グレート・ギャツビーこと「華麗なるギャツビー」はスコット・フィッツジェラルド(1896-1940)の有名な著書だが、何度も映画化され、アメリカ文学を代表するような作品になっている。
ところで、著者の妻ゼルダは南部の名家の令嬢でわがままで浪費家、ジャズエイジの申し子とされていた。
当然、主人公デイジーのモデルは彼女かと思われていたが、本当のモデルは妻ではない。
実は、結婚する前に愛し合っていた恋人で銀行家の娘 ジネヴラ・キングがいたのだ。
ところが彼女の父に「貧しい男の子は金持ちの女の子と結婚することを考えるべきではない。」とはっきり言われ、別れさせられた。
ジネブラは上流階級でWASPの女の子で、中流階級でアイルランド人のスコットとは結婚できなかったのだ。
二人が別れた後、見合いで ビル・ミッチェルという空軍飛行士で後の テキサコ社とシカゴのコンチネンタルイリノイ国立銀行&トラスト社の取締役*1と結婚したが、この彼もグレイトギャツビーの トム・ブキャナンのモデルとされている。wikiより
失恋したフィッツジェラルドは、やけを起こしてプリストン大学を中退し、志願して入隊。ゼルダと結婚。
でもジネブラとはずっと連絡は取り合っていたようで、本当に愛していて心にずっと残っていた。亡くなる3年前にも会っている。
ジネブラはシカゴの4大富豪のお嬢様。
ジネヴラ・キング・ピリー(1898-1980)
10代の二人が初めて出会った家。Daily Mailより