beatmaniaIIDXコントローラーエントリーモデルを買いました。
高いとは思いつつも、ここしばらくゲームセンターに行けそうにもない状況なので、その分こっちに投資した方が練習もできるかなと踏ん切りをつけました。一応スマホ向けにBluetooth接続もできるという触れ込みだったのですが、iPadではどうにも認識せず。ううむ。
INFINITAS用のIIDXコントローラーは3種あって、やや高め生産終了のアーケードと同じボタンを使ったプレミアムモデル、今月中に出荷予定らしい光るプロフェッショナルモデル、家庭用サイズを再現したエントリーモデル。安い…けど当時の倍するのはどうなんだろうという気分。なお、ボルテのコントローラーも同じお値段です。
PS2時代のことを思い出して比較してみると着脱式だったボタン部がネジ留めに。当時のモデルよりはボタンが若干静かになっているかなという印象。一方で皿が軽い。軽すぎ。スクラッチ時にトントン音がなるぐらいに軽い。あとは若干大型化した感じ。で、元々オプション用に4ボタン必要なものをE3、E4をオミットしてしまったためにこの機能を使用する場合キーボードが必要。基本的に選曲画面操作や曲中のシフトチェンジには必要がないので問題はないかと思いますが、クイックリタイヤ(PS2ではスタート・セレクト同時)ができない。目の前にキーボードがあること前提です、PC版だからあって当然ですかね。

全体的にはPS2当時にこのクオリティで出ていればなあ…みたいな印象のコントローラー。令和だから出せる部分もあるんですけど。あとは初期投資として、もうちょっとお値打ちであれば…

映画とか

3か月で見た映画。4月5月は映画館がクローズしてしまっていたので、実質1か月分。

まず新劇場版ヱヴァンゲリオン。序破Qシンと全部2週間で見切りました。
なぜ見ていなかったのか、色々とあれを見るのにエネルギーがいるというのと、この映画が公開されていた頃はアニメ映画を見に行くという習慣がなかったのです。シンで完結するということもあって「じゃあ全部見るか、一日で」と序破Qは一日で一気に。映画館が開いた6/1にシンをIMAXレーザーの映画館で見に行きました。

基本的にはTV「新世紀エヴァンゲリオン」をもう一度最初から、というコンセプト。最初からなんだけど、ところどころ違和感のあるものがあり破で新キャラがいきなり飛び込んできて、その結末でほぼ完全に「新世紀」から乖離していきます。そしてQでは一気にストーリーが一新。碇シンジと共に「なにがなんだかわからない!!」を体現するハメになり、解答編がシン…という流れ。Qからシンに至るまでに足掛け9年ほど。待たせ過ぎだと思いました。
TV版の終わり、旧映画の終わり、Qとシン…と思い返してみると、なんというか映画そのものの起伏やハチャメチャに尖がった感性がどんどん洗練されていくというか、地に足の着いた落ち着いた作りで静かに終わっていく感じ。25年かけて碇シンジの成長を見守ったというより、庵野秀明監督の成長を見守っていたかのような。そんな感覚にとらわれました。終わって良かったというより「大人になったんだなぁ」みたいな。

内容に触れずに話をするとこんな感じでしょうか。やっぱエヴァはすごい。

思い出した頃に書き始めてもダメだと思う

しかし何事もなかったかのように書き込むのも一つの方法。
ともかく映画です。昨年の諸々が影響して映画のスケジュールは雪崩が起きるようにどんどんズレこんで(あるいはweb公開で映画館ブチギレ)いって、3月は色々な映画が被りまくるカオスのような状況になりました。そんな中で見たのは三本、全部3/26公開のものです。さすがに詰め込むにも少し遠慮をしてほしかった。

まず「ガールズ&パンツァー最終章3話」。全6話だてで大洗最後の冬を巡っていくやつの3つ目。これも色々あって1年近く間が空きました。その間に同スタジオの「プリンセスプリンシパル」が一年遅れ、それも公開されたりして同時進行大変なんだろうなぁと思ったり。
こちらはネタバレ厳禁的な映画であるため、差し障りのない程度の書き方になりますが、サプライズをしつつも予想の範囲内というところ。この一年の中で想像していたのは「こういう流れだったら面白いよね」とか「こんなマッチアップがあったら」とか。その辺をしっかり実現していくという意気込みを見ました。そういうのが見たかった。
何より半年で「西住流を追われて出ていった西住」が完全に日本全国から追われる立場になっている、というのはまた格別な思いがありますね。


続いて「ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷」。年末年始公開だったREAL×TIMEから直接繋がるゼロワン最終章となるVシネ。敵役に仮面ライダーザイアことリオン・アークランド(ZAIAのCEO)、新フォームとして仮面ライダー滅亡迅雷・マスブレイン。
こっちはというと…全体的に予想を裏切られました。毎回スピンオフVシネという作品はサブライダーを主人公にした短編的な意味合いで作られるもので、三連作でつなげていく形になっていたエグゼイドの「ブレイヴ&スナイプ」「パラドクス&ポッピー」「ゲンムvsレーザー」なんてのもありましたが、基本一つの作品で話は終わっていたわけで。
…が、今回は二回キレイに終わったはずのゼロワンをさらにこじれさせる、唖然とするようなラストにくぎ付けになりました。事前に後編になる映画の公開発表を知らされていなかったら、精神的におかしくなっていたんじゃないかと。これが令和のライダースピンオフかぁ…
とはいえ、単純な善悪の戦いからイデオロギー同士の衝突+それを手繰り続けて火種を起こす悪意との闘いに変化させていったゼロワンらしい展開であるとは思います。単純に全員がそれぞれ穏やかに終わらせるのでは面白くないし、新たな展開を起こすのであれば、これぐらい…とは思うんですけど、その辺の話をVシネの範疇でやって良いものなのでしょうか。それもニチアサ特撮で。


最後「モンスターハンター」。うん、問題児ですね。
2010年代カプコンの看板商品を映画化。ベースはモンスターハンターワールドとなっております。監督は2000年代カプコンの看板商品を映画化したポール・WS・アンダーソン。主演は同じくあの映画のミラ・ジョボビッチ(監督の妻)。
もう嫌な予感しかしないわけですよ。バイオハザード1作目に関しては面白いなりにあんまりいい思い出がなくて、出来も大体想像がつくし見るべきか迷いに迷いました。結局見ました。


で、実際に見た感想でありますが、意外としっかりしてた。ただし想像の範囲内で。
ポール監督、「モータルコンバット」の頃からなんですけど、予想を裏切らないんですよ。期待半分で行って50点の出来を見せられるし、モンスターの映像美はスゴイけど、なんやかんやで一発で吹っ飛ばしたりするからあまり役に立っているのか立っていないのかわからない。
とはいえ、ディアブロスリオレウスの半端なさというのはガンガンに伝わってきました。常日頃3桁はくだらないレベルで狩ってきた我々ハンターではありますが、一般的な兵器では歯が立たないヤバいやつだったんですねえ…という感じ。
そこ含めてバイオハザードの映画を見ている感覚。モンスターのチョイスもパニック映画のそれ(ネルスキュラは蜘蛛系映画、ディアブロスはサメ映画に近いか)、人類の叡智も届かず逃げまくる。ある意味で、バイオをSF絡めずにやっていくとしたらこれぐらいがちょうどよかったんじゃないでしょうか。もしくはディノクライシス。要はモンハンという枠だけではなく、オールカプコンに近い感じの雰囲気の映画なんです。バイオハザードディノクライシス、そしてモンハンと。全部混ぜに混ぜてやんわりと楽しめるエンターテイメント作が今作ってところでしょうか。


で、ハンター目線で映画の感想を述べるとしたら、とにかくモンハンらしい爽快感がまったくない。根がモンスターパニック映画なので逃げて逃げて人類の叡智アタック(またはハンターさんの一撃)で終わるというパターンが多め、音楽も抑揚がないので「らしさ」が足りない。大型モンスターを狩る際も弱点一点突破を狙いがちで、有効打を重ねつつ怯んだところを一気呵成…みたいな戦術感は特になし。
これは個人的な感覚ですが、たぶん監督のモンハン体験そのままなんじゃないかなぁ…と。いくらかモンハンを遊んで、とにかく厄介に感じた・モンスター映画に映えそうなモンスターを配置して、クエスト自体も操作にてこずって遊びづらさが目立って映画にフィードバックされたんじゃないかというイメージ。モンスターの素材も凄く良くて、俳優もミラ・ジョボビッチトニー・ジャーとスターどころをそろえたのに、なんかもうちょっと立ち回りとか気にしてほしかった。
そのアクション面に関しては結構良かったです。ハンター同士で殴り合ってゴロゴロ転がってるのはどうかと思いましたけど、有名どころをそろえているだけのことはあります。モンスターのモデルも美麗で、部位破壊やダメージ表現もお見事。ここはモンスター映画としてかなりの加点となりました。採用されたモンスターのチョイスはやっぱりヘンですけど。


で、総じて結局50点。加点減点全部予想の範囲内。下げようもないし上げようもない…「午後ローで映画見てる人が面白がりそう」と言われていましたが、この50点的な映画が集まるのがちょうどその放送枠で出て来るからでしょう。個人的には日テレの夜中にやっている「映画天国」枠だろうと思うのですけど。
好きなゲームなだけに、「名探偵ピカチュウは」ぐらいのはっちゃけ方をしてほしかったんですけど、レジェンダリー制作ではないからそうもいかない。むしろレジェンダリーにモンハン映画作ってほしかった。モンスターバースに入れていいから。

カタログチケット(2回目)

これ絶対面白いやつだ、みたいなテンションでアドベンチャーゲームなどを予約してみました。お値段7千円。ちょっと高い…けど、これぐらいだったら3000円足せばカタログチケットが買える!というわけで前々からDL版に切り替えたかったゼルダを購入。これで1万円は正直やすい!!!


…と、新年らしからぬ買い物ではありますがセールめいたものに手を出さなかったかといえばそうでもなく。

ヨドバシカメラチュンソフト関連ソフトがなぜか猛烈な値引きをされていて、こちら2本購入。


store.steampowered.com
steamではメタルギアソリッドVがGZ・TPP込みで1000円程度という猛烈なセールをやっていたので購入。

store.steampowered.com
そして本命で気になっていたSEKIROもセールで…こちらはセールとはいえPS4版とそこまで値段変わっていないぐらいだったので、結構な出費でしたけど。
こちらは結構遊んでいますが、とにかく難易度が高め。ただ、ダークソウルのようなタイプとは違って、アクション性が楽しい方向性に振られているのが好みではあります。


こんな年末年始。

映画仮面ライダーセイバー・仮面ライダーゼロワン

色々ありすぎた令和最初の仮面ライダー、なんやかんやで決着。長かった。

本来であれば夏に映画が公開される予定でした。それが春先の撮影中断で本編も路線変更をせざるを得なくなり(アークワンはそんな路線変更の末に生まれた展開らしい)、映画なんて作っている余裕もなく夏映画は戦隊・ライダーともにバラし。それぞれ単独映画で年末・新年公開となりました。それでも今も結構ヤバめなんですけどね。とはいえ、制限された環境下・限られたリソースで作り上げられたと言っても(いきなりすぎる展開や道中のグダりっぷりは置いといて)、終盤にかけての強烈な展開はそれまでのライダーから一線を画したもので満足感が高かったです。

それを踏まえたうえでの映画。
滅亡迅雷とも分かり合えた上での新たな敵。正体不明、技も一切不明という状況下で戦うゼロワンと60分というタイムリミット。無慈悲に斃れる市民達、仮面ライダー達はどう抗うのか…という話。
凄みがあるのは映画のゲストである仮面ライダーエデン・エス役の伊藤英明。俳優としてもトップクラスな人材であるこの人をよく連れてきたなぁというところ。ストーリーの根幹全てがこの男に握られていて、卓越した演技で感情をガンッガンに揺さぶってきます。敵ライダーとして出てきたキャラがここまでやってくるというのもかなり珍しいんじゃないかと思います。エターナル…は結構後付けで盛られた部分があって、今ダークヒーロー感を強めにして売っているところがあるんですけど、エデンというキャラが根っこが違う。非常に珍しいキャラ。
ただ、その魅力ある敵が全て持っていくわけでなく、或人の熱い演技がしっかりと受け止めるようにヒートアップ。特に終盤の飛電或人は感情の動き方が極端で、見ているこちらもハラハラするようなものだったのですが、映画の或人はそれを踏まえながら感情の出し方がさらにうまくなっている。笑ってもいいし怒ってもいい…という感じか、少し人間的に成長した感じが見て取れてちょっと良いなと思いました。

あとは笑いの部分。アキラ100%が全部持って行ってました。去年はなんか「ぶっとばすぞう!!」とか叫ぶ中年男性がサプライズで出て来るという反則がありましたが、今回は予想ができる芸で予想できない動きをしてくるアキラ100%。撮影してる方もノリッノリでやったんだろうなというシーンは爆笑必至です。特に白衣の天使ましろちゃん役の役者さん、色々大変だったんだろうなぁ…

なんというか、ゼロワンらしい騒がしく感情がコロコロと変わる作品。それでもシナリオの根幹がしっかりしていて「60分」と言う上映時間を効果的に使った非常に良質な作品だったんじゃないかと思います。
ここしばらくのライダー映画では例を見ない名作…って毎年書いている気がする。ビルドも良かったし、エグゼイドも良かった。ジオウは…まあP.A.R.T.Yだからテンション上がるのは仕方ない。それでも令和一発目としてしっかりと跡を残せたんじゃないかと。

www.jp.square-enix.com
サガフロンティア、24年越しのリメイクが決定。ロマサガRS生放送が見られずに寝耳に水な発表でかなりテンションがあがってしまいました。


HDリマスターに合わせ、オリジナルで没になっていたイベントなどを復活。特にアセルス編は没イベントが多 ちょっと待った待ったオープニングになんか増えてる増えてる


さらに第8の主人公を追加。こちらもオリジナルでシナリオが没になり主人公になれなかった男、ヒューズ。
今回新規シナリオになるようで、シナリオに携わるのはアスキー(現KADOKAWAエンターブレイン)の「裏解体真書」でヒューズのシナリオを書き下ろしたベニー松山氏。これだけでも知ってる人は目玉が飛び出るようなニュース。リメイクをせずにリマスターで、ここまでやってくるなんて。発売は来年夏。楽しみすぎる。

KAMENRIDER memory of heroez Premium Sound Edition -Switch

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  • 発売日: 2020/10/29
  • メディア: Video Game
真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER - Switch

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  • 発売日: 2020/10/29
  • メディア: Video Game
仮面ライダーを先に消化。オリジナルキャストの起用が難しくなったこともあって初めて一流どころの声優を起用して作られた仮面ライダー作品。ただしゼロワン=飛電或人だけはオリジナルキャストの高橋文哉さんが担当。
このキャスティングはかなり本気度が感じられ、仮面ライダー一号=稲田徹さんのように今後の映像作品での客演でもそのままいけるぐらい。
ただゲーム内容に関しては今一つ足りないものが多い。一本道の進行に一本道のストーリー、大事なアイテムは大体道中で手に入るし移動用のスキルはその場でしか使わない。そこさえもうちょっと何とかなっていれば大化けしたんじゃないかなぁというところ。これは仮面ライダー系のゲーム大体のモノに言えることなのですが。
アクションは完璧。今までにほとんどなかったリアルタイムでフォームチェンジしながら好きなように戦えるシステムが非常に爽快。ダブルやオーズなど戦闘フォームの多いライダーは開発も大変でしょうに、それでも各ライダー・各フォームにそれぞれ特色をつけて遊び方を広げたのは素晴らしかったです。…その分プレイアブルなライダーが少なくってしまったんですけど。できればバルカンやバルキリーサウザーぐらいは欲しかった。
ライダーゲームの中でもライジェネ1作目を越える過去最高に惜しい作品。できればこのまま2作目3作目と建て増していってほしいところです。