シンガポール1日目

「地下のフードコートが人気。」と最新のガイドブックに載っていたので、スコッツ・ショッピング・センターに行ってみたら壊されて無くなってました・・。仕方ないので比較的近く、同じくなかなか評判が良いらしいフードコートがある高島屋ショッピング・センターへ。シンガポールまで来て、高島屋に行く事になるとは思いませんでした。
ちなみに、この高島屋は無茶苦茶大きかったです。新宿のそれ以上じゃないでしょうか。地下街は、普通の日本的デパ地下プラス、スーパー(Cold Storage)、フードコート(ホーカーズ)エリアという具合でした。
フードコートで食べたラクサ。「シンガポールと言えばラクサ。」と念仏のように唱えていたので、どんな味か興味津々でした。

期待を裏切らない、ココナッツ味のスープ。

こちらが、プローン・ミー。ラクサに比べると体に優しそうな味。コクがあるけどスッキリしたスープが美味しかったです。

恐怖のATM


SiteA氏のクレジットカードを奪った大華銀行のATM。
SiteA氏の証言よると、カードを入れたら、故障中のような画面が表示され、かと思ったらスタート画面に戻って、カードはそのまま戻ってこなかったとか。都市伝説みたいな、ホラーなATMマシンです。その後、現地の人は普通に使えてました。
犯罪、及びデング熱には注意するつもりでいたけど、まさか機械にやられるとは。しかも、現地に着いて半日もたたないうちに。
運悪く土曜日という事もあり、銀行のシステム部の人を呼び出してカードを取り出す作業は難しいという結論に。短いシンガポール滞在中にカードが手元に戻るのも怪しいので、SiteA氏はクレジットカードを再発行しました。
たまたま通りかかったスーパーの店員さん、カスタマーサービスの方々、高島屋日本人マネージャーの方々、色々とお世話になりました。

教訓:海外では、メジャーに使われている雰囲気があるATMを利用しましょう。

ちなみに、シンガポールの公衆電話も謎でした。とてもスローな反応の、中途半端に非アナログな機械で、プッシュボタンが無茶苦茶押し難い上に、押し間違えて途中で切ると硬貨は戻ってこない!一言で言うと、罰ゲームみたいな公衆電話でした。何台ためしてもそんな調子なので腹が立って、勢い良く受話器を叩き付けたりすると、たまに硬貨が戻って来るあたりは憎めませんでした。
そういえば、公衆電話は多くありましたが、私達以外に使ってる人はいなかったな・・。

シンガポール到着

6日の19時頃に成田を出発して、7日になった頃にシンガポール着。空港内は夜遅いので人が少なかったけど、お土産屋さんはちゃんと営業中でした。

空港内でみつけた、さわやかな色使いのゴミ箱。ゴミしちゃいけない感があふれている。

宿泊した「ロイヤルプラザ・オン・スコッツ」の部屋は、モダンな内装でゆったりとした広さでした。何と言っても、インターネットが無料で使えるという点が、このホテルの満足度をグンと高めました。ネット回線利用は有料なホテルも多く、何日か泊まるとバカにならないので、皆様もお気をつけ下さいまし。

世界一周恐怖航海記

世界一周恐怖航海記

「恐怖航海記」と言っても、オカルトとかアンダーグラウンドな本ではないです。旅行記であると同時に、著者の人生の回顧録でもある為、文章が詩的であり濃密です。世界の風景と船旅の様子、車谷氏の人生が絶妙にミックスされています。

著者は全然気が進まないのに、奥様に引きずられる形で船に乗り込んでしまったようですが、半生を船上で振り返るという行為は、かなり立派な「一つの旅の形」を提示しているようにも取れます。ドロドロとした著者の内面が多く語られている内容で、その清々しいまでに「人生観丸出し」な様は久しぶりに心洗われる気がしました。

旅行記という観点から見ると、著者は世界一周をしている自分に酔ってる感が全くないので、極めて冷静な旅行日記です。訪れた国の情景についても書かれていますが、むしろ船内で過ごす長い時間における、食事、天気、排便、体調、人間関係の描写が多いので、船旅の実状が伝わってきます。また、ピースボートに興味がある人は、内情が垣間見れて面白いと思います。

車谷氏の、病的なようで全うな人生と船旅を読んでいると、新鮮な気分でもあり、気が休まる思いさえしました。普段の生活が忙しかったり、煮詰まってる人には、良い気分転換になる一冊だと思います。
世界一周旅行に興味を持っている人の副読本としてもお薦めです。

バースデー

0時になるとともに、mzdさんに祝ってもらいました。
午前中に母からおめでとうの電話。
「来月の母の誕生日&母の日は何も要らない。でも、手紙は欲しい。」
と言われる。
今まで毎年、色々な物を贈りつけて迷惑だったのかも知れない。

お昼は帝国ホテルでバイキング。帝国クォリティーで満足でした。
前菜2皿、メイン2皿、パンとカレーライス少々、デザート、コーヒー。

カレーは、オマール海老が入ったタイ風カレーだったと思うのですが、帰り道にmzd氏が
「僕のカレーは海老のヒゲが沢山入ってた・・。海老の身がなかった。」
とぼやいてたのが微笑ましかったです。
帝国ホテルで海老のヒゲを沢山食べる男、mzd氏・・。
「それは、レモングラスじゃなかったのかい?」
と聞いてみたけど、彼は
「ヒゲだった。」
と言い切ってました。私のは身が沢山入ってました。恐縮です。

デザートを取りに向かった所で、デザートが私の方へ向かって来る演出あり。
ケーキとフルーツが美しく盛り付けてあって、皿にはチョコレートでHappy Birthday+私の名前+繊細な葉っぱの模様が!mzdさん、色々とアレンジありがとう。
店員さん達は歌を歌ってくれたり、写真を撮ってくれたりして、非常に優しかったです。給仕係の人、コックさん、レジの人、皆さん親切。ありがたい事です。私が黙々と食べてる間に皆さんが用意してくれたかと思うと嬉し、恥かしです。
インターネット割引で予約してしまった上、こんな誕生日サービスもして頂いて、至れり尽くせりでした。いつか、帝国ホテルに恩返し出来ると良いです。

その後、ビックカメラに行きiPodnanoのカバー選びで散々悩み、イオンスチーマーを下見。OAZO丸善で結婚雑誌を購入。
帰ったらmzd父さんから花が!

長年会ってない高校の同級生からおめでとうメールが!
mzd氏がmzd父さんに電話をして、今週末は千葉に行けないけど、秋にはついに私達が結婚する事になるはずだと告白。
私が聞いたmzd父さんの声は、ちょっと嬉しげでした。

夜、横向きに寝てmzdさんに背中をマッサージしてもらったら、私の腹がタプンタプンとなってました。
食べすぎ。そして、消化力弱すぎ。
昼御飯の食べ過ぎて、夕食は食べれませんでした。
こんな誕生日でした。おやすみなさい。

A Knife to Remember

A Knife to Remember (Jane Jeffry Mysteries)

現在16冊出ているJane Jeffryシリーズ。これで1~5巻を読んだ訳ですが、相変わらず面白さはピークアウトしていません。

このシリーズの最大の魅力は、漫才にも通じるテンポの良さにあると思います。物語全体に流れる空気はコメディなのですが、本題は殺人事件の謎解きです。「・・そんな訳ないよ。」と思いながらも、筋書きのディテイルが結構しっかりしているのでグイグイ読ませます。それに加え、主人公である未亡人Janeと子供達との関係の描写は妙にリアリティがあって、一つ間違えばただ軽い物語にちょっとした深みを加えています。一方、全くリアリティに欠ける、Janeとハンサムな刑事Melとのお付合いもコージーミステリーのお約束です。この無理な関係がどう展開して行くかも見物です。

コメディ、ミステリー、家族愛、恋愛・・・。色々な要素を統合して、読者の欲求を満たして行く作者に感心します。たかが、コージーミステリー、されどコージーミステリーです。

何故かこの5冊目は入手困難な状態。紆余曲折の末、biblio.comを通じて古本を取寄せました。送料(米国イリノイ州からの航空便)込みの値段が11ドル。個人的には、納得のお値段でした。