iFan Clip2 & iFan Lolly ComboSet

会社のデスクで使うのにちょうど良さそうだったので、コストコでiFan Clip2 & iFan Lolly ComboSetというのを買ってきました。4378円(消費税込)でした。

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iFan Clip2はなかなか優れもので、クリップや磁石で固定できますし、置いても安定して使えます。ブラシレスモーターを使っているので省エネルギーで長寿命が期待できます。

ブラシレスモーターについては以下のリンクを参照してください。

https://www.orientalmotor.co.jp/ja/tech/eng-note/vol32

風量は4段階で調節できます。机の上で使う分には1でもそこそこ涼しさを感じることができます。4にすると音はうるさくなりますが1メートルくらい離れても十分な風を感じることができます。

電池は充電式で2〜8時間駆動できます。

iFan Lollyも小さい割にパワフルです。風量は3段階調整で、駆動時間は1.5から4時間です。センスの代わりに使うなら弱でも十分です。若干不安定ですが立てて使うこともできます。モーターに関しては特に記載がないため、普通のブラシモーターだと思います。

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どちらの商品も思ったよりしっかり作られていて、なかなか品質がいいです。

価格はiFan Clip2の1.5倍しますが、iFan ClipS2という商品もあります。

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こちらは風量が無段階調整で、首振り機能が実装されています。また、電池の容量はiFan Clip2が2200 mAhなのに対して、倍以上の5000 mAhもあります。駆動時間が4.5から65時間なので、強でも4.5時間は駆動するんだと思います。

使用シーンが増えたらこれを追加で買うのもありかも。

クルトガメタルのクルトガ具合

昨日、クルトガメタルのエンジンの周りが重いんじゃないかと書きました。

評価しようと意識して書くと、どうしてもちょっと不自然な筆圧や運筆になってしまいます。

通常モードで書くために、YouTubeとかで見つけた計算問題を何問か解いてみました。

例えばこういう問題です。

youtu.be

私はこういう計算問題を解いたりするときには比較的筆圧が高めになっていることがあります。

そして芯を観察してみるとこんな感じになっていました。

しっかりクルトガってるようです。

あと、エンジンの動きを観察してみると、買ってすぐよりもやはり動きが少し軽くなっているような気がします。エンジンを稼働させることで部品の当たりが出たり、無駄なオイルが駆動部から排除されたりするのかもしれません。

 

話はちょっと変わって、ニブダンパーについてです。

何度もこのブログにも書いているように、私はクルトガの回転部分にはグリスを塗布して使っています。クルトガメタルのニブダンパーはまさにこれと同じことをしています。ただし、クルトガメタルは設計段階からメカニズムにダンパー機能を入れることを考えて作られているので、精度が非常に高いようです。ペン先を紙面に押し付けると、クルトガエンジンの動きを感じることができますが、通常筆記時にはほとんど感じることができません。

人の感覚は非常に繊細ですが、非常に適当でもあると感じます。クルトガの場合も、動きそのものを感じているというよりも、モノとモノが衝突する時のショックや微細な音が加わることで明確な動きを感じているんだと思います。動きを極小化すると同時に、余計なノイズを取り除くこともまた同様に重要ってことなんだと思います。

ニブダンパーは精度を上げるだけの単純な仕組みではなく、人間の感覚を騙すトリックなんです。もしこのことにエンジニアが気づいて設計したのなら、大したものです。

クルトガメタルにも欠点があった

クルトガメタルのサイレントブルーもカッコよかったので買ってしまいました。

クルトガメタルを一日使ってみました。すると、ちょっと気になる点に気がつきました。

クルトガエンジンがKSモデルよりも回りにくいようです。

クルトガメタルの機能の最大の特徴はニブダンパーだと思います。ニブダンパーは口金に付属した部品で、クルトガの先端を受けつつ、回ります。オイルで滑りやすくしているようですが、接触面が大きいために摩擦力が大きいんだと思います。

経験的にクルトガはしばらく使うとエンジンの周りが軽くなるような気がしているので、しばらく使い込んでみようと思います。

クルトガメタル ノクターンブラック ー「クルトガ機構のリーサルウエポン」

クルトガメタルのノクターンブラックです。

重量は17.6 gで程よい重量感です。グリップ部分の太さはφ9.4 mmで細めの標準といった感じです。

グリップは金属をブラスト加工した後に、大きな溝と細い溝を彫って、その後、塗装したようなデザインになっています。「マイルドエッジグリップ」というようです。程よいグリップ感があります。個人的にはもう少しザラつきが多くても良かったかなと思います。金属グリップはS10のグリップが好みです。マイルドエッジグリップはオレンズメタルに雰囲気が似ています。

細い溝は軸の上から下まで一貫して彫られていて、独特の肌触りの良い質感があります。

クルトガメタルというだけあって、キャップも金属製です。

重心はグリップの少し上です。

若干低重心でバランスがいいです。

クルトガエンジンはKSモデルと同じだと思います。40画で1回転します。

ペン先をKSモデルと比べてみます。

左:クルトガメタル、右:クルトガKSモデル

矢印で示した部分がニブダンパーの一部です。

クルトガKSモデルは回転部分をグリスアップすることでかなり滑らかで静かな動きが得られます。しかしながら、クルトガメタルのニブダンパーは何もしなくてもかなり動きがスムーズです。KSモデルはグリスをつけても若干カタカタとした動きを感じることがありますが、クルトガメタルではそのような動きがほぼ皆無です。目視するともちろんガタ付きは存在しますが、動きや機構の当たりがマイルドで、硬質で不連続な動きを感じることがほとんどないようです。

沈み込みはKSモデルとほぼ同等に感じますが、動きがマイルドなため、上下の沈み込みもほとんど感じません。

クルトガは発売当初から何本も買っていますが、クルトガメタルでクルトガ機構はほとんど完成の域に達したと言えます。KSモデルもかなりのレベルの高さを感じましたが、それ以上の出来栄えです。クルトガメタルは間違いなく手にいれる価値のある至高のクルトガです。

ただし、KSモデルの上位互換かというと、私はそうは感じません。KSモデルのクルトガエンジンの完成度は間違いなく高いですし、ラバーグリップに軽量な軸というのはひとつのカテゴリと言えます。私は色んな意味でバランスの取れたKSモデルが気に入っています。

また、究極のメカニクスを実装したクルトガダイブも魅力的なモデルです。

この3本はそれぞれの頂点を極めたモデルと言えます。

シチズン VR44-002

近所のスーパーに売っていた時計を買ってきました。

希望小売価格は4400円ですが、2000円しませんでした。

私は普段、ZigZagさんからもらったカシオのA158WEを仕事で使っています。基本的に時計は必要がなければ付けません。

しかしながら、仕事をしていると時計が必要なことがあります。私の仕事はデスクワーク半分、実験半分みたいな感じです。現場では薬品を多く使うこともありますし、ドリルでネジを締めたり緩めたりするような作業もします、100℃を超えるような器具を軍手で掴んだりすることも多々あります。安くて、壊れにくくてタフな時計が必要です。

ダイソーのミリウォッチもいいなと思ったりしたんですが、防水がないのは致命的です。

VR44はそんな使い方にちょうど良さそうな感じがしました。ちなみに、カシオのMRW-200とは結構迷いました。

VR44はぱっと見はおもちゃっぽいですが、よく見ると結構かっこいいです。

ボディの横幅は実測で43.5 mmです。

厚みは11mmあり、結構立体感のある造形です。

重量は36 gでかなり軽いです。

腕につけるとこんな感じです。

ウレタン性のベルトは結構しっかりしていて、程よい凹凸があるので蒸れにくそうです。

10気圧の防水なので、汚れても丸洗いできます。

盤面は黒もありますが、白の方が視認性が良さそうでした。

高校時代、ALBAのデジタルとアナログが一緒になった時計を使っていましたが、それに雰囲気が似ています。

愛用しているA158と並べてみましょう。

こう見えてA158の方が8 g重い44 gです。

A158の盤面は樹脂ガラスですが、傷らしい傷がほとんど入っていません。現場作業でぶつけたりしたことがあるので、凹んだり、メッキが剥がれている部分はあるんですが、不思議なことに盤面だけは目立つ傷がありません。

VR44にはレジスターリング(回転ベゼル)が実装されています。元々はダイバーズウォッチなどに実装されている機能で、酸素ボンベの残り時間などを一目でわかるようにすることができます。

例えば、現在の長針の位置に三角部分を回して合わせます。下の写真はそれから2分ほど経過した時の様子です。

このレジスターリングは結構精巧にできていて、カチカチとしたクリック感と共に1分間隔でしっかりと止まります。しかも、ちゃんと逆回転側(右回転)には回らないようになっています。酸素ボンベの残り時間が増える方向に回るようでは命の危険があるので、普通に考えて、右回転しちゃダメなんだと思います。ちなみに、カシオのMRW-200はクリック感もなく、左右どちらにも回るようです。

レジスターリング付きを選んだのには理由があって、実験とかしていると、何分後に次の作業に移るとか、何分後に寸法計測するとか、そいういうことが発生します。もちろん、厳密に作業するならストップウォッチなどがあればいいんですが、それほど厳密である必要もなく、また、現場ではそんなにたくさんの道具を使いわけるほどの余裕がないことがあります。時計を見て、次は何分!と思っても、あれ、何分だったっけ??ってなることも時々あります。そんな時、このレジスターリングがあれば役立つんじゃないかと思いました。

しばらく腕に巻いて過ごしていますが、結構気に入りました。正直、MRW-200も欲しい気がしています。

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