瞬間は永遠だからさ 僕ら生きていける

なにからことばにしていいのかわからないけど、

スパルタローカルズは、いままでも、これからも、ほんとに永遠に、最高にかっこいいバンドです。

彼らに出会えて、ほんとうによかった。ありがとう。


ぎゅうぎゅうでいつもみたくおどりちらせなかったけど、間近で見るメンバーはいつもどおりブチ切れてて、最高にかっこよかった。

なにひとつしめっぽさがなくて、ほんとに楽しくて、「バイオレンスサマー」にもってかれて、「ワールド」に聴き入って、

「IdOL」で涙ぐんで、「象」で涙腺が崩壊して、「sugar」にテンションあがって、「オールドスクール」で胸がいっぱいになって、

「パレード」でこんなにかっこいい演奏するバンドがなんで解散するの?ってやりきれなくなって、「ギャップ」「カオス」で酸欠になって、

「森のメロディー」を初めてライブで聴けて嬉しくて、「ハート」でもう一回泣いて、「トーキョウバレリーナ」で全力でおどって、

グランジシスター」に圧倒されて、「ばかやろう」で全力でさけんで、「ウララ」で笑って泣いた。

スパルタローカルズ、大往生!」

会場みんなで「トーキョウバレリーナ」を大合唱していたら、スパルタに出会えてからいままでの感情がぶわっとよみがえってきて、やっぱり泣いた。


なんだか、すごく晴れやかで、圧倒的で、やっぱりスパルタは最後までスパルタだった。だから、まだ未練がましく次のツアーいつかな?とか考えてしまう。

みっともないけど。でも、まださよならを言う気になれない。またいつか、会えるといいな。ありがとう。

髭よさらば

行ってきました髭×フジファブリック!期待を軽く上回るすばらしくたのしい夜になりました!以下ネタバレあるかもしれませんが簡単な感想。

開場時刻ぴったりぐらいに会場に着くと人がぎっしりで仰天。髭TシャツのひともフジTシャツのひともほどよく数がばらけてて安心する。

髭ちゃんがトップバッターということで心もち前方で待機。15分ほど押してメンバー登場。いつものように囚人始まりかなと思いきや、いきなり「髭よさらば」!イントロで思わず歓声をあげてしまいました。

そのまま黒にそめろやドーナツに死すを続けて。ただ前の方にいたせいかどうも音のバランスが悪く、須藤さんの声もあまり響いてない感じだなと思ってたら須藤さんも一言、「ギターの音が大きすぎるね」と。それが気になってたのか前半は若干歌詞間違いが多かった気も。

しかし、それくらいのことでめげたりしないのが髭(HiGE)の真骨頂。「ヒサシ、カリメロ」では須藤さんもふっきれたのか響く歌声を聴かせてくれました。そして何の前触れもなく始まった新曲「オーバーグラウンド・アンダーグラウンド」!この曲がなかなかよかった。ひとことでいうと、白薔薇+夢でさよなら、みたいな感じ。髭の持ち味の不穏で大胆不敵なサビに、メロディアスでカラフルな展開が加わった、というような。髭ちゃんが確実に新しいステップを踏んでいるのが伝わってきてわくわくしました。アルバム待ちどおしい!

白薔薇のセッション、かなり無軌道な感じで素晴らしかった!斉藤さんのギターが力強かった。いつものごとくコテイスイのドラムを乗っ取り、「みんな大好きです!」と演説を始めた須藤さん、「今日ここで出会ったみんなも!お父さんお母さんも!・・・口の中に入った髪の毛も・・・髪の毛の中に入った口も!」爆笑w相変わらずフリーダムな須藤さんをニヤニヤ見つめる斉藤さん。「今日のセッションは120%だね!」との言葉どおり、ひさびさにぶっとびました。

「夏は終わったけどこの曲には関係ないよ!」のサマータイムブルース、この曲はさらによくなってました。アウトロのせつなさがいい。夢でさよなら、コテイスイが元気よくカウントをとって始めようとした瞬間、斉藤さんがビシッと手をあげて演奏ストップ。どうやらドラムがずれたらしい。演奏後「コテイスイのドラムでした!」とフォロー?を入れる須藤さん素敵w
ダーティな世界のブレイク前の誘い、珍しく須藤さんのことばがないと思ってたら突然、「僕はもう何も言えません!何も言えねぇ!」と叫んでそのままブレイク!

これでシメかしらと思ってたら、「電波にのって」!演奏が始まると同時にまわりだしたミラーボールがすごくきれいでした。髭もフジも照明素晴らしかったな。大きい会場の醍醐味。もうこのころには音の悪さもあまり気にならなくなってきて、ゆらゆらふわふわ楽しみました。須藤さんのポエトリーリーディングもよかった。

ワンマン並みの満足感を味わい、次はフジファブリック!すさまじく楽しかった!フジはあまり詳しくない私も思わずおどりくるってしまう破壊力がありました。なんというか、正しくエンターテイメントなステージだった。ワンマンかっていうくらい好き放題やってた髭ちゃんに対し、「髭とは昔下北のCLUB Queで対バンしたんだけど、そのときはキャパ300人、今日はひとけた違う3000人!嬉しいです!」とか、いろいろ髭をいじってくれる志村さん。去年のスパルタとのときも思ったけど、なんというかありがとうございます。「マリアとアマゾネス」とか「地平線をこえて」とか、ライブだとさらに凄みが増しててよかった!新曲もなかなか面白い感じで好みかも。

アンコールで「髭に拍手!フジファブリックに拍手!企画してくれたスタッフに拍手!今日ここにいる自分自身に拍手!」との志村さんのMCにはぐっときた。いやあ楽しかった!新しい方向を垣間見せてくれた髭(HiGE)、会場を踊らせる実力を見せつけてくれたフジファブリック、どっちもほんとに素晴らしかった!大満足!あと2公演、さらによくなるに違いない!これから行けるひとたちがうらやましいなあ。

そうだよ 未来は今

今週はモーサムとスパルタを観てきました。スパルタのほうは自分のミスもあって、やや不完全燃焼だったので、いまさらではありますが、モーサムのツアーファイナルの簡単な感想文を書こうと思います。

開演前のSEがかなりダンス寄りな感じでわくわく。一曲目なんだろうと予想しながら待つ。なんだか周り男子が多いなあと思ってたら武井さん側にいたことに気づく(笑)十分くらい押して悠々と登場したメンバー、百々さんが堂々と歌いだしたのはなんと「奇跡の歌」!かなり予想外でしたがモモナイトを思い出して聞き惚れる。百々さん一段と声量が増したような。すごくよかったんだけど会場が聴き入って静かになっているところに絶妙なタイミングで子どものむずかる声がしたのには笑ってしまったw歌い終わって百々さんが一言、「今晩みんなに奇跡が起きますように」うわーかっこよすぎるw

しっとり始まったかと思えばいきなり「L.O.V.E」に「ボルケーノ・ラブ」!かっこいい!とにかく演奏のテンションが高い!武井さんも絶好調なことをこの時点で確信する(笑)新譜からは「カクカクシカジカ」に「アイドンノウ」、ピコピコしててとぼけてるのに殺伐としてて、断然ライブのほうがかっこいい!と思ったんだけど、どうもみんなまだ慣れてないからか、いまいち反応が薄いのがちょっと気になったり。

「JACK THE TRIPPER」は何回聴いても涙腺を刺激されるんだけど、「アゲイン!」と百々さんが叫ぶころにはすっかりふっとんで踊り狂ってしまう。しかも続けてきたのがライブで聴ける日を待ってた「未来は今」だからもう大変。照明が素晴らしかった。武井さんのベースソロかっこよすぎ。最後三人で丸くなってぎゅいんぎゅいん鳴らすアウトロにどきどきしまくりでした。

中盤、百々さんがアコギに、武井さんがマラカスに持ち替えて、ルー・リードのカバーと「グッモーニン」を。が、ここで百々さんがやらかしてくれました。「グッモーニン」を歌いだしてすぐ、首をかしげて中断、ぼそりと「…歌詞忘れた」ええええええw勇さんも武井さんも会場もぽかんw武井さんが苦笑いしながら「にゃーにゃーって歌っとけ」とアドバイス。マラカスをしゃんしゃん振って励ます姿に武井さんの優しさを見ました(笑)その場で適当に練習しながらぐだぐだな感じで再開w自由人だなあ(笑)

「勇とデュエットします」といって始めた「君とどこまでも」、白っぽい照明がきれいだった「ペチカ」、どっちも歌の力が素晴らしくて聴き惚れました。勇さんのハモリがきれいで素敵。「NO EVIL」も聴けて感激しました!

そして断然このライブのハイライトだったのが「go around my head」からの怒涛のダンスタイム!会場全体がすさまじいテンションになりました。それまで比較的おとなしい真中あたりで踊ってたのですが、いきなり後ろからお兄さんが突撃してきて思いきり足を踏まれたりwでもこっちもすでにテンションが上がりきっていたので気にしません!「Lost In The City」ではレベルアップした武井さんのライトセーバーさばきに爆笑w

本編最後は「シンクロニシティ」に「流星群」。百々さんが「バンドを組んで初めてライブをした、その頃の気持ちを歌った曲」と言って始めた「流星群」に、モーサムはやっぱり自分たちがなにをすべきかわかってるバンドなんだな、と思いました。結成から十年以上たってるのに青春の青さをみずみずしく歌えるなんて凄い。

もちろんアンコールあるよね、あれとかそれとかやってないもんね。てな感じで登場した勇さんと武井さん、武井さんが「ありがとう!」と話しだそうとした瞬間、百々さんがするっと登場、話が中断w苦笑いの武井さんの肩をぽんと叩く百々さん、そんな二人がほほえましかったです。百々さんが「ツアーでいろんなとこ回ったけど、客席見てると面白い。踊り方っていろいろあるんやなって思って。それでいいじゃん、って曲です」と始まったのはもちろん「We are Lucky Freinds」!この曲の多幸感ってほんとに凄い!武井さんが「ユー、ユー、ユー、アンドミー、アーラッキーフレンズ!周りの人と仲良くなってこのあと飲みにでもいってくれよな!」なんて踊りながら言うもんだから最高に楽しくてはじけました。そのまま「Bad Summer Day Blues」になだれこむ。照明が目にちかちかしたけどもはや関係ない!踊る!最後、勇さんの後ろで静かにギターを鬼神社(笑)している武井さん、またまた二人がはけてからもぎゅいぎゅいギターをならす百々さん、ほんとにかっこいい。

圧倒される大団円でしたが、なんとダブルアンコールが!それがなんと「凡人のロックンロール」!最高すぎてもはやぶっとぶしかない!すっかりモーサムの三人に世直しされまくった夜でした。

新譜からの選曲が少なく会場の盛り上がりもいまいちだったのは若干気にはなりますが、でも今のモーサムだったらそんな不安をすぐにぶっとばしてくれるだろう、という確信は揺らぎません。やっぱりモーサムトーンベンダーは最強だ!

そして狂人はノイズに従う

昨日は渋谷にスペシャ列伝を観に行ってきました。なかなかの長丁場で疲れたけどかなり楽しかったです。
寝不足と体調不良もあって、最初のPE'Zとサンボマスターは後ろでまったり観てました。PE'Zは初見でしたがウッドベースが素敵でした。サンボは後ろから観ててもかなり盛り上がってるのがわかってさすがだなーと。

3番手は楽しみにしてたサカナクション。7月に初めて観たとき、こんなに熱いバンドだったんだ!とびっくりしたので今回もかなり楽しみだったんですが、期待以上によかったです。キラキラした電子音とやわらかな声の曲たちからはちょっと意外なくらい熱いというか若干くどい(笑)煽りと演奏にもってかれました。ベースとシンセの女性ふたりがかっこよすぎる。ほんとに体が自然に動き出すような、自然に笑顔になれるような、そんな空間でした。また行きたい!

続いては髭ちゃん。ライブかなりひさしぶりだったのでSEでかなりテンションあがった。宮っtea、フィリポ、斉藤さんの3人が登場、宮っteaが前に出てぐいぐい煽りながら白薔薇のイントロを奏で出す。須藤さんとコテイスイはどこから出てくるのかきょろきょろしてたら客席にスポットが。白いひもでぐるぐる巻きになった須藤さんとコテイスイ登場!が、須藤さんひもをなかなかはずせず結局スタッフさんの手を借りるwセトリはまあイベント向けのいつも通りな感じではありましたが、演奏のキレがすごくよかった。とくに宮っteaのテンションが高くて、男前っぷりにくぎづけでした。「夢でさよなら」も、すごく迫力が増してかっこよくなってた。
「夢でさよなら」、7月にライブで初めて聴いたときには髭(HiGE)がこの曲をやる必然性があるの??と思ってしまい、なんだかもやもやしてネガティブになってしまっていました。でもPVを見て雑誌のインタビューを読むうち、そんな感覚は間違いだったのかもと思うようになり、先日シングルを手にしてようやく、今の髭がやりたかったことが見えてきました。毒をわかりやすく突き刺すんじゃなくて、ドリーミーに包み込むような、ふわふわしてるのに深く深く染み込んでいくような、そんな4曲。そうか、これだったんだ。やっぱり私はまだまだ髭のみなさんの手の上で転がされるんだろうな、かっこよさを増した「夢でさよなら」を聴きながらしみじみと思いました。
「ダーティな世界」では、須藤さんがピンクのガムテープを取り出し、「予定調和が大嫌いだ!いや、予定調和は好きだけど予定調和のくそったれな世界は大嫌いなんだ!」と叫んでぐるりと目隠しを。「これで僕は君で君は僕だよ!」演奏中にはがれかかったテープをわざわざスタッフさんにはりなおさせていたのには笑ったwしかしあれ痛くないんだろうかwラストはハートのキング。今回は斉藤さんにくぎづけでした。何回聴いても頭が真っ白になる、大切な曲です。

トリはモーサム。ラスボス登場のようなSEがなりやまないなか、武井さんが真っ先に登場、踊りながらベースを奏で出す。藤田さん百々さんも続けて登場、間髪入れずに「BIGーS」!すさまじくキレがよくて気づけば頭をぶんぶん振り回してました。とにかく演奏のテンションがすさまじかった。新曲たちも断然音源よりざらついててかっこいい。
百々さんが白いギターにチェンジ、「ここらで静かな曲を」ってことばとともに「ペチカ」のイントロが鳴り響いた瞬間思わず悲鳴を上げそうになりました。もうそんな季節なんだな。じんわり染み込む。
最後は怒濤のラッキーフレンズとバッドサマーデイブルーズ2連発!おどりくるいました。会場も完全にスイッチ入ってて、地面が揺れる揺れる。バッドサマーで百々さんがセンターでギターを振り上げては振り下ろす動作を繰り返し、気づけばその横で武井さんも同じ動作を。すさまじいテンションに巻き込まれて頭が真っ白になりました。
曲が終わりふたりがはけたあとも、床に座り込みしまいには転がりギターをギュンギュンかき鳴らす百々さんが、今まで私が見たなかでも一二を争うかっこよさでした。
曲数少なかったけど、今のモーサムの絶好調っぷりはすごく伝わってきた。5日赤坂が楽しみすぎて身震い!

どのアクトもテンション高くて素敵な一夜でした。やっぱりライブはいいなあ!

やさしさを歌う僕らのFUTURE

今日は代官山UNITマスドレ乍東十四雄アナログフィッシュという組み合わせのライブを観てきました。
まずはマスドレ。名前しか知らないというか名前もちゃんといえないような予備知識のなさで観たのですがかなりかっこよかったです。個人的に女性ボーカルに対してどうも苦手意識があるのですが、まったく変な引っ掛かりをもたずにすっきり聴けました。演奏もかなりハードなのにわざとらしさがなくてよかったです。ギターかっこいい。

そして今回のお目当てだった乍東十四雄。ライブ初見でしたが見事にハマッてしまいました。メンバーのルックスがいい感じにカラフルでバラバラで、力が抜けてるんだけど芯がしっかりある感じ。
今年の夏前に存在を知って、マイスペやらYOUTUBEでちょくちょくチェックし、我慢しきれなくなってCDRを手に入れ、ライブに行くタイミングをずっとうかがってたのですが、年内に観ることができてよかったです。だって、絶対来るよ、これ。
くどくない程度にふにゃふにゃした声とか、カラッとしたギターとか、リズム隊のからみあいとか、音の面ももちろん好みだし、すっとんきょうで愉快な歌詞もMCもドツボだ。いろいろなバンドから影響受けてるのは伝わってくるけど、うまいこといいとこどりしてるっていうか。
とりあえず生で観たら予想以上にきもちわるくて正解だ!と思いました(笑)ラストの「無題」でミラーボールがまわりだした瞬間うっかり感動してしまったり。ワンマンでがっつり観たい!と思わせてくれました。

アナログフィッシュは昔1回ライブをちょこっと観たきりで、いまどんなライブをするのかまったく知らなかったのですが、サポートふたりと素晴らしい演奏を見せてくれました。
sayonara90'sでうっかり涙ぐんでしまったり。こんなにいいバンドなのにセールス的に逆境にあるなんておかしい!と思ったり。グッとくるライブでした。
しかしとにかく今日の収穫は乍東十四雄につきる。またハマるものがふえてしまった・・・ワクワクがとまらない。

君たちはトーキョウのバレリーナ

スパルタローカルズツアーファイナルを見届けに、アカサカサカスまで乗り込んで参りました。

今日のライブは、私の中でちょっと特別なものになりそうです。ひさびさに、感情をぐちゃぐちゃにかきみだされるような、なんか、すごくじぶんが芯からぐらぐらゆさぶられるような、そんな感覚を味わいました。もちろん、すさまじくたのしかったです。感じたことの何割をことばにできるかわからないけど、やってみます。
水谷豊?の歌謡曲に合わせて登場したメンバーの皆さん、光広さんがピンクの薔薇を頭にさしてるwwwそしてもちろんそれを客席に向かって放るwww爆笑しつつも日比谷野音を思い出してテンションあがりました。

今日はニューヒーローからスタート。あいかわらず音のキレが凄い!お客さんがあまりエンジンかかってなくて、おや?と思いつつたのしくおどる。スッカスカだったらどうしよう、とかこっそり危惧してたんですが、気持ちよくおどれて盛り上がれるほどよい感じの入りでほっとしました。

伊東さんはいつまであの東京メトロシャツを着続けるのかしら?今年のテーマ服?とか思いながら、ディストーションブルースボーイやまぼろしFOREVERでおどる。最近の曲なのに妙に懐かしく感じるのはなぜだろう(笑)じぇっじぇっじゅー!あたりではお客さんもかなりあったまってきてて、コウセイの「みなさんごいっしょにいい!」にもばっちりこたえてました。
「赤坂なんてみんな来ないでしょう、田舎者ばっかりだからね」なんてコウセイが失礼極まりない決めつけをかましながら始まったのがGood News。ぎゅっとつかまれた。アルバムのなかでいちばん好きな曲なので、じっくり聴いた。
そしてつづけて始まった赤い砂。この曲にすべてもってかれた。照明が素晴らしくて、一瞬の間のあと、「ひろーがりー」で、ほんとうに真っ赤に染まった、四人を見た瞬間、なぜだか涙がぼろぼろ出てきました。かなしい、とかせつない、とかひとことではいいあらわせない、ぎゅっと胸がつまる感覚。しかもつづけて「死んでしまった夏のために」という言葉とともにバイオレンスサマーが。真っ白な照明がほんとうに、後光がさしているようで、あらゆる感情がごっちゃになって、涙がとまらなくなった。4人の演奏している姿がなんだか、ほんとうに、おごそかに見えて、万感、ってことばがあたまをよぎった。エレベーターエレベータもPOGOも、演奏のすごみにただただ圧倒されて顔がぐちゃぐちゃのままたちつくしていました。

そしてTHE CLUBから怒涛のダンスタイム!泣いてるのか笑ってるのかわからないテンションのまま、おどりくるいました。すさまじいかっこよさだった。ギャップがきたときにはじぶんの声とは思えないような奇声を発してしまった。そのまっしろなテンションのまま、本編ラストはチャランボ。圧倒された、とにかくこの曲はライブが格段にいい。

あまり間をおかずにアンコール、コウセイがパレードのPVで着てたジャケットを羽織って登場。ビニールシートみたいな素材で「通気性ゼロ」だそう、コウセイがしきりに腕の曲げにくさをアピールしてました(笑)そして始まったのが新曲。イントロを聴いた瞬間、ヤバい、泣く、と直感し、せっかくおさまってた涙がまたぼろぼろあふれてきて、ステージ上にくぎづけになりながら、「まるで水のようだ」と歌うコウセイに必死で目を凝らしていました。こんなにせつなくて、テンション高いのに平熱で、心臓に入り込むような曲は、きっといまの彼らにしかつくれない。つづけて、コウセイが「俺、俺のために歌う!お前、お前のために踊れ!」と宣言して、パレードを。ほんとにこのひとのことばはなんでこんなに胸に刺さるんだろう、なんてかっこいいんだろう、と泣きながら笑顔で、全力でおどりました。ばかやろう、コウセイが指名したのはなんとダイノジおおちさん!芸能人がそんなに前方で観てると思わなかったのでびっくり。最近糖尿になったという彼の、「ばかやろおおお!」でスタート。最近この曲が観るたびにかっこよくなっている気がする。全力で叫びました、おどりました。

ダブルアンコールは、トーキョウバレリーナ
この曲がこんなに沁みたの、はじめてかもしれない。ほんとにたのしい!っていう気持ちと感動がいりまじって、泣きながら笑いながら、この空間にいられることを感謝しながら、おどりきった。渋公のグランジシスター、野音のアポロとおなじくらい、こころにのこる一曲になりそう。

終演後グッズを注文しようとしたら、声がでなくなっててびっくりしました(笑)燃え尽きた。ほんとに、こんなに、感動できて、こころのそこから感謝したいです。一生ついていきます。DVDになるといいな。