美宅成樹 『分子生物学入門』

 15年くらい前の本なんだよなあ。分子生物学の本。前進が速い分野なので今も正しいことが書かれてるのかどうかは分からんが。序盤から中盤は、生物に必要な機能を分子レベルでどのように発揮されているか、これとこれがくっつくとタンパク質の形が変わって云々、という話が続く。まあわりと難しい話というか、どのレベルまで興味を持てるかという話ではあるんだけど。それらを踏まえて最後の数章は、学問自体の向かっていく当時の方向を概観している。実際に使っている分子データベースの紹介なんかもあって、このあたりはまあ問題なく面白い。

分子生物学入門 (岩波新書)

分子生物学入門 (岩波新書)

京大出身の誇りについて。

 昼くらいに、入寮説明会っていうのがあって。普通に私服で行けばいいと思ってたんだけど、ほら、俺、いま、すげえ暇じゃん。びっくりするくらい暇じゃん。Yahoo! 知恵袋で入寮説明会について調べたんだよ。そしたらなんか、スーツで参加が常識って書いてあんだよ。嘘だろと思って。でもまあ、ほら、京大生って、入る前も入ってからも卒業してからも、Yahoo! 知恵袋に書いてあることを信じて行動するぶんには故意または過失が推定されないじゃん。絶対嘘だと思ってたけど、まあ一応スーツ着て行ってみたんだよ。まあ嘘だったね。管理会社の方はスーツだったけど、一緒に寮に入った奴らはふつうに私服だった。どっちかっていうとゆるめの私服だった。まあなんつうか、入口で名札を裏返して在室/不在/実在/虚無的存在の別を明らかにしたり、便所や風呂が共同だったりするような、いわゆる寮ではないからなあ。それどころか、隣の部屋に人が入ってんのかどうかも知らないという。まあ気楽だけど。説明会は特に普通のことだけ。その後はアレだ、なんか割引のチケットが配られたから、TSUTAYAの配信で北野のぞみのアダルトビデオ買って、あと他に『セッション』っていう映画を借りたんだけど。なんかこの寮の回線が細くて。『セッション』なんか、最後の数分間の演奏だけが全ての映画なのに、そこがカクカクで観てらんないという。もうよく分かんないから寝た。

火曜日だぜ

 今日こそはと警察署に行きます。ちょっと遠いけど、まあ地元の鎮守神の神社もあるし、散歩がてら、なんつって行ってみたら、まあ晴れてて、しかも俺が妙に厚着してて、ちょう汗だくなのね。引越先、まだ誰も知り合いがいないから、ちょう油断して、もう3日間連続で同じ服を着て外出している。まあなんとなく住所変更をして。ついでにTSUTAYAの更新ついでに住所変更をするなど。この引っ越してきた先、ミスドが数軒あって。ミスド、実家の近くにもあったせいでわりと馴染みがあるんだけど、京都にいた頃はほとんど食わなかったな。高知の学会に行った時にイオンで食ったな。んで、特に俺、ハニーチュロっていうやつが好きなんだけど、これってそこまで定番メニューじゃなくて、まあ3日に1回くらいあるかな、っていう感じのやつ。特にくるっと回って端と端がくっついてるとこのねっちょり部分が良い。まあ俺にとってはミスドって、ハニーチュロがなかったら行く意味ないから、いっつも店先でハニーチュロがあるかどうか覗き込む羽目になるのね。あのさあ、っていう感じだよね。なんならセール中で5個400円とか言ってんだよ、そんなものを物欲しげに店中を覗き込む無職、ルイ・アームストロングも苦笑いだよ。この日はあったから久々に食った。結構腹持ちが良い。それから、荷解きが終わって、すごい久々に資格試験のお勉強を再開した跡があるな。

ようこそ横浜

 月曜日。なんか住民票とか色々やることはあるような気がするんだけど、あんま色々考えたくないので、取り敢えず昨日から続く荷解きを続けます。つうかわりと最近荷造り、というか各段ボールの重さを均等にするためにエロゲと本と服を混ぜたばっかりのもの、またほどいて中身ごとに分けて整理するの、かなりアホらしいが。淡々とやって大体終わったのが夕方前。まあなんだかんだ引越の時にものを減らして、あとちょっと家が広くなって、まあちゃんと整理したらそこそこの広さで落ち着きますね。まあ終わってないけどさて16時、でもこっから区役所行って住民票移して警察行って免許証の住所を書き換えて何ならTSUTAYAの会員証の書き換えくらいできるでしょう、と思ってたんだけど。よく分かんない構造になってる区役所(このあたりは再開発に失敗した結果であるとのwikipedia情報である)に行ったら、ものすごい人なわけ。2時間待ち、なんなら受付番号のアレが1周回っちゃって次の67番とか言ってるの。100人かーと思って。そんでkindleラノベとか村上春樹とか読みながら待ってたら、まあ確かに2時間くらいで捌けそうな気配になってくるんだよね。というか、意外と待ち時間の間にどっか行ってる間に呼ばれちゃってもう1周、みたいなことになってる人が多い。その点無趣味な無職をなめてはいけない。我が物顔で途中でトイレに行って戻ってきたりして、職員に「どうかされましたか?」とか訊かれている。放尿でござる放尿でござる。まあだけど、京都で「転入の際にはお持ち下さいね」と言われたマイナンバーは完全に忘れてた。あと実印も。
 結局住民票を書き換えた時点でもう警察署の閉まっているような時間になってて、ご飯買って家に帰って、荷解きの続きをやります。今夜もまだ終わってはないけど収束が見えてはいる。

よーい、どんっ

 朝6時前に起きて。毛布を畳み、使っていた枕をゴミ箱に突き刺して、研究室を出ます。

 廊下から中庭の桜が見える。ここの桜は毎年他の桜よりちょっとだけ早くて、この日ももう満開になっている。湯川桜という、うちの研究所の初代所長ゆかり、元を辿れば醍醐寺という京都の名刹、なんなら前にも書いたけど、俺が京大に来ることになったときに連れてかれて庭に感銘を受けたその寺の桜と株を同じくしていると聞く。この湯川桜、外からでは見えなくて、いったん中に入って、それで窓から出ないと目前にすることはできないのだ。


 写真を撮ったら学校を出て市バスに乗って駅に行きます。何百回乗ったか分からない17系統。百万遍出町柳河原町今出川、府立医大荒神口河原町丸太町、市役所、河原町三条、四条河原町河原町松原、五条河原町。全部のバス停に思い出があるなあ。京都駅に着いて、普段と違う行き方、『たまこラブストーリー』のラストシーンと同じ道を辿って新幹線の改札へ。そこで、急に引越先のアパートの隣上下に配るものを何も買ってないということに気がついて、売店で京都の和菓子を買っている。これでさえ、前に台湾の大学にお呼ばれされたときにここで和菓子を買って持ってったら向こうの女子学生に「とても綺麗なお菓子で、女性が好みそうですね」なんて言われた思い出がある、というくらいにそこかしこに思い出がある。イングレスのポータルなんか目じゃないくらいあるからな。いい思い出は緑、悪い思い出は青。どっちだって、どぼどぼと溢れている。
 新幹線で新横浜に着いて、横浜線で最寄り駅に向かうんだけど、その横浜線名物の東神奈川止まりという、新幹線の駅から直で街中に出れない謎の電車トラップに引っかかって乗り換えに時間かかったりしながらもどうにか着いて。なんか、日曜の午前中ってこともあって、子供連れの親子が駅前にやたらいて、活気がある街に見えたのを覚えている。そして引越先に向かうんだけど、なんかびっくりするくらい坂のアップダウンがあって。もう自転車を買うのを諦めるレベル。着いて、管理人さんに挨拶して案内されてお菓子を渡し損ねて部屋に入ります。横浜で一番懸念してたゴミ捨てが、アパート単位で出す感じで楽そうで良かった。つうかね、新幹線を降りたあたりからぼんやり便意があるんだよね。そして新居にはトイレットペーパーがない。ウォッシュレットが付いて嬉しいけれど、今んとこトイレットペーパーがない。便意をどうしようもない。買いに行きたいんだけど、これから一日中、色々荷物が届く予定なので動けないのだ。便意を、どうすれば。あと、家の中に何もないと、寒い。ぼんやりと駅で買ったサンドイッチを食べます。
 正午を過ぎて最初に着いたのが、25日に発送したクロネコヤマトの箱15個。途端に部屋が狭くなるね。これを次々に開けていって、エロゲ関係と、既読の本と、未読の本と、同人誌と、それ以外の物資に分けて整理することで、箱の数を減らすことを目標にしていきます。というか、最初は食器の入ってそうな箱を開けます。なぜなら、こんなこともあろうかと京都で、食器を包む緩衝材としてトイレットペーパーを使っていたのだ。これで、包丁をくるんでいたトイレットペーパーをくるくるとほどいて、早速ウンコをします。これでひとまずの緊張感から解放されました。ひたすら箱の整理をしている最中にも、買い直した家電やテーブルが来たりして、どんどん部屋が狭くなっていく。もう1つの便で来た荷物からパソコンを床に直置きしてネットを繋ぎます。ひとまずひとまずという感じですね。あとは引っ越してきたよ的なメールを色んな人に投げました。このメールを投げることで色んな人との連絡を再構築するためだけに引っ越してきたようなもんですからね。
 取り敢えず21時過ぎに近くのスーパーに、ひとまずの飯とかトイレットペーパーとかゴミ箱とか買いに行きます。トイレットペーパー、なんかちょうどチラシの品とかで、脱臭作用のあるピンクの花柄のを買ったんだけど、これ、ウンコがまだ尻に付いてるのかどうか花柄に紛れて分かりにくいのですげえ良くない。毎朝困っている。あと惣菜のおつとめ品がえらい安くて良かったんだけど、なんつうのかな、引越前に比べて全体的にスーパーの大きさがめちゃめちゃ大きくなったので、何買っていいのか分かんねえんだよな。引越前に使ってたスーパーだと入浴剤なんか2種類しかなくて交互に買ってりゃ良かったんだけど、こっちのスーパー、柚子の香りの入浴剤だけで4種類くらいあるからな。
 そのままもう部屋中が段ボールに囲まれて、真夜中になるまで荷ほどきし続けてたら、一番部屋の面積が狭くなった瞬間に眠くなって、でも布団を敷くスペースもなくて、強引に段ボール箱をどかして、部屋と台所の間の通路に身をねじ込んで眠ります。買った布団セットの枕がしょぼすぎて悲しい。

誰からも知られ愛される存在になる道を選んで

 午前中にのんびり起きるわけ。布団とフローリングマットをまとめて(明後日に大型ゴミとして出すのは大家さんにお願いした)軽く掃除機かけて、あと残した小型家電は出町柳のホームセンターのゴミ箱に投げ込んでいけばいい、それでおしまいのはず。1晩大学で過ごして昼までに引っ越し先に着けばいいや。と思って布団から起き上がって、枕の処分を考えてないことに気づくね。枕、枕かあと思って。これも10年使ってるから捨てるとして、なんつって、結局大学で捨てる決心をするね。のんびり起きて、それから風呂って余ってた米炊いて食って。もう食器類は送っちゃったから、冷めるまで待って炭水化物を素手で摂取してるよ。そう、なんか意外と最後に米とか蕎麦とか余っちゃってて、これを捨てるの忍びないんだよな。結局炊いたり茹でたりして余ったものを、ジップロックすら捨てちゃったからお茶のティーバッグが入ってた密封袋に入れて送る用の箱に入れている。米がお茶くさい。蕎麦は学校に置いてけばいいや。そんでまずフローリングマットを剥がすんだよ。これ、10年前に大学に入ったときに畳の上に敷いて一度も空気を通してないんだ。なんならこのフローリングマットの上に敷いてた万年床は1,2年でカビだらけになってるわけで、その下は京都の湿気で果たしてどうなっているのやら、もう恐ろしいを通り越してちょっと楽しみになってたよね。実は床が抜ける寸前なんじゃないかなんつって。グルグル巻いて剥がしてみたら、びっくりしたよ、青々とした畳、あの芳しい香りが立ち上ってくる。え? と思って。なんかもう、完全密封になってたからなんだろうね、完全無傷だった。びっくりするやら残念やらという気持ちのまま、その畳の上を掃除機かけます。なんかね、全然吸わない。スイッチ入れた直後に何かが詰まる音がして、それから後は出来の悪い箒みたいな役目しか果たしてない。繰り返し。あのね、箒なら別にあるのね。完全に捨て忘れて困ってるやつね。なんならこのまま忘れたふりして玄関先に置いてこうと思ってるようなやつがね。つうか掃除機、壊れてたんだな……。知らないうちに……押し入れの中で……。切ない話だな……。結局本物の箒の方を使って畳を掃きます。なんか京都っぽいな。それから、いつか捨てようと思って捨てずにいた、洗って開いて乾かした牛乳パックを捨てに近くのスーパーへ。フルグラおじさんは気がつくとこれが溜まるからな。気がついたら結構時間経ってて、昼過ぎに1度目の出町柳行きを決めます。この時点で炊飯器とIH調理器とケトルと、あと学校に「要る人持ってってね」って置いてきたけど誰も持ってかなかったドリルとがあって、これをなんとかしなくてはいけないのだ。炊飯器もIH調理器もかなりへたってて、つうか見た目汚いからバスに乗るときに包装が必要なレベル。入れるようなカバンももうないけどな。IH調理器とケトルを持って家を出ます。
 ゴミ捨てに何往復かするためだけに市バスの1日乗車券を買って乗っていくね。そしたら戻りのバスが全然来ないわけ。この時期の京都の土日だよ、桜目当ての観光客でいっぱいだもの。なんかPCが数日前からないせいでiPhoneで聞いてるラジオも全部聞き終わっちゃってぼんやりするしかない。なんか1時間くらいかかって家に戻ります。ついでに、うちの近くの八神社っていう、まあ小さい神社があって、銀閣寺のすぐ近くからちょっと外れたとこにあるとこで、まあここで御朱印をもらえなかったことは相当悔やまれることなんだけど(普段は人が誰もいなくて、御朱印は要事前連絡ってなっているところ、正月にはさすがに誰かいんだろと思ってたら、御朱印社務所へって言われて、でもその社務所がどこか分かんなくて(普通の木造民家ならあるけど人の気配はない)諦めた)、まあここの御神籤の第n番ってのをコンプリートしそうなレベルで通い続けた神社なので、最後にもう一度お参りはしましたね。家に戻ります。そんで次に粗大ゴミの掃除機やら布団やらを外に出して粗大ゴミシールを貼るんだけど、あのね、さっき丸めたフローリングマット、実はこれ、ちょう重い。俺が抱きかかえて玄関先まで持っていくのでかなり精一杯のレベル。これ、翌々日朝だかに大家さんに頼んで家の前に出してもらおうと思ってたんだけど、かなりそれは気が引けるレベル。大家さん、だって80歳近いんだよ。DDTのヨシヒコなんか目じゃないレベルの1人スープレックスで腰折られちゃうよ、そんなの。参ったな、なんてちょっと玄関先で思ってたら、ちょうど大家さんが通りがかって。「明後日に出すって言う粗大ゴミって、これ?」「あー、はい、そうなんですけど、ちょっとびっくりするくらい重くて」「困ったわね」なんつって。結局、家の前の階段に立てかけるようにして紐で固定して雨に濡れないようにビニール袋を被せて、なんてちょっとした工作をやる羽目になっている。いやまあ、頼む側だから別にいいんだけど。

 そっから二度目のゴミ捨てに行きます。今回は炊飯器を取り敢えず持って学校に行って、そこでドリルを回収します。学校にこのタイミングで枕置いてったのかな。そこら辺にいた学生に「今日お泊まりなんだー」なんつって。「1人パジャマパーティだぜー」とか言って、もう16時くらいになってる。そのままゴミを捨てに行ってもっかい家に戻ります。今度こそ最後だ。家の中に何も残ってないのを確認して、カバン2つとトランクケースいっぱいに、通帳とか判子とかの送れないものを詰めて、あと最後に送る予定の小さな箱を抱えてですよね。というか、最後に処分したトイレの消臭力をこぼしたせいで、この箱がものすごいジャスミン臭い。それをちょっと家の脇に置いて大家さんに最後のご挨拶に行きます。もう10年になる、とても良くしてくれた大家さんで、この最後も別れを惜しんでいるんだけど、俺はちょっとだけ、家の脇に置いてきた通帳入りのカバンのことが気になって気もそぞろ。そんな感じで取り敢えず学校に行きます。さあ、いよいよ住所不定無職ですよ。
 学校に行ったら、学生が結構な割合でいて、というか、もう19時近くになってるのにみんなご飯に行ってなくて「さっき来たとき、来るって言ってたんで、待ってたんですよ」なんて言ってくれる。マジかよと思って。「ところでなんかジャスミン臭くないすか?」「飯行く前にコンビニ行ってこれ送っていい?」なんつって。「最後だし、cmizunaさんが行く店選んでいいですよ。なんか思い出の店とか」あんまないんだよねー。ずっと友達いなくて、ご飯とか家でアニメ観ながら食ってばっかりだったから。「どこでもいいなら、ガラムマサラかな」ガラムマサラっていう、ちょう旨いけど高いしあと接客がすごいクソでしかもちょっと遠いっていうカレー屋があってな。そこ、わりと大学院入った直後くらいに先輩に連れて行ってもらった思い出が強くて、先輩が最後に後輩を連れて行くならそこかな、と思ったんだけど。「そこはさすがに遠いっす」「だよねえ」次に捻り出したのが近くの和食屋さん。これ、俺の思い出っていうか、俺が世話になってた教員が好きだった店で、しかもその人がいなくなってから店の名前がかなり急に変わったから、もう何も思い出とかはないんだけど。取り敢えずそこにみんなでぞろぞろ行きます。行ったら休みでさ。やってなくて。っていうか、店変わってから来たことないから、どういう状態が休みなのかもよく分かってないんだけど。こっち方面でなんか店、って言って次に捻り出したのが、くらり食房っていうお店ね。これも別に思い出はないんだけど、俺が京都に引っ越してきた直後くらいに父親が泊まりに来たときに、父親の方がそこの店を気に入ったらしいってんだけど、それも数年後だかにオーナーが変わったとかで興味を失っていらい行ってないのね。最後に選ぶのがそこである。ムール貝のポトフとかトムヤムクンとか食ったね。あとおまかせディナーセットにおまかせポトフとかおまかせマグロセットとか、やたらお任せメニューにぶん投げたけど、まあ普通。miitomoの話とかしたような。
 学校に戻ってからもみんなでぼんにゃりお菓子つまみながらどうでもいいことを喋るなどしていた。俺が最近観た平田オリザの演劇『新・冒険王』、日韓の若い世代の話なんだけど、これを韓国人留学生の二人に観て欲しかったけど勧め損ねた話とか、唯一この日いなかった学生ってのがなんか同級生と近くの温泉に行ってるらしいってんでfacebookに写真を揚げてるのを弄ったり、など。午前2時くらいにみんなが帰るのを見送って、俺は研究室で眠ります。with研究室になぜかずっとある伝統の毛布。誰かがクリーニングに出そうって言い続けて6年経つ。先輩の名前が端っこに刺繍してあるんだけど、もうその人の在籍とかぶってるのが実質俺とその1個下でもう2人ともいなくなるから、完全に伝説の毛布と化している。

にだし

 貴重品を除いて段ボールを持ってってもらったのだ。なんか4人くらい来たけど、デスクトップ入れて20箱、15分くらいであっという間になくなった。残りはケトルと炊飯器とIH、布団に掃除機。猫のぬいぐるみを入れ忘れてて、なんか直で持っていくことになったけど悪くない。