エスカレーター、立ち塞がる?

誰だったか忘れたんですけど、芸能人の方です。『エスカレーターは片側空けないで乗るのが本来の乗り方。なので私は空けません。立ち塞がります』というような発言をしていたと記憶しています。

賛否あるんじゃないかと思いますけど、私なら、片側に寄って乗ります。理由は、衝突のリスク回避を第一に考えるからです。(同様の人が多いのではないかと勝手に想像しています)

駅のホームからの上りエスカレーターで考えますけど、真剣に急いでいる人って必ずいるし、中には“必死モード”「この乗り換えに遅れると最終をのがす」とか「飛行機に間に合わない」なんていう人もいると思うのです。そんな人がいる可能性を考えて、「譲り合い」というよりは「事故回避」と考えて、片側を空けます。どう間違っても立ち塞がることはありません。

そもそもこの問題、メーカー・業界側からの『片側を空けないで乗ってください』との広報、遅すぎです。本当に危険なら「東京と大阪で空ける側が違う」が話題になり始めた頃からもっとガンガン広報しなきゃダメです。していたのかもしれませんが、実際ここには届いていませんよー。

というわけで、エスカレーターは片側を空ける必要はないし、もちろん中央に乗るのが安全なのですが、中央に立ち塞がる必要はない、むしろ危険…と思っています。リスクは全力で避けましょう。

今日の太陽、今夜の月と人工衛星

昨日に続き、まずは太陽。黒点は元気ですねぇ。各地でオーロラが観測されたり、磁気嵐が予報されたりしています。

11:10頃の太陽。x50ズームにて。
黄道の北極が真上を向くのがこの時刻でした。つまり、太陽の自転軸をほぼ上下として撮影できます。(カメラの水平の精度が大したことないので、あまり気にしてもしょうがないんですけど…)

x200ズーム、手持ちです。

その時間の北天の天気。ほぼ晴天ですが、薄雲が漂っています。

北西天。この写野の左方向に太陽があります。


夕方の月。見ていたら闖入者に気づきました。中央に線状に伸びた光のスジが写っていますが、2等級ほどの衛星が20数個、列をなしていました。これが噂のスターリンク衛星群か…。

左上に向かって移動。露出1秒のコマなので、ブレブレです。

月、x50ズームにて、地球照のコマと並べます。変な物、見ちゃったのでびっくりして手が震えてしまいました。


人工衛星なんですけど、最近は多すぎて観測の邪魔になっています。スターリンク衛星群も『カルガモみたいに列をなして可愛い』とか『銀河鉄道』といった感想も見かけます。でも、ただでさえ多すぎるのに、さらに拍車を掛けるスターリンク衛星群(いっぺんに多数の衛星を打ち上げるので、衛星数が爆発的に増えている)には、脅威を感じています。
観測者としてはこれを礼賛したり喜んだりするような文章は書きたくありません。最近、ISSの写真を撮らなくなったのも、同じような気持ちがあるのが一因です。

今日の太陽、今夜の月

昼間は太陽を撮りました。
いま、太陽面に大きな黒点が出現中。…という情報を得て、かんたん撮影してみました。いつものコンデジに太陽専用フィルターを付けて撮る、というものです。(フィルターがない方、危険なのでまねしないでくださいね。)

x50ズームにて。見かけの大きさは月と同じですので、同じような大きさに写ります。下方やや右に「なんじゃこりゃー」な大黒点!その上の方の小さな黒点、実際にはたぶんこれが地球くらいの大きさでしょう。

部分拡大。これはフレアが来そう…。電波障害などが発生するかもしれません。


夕方は月を撮りました。
新月を過ぎ、夕方に廻ってきました。
まず広角端。月より上には雲の層があり、その下は晴れ。月は、晴れ間からのぞいています。

ちょいズームです。薄雲があって、明るい部分がにじんでいます。

それでも地球照は写せました。

x50ズームにて。恒例の並びです。雲がこの程度の薄さでラッキーでした。

「スピード感」って何だ?

「気になる言葉」シリーズです。(いつの間にシリーズ化?w)

よく政治家のセンセーなどが「スピード感を持って…」って仰っています。ふーん、そうなんだー、と聞いていますけど。
結論を言っちまうと、「スピード感」って、「本当は大して早くないのに、早く感じられる(感じさせる)状態」なんじゃないかと思うのです。だとしたら「スピード感を持って対処…」っていうのは、早く見えるように(遅く見えないように=見かけ上早く)対処する…って事で、あんまり良いお答えじゃない気がします。もしや、本気で取り組むつもりがないんじゃない?くらい感じられますね。どうなんでしょ?
まぁ皆さんいろいろなお仕事を抱えていて、予定にあるものだけでも忙しいのに、あれこれ次々といろんなお仕事が発生してくるわけで、新しい事象を全て理解する前に取材対応などしなければならないし(取材対応に割く時間があれば対策を考えたい…っていうのも正直あるでしょうね)、そういった大人の事情はあるのは承知の上です。ただ、正しい言葉の使い方、ニュアンスという面から、どうなのかな…?と思う次第です。

実際の「スピード感」の話ですけど…以前、友人の軽自動車に乗せてもらったときのこと、これが、車高が低いせいか、すごくスピード感があるんですよ。目線が地面に近いっていうだけで、こんなに感覚が違うんだ…と驚いた記憶があります。いわゆるシャコタン(サスペンションを抜くなど、意図的に車高を低くした車)ではなく、元々そういう設定の車だったらしいですけど。
でも、田舎のゾクの兄ちゃんたちが競って車高を下げるのって、スピード感のためとはまた違う目的があるような気がするなぁ…。