このところ体調不良がはなはだしい。まあ、ここ最近全く週末も休めず仕事ばかり
(現に今も職場にいる)でさらに睡眠時間も毎日3時間か4時間なのでこうなる
べくしてなったという感じではあるけれど・・・。

つい先週トイレで用を足したら、いわゆる「タール便」というものが出て、とっさに
イカ墨でも食べたか??」と思ったが、そんなことはない。しばらく数日放置
しても色は変わらないわ、めまいがするわでどうしようもなくなり、医者に
みてもらったら「なんでもっと早く来なかった!」と怒られ、次の日すぐ
胃カメラを飲むことに。(ちなみにその日病院にて、貧血で2回倒れてしまった)

結果は予想通り十二指腸潰瘍で、約1ヵ月半薬を飲みつづけなくてはならない。
私の潰瘍はおなか側と背中側に向かい合わせで二つできているので「接吻潰瘍」
というらしい。幸い軽い不快感でとどまっていてくれるので大丈夫だけれど
追い討ちをかけるように今度は風邪をひいてしまった。とほほほ・・・温泉療養
でもしに行きたいなあ・・・。

午前中いつものように職場でパソコンに向かって仕事を
していたら、いきなり背中に激痛が走った。
えええと思い、首をまわしたらさらに痛みが走り、
首を動かせない状態に陥ってしまった。
首を前後に動かすと、背中の肩甲骨から右腕にかけて
痛み、かるく右腕がしびれる感じがする。
症状を職場の人に話したら、「そりゃあヘルニアだよ、間違いない!」
と太鼓判をおされたので、仕事を泣く泣くふりきり、1時間早く職場を
でて、整形外科へむかった。

レントゲンをとってもらい、診察してもらったところ、やはり
初期の椎間板ヘルニアとのこと。とにかく根本的な治療は手術以外に
なく、でも今の状態は手術するほどではないので、とにかく姿勢に
気をつけ、首を激しく動かすような運動は避け、安静にしなければ
いけないらしい。

痛みの根本には全く効かない痛み止めの薬をもらい、「この痛みと
一生付き合うのか・・・」と結構絶望的な気分になった。
どうも私は人より首が長い方で、しかも仕事上ずっと机で
パソコンをたたき、顔が下を向く作業が多いので、椎間板ヘルニア
なりやすいらしい。首が安定するあごへの手の置き方、なんてのを
お医者さんに教えてもらい、定期的にこの姿勢をとるようにと指示された。

とまあ、今もパソコンに向かっているわけだけど、とにもかくにも
肩、背中がきしみ、キーを打っている右腕が確実にしびれている。
あーいやだなあ・・・こんなんに慣れるとは到底思えない!

祖母が亡くなった。91歳の大往生。20日にお通夜で今日が告別式だった。
小さい頃は随分お世話になったが、いかんせん祖母の家に住む人々との
関係が少しギクシャクしたものだったので、ここ10年ばかりは1年に1回
ほどしか祖母の家を訪れることがなく、その分亡くなったという知らせを
聞いても、実感がいまいちわかなかった。

実際に祖母に対面し、体を洗ってもらっているのをみたときからようやく
現実感がわいてきて、感傷にひたって気のおもむくままに涙することが
できた。

いままで親戚の葬式にでたときは、どうしても遺体に触れる勇気が出せ
なかったが、今回はお世話になったお礼に自然に手がのびた。
予想ではロウのように硬いのかなと思っていたが、やわらかく、でも
氷のように冷たくて、ああ完全に器だけになっているなと実感した。

激動の時代を生き抜いて、こうやって家族一同に見送られて灰になるのは
ある意味ものすごく幸せだなと、拾骨の時に思った。そして、今自分が置かれている
立場を考えた時、うーんこのままじゃ私が順当に人生を終わらせたところ
でだれも看取ってくれる人がいないぞ、という事実に少し薄ら寒さを感じて
しまった。



親戚の5歳になる女の子と仲良くなり、一緒に塗り絵をしたり、
コーヒーを入れたり、保育園の話を聞いたりしていたのだが、
子供は本当に唐突に面白いことを言い出す。
コーヒーを作っている時に、「シュガーこんだけでいい?ミルクは
こんだけ??」なんて聞いてきたあとに、突然「ねえねえ、どうやって
地球はできたの??」
科学的根拠に基づいたことを言えばいいのか、それとも神様が創った
んだよなんて宗教チックなことを言えばいいのか、それとも怪物
ガオーがえいやってつくったんだよなんてでたらめを言えばいいのか
一瞬頭によぎり、でも結局答えに窮して、「うーんそうだねえ、どうやって
できたんだと思う?」なんて逆に聞き返したら「わかんなーい」。
そうだよね、わかんないから聞いてるんだもんね、と反省したら
地球の話なんて忘れて、またコーヒーの話題に戻ってしまった。
うーん子供ができたら私の無知を思いっきり実感させられてしまうんだろうな・・・。

denny2007-12-24


金沢に旅行に行ってきた。ここ最近忘年会と仕事続きでその日のうちに
帰宅したことがなく、ほとほと疲れ果てていたので、1.好きなときに
食べる・飲む2.極力動かない3.思う存分寝る4.金のことを気にせず
買いたいものを買いたい時に買う
の4つの条件を自分に課し、同行した友人にも了解を得ていざ出発
した。

久し振りに訪れた金沢は再開発の波に飲まれていて駅前はすっかり
モダンなビルがたち、若者と観光客で賑わいをみせていた。また、
私の大好きな近江町市場も再開発のあおりをうけ、何店舗か移転を
余儀なくさせられていて、多分何年か後にきたら様変わりしてるんだろうな
という予感がした。

近江町市場で魚を堪能し、次に向かったのが、今回金沢にきたら絶対
寄ろうと決めていた酒屋さん。学生時代に堪能した「池月」という
日本酒をぜひ地元石川で買いたいと思って、むりやり友人をひっぱって
連れて行った。
純米吟醸あたりを買おうかなと思っていたら、なんとこの時期限定の
「うすにごり」というお酒がおいてあるではありませんか!
試飲したらにごり酒よりかあっさりだけど、普通よりかやや甘めのお酒
という感じでめちゃめちゃうまい・・・。一升瓶しかありませんなんて
言われても、買っちゃうもんね。ということで一升瓶のうすにごりと
お土産用に純米吟醸の四合瓶を購入。

夜は、何年か前に訪れたことがある「湯湧温泉」のとある宿に泊まった。
前に訪れた時は雪が積もっていてなかなか風情があったけど、雪がなく
ても落ち着きがあっていいまちだなという印象をもった。
カニ、魚、冶部煮などなど堪能し、風呂もゆっくりつかってしばし日常を
封印。風呂に入ったら一気に眠気に襲われてあっというまに就寝。
朝の8時まで全く目が覚めなかった。あああこういうゆったりさが日常にも
あったらなと実感。タクシーで帰らなくてもいい日常がほしい。