疲労をためない・歪みを直す

久々にスコンと腹落ちする整体の本に出合いました。

 

『痛みが消える自力整体』(矢上裕・新星出版社・1,500円)です。

 

著者は体の不具合を「歪み」と「疲労の蓄積」と喝破しています。

 

著者も若い頃は「よく食べ、よく運動する」ことが健康を維持する方法だと思い込んでいたので、毎日2万歩以上歩いていたそうです。

 

ところが47歳の時に突然ギックリ腰で動けなくなりました。

 

「歩くのをやめたら足腰が弱る」という強迫観念のために、長時間歩いていたわけですが、そのために骨盤を歪めてしまっていたのです。

 

整体の先生として“とても”恥ずかしい思いをし、それ以降は180度考えを変え「できるだけ筋力を温存して、足腰にゆがみや疲れを溜めない」を実践しているとのこと。

 

「鍛えて疲れるより、体を左右対称に整える方が先」と指導し、実際に多くの人に良い結果が出ているそうです。

 

「老化が進んでいる」は「疲労が蓄積している」と同じ意味ということなのです。

 

私は昼食を抜き1日2食にしてから劇的に体調が良くなったのですが、この著者は1日1食。

 

筋肉や内臓を使い過ぎないことがポイントで、使い過ぎたら「疲労ゼロ」に戻すことが大事だということです。

体育会柔道部

大学では4年間、体育会柔道部にいたというのが誇りでもあります。

 

同好会にいたのとでは全然値打ちが違うと思っています。

 

その柔道部のOB総会が年に1度行われるのですが、長い間、仕事の都合で行けませんでした。

 

が、3年ほど前からまた顔を出しています。

 

OB総会は、年齢もバラバラで、また入学の経緯もスポーツ推薦や一般入試や継続高校からなどサマザマですが「柔道部」という共通項があるため、総会には暖かな雰囲気が漂っています。

 

体調が極めて悪い人や、経済的にうまくいっていない人や、家庭その他で問題を抱えている人は、OB総会には出て来ないと思うので、参加することができるだけでもありがたいわけです。

 

実は7,8年前に1人の部員の不祥事があり、廃部になるかもしれないという危機がありました。

 

現役部員、OB会幹事、関連教職員が耐え抜き、ようやく今まで通りに部活ができるようになった経緯があります。

 

単に運動部とは言え、100年以上の歴史があるのです。

 

近年、女子部員も入部しているようですが、私はあまり詳しくは知りません。

 

私の1つ上の学年の先輩は、上場企業で働いていたのですが、50歳で早期退職し、そのあとは京都でタクシーの運転手をしているとのこと。

 

いくつか「運転手あるある」のエピソードを聞きましたが、とても面白かったのです。

 

 

 

いざ、神たび その5

熊野那智大社を離れ、今回の最後の訪問地である熊野本宮大社にやってきました。

 

1時間10分ほど、ずっと山の中の曲がりくねった道を運転していると、眠くて仕方がありませんでした。

 

途中、お店もなく、休憩する場所もありません。

 

次回に来るときは、ここがちょっと課題です。

川を挟んで反対側の山も、とてもキレイでした。

熊野本宮大社はドッシリとした雰囲気がありました。

神社でのお約束の階段を登っていきます。

ここの手水場には、よく見かける「龍」ではなく「ヤタガラス」が置かれていました。

手水場でヤタガラスを見たのは初めてです。

ドシンとしたお社です。

主祭神スサノオ命のようですが、イザナギ命やイザナミ命や天照大神もお祭りされています。

本殿を離れたところに、イザナミ命の荒魂を祭るお社がありました。

このご祭神の神社を見たのは初めてです。

説明の札。

田んぼの向こうに大きな大きな鳥居がありました。

何だかとてもホッとする風景でした。

 

いざ、神たび その4

滝がご神体の神社に着きました。

那智の滝というのは、よく耳にはしていましたが、実際に訪れたのは初めてです。

 

午前10時ぐらいに到着したのですが、もう観光客でいっぱいでした。

少し遅れると駐車場もなくなりそうです。

 

*ここが入り口です。

「飛瀧」と書いて「ひろう」と読むのですね。

神社へ行くときは険しい階段を登ることが多いのですが、ここではまず降りていきます。

瀧が見えてきました。

やっぱり感動です。

手水場には龍がいました。

こちらも龍。

見ているだけで心洗われます。

この下の説明札は実に興味深かったのです。

 

ご祭神は大己貴神(オオナムチの神)。

すなわち大国主命の別名です。

 

役小角(えんのおずね)が修験道の場を開き、不動明王がこの滝を守っておられます。

 

弘法大師や安倍清明一遍上人まで、滝修行を行われているのですね。

 

いざ、神たびへ その3

宿泊していたリゾートホテルを出発し、熊野速玉(はやたま)大社へ向かいました。

 

朝9時ごろに到着したのですが、もうすでにけっこうたくさんの参拝客がいました。

 

第一鳥居から、なんだかワクワクする神社でした。

ヤタガラスをお祭りした神社は初めて見ました。

ヤタガラスは3本足のカラスで、神武天皇が軍勢を引き連てれ、和歌山から入るときに手助けしました。

 

右がヤタガラス、左がアメノタヂカラオのミコトのお社です。

神社オタクの私は、この時点でもうすでにテンションが上がっています。

中の門を進んでいきます。

スゴクいい雰囲気でした。

実に多くの神々が祭られています。

神社オタクにはたまりません。

国常立神さまも祭られていました。

心をきれいにしないと、国常立神さまに叱られます。

われらが天照大神さまも祭られていました。

神武天皇のピンチを救った神様です。

左から「オシホミミ命」⇒「ニニギノ命」⇒「ヒコホホデミ命」⇒「ウガヤフキアエズ命」と、親子になります。

 

オシホミミ命の母親が天照大神であり、またウガヤフキアエズ命の息子が初代・神武天皇

 

そこから126代の天皇が続きます。

エネルギーに満ち溢れていました。

熊野一帯は20年前に世界遺産になりました。

 

いざ、神たびへ その2

今まで何度も大阪の住吉大社に参拝する計画を立てながら、その都度ほかの用事が入ってきて、長いあいだ訪れることができませんでした。

 

参拝を軽んじているようで、神さまにも申し訳なかったのです。

 

住吉大社は4柱の神々をお祭りしています。

 

ソコツツノオ命(みこと)、ナカツツノオ命、ウワツツノオ命、そしてイキナガタラシ姫(神功皇后)です。

 

私は神功皇后の「追っかけ」でもあるので、そういった意味でも「すみよっさん」(住吉大社)には、ぜひとも行きたかったのであります。

4柱にはそれぞれ社殿があります。

住吉大社のキャッチコピー(?)

アジア人や白人の観光客もチラホラ見かけました。

手前のカップルは多分アジアからの観光客。

一転、熊野に向かいました。

 

山の中の一般道路を走っていると、奈良県にいるのか、三重県にいるのか、和歌山県にいるのかがよく分からなかったのですが、無事、宿泊予定地に到着しました。

広い敷地にコッテージが建っていて、滞在していると心洗われました。

充電ではなく「放電してリフレッシュ」という感じがしました。

レストランにも自然の中を歩いていきます。

とても満足。

 

いざ、神たびへ その1

ナビで片道4時間以内の場所は、宿泊せずにクルマで日帰りすることにしました。

 

体力的にはキツイのですが、丸2日使ってしまうよりは、いろんな面で負担が少ないのです。

 

和歌山県に熊野三社と言われる有名な神社があります。

 

すなわち「熊野本宮大社」と「熊野速玉大社」と「熊野那智大社」です。

 

昔から天皇行幸も盛んで、後鳥羽上皇は28回、後白河法皇も34回の回数を数えます。

 

そんな有名な神社を今までどうして訪れなかったのかというと、ひとえに和歌山の道路事情への懸念にあります。

 

和歌山県は東京へたどり着く時間が、他の都道府県よりも一番かかると言われています。

 

高速道路も県内の途中で切れていて、クルマでの旅が大変だという思いがありました。

 

そこで1泊での参拝を企画したのですが、いつもはスーツケース2つに荷物を入れていくのに、今回はちょっと荷物を減らしてみようと考え、1つだけにしました。

 

そうするとマウスを入れ忘れてパソコンの入力に支障をきたしたり、『ルモンド学習』用の電子辞書やノートやエンピツを持っていかなかったりし、ホテルの部屋でとても後悔しました。

 

今回、目的地の熊野へ行く前に、大阪に立寄る用事があり、その時に(何度も行こうとして行けなかった)住吉大社に参拝することができ、これはうれしかったのです。