千葉

千葉って遠いなあ。まさか自分が千葉に住むとはなあ。こうして電車で上京していると、岐阜から上京してきた頃の事を思い出すね。
ところで俺、思い出話が一番嫌いなんだよね。多分一番じゃないけど。勢いで一番って言ってみただけだけど。そういうのってバカっぽくてちょっといいじゃん。
本当に一番嫌いなのは、オリンピックで不当に日本人を高評価して、メダル10個確実とか言ってるメディアだけど。
そんなわけで思い出話は2番目に嫌いなんだけど、老人は思い出話が好きなんじゃなくて、思い出話位しか話題がないんじゃないかと、ほんのちょっと老人の気持ちを推測してみる程度の分別はついて来た30代の俺。でもそんな普通の事を言うよりも、老人は粗大ゴミだと言い切るだけの切れ味とイタさを持っていたい。たい。たい・たい・たい。
新しいJ-popを積極的に聴く事はないんだけど、テレビはよく見るから、CMで流れる曲は気になったりもする。テレビはいいよね。オリンピック放送とか。競技の途中で出かけなきゃいけない時とか、半泣きになるよ。
ポッキーのCMで、いきものがかり?が歌ってる「遊びたい、たい、つぁい・つぁい・つぁい♪」みたいなのが気になる。あれ、実際何て言ってるの?それが知りたい、たい、つぁい・つぁい・つぁい♪
「たい」で終わる文が全てつぁい・つぁい・つぁい♪に聴こえるんですが、どうしてくれる?それが知りたい。
結婚式の準備で忙しい。誰を呼ぶかって難しいな。そもそも俺、誰と知り合いだった?それが知りたい。携帯見るしかないけど、知らない人がいっぱい登録されてる。マジ謎。メアド残ってる人に大量にメールしたけど、え?俺があの人の結婚式パーティーに行くの?とか思った人いるだろうな。マジでそういうの恥ずかしいよね。こちらは呼んでるんだけど、あちらは呼ばれる覚えがない、っていう。
それは例えば、こういう事だ。ちょうど今、俺の前に女子高生が背を向けて立っている。8割方、本物の女子高生だろう。仮に俺がこの女子高生の膕(ひかがみ)に惹かれたとしよう。ちなみに膕とは膝の裏の事だ。彼女の膕が、短くはない、真面目そうなスカートから見えている。この女子高生は、自分の膕が後ろの男の性的慰みものとなっているとは想像していないだろう。その証拠に、俺が彼女に「すいませんが、あなたの膕をもっとよく見せて下さい。」と言ってみたとしよう。仮に。彼女は8割方、嫌がるだろう。つまり、それと同じ事だ。

 昔、日記に書いた表現をふと思い出したくなって、何気なく自分の古いはてなを見ていたら、恥ずかしくて仕様がなくなってきた。若いって恥ずかしい。
 一番恥ずかしいのは子供っぽい下ネタが満載なところかな。当時は、ネタでやってるんだ、本当は違うんだって、本気で思ってたから、恥ずかしくなかったのかな。でも、あれは本当に頭の中が下ネタだらけじゃないと書けないわ。そういう日記を他人がどう見ていたのかも、今では分かる。でもコメント書いてくれてる人も若かったんだろうね。もう結婚されてしまったジェントルメンが下ネタに敏感に反応したり。
 あとドラムとか、音楽とか、本に関して語ってるのがウケる。あながち間違ってない意見も言ってるんだけど、当時のお前が言うなよ、みたいな。語れるレベルにいたのかよ、って。スティックは絶対こう持つべきだ、音楽とはこうあるべきだ、みたいな。で、その結果がそのしょぼい演奏?っていう恥ずかしさ。でも、それ言い出したら一生何も語れないよね。今何か語ったとしたも、絶対後で恥ずかしいし。語るなってことだね。
 あと文章が稚拙すぎてウケる。
 あと飲みすぎててウケる。
 無駄に「にゃん」とか「フォウ!」とか☆とか付けててウケる。しょうもない。知ってたけど。将来つまらないって感じるだろうって知ってたけど。
 こりゃ今の俺がC年と上手く話せなくても仕方ないや。C年の頭の中ってあんな感じなわけでしょ?99%性のことしか考えてないし、実力もないのに音楽を熱く語るし、「萌え」とか「眼鏡」とか「メイド」とかそんなことで盛り上がるんでしょ。バカだ。お前らバカだ。

ホリエモン

かてきょに出て、15分早く着いたので、インターネットカフェで過ごす。
最近は生徒を募集する為にホームページを作っている。インターネットカフェに入って、コーヒーを飲みながら、そのホームページの一部に貼ったGoogle広告を数十回クリックする。
すると、俺の口座に広告収入が振り込まれる。ワンクリック30円程度。15分のインターネットカフェはドリンクバー無料で105円。うーん、現代社会って深い。

今日は横路さんの結婚式。俺がPOMPに入った時から付き合っていたお二人だから、あんな事やこんな事も思い出す。良く知ってるお二人だから、今日のこの晴れの日をどんな気持ちで迎えているのだろうと、我が事のようにドキドキしてしまうよ。今日の朝目覚めて、どんな風に最初の言葉を交わしたのかな、とか。家を出発するとき、どんな声で、「じゃ、そろそろ行こうか?」なんて言ったのかな、とか。俺がそんな事を考えても仕方ないけど。俺まで特殊な緊張感というか、色んな決意が混じりあってこみ上げるような感覚で、テンションが上がるな。
ともあれ雲の上の先輩だったお二人の二次会パーティーで演奏できるのは光栄だな。スティック折れたらマズイのかな?不吉?

並走

眠い。学生達が春休みだという事は、俺が仕事だという事。夜は普段通り授業で、朝はいわば春期講習。こんな爽やかな春、花咲き乱れる朝10時から働くなど、人間のする事じゃない。奴隷の所業。嗚呼、俺は奴隷。大都会の、キャピタリズムの、文明の奴隷。眠い。
1週間続けて朝から両国に通っている。3月半ばからの怒涛の日々、疲れが取れないままの体を今日も満員電車に突っ込む。もはやヒゲも剃らない。だって奴隷はヒゲなんて剃らないだろう?
ああはやくごしゅじんさまのみぶんになってそるがわのたちばにたちたいものだなあ。
王子を通過する。駅前の公園は桜が満開。満員電車で密着してくるオヤジのスーツの袖に干からびた米粒が張り付いている。
日暮里ステーションにブリーフストップすると、俺が乗っている京浜東北ラインと並走する山手ラインの車両全体に、アッキーナの神ポスターが貼り付けられている。
あっきーな。おっきーな。おっきーなあっきーな。あああっきーな。おおおっきーな。お、おっきな、のっぽのアッキーナ
ああ、大都会の、キャピタリズムの、文明の奴隷にはなりたくないけど、アッキーナの奴隷にならなってもいいな。
ていうか既にアッキーナの奴隷といっても差し支えない。
ていうか既にアッキーナの奴隷といっても差し支えない。


はてなでも書こうかな。一年ぶりくらいに。春だし。などと思う。


窮屈な車内ではてなを開くと、懐かしい日記がまだ見られた。京浜東北線は山手線と並走しながら、堤防に桜が咲き乱れる川を渡り始める。アッキーナとお花見だ。見つめ合う俺とあっきーな。あははははっっ、、、うふふふふっっ、、、
あの頃も両国に通っていた。あの頃も桜が咲き乱れて、川を流れていた。
上野駅でも列車は同時にホームに到着する。そういえば、あの頃、俺アッキーナと付き合ってた気がしてきた。あー可愛かったな〜。さすがに可愛かった。でもアイツまだ青くさいガキだった。男の愛し方も知らなかった。あんな風に挑発的に笑うことなんて知らなかった。
俺が教えてやったんだ!いやらしい目付きで山手線のアッキーナを盗み見ているサラリーマンよ!アッキーナに、その天使の微笑みを教えてやったのは俺なんだ!!
まあ当時は長澤まさみとも付き合っていたんだが。そういえば。俺が育ててやったんだ!長澤まさみの胸が、、、(ry
いや、今どき(ryではなく「自重」とでも表現するのか。胸自重。長澤まさみの胸自重。長澤まさみの胸があれほどまでに自重。大きくなったのは自重。俺が頑自重。張っ自重。て自重。育て自重。。。
アッキーナと別れて良かった。アイツはブレイクしたし、俺は大人になった。
ああ、大人になるって、選択をすることなんだなあ。重ねた選択が愚かな言動を抑制するんだなあ。
御徒町駅を出ると京浜東北線と山手線は並走しなくなる。アッキーナが遠ざかってしまう。
御徒町駅のホームでの別れ際に、アッキーナの微笑みを目に焼き付けたくて、向かいの山手線をじっと見つめていると、いつの間にか涙が溢れて、気がついたら俺は無機質に閉じる通勤列車のドア越しに叫んでいた。



アッキーナ!!俺、、お前のこと、、絶対に忘れない!!」



列車はアッキーナと別れて進み、秋葉原京浜東北線を降りる俺の足取りは重い。秋葉原を行き交う人間なんて変態やろうばかりだし。
次の瞬間、視界の端をとらえたものに、俺は驚き立ちつくした。なんと、俺が乗っていた京浜東北線の車両にも、アッキーナのポスターが全面に貼り付けられていたのだ。俺はずっとアッキーナのポスターが貼り付けられた車両に乗っていたのだ。
どうして乗り込む時に気が付かなかったのだろう?ずっと一緒にいたのに。ずっと一緒にいたんだ。おそらく俺は、群衆に、大都会に呑み込まれてしまっていた。
そう、、あははっ!そうだっ、、そうだよねっ!
僕たちは違う道を選んだけれど、今までも、そしてきっとこれからも、ずっと一緒なんだ。そうだろ?アッキーナ
あああっきーな。可愛いよあっきーな。

今日は合コンだ!わーい。

っておい!久しぶりに書いたと思ったらこんな事かよ。まあ、仕方ないよな。
その前に下北に怒られにいかなきゃ。音は採ったんだけどな。ぶっ殺されるかな。うん、ぶっ殺されるな。