子の顔を見て、「この子なら、身代わりになる」と源蔵は入学してきたばかりの子を、道真の息子の代わりに殺して松王丸に差し出すことにしたのでした。源蔵と戸浪は、今日寺入りしたばかりの子を、いかに菅秀才の身替りとはいえ命を奪わなければならぬとは…と、「せまじきものは宮仕え」という有名はセリフとともに涙に暮れるのでした。

実は、その子は松王丸自身の子どもであったという哀しいお話です。今なら、子どもの人権問題として大問題になるお話ですが。

★もう一つは、「『檀浦兜軍記』三段目『阿古屋』」

この印象は強烈で、今でもリアル。「玉三郎の阿古屋」で、傾城(遊女)阿古屋は恋人の行方を問われ、口を割らせるために難題の三曲(琴・三味線・胡弓)の演奏を求められます。衣装の帯の立体的な孔雀の刺繍?パッチワーク?が今でもまざまざと思い出せます。初演が平成9年、私たちが観たのは翌年の1998年、チケットによると1月8日でした。下の写真はネットでお借りした篠山紀信さん撮影の玉三郎さんの阿古屋。

頭の飾り物も、衣装も、重そうです。

「国宝」の最終場面は、この阿古屋を演じていた60代の喜久雄が歌舞伎座の舞台から客席に降り立ち、そのまま表に出て素足のまま打掛の裾を引きながら銀座の通りを歩いて行きます。黒澤明の映画「乱」で仲代達也が演じた役を思い出しました。

小説の歌舞伎の場面を文章で読みながら、かつて見た歌舞伎の舞台を思い出すという面白い体験が出来てとても不思議な4月でした。もし、あの頃、積み立て金で観劇なんてことをしていなければ、きっと歌舞伎の舞台など見るチャンスはなかったと思います。

さて、この映画、5月いっぱいで撮影が終わって、あとは監督さんの編集に入り、来年公開とのこと。女形歌舞伎俳優を二人の青年俳優がどんなふうに演じて見せてくれるのか・・・お二人は、去年の3月から日本舞踊の稽古を始めたそうです。小説では、歌舞伎の名場面とともに、艱難辛苦の数々、ジェットコースター並みのアップダウンのある人生が描かれていますので映画の完成が楽しみです。