Every Breath You Take - 2

ということで続き。
サラと絃子には長い間本当にお世話になりました。
自分の書いたものの大半で核を為す存在です。
サラ八雲、絃子葉子、という関係性、そして同様にこれは他の人はまずやりませんでしたが、つむぎ恵(恵、と書くと多分誰も分からない。嵯峨野、と書いてもまだ怪しい。つむぎを知らないのは却下)という関係性。
恋愛要素、というのは原作が一応ラブコメである以上、本筋には違いないのですが、やはりやりたかったのは友人、という距離の表現。
果たしてそれがどうだったのか、は神のみぞ知る(と書くと聖☆おにいさんしか思い出さない罠)。

余談。
あからさまな元ネタがある箇所(リベリオンとか)はさておき、全体構成の元になっているのはキャラメルボックスの『四月になれば彼女は』です。
表題曲然り、空港シーン然り。
『嵐になるまで待って』のテイストも少しだけ混ぜていますが。

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Every Breath You Take - 1

唯一書いた長編。
あの当時、長編の名手と呼ぶべき方が二人いて、憧れにも似た気持ちで。
まあ、そのお二方が実質双璧として君臨していたので、触発されて、というのはおこがましいところもありますが。
で。
これはいろんな意味で書き直したいと強く思う(特に、当時――2004/06――はリアルタイムで書いていたので、設定が基本的には出きった今)部分もありますが、あえて手を入れずに。
設定に反している部分は、当時の情報量からは確定できなかったので勘弁してください。
……で長すぎて入りきらなかったので分割中。
……してみたんですが、一日の分量をオーバーしてるっぽいのでどうしても入りません。
続きは日付変更後。

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Will

その昔、『MayMerryMay』というゲームがありましてな……と言ってみたところで、知る人ぞ知る、の扱いでしょうか。
そんなゲームがありました。
再プレイには非常に気合を要するため、もう一度頭からやることはないでしょうが。
とまれ、プレイ直後に浮かんだそれ。
後に、紛うことなき正統なる続編『MayMerryMaybe』にて、ある意味で彼女の救いは描かれたのですが。
両作とも、繰り返しになりますがプレイには相当な気合を要します。
が、それに見合うだけのものはあると、そう言っておきます。

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No Title

説明がいるような、いらないような。
青本こと月姫読本同人版発売直後の作。
一発で、あのにせものの天使に惚れ込んでしまいました。
とは言え、いかんせんマイナーだからなあ、と思いながら数年を過ごし。
『AFTER IMAGE』(WAVE)という作品に関われたことは、ある意味で奇蹟だったように思えます。
全面的にテキストを任せてくれたあの人に、感謝を。
あのテキストを書いていたとき、これに関しては半分だけ頭にあって、だからこそ諸々の都合で表立って出せなかった天使(亜麗)さんを、ああやって無理矢理ゲスト出演させたのでした。
本当は、にせものさんがギターを、亜麗さんが歌を、とやりたかったのですが。

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No Title

一巻を読んだ時点で、旅に道連れが出来るのは完全に想定外でした。
そして、二人がいろんなことをきちんと自覚した上で、それでも旅を続ける、というある意味で大人の展開も。
だからまあ、こういう話ばかりになってしまうわけで。
どうしてどうして、今の二人の関係の方がよほど素敵に見えます。

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