人間の手がまだ触れない

人間の手がまだ触れない (ハヤカワ文庫SF)

人間の手がまだ触れない (ハヤカワ文庫SF)

 へんてこSF短編集。多少ロジカルになったR.A.ラファティという印象(笑)。

投げっぱなし

 とりあえずレビュー予定のものを連記。今回は本です。これまた後日書く予定です。
 漫画も結構書いておきたいものがたまってるなあ。「ダイの大冒険」と「GS美神」をいまさら一気読みしてふるふるしたりしていたもので。この2作、結構共通点有りそうだしね…。

Lang / aus

Lang [PRECO-002]

Lang [PRECO-002]

 高円寺のライナス・レコーズのレーベル、Precoからリリースされた一枚。非常に洗練されたエレクトロニカ…と言ってしまうと簡単だけど、どことなく体温に近いぬるさがあるのか、妙にしっくりくる。イメージが近い作品としてはManualなどのMorr Music勢やAphex Twinアンビエントな作品が思い浮かびますが、あそこまでキリッと尖がっていないのがいいですね。グラスまでキンキンに凍らせた生ビールがうまい時もあれば、ちょっと温くなった瓶ビールを飲みたくなることもありますけども、ちょっとぬるい方がグビグビいけたりするもんです。
 個人的にはピアノのメロディにぶりぶりと刻まれたビートが絡む⑧の「Headphone Girl」がベストです。ヘッドホンしてる女の子は素敵ですよね(関係ない)。

The Greatest Love Story / Heaven Sent & Ecstacy

ザ・グレイテスト・ラヴ・ストーリー(紙ジャケット仕様)

ザ・グレイテスト・ラヴ・ストーリー(紙ジャケット仕様)

 上記の一枚と同じシリーズから再発された、謎の大所帯スウィート・ソウルバンドのアルバム。録音が粗いとか、ラストにガキンチョが歌う謎のヘボロックナンバーが入っていたりとかのローファイなとこもあれど、相当なキラーチューンもあるので大して気になりません。逆に余計な音が載っておらず、ゴテゴテしていない分何度も聴ける。
 男女ヴォーカルの絡みが高揚感溢れる①I See Heaven、軽いラテン風味が気持ちいい④Rapping With My Subconscious Mind、シンプルなリズムと抑えたメロディがクール過ぎ⑤I'm A Ladyがとりあえず最強。個人的にはこの3曲のためだけにでも買った価値はあった。他にもアホみたいにテンション高いディスコナンバーとかエロいバラードとか、結構盛りだくさんです。

Anything You Want / John Valenti

エニシング・ユー・ウォント(紙ジャケット仕様)

エニシング・ユー・ウォント(紙ジャケット仕様)

 「白いスティーヴィー・ワンダー」と呼ばれる白人ソウルシンガー、ジョン・ヴァレンティの再発1st。『Groove Digger』という再発シリーズの中のひとつです。ジャケは黒に目ん玉と、一見ヘビメタと見間違いかねない感じですが、中身は見た目に反してかなり爽やか。スティーヴィーはもちろん、トッド・ラングレンまで見え隠れするかなりの好盤です。
 捨て曲はないんだけど、やっぱり①Anything You Wantと⑥Why Don't We Fall In Loveが素晴らしい。街を歩きながら聴きたくなる軽快さ。
 聴いてると、この人は、ソウルは好きだけども黒人になりたいとは思わなかったんじゃないだろうかと、何となく思います。好きな音楽やメロディを追求してたらリズム、グルーヴが付いてきた、という印象。特別腰にクるわけじゃないけど、その分足取りが軽くなる一枚です。