この日記に載せた犬の銅像の写真(下に再掲載)は、家から駅へ向かう途中の道から見える。古いアパートと大家であろう隣接していた家が丸っと解体された跡地だ。次に何ができるのかな、まぁまた家とアパートかと解体工事を眺めていたら、終わった更地にいつの間にかこの犬はいた。前の家のどこかに置かれていたのだろうが、何故犬だけをここに置いたままにしたのか、ムッキムキだから番犬のつもりなのかもしれない、無事に工事が終わりますように。ゆっくりとだが進んでいく建設作業の間にもまだ置かれているのだけれど、じょじょに周辺にものが置かれたりし始め、そう遠くないうちに犬は見えなくなるはずだ。そのうちできる壁の向こう側にいるならいい、別の場所に移っている事もあろう。だけど処分されるのだけは嫌だなと家主に言っておきたい。今日もまだ犬はそこにいて、こちらを見ていた。