Let’s Not Shit Ourselves (To Love And Be Loved)

ちまたでは“私を構成する9枚”とかがなんだか流行ってて、元来そういうのを考えるのが好きな性分なので例に漏れず自分も考えてはみたんだけど、どうもうまくまとまらない。

10枚ちょっとぐらいまではなんとか考えれるんだけどそこから先がどうにも絞り込めない。

そこで今度は世間の流れは無視して、じゃあ“私を構成する10曲”だったらどんなもんかと考えてはみたけど、当然そんなのさらに難題でまったく決まる気配もない。

でも1曲、、これだけは間違いないなってのが浮かんだので、お酒の勢いで恥ずかしげもなくそれだけ書いときます。



ピンとくる人がどれだけいるだろか。。
コナーくんは今なにしてるんだろか。。

もう10年以上も前の曲になるんか。今でも自分の中ではひどく特別な曲なんだわ。
エモい人間なんだと痛感します。
多感な時期の自分のど真ん中を撃ち抜かれた衝撃が未だ残ってる。。

決して頻繁に聴きたくなるわけでもないし、聴くのには体力もいるし、そもそも長いし。

でも、なんだろ。生きてる限りは多分この先も時々ふと思い出しては聴くんだろな。

酔っ払った。
はい、おやすみなさい。

2015 Best Albums

これだけは書いておかないと、いよいよ終わってしまいそうなのでお酒の勢いで。

とは言っても母数はほんとに年々減っていく一方です。

音楽は変わらず好きなんだけど気持ちやら行動やら、維持していくって難しいですね。

今年は10枚+次点2枚。ベタなのばっかり。

次点
・Laura Marling / Short Movie
前作があまりにも自分の中のマスターピースだったもので、良くも悪くも肩の力が抜けた今作はこの辺で。


cero / Obscure Ride
正直舐めてた。Orphans最高です。



10. Wilco / Star Wars
突然のリリース。無料のDLで済ませてしまってフィジカルでは買ってません。。ごめんなさい。



9. Yo La Tengo / Stuff Like That There
セルフカバー集のような編集盤。案の定cureのカバーにやられる。


8. Of Montreal / Aureate Gloom
とにかくライブ良すぎた。


7. The Tallest Man On Earth / Dark Bird Is Home
今までの作品の中で一番開けた感。正直閉じてる方が好きかな。それでもやっぱり好き。来日あったら遠征してでも見たいと思う数少ないアーティスト。



6. Unknown Mortal Orchestra / Multi Love
サイケ感が薄れて洗練されたね。



5. Deerhunter / Fading Frontier
ガレージ風味な前作からのシフトチェンジ。気持ちよかった。まどろむまどろむ。



4. Jamie XX / In Colour
優秀すぎる。



3. Heather Woods Broderick / Glider
唯一知名度低いかな。こっそりひっそり好きなアーティスト。
自分の中のグルーパー枠とでもいうのか。寝る時に聴きたくなる。


こっちは前作の曲↓。この雰囲気の方が好きなんだけど。




2. Waxahatchee / Ivy Tripp
極めてまっとうで理想的なインディーロック。




1. Sufjan Stevens / Carrie And Lowell
今年はこのアルバムがぶっちぎりです。
聴くたび自分の根っこの部分をひどく揺さぶられます。
結局のところこういうのが好きなんです。
これまでのスフィアンの作品の中でも異色の、極めて地味でパーソナルな作品だってこともわかってるんです。
一曲目のイントロが鳴ったところで、スイッチ全部押されてしまうのです。
狂おしいほどに愛おしい。。

名前をつけてやる

ここ数日、スピッツばかり聴いています。

世間、ちまたで名盤と言われている「名前をつけてやる」のほんとの名盤ぶりに震えています。

特に「プール」「魔女旅に出る」。この2曲、異常に好き。
プールはスピッツで一番好きかも。

動画探したけど拾えないのな。。

とりあえず他に書くことないのでスピッツ15曲でもやっときます。

まず上の二曲。
プラス、
「桃」
「ありふれた人生」
夏の魔物
「甘い手」
「8823」
「謝々!」
「フェイクファー」
「流れ星」
「スピカ」
「夜を駆ける」
日なたの窓に憧れて
「魚」
「大宮サンセット」

暫定です。今の気分です。言い訳がましいけど酔ってます。そもそもにわかです。知らない曲もいっぱいあるんでしょね。

でも、常々思ってたけど自分ら世代でスピッツ嫌いな人っているのかね。会ったことないや。それってすごいよね。このすごさ、うまく言えないんだけど。



なんだかこんな感じです。
おやすみなさい。

雨の日に聴く曲

こんばんは。サッカー、なんとも残念な試合でしたね。予選は難しいですね。終盤の酒井にはがっかりです。内田が恋しいです。
宇佐美も今日はあかんかったですね。



さて、梅雨ですね。僕の住んでる地域は言うほど雨は降ってないような気がしますが。

雨は嫌いではないです。特に予定のない休みの日にだらだら家で過ごす雨の日は。

晴れた日と雨降りの日では聴きたい音楽も変わりますよね。去年も書こうと思ってた雨の降る日に聴きたくなる曲についての日記です。

シチュエーションは雨降り、自宅の午後3時ってなとこです。

では。


もう何年も前から雨が降ると聴きたくなる曲の筆頭です。イントロのピアノの音がシトシト降る雨音に似ているんでしょうか。ストリングスの音もしっくり。ピアノの音は雨音とどうにも相性がいい。
一つ目のキーワードはどシンプルな歌心です。もう何曲か。↓


この人の声は、それ自体が雨のような。


一人部屋で本を読みながら。。みたいな。


こんな曲なんかも意外としっくりきたり。





さてさて続きまして、二つ目の自分的キーワードは”エレクトロニカ”です。感傷的なエレクトロニカ、プチプチ、ザラザラとしたノイズは雨音にもよく似ていてしっくりくるんじゃないかと僕は思ってて。



もうこの曲とかシチュエーションにぴったりじゃないすか。


bibioのこのアルバムはそんな音の宝庫。雨の日にまったり家で聴いていたいアルバムです。大好きです。


窓の外の雨粒を数えるようにジーっと見てて段々ハイになってく感覚。


デスキャブのベンとのポスタルサービスでも有名なディンテルのど名曲。





酒の勢いで書きました。外は曇り空です。
わりとベタなチョイスになりました。


最後に1曲。
http://ryohadano.bandcamp.com/track/shichigatsu

僕が暮らす浜松でひっそりと音を紡ぐryohadanoの大好きな1曲を。

オブモン

昨日、6月3日にof Montrealの浜松公演を見てきました。

存在は随分前から知ってたし、人に薦められたりして聴いたりしたことはあったはずなんだけどなんでかこれまでじっくり聴いたこともなかったし、ライブ行くの決めてもろくに予習もすることもなかったし、そもそも何人組?くらいな感じで臨んだんですが、、いやいや圧巻でした。

アー写だったり今までのイメージとかで抱いていた変態感は想像通り、圧倒的なポップさ、多幸感は想像のはるか上で、まぁとにかく楽しくてニヤニヤが止まらなかった。


こういう百戦錬磨のベテランバンド見るといつも思うんだけど、とにかく演奏がうまい。自分みたいな素人が見てもほんとうまい。
ベース、ドラムは全くぶれなくてすこぶる気持ちよくてグルーヴ感がはんぱないし、キーボードは音色とかフレーズとかどんぴしゃで曲を最高に彩ってるし、なによりケヴィン・バーンズのカリスマ感ったらもう。

演奏が進むにつれてどんどん前列に引き寄せられて気づけば最前列近くまで行ってたっけね。

一緒に見てた友達も同じような予備知識だったんだけど、終演後は二人して手のひら返し。
インディ好きでこのライブ見てそうならん方がおかしいわ。


ライブの帰り道からあわてて復習してます。
いや、今更ながらこれはしばらくはまりそう。

Carrie & Lowell

スフィアン・スティーブンスのキャリー&ローウェル。

Pitchforkを始め様々なメディアでも絶賛されてますが。

素晴らしいですね。

本当に、本当に素晴らしいアルバムじゃないでしょうか。

これまでの彼の作品って、しっかり聴いたのは「イリノイ」「ミシガン」、例のアメリカの全州を〜っていうコンセプトで発表された2枚の作品だけだったんだけど、そこで特徴的だった管弦楽的なアレンジはこの作品ではほとんどと言っていいほど見られない。

極めてシンプルな、ミニマルな、そして極めて内省的な歌。

作品のモチーフだったり、タイトルを含め背景についてはいろんなところで書かれてますね。

最近はあんまりそういったレビューなんかも読まなくなってたんだけど、この作品はその辺も含めて知りたくなって、もっと深く理解したいような気持ちになって読み漁りました。

一人の人間の心の奥を覗くような、ひどく物悲しく、どうしようもなく切なく、でも懐かしくて、どうしようもなく優しい。
そんな作品。

今年聴いた作品の中で、というよりここ数年の内に出会った作品の中でもすごくすごく好きなアルバムかもしれない。

2014 Best Album

年末なので書きます。

1. Tara Jane O'neil / Where Shine New Lights

今年はこのアルバムのことしか書いてないですね。どこも素通りですが自分にとっては本当に素晴らしいアルバムでした。
地味で魅力を説明しにくい作品ですが、とてもパーソナルで、こっそり自分の中だけにしまっておきたい宝物です。

先日の来日公演も、そりゃあもうすごかった。


2. Grouper / Ruins
タラジェンといい、年間通してこんなモードだったんでしょうね。暗いですね。暗すぎますね。もうじき死ぬんですかね。
でも、どちらも僕が知る限りのキャリアの中では一番明るくて優しいアルバムだったような気がします。


3. How To Dress Well / What Is This Heart?
これは自分の中でも意外でした。あんまり自分ぽくはない。
極めて優れたポップアルバム。


4. Sharon Van Etten / Are We There
大好きな前作にも負けないいい作品。

5. Cloud Nothings / Here And Nowhere Else

この曲がとにかく好き。

6. Spoon / They Want My Soul


7. Kevin Drew / Darlings


8. Sun Kil Moon / Benji



9. Caribou / Our Love


10. S. Carey / Range Of Light


11. First Aid Kit / Stay Gold


12. Beck / Morning Phase


13. Tycho / Awake


14. Real Estate / Atlas


15. Tweedy / Sukierae



次点
・Todd Terje / It's Album Time
Aphex Twin / Syro
・The Nels Cline Singers / Macroscope
・Craft Spells / Nausea


こんな感じです。
ほんとに年々、聴く枚数は減少しています。。
時間的にも、体力的にも、気力的にも、経済的にもね。。
なんだかんだ自分の好きなものがだいぶ固まってきてるのもある。
正直、今年はタラジェンのアルバムがあればもうそれでいいかなぁなんて思っちゃってたし。
もちろんそんな自分の固まったものをひっくり返してくれるものに来年も会えればよいかなと。
では。