朝日新聞政治部がどういうところか取材して書いてあると思って読んでみたら、内部にいた著者が辞めた後にこれまでのことを書いた内部暴露本だった。
それはそれでおもしろいから全然OK!出てくる人は全部実名だしむしろリアルでいい。
著者は「吉田調書」報道でクビ同然になって、ほぼ辞めさせられたみたいなもんらしく、辞めるにあたって書かずにはいられなかったんだろうなと思った。
しかし、新聞記者ってなんというか、恐ろしい職業だな。これだけの激務を何十年もやるなんて考えただけで震える。特殊な人間しかできない仕事だ。これを今現在やっている人が何百人もいるのだなと本当に恐ろしい気持ちになる。