愛さえも

近頃,年々難しくなっていること.
人の言葉を裏を考えずそのままに受け取ること.
事実,人の言動が一致しないことは多々有り,
その度心は裏切りに怒り苦しむ.


それでもなお僕らは信じたい者を信じようとし,
かつ裏切りを恐れ人の言葉を真っ向から疑う.


飛躍すれば,それは同時に自分も同じで,
子供の頃あった無邪気な自信は,
数々の挫折によってボロボロになって,
表の世界からはそっくり消えている.


気持ちの乱れは時間が解決するのだと知り,
ただ一切の過ぎゆくままを眺めようとする.


自分を信じたい.自分にできること.自分の望むこと.
あなたを信じたい.あなたへの想い.

運命船

さりげない一瞬に感謝できてるかなあ。
求めてばかりになってるよな。


与えることが出来ないで悔やんで
理由を外に見つけようとしていても
答えは出ないよな。


さりげない一瞬がなんか素晴らしくなったりする。
それはずっと先にふと想い浮かべたりするかもしれない
それは永遠かもしれない。


だから容易にやり過ごしたりできないよ。

未熟な道のり

忘れてしまうということ.


時代の潮流にしたがって毎日は更新され続けている.


懐かしい歌を聞いて,
昔,それを聞いて歩いた街並みを思い出して,

あれは,とてもぼんやりとしていて,

僕は何も縛られるものがなくて,
生温かい風を感じながら,
こんな風にどっぷり音楽に浸れる時間に幸せを感じながら,
心の仕組みをずっと考えていた.


人と違う部分.
僕に理解不能なところで人と人とが分かり合っていて,
親密になったりしていることを不安に思っていた.

人と違う部分.
だけど,僕はある瞬間にぐっと胸をつかまれるような衝撃的で,
ドキドキしてわくわくする実感を繰り返していて,
そこに普遍的な何かを確信していた.

だから,大抵のことは取るに足らないことだって自分には言い聞かせて,
毎日を受け入れた.


頭ではこうしなきゃと考えながら,
心では何もかもがどうでもよくて,
大切な人はだれもいなくて
全ての人が大切だった.

あの頃に戻ることはできなくて
毎日は更新され続いている.

あの頃と同じ曲をやめて,
耳慣れた歌声の他の曲へ変更する.


素晴らしいものはきっとこの胸にある.
たまにそれを思い出しながら,
今なお未熟な道のりを進んでいくのだ.

何もない

書きたいことは何もないけど,今日は久しぶりに日記をつけよう.
大した意味がなさそうでも記録する癖・振り返りの癖はそれ自体が意味のあるものだって思う.


愛はすべての物事を包み込むテーマである.
愛こそがすべて

第4章

そして動き出した車の流れを横目に,悠々と流れる川の上に,空を見た.僕は広く空を見た.遮るものがないならば空はこんなにも広い.遠い場所までつながっていて,未来まで続いている.風はほどほどに冷たく,僕はほほに温もりを感じて,変化を全身で受けたいと思った.昼は青く,夕は橙で,夜は暗く,点々と不思議な光を集めていた.とても一人では相手にならないでっかな空が開いた両手の先におさまっていたのだった.

第3章

ほとんどの謎が解き明かされてしまって,ほとんどの価値観が秀逸な形で表現されているから,なかなか冒険心や野心をくすぶるようなわかりやすい夢って見つからない.かといって何一つ確かなものは知っているわけじゃない.さてこの現実をどう楽しんだらいいのだろう.見透かしたようなことを言いながら,その場に身を置いたら何もかもが違ったってことは多い.ごちゃごちゃと考えが大切なものを分かりにくくしている.色んな人に世話になって集団になればできることの面白さを知った.きっと一人でできることなんてちっぽけなもんだ.伝統が身の回りにない以上は僕はその外側へと飛び出してかなくちゃいけない.気持ちが平行線をたどれば,つなぎとめるものは言葉しか無いだろう.勇気をもって行動して欲しい,と思う.