ご来場ありがとうございました
無事に第6回演奏会を終えることができました。
あいにく雨も降ってしまいましたが、ご来場いただきました皆様の暖かい拍手に励まされ(調子に乗り?)また次回もよい演奏会が開けるよう精進したいと思います。
本番前最終練習
「あと、2週間あればナァ」
「あと、3ヶ月あれば…」
などと、恒例のセリフが聞こえてきましたよ。
今週末は、最後の追い込みに。
さて、みんなの様子はといいますと、
シアトル出張帰りでやや
時差ぼけと疲れがたまって凹み気味の人や
パーマをかけて大人っぽくなったと
言われつつ、一方で「寝癖じゃなかったのか」と
言われ怒る人、1歳5ヶ月になった娘のAちゃんを
連れてくる人、そのAちゃんが、ドヴォルザークの
きれいな旋律の部分を聴くとにっこり笑ってくれるので、
調子にのって勢いづく人、その一方では
当直明けでも熱っぽく演奏することには変わりない人も
いるなど…わさびの周りは平和です。。。
昨日は、一日練習の後、夜はドヴォルザークと
ブラームスで互いに聴きあい会。
ドヴォルザークは、「4楽章がよかった」とTさん。
ブラームスは、「3楽章がよかった」とBさんとIくん。
ふむむむむむ。。。。
タイプの全く違う曲なので「弾き終えた後」の
感触というか、手ゴタエも違うのです。
ドヴォルザークはいかにして旋律をダイナミックに歌い
聴かせるか…ブラームスはどんだけしっかりアンサンブル
するか…その緻密さと大胆さの差を、15分の休憩で
切り替えられるのかしら…。
あと5日。となって、
昨日は総決起集会(笑)。
ドイツビールのお店ででっかいジョッキで
乾杯!!!うまくいきますように!
いい演奏ができますように!!
願いはつきません。
なんといっても、メンバーそれぞれが
思う存分、自分の音楽をすることが
できれば、、、それがイチバン。
うーむ。
来週の今頃には…もう終わっているのだなぁ。
と、、、ちょっとした寂寥感も感じつつ。
弦楽四重奏。
昨夜、ハーゲンカルテットの録画放送をしていて、
4人の自由自在な音楽に、なんだか、うっとりというか、
とほほ、な気分というか、、、ビミョーな気分になりました。
午前午後とブラームスの練習をしてきて、
しかも、すご〜くストイックに音程練習とか
頑張って、それでもなかなかうまくいかなくて、
気をつけよう、気をつけようってばかり
考えてると音楽が流れなくなってしまうし、
「自由」と「身勝手」のギリギリの境目で
遊ぶのは難しいし。。。
弦楽四重奏は、「約束事」が極めて多い。
セカンドヴァイオリンとの約束ごと、
ヴィオラとの約束事、
チェロとの約束事、
2人での約束事、
3人での約束事、
4人での約束事、
1人のときの約束事、
休みのときの約束事・・・
そういうことを、いろいろ、ああでもない
こうでもないと打合わせを重ねながら
自分たちの音楽のルールを編み上げて行く。
その過程が楽しいっちゃ楽しいのだけど、
なかなか自由自在にはいかないものです。
ブラームスって人に対してのイメージも
みんなでそれぞれだし、それをすり合わせていく感覚は
オモシロイ。普段の会話じゃ出てこない、
「愛」とか「想い」とかいう単語も出てきちゃったりして、
へぇ。そういうイメージ持ってるんだ〜と、
聞くのも楽しい。
私、こう弾いたら、あなたどうすんねん。
あなた、そう弾くか、なら、私、こう弾こか〜。
という駆け引きのようなものもあるしね。
タイヘンなんだけど、楽しい…。
ちょっとMっ気があるのかしら…。
アンサンブルWASABI 第6回演奏会
気がつけば3週間後には本番ですよ!!!
今回は、前半 ブラームス 弦楽四重奏 第3番 変ロ長調・・・
はっきり言って難しいです。
WASABIでこれまで弦楽六重奏の第2番、第1番とやってきて、
ピアノ五重奏もやって、弦楽五重奏の前に、弦楽四重奏に
手を出してみました。やりたい曲をやっているだけのような
WASABIに見えますが(そうなんだけど・・・)、まじめに
やるときゃやるのです。
こちらは、なんと言っても、ピアノの井上くん復帰記念ですから
ピアノに大活躍してもらえれば、私たちは満足です。
で、この2曲。実は一番大活躍が
ヴィオラです。ヴィオラファンはよだれが出るような
オイシイ旋律がたくさん。と、プレッシャーもかけてみる。。。
というわけで、ぜひぜひ、皆様、ご来場賜りますよう
お待ち申し上げております。
アンサンブルWASABI 第6回演奏会
2007年2月17日(土) 19:00
大田区民ホール アプリコ 小ホール
曲目
ブラームス 弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調
ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲 イ長調
出演
ヴァイオリン/ 庄司 遥、丹沢絵美
ヴィオラ/ 渡辺邦弘
チェロ/ 東海林洋介(前半) 伊藤寛之(後半)
ピアノ/ 井上 敬
入場料:500円