若干の雑感

開幕からの2戦を終えて1勝1分。昨年までのスロースタートからすれば非常に良いスタート。開幕のアウェー鳥栖戦こそスコアレスドローだったが、内容面では満足できる試合展開。ホーム開幕のガンバ戦も、後半には押し込まれる時間帯があったものの全体としてはゲームを支配。ラストプレーでケンペスの決勝ゴールが決まり、劇的なカタチでダービーマッチを制した。

この2戦を通じてポジティブに感じたのは、ディフェンス時のプレッシングの整備と、オフェンス時の裏への意識の改善。これによって昨年はあまり観られなかったショートカウンターが見られるようになり、またポゼッション時に3シャドーがノッキングを起こす場面も減ったように感じられた。

新助っ人の2人も及第点の出来。ブランキーニョ鳥栖戦こそ寄せの速さへの戸惑いから持ち味を出すには至らなかったが、ガンバ戦では技術の高さを表現し、貴重な先制ゴールをGET。決勝ゴールのケンペスも攻守に役割の多いワントップで奮闘。噛み合わない時間もまだあるようだが、チームにしっかり貢献しようという姿勢が良い。あれだけの運動量が要求されるのであれば、健勇は特にディフェンス時の運動量強化が必要となるのかな。逆に龍は自身のプレースタイルをしっかり表現できれば、遠からずチャンスが回ってくるような気がするが。

などと整理できていない徒然なるままの雑感ですが、総じて今年はなかなか良い感じで、それなりに期待してもいいのかなと。個人的には、週末の等々力がますます楽しみになってきました。

U-23日本代表 vs バーレーン @国立競技場

休暇明けで仕事は相当に積み上がってるだろうしさすがに国立は‥、と半ば諦めていた水曜日。しかし当日の顧客プレゼンが大きな問題もなく終わると、夕方には珍しくひと段落。7時くらいから自席でソワソワし始め、「ちょっと相談してもいいですか?」と言ってきた後輩くんを「国立行かなアカンねん!」と振り切り移動開始。当日券を購入して、キックオフ直後にスタンドに辿り着き、KJ氏と合流した。

セレッソから招集のキヨ、螢、タカの3人はいずれもスタメン。螢とタカのボランチコンビはU-15から一緒なので当然バランスは良いのだが、よくよく思い返すとユースの頃は殆ど観られなかったセット。康生やホソを外して2人をボランチに並べるなんて、当時のユースでは攻撃的な布陣過ぎて‥

前半はバーレーンが出てこなかったこともあり、試合展開は膠着気味。噛み合っていないといえばそうかもしれないが、無理する必要などないのだからこんなものかなと思いながら観戦。螢がリスクとなりそうなところはしっかり潰してたし。

後半、タカの先制ゴールでテンションMAX。彼のゴールに三万人の観衆が一斉に歓声を上げる光景に、感慨深さも相待って鳥肌が立った。それと同時に昔の記憶が色々と呼び戻されたような‥

更にキヨのゴールでセレッソ的には完全にお祭り状態。「あとは螢のゴールだけ!」とか言いながら上機嫌で観戦。螢はゴールこそならなかったが、チームの屋台骨としてMOM級の働き。守備面での危機察知能力が注目されているみたいだが、タカに劣らず精度の高いフィードでビルドアップにも貢献。そしてU-23では封印されているが、三列目からの豪快な飛び出しによる得点力の高さこそ螢の最大の魅力。ポテンシャルでみれば、個人的にはもっと評価されても良いのかなと思うのだが。

いずれにしても、オリンピック出場決定は嬉しく、その中に螢とタカの活躍があり、素晴らしい時間を共有させてもらえたことに感謝の一日でした。

東京ヴェルディサテライト vs 関西学院大学

リフレッシュ休暇中もまだ幼い娘がいるため遠出ができない毎日でしたが、一日だけワガママを言ってヴェルディGに行ってきました。しかし都内の車の運転って初心者には大変‥

この日から関東遠征の関西学院大学には、セレッソユースOBの一森純と堀尾侑司が所属*1。純は既に守護神の座を獲得し、堀尾はポジション獲得に向けて凌ぎを削っているといったところか。

レーニングマッチは30分×3本。純は1本目と2本目に、堀尾は2本目に右SBとして出場。

対するヴェルディはユースからの昇格メンバーで何人か観たことのある選手が。南とか杉本とかはユースの頃からインパクト強かったし‥

一本目はヴェルディの鬼ミドル2本で0-2となったが、内容的には五分に近かった。関学のプレスがしっかり機能し、何度かショートカウンターから決定的な場面を演出。対するヴェルディも攻守によく足が動いており、トレーニングマッチではありながらもコンパクトで緊張感のある試合展開。観ている側としては非常に楽しい内容。

ヴェルディの得点シーン、特に1点目の梶川のゴールは純にとってもノーチャンス。スペースに流れる南と杉本を囮にしたうえでゴール右上角に完璧にコントロールされたゴラッソでした。

失点の場面を除けば、純のプレーは終始安定。2本目には好セーブも何度か飛び出した。意識の高い本人からすれば課題も感じたかもしれないが、ユース時代と変わらない安心感は技術の高さと的確なコーチングによるものだろう。

堀尾も積極的なオーバーラップでチームに流れを引き寄せた。最大のハイライトはセットプレーからのカウンターで裏に抜け出した場面、シュートまで持って行ければというところだったが‥。あと、相手選手との並走から自身のスピードを示した場面もあるなど、武器は多いよなぁと再認識。率直にかなり良かったのではないでしょうか。

彼らのプレーを観て想いを聞くと、この一年が彼らにとって本当に充実したものとなることを願ってしまう。それぞれの目標を達成して、更にその次が目指せるように頑張れ!!純!堀尾!

*1:と書いてふと「侑」は娘につけたのと同じ字と気付いた。

関東大学サッカー1部リーグ 中央大学 vs 青山学院大学

およそ1年振りの西が丘。目的は昨年と同じく、西U-15、U-18とセレッソユースで活躍した細見諒の所属する中央大学

昨年は晴天に恵まれていたものの、ホソは残念ながらベンチ外だった。しかし、今年は天候こそ雨足が強くコンディションは良くなかったが、この日のホソはスタメンのボランチとして出場。メンバーが固まらずスタメンの入れ変えが多い中央大学のチーム状況において、個人的にはベストなタイミングで観戦することができた*1



中央大学は前節を終了した時点で12チーム中9位と、残留争いに巻き込まれる形となっている。対する青山学院大学はこの時点で最下位。しかし、残り3節の結果次第では残留の可能性も十分に残っており、この試合は双方のチームにとって落とすことのできない大一番となった。

試合は前半8分、青学がペナエリア外右でFKのチャンスを得ると、このクロスに対する中大選手の戻りながらのヘッドがオウンゴールとなってしまう。その後も青学のFWへの縦へのアクションと2列目の飛び出しを中大DFが捕まえきれず青学ペースで試合は進む。中大は、立ち上がりの十数分はGKやバックラインからの前線へのフィードが多く、序盤はホソと渡部の2ボランチが効果的にビルドアップに関わる場面は少なかった。しかし、前半20分頃から中大が次第にポゼッションを高め始めると、2ボランチも含めたワイドな展開が見られるようになる。

すると前半31分、ポゼッションから青学DFを押し込んだ展開から、エリア中央に位置したホソがPA左へとスルーパス。これが起点となりGKと1対1を演出し、最後はこぼれ球をエース安柄俊が押し込んで中大が同点に追いついた。

しかし後半4分、青学が後半最初のCKでヘッドを流し込み勝ち越しに成功。その後は中大が押し込み、青学がカウンターを仕掛けるという展開が続く。雨足もいっそう強くなる中、中大は個の能力の高い前線の4人を中心に青学ゴールへと仕掛け続けるものの、決定的なチャンスにはなかなか至らない。

ホソは後半40分に途中交代。中大はその後ロスタイムには決定的なFKやその後の流れから決定的なチャンスを2度ほど演出したものの、いずれも青学GKの好守に阻まれて得点とはならず、試合は青学が2-1で勝利。青学にとっては、1部残留に向けて希望を繋ぐ結果となった。対する中大は順位をひとつ下げて10位となり、ギリギリ残留圏内に踏みとどまっているものの、残り2節の結果如何では...という状況に追い込まれた。試合終了直後、青学の選手達は喜びを爆発し、ホソを含む中大の選手の多くは、大きなショックを受けたという表情。この2チームのコントラストが、この試合の重要性をあらためて物語っているように感じられた。

試合を通じて、中大の選手達個々の能力、特に前線のタレントは大学サッカーでも相当に高いレベルにあると感じられた*2。その一方、個々が孤立しながら奮闘しているようにみえる場面も多く、チームとしてこの高い個のチカラを融合しきれていないようにも感じられた*3

また、ホソ個人としては、ユース時代と同様に攻守でバイタルエリアの広範囲をカバーし、安定した配球でチームのビルドアップに絡んでいた。更に、流れの中で前線へと飛び出すなど、ユースの頃と比べて高い位置でプレーに関わる回数が増えたようにも感じられた。その中にはミスも幾つか見られたが、プレーエリアとプレーの選択肢の幅を広げていこうというチャレンジだと個人的には感じている。

攻撃参加後のカウンターにも素早い切り替えでスペースを埋めるなど、プレーエリアの広さも突出していた。これは稀有な才能だと思うので、自信をもって磨いていってほしい*4。また、学年に関係なくピッチ内からしっかり声を出して鼓舞していく姿はユースの頃と変わらず、サッカーに対する真摯な姿には頼もしさも感じた。

チームとしても個人としても簡単ではない状況の中で、それでも試合後にはホソ本人から力強い言葉を聞くことができたことが嬉しかった。次は、更にひと回り成長した姿を観ることができるのを期待しています。

頑張れ!細見諒!!

*1:ただ所用によりこの日はスーツ姿だったため、雨は正直厳しかった...

*2:砂川は何でトップに上がれなかったのだろう?というくらいユースではやられたし、安も高さと早さを兼ね備えたJ1クラスで十分通用するストライカー。今日の2列目の2人も技術の高いドリブラーで、ベンチやメンバー外にもユース時代から見知った名前が並んでいる。

*3:考えようによっては、ちょっとしたことで劇的に良くなる可能性があるとも言えるが。

*4:ユース時代もビハインドや劣勢時にホソのおかげでバランスを保てた試合は数多くあり、チームとして何度も助けられた。

JFLとか天皇杯とか

ここの更新は滞っていますが、仕事以外は平和に?毎日を過ごしています。TVでトップの試合は欠かさず観ているものの、やはり現地観戦でないと更新する気がおきないような。といっても、甲府とか等々力とか鹿島とか三ツ沢*1とかには行っているので、単にサボっていただけなのだろう(汗)。ACLとか最近の試合とか、モヤモヤしながらも言葉にできない感じが残っているので、整理できたらまた何か書くかもしれませんが。

そんな感じで、つい最近スタジアムで観た2試合はJFL天皇杯。U-18のOBにしてロアッソ熊本所属のオカムがVファーレン長崎に移籍したことを受け、現在自宅から最も近いスタジアムであるところの武蔵野陸に行ってみたのだが...

残念ながらオカムはメンバー外(涙)。もっとも、前節メンバー入りしていなかったので多少想定の範囲内ではあったのだが。ただ、目の前に座っていた方々が吹田時代からの松岡のファンらしく、ガソバのマフラーを掲げて嬉しそうにしている後ろで、ぬるぽマフラーをそっと隠す自分の心はいかに切なかったか...

とは言うものの、見どころが全くなかったわけではなく、Vファーレンのスタメンには、やはりU-18OBの山城純也中井義樹の姿が。トッティはともかく純也はドリブラーという印象が強かったので、彼ら2人のダブルボランチは長年のセレッソファンとしては新鮮な感じ。

この横河武蔵野との一戦は非常に大味な試合で、開始5分の段階で既に1−1という謎な展開。その後、VファーレンのGKが飛び出していたのを観ていなかった(?)DFのバックパスがオウンゴールとなるなど、色んな意味でピッチから目が離せない展開が続いたが、最終的にはVファーレンの攻撃力が勝って勝ち点3を得たという試合。

純也のボランチ起用は、最も足元の技術が高いのが彼だからというある意味単純な理由。視野の広さと展開力からは、セレッソ時代とは違う新鮮な印象を受けた。時折ドリブル突破も仕掛けていたが、この日はピッチ状態が悪かったこともあってなかなか上手くはいかない感じだったかな。。トッティは良くも悪くもセレッソ時代とイメージが変わらなかったような。


そして先週末は駒沢での天皇杯ヴェルディとVファーレンの一戦。前節にオカムがベンチ入りしていたことを前々日に確認してしまい、「これはオカムが観れるかも!」と浮かれ期待してしまったのが全ての間違いだった...

というわけでオカム不在のVファーレンを放心状態で眺めた一戦は、Vファーレンがカウンターから先制するもセットプレー2発でヴェルディに逆転され、1−2で前半終了。そして後半の立ち上がりに、やはりCKからヴェルディ土屋がヘッドで合わせて早々に試合を決めると、その後は長崎に退場者が出たことも要因となって、ヴェルディのゴールラッシュとなる。小林祐希の豪快な直接FKが炸裂するなど、気がつけば1−7という大差に。終盤のスタジアムは巻のゴールを過剰に期待する雰囲気に包まれたが、マラニョンの易しいラストパスから放たれたシュートが豪快にバーを弾くなど、ある意味盛り上がりを保ったままに試合終了。ヴェルディが順当に3回戦に、と思ったらヴェルディ天皇杯の初戦を勝ち上がるのは相当久しぶりなんですね...

2試合観てのVファーレンは、最終ライン、特にビルドアップ時の不安定さが気になるものの、前線のタレントは揃っている印象。特にFWの一角を占める水永のフィジカルの強さは、ヴェルディ相手でもそれなりに通用するレベルと感じた。他にも元ロアッソの山内や元福岡の有光、ベンチにはナニワのゴン的な人もいたりと前線のタレントは豊富。オカムにとってはライバルも多く、また残りの試合数も限られてきてはいるが、まずはベンチメンバーに割って入り、そしてチャンスが与えられたら全力で結果を掴み取りに行ってほしい。出来ると思うから期待するし、期待しているからこそスタジアムに足を運ぶので(今回は空振りに終わってるけど...)。


また、シーズンも終盤を迎えると、次(来年)に向けた難しさが出てくるようにも思われる。U-15やU-18の最終学年や大学4回生、Jでも2〜3年目の選手は似たような状況なのかもしれない。たとえ容易ではない状況であったとしても、今できることにベストを尽くして、次へのステップを切り拓いていってほしい。今年は特に現地に行くことも少なくなってしまっているけれど、特にユースで観てきた選手達が、目指すべきステップへと進めることを願っています。

*1:テレフォンカンファレンスの影響で後半しか観れなかったうえにゴール裏完売でメインを購入させられた...

クラブユース選手権 vs 鹿島アントラーズユース @大胡総合

大会2日目は関東を1位通過した鹿島ユース。キャプテンの佑平にとってはU-15クラ選のリベンジマッチ*1。3年前は鹿島に敗れグループ敗退を喫したが、今回は勝ち点3を奪って大会3日目へと可能性を繋げたい。

スタメンは宗星→慎二とした以外は、初戦と同じメンバー。雅斗が右SBに入り、慎二と佑平のセンターという陣容。鹿島は放り込みが中心と聞いてはいたものの、想像以上にロングボールを徹底していたのは驚きだった。センターラインを越えたFKは全てセットプレー。それだけに、セットのバリエーションは多く、ディフェンス時は観ている側も緊張感を強いられる展開に。

また、この日の会場が人工芝、しかもバウンドが大きくボールスピードも速いピッチだったため*2、なかなかボールの落ち着かない展開が続く。加えて鹿島のディフェンスも、プレッシングとリトリートの使い分けが徹底しており、ビルドアップに苦しむ理由のひとつとなっていた。

広島戦の前半と較べれば苦しみながらの展開ではあったが、チャンスの数で言えばセレッソのゲーム、前半から何度かは決定的なチャンスを作り出すことができてはいた。しかし、前日同様にフィニッシュの精度を欠き、勝ち点3があと一歩のところに見えながらも届かないという苦しい展開が続いた。鹿島のセットプレーによるアウトオブプレーの時間も多く、特に後半は時計の進み方が早く感じられる。

セレッソの選手達もハードワークで鹿島ゴールを脅かすものの、素晴らしい突破を見せた直後にラストパスの精度を欠くなど、チーム全体に漂うちょっとした迷いが僅かに歯車を狂わせるかのように、あと一歩のところでゴールに辿り着くことができない。フィニッシュの部分、またフィニッシュのひとつ前のアクションの部分を最後まで修正できなかった試合は、スコアレスドローのまま終了。2試合を戦って勝ち点1となり、この時点で実質的な敗退が決まってしまった...


チームとして噛み合っている時間帯は小気味よく、観ている側も楽しくなるようなサッカーを展開する今年のU-18。それだけに、噛み合わないときのもどかしさを選手達は人一倍感じているのではないだろうか。ここを乗り越え、チームとしても個々の選手としても、一回り大きく成長した姿を、残りのプレミアとJユースカップで表現できるよう、頑張っていってほしいと思います。

*1:祐平の代の津守U-15は確か夏冬と関西を2連覇した記憶があるのだが、あのチームから残っているのは彼1人だけなのか...

*2:3年前の水口スポーツの森の人工芝のような感じ。

クラブユース選手権 vs サンフレッチェ広島ユース @敷島サッカー・ラグビー場

震災の影響で群馬開催となったU-18クラ選。前節のプレミアWESTからの連戦となり、形振り構わず勝ちに来る広島ユースを迎え撃つことができるか。しかし群馬での分散開催、しかも敷島での試合は、クラ選というよりは昨年までの高円宮杯のような印象が強い。。

前半は完全にセレッソペース。武瑠、宗星の両SBを起点として小気味よくパスを繋ぐと、将と拓実の2トップへの縦へのアクション、更にはボランチの2トップへのサポートも効果的で、縦へ横へと広島守備陣を揺さぶり続ける。また、ボランチの大地と満が攻撃面でも積極的な飛び出しを見せる。前半には拓実と満がそれぞれ広島DFラインを抜け出しビッグチャンスを得たものの、得点に結びつけることはできなかった。

得点を奪えなかったことを除けば、素晴らしい内容の前半だったといえるだろう。選手達も各々のポジションで、持ち味を十分に発揮していたと思う。洋亮だけがいつもほど目立たなかったようにも思われたが、それは守備面での豊富な運動量が目立たなかったほどに、チームとして攻撃時のポゼッションが機能していた証拠とも言えるだろう。

しかし、後半開始直後に落とし穴が。恐らく森山監督に闘魂注入されたであろう広島ユースが一気呵成に仕掛けてくると、僅か9分の間に3失点...。いずれも崩されての失点ではなかった。最初の2失点はいずれもミス絡みではあったが、「自滅した」というよりは「押し切られた」という表現の方がしっくりくるような展開。

その後はバランスを崩して仕掛けに行くセレッソを嘲笑うかのように、カウンター気味に広島がセレッソゴールを脅かす展開が続く。鶴ちゃんのビッグセーブも飛び出して追加点こそ許さなかったが、0-3というグループ突破には厳しすぎる試合結果。挨拶に来てくれた選手達も、さすがにショックを隠せないような表情...

それでも、突破の可能性を信じて、グループの残り2試合で全力を出し切ってくれることを願って2日目を迎えた。