何なんだこれは。
どこがどうおもしろいのかわからなかった。
何十年にもおよぶ話があらすじのように短くまとめられていて、それが33編も入っている。
それぞれが淡々としていて、少しは「ん?」と思う話もあるが、大抵は「で?」となる。
そういえばこの著者は昔1冊読んだことがあって、その時も「で?」ってなったんだったのを思い出した。
いろいろ賞もとっている人だし、自分が合わないだけなんだろうな。
2022年3月に死去した著者の、死後編まれたエッセイ集。
ロッキング・オンはほとんど読んでなかったので、この人の文章を読むこともほぼなかったのだが、なんとなく手に取った。
ビートルズに人生を狂わされた、と言っているように、ビートルズを始めとした昔のロックが大好きで、それが文章にガンガン出ているので読んでて嬉しくてしょうがない。
しかも評論家的な文章じゃなくて、酒を飲みながらビートルズ好きの仲間と語り合っているような、中学生かと思うような気軽な調子だから最高である。
ところどころ思わず笑ってしまうし、死ぬまでこうやって音楽を楽しみたいなと思う。
タイトルはストロベリー・フィールズ・フォーエバーだね。
これは日本語についての雑学本だな。
手軽に読めて人に話したくなる知識を知ることができる。
たしかにおもしろいんだけど、読んだ端から忘れてしまうのは歳だからか。
暇つぶしには最適。続編も読んでみるか、