『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

最近の仕事まとめ(2023年11月〜2024年2月)

<雑誌>

文學界3月号の特集「身体がいちばんわからない」で、元フィギュアスケーター、現在は國學院大学助教としてスポーツ科学を研究されている町田樹さんにインタビューしました。

身体と言語の関係について、文学作品における身体性や当事者性について等、じっくり掘り下げていただきました。

books.bunshun.jp

 

<web>

昨年9月にリリースれされた、春ねむりさんの新作EP『INSAINT』の制作過程について伺ったロングインタビューが公開されました(musit)。

初の全曲バンド編成での録音ということもあり、春さんのみならず、レコーディングメンバーの皆さんにもご参加いただきました。記事末のメイキング映像とあわせて是非。

musit.net

 

<web>

東京・羽根木(京王井の頭線 新代田駅が最寄り)を拠点とする花と緑のアトリエ「malta(マルタ)」のオーナー、布山瞳さんにインタビューした記事がアップされました(OKAMURA Lifestyle Store)。

開店から現在に至るまで、そして「お店」という場の持つさまざまな可能性についてお話をうかがいました。

lifestylestore.okamura.co.jp

 

<雑誌>

構成を担当している『NHK短歌』の穂村弘さん対談連載「あの人と短歌」、2月号から3回にわたってご登場いただくゲストは、俳人佐藤文香さんです。

www.nhk-book.co.jp

 

<雑誌>

『仕事文脈vol.23』(タバブックス)に、連載「『聞く』という仕事」を執筆しました。今回は「取材における“時間”を考える」と題し、取材に与えられた時間が極端に短い場合どんなアプローチが考えられるかをシミュレーションしました。

気づけば今回で早10回目。よろしくお願いします。

tababooks.com

 

<雑誌>

文學界』12月号で、『近現代音楽史概論B 邦楽ロック随想録』(文藝春秋)の発売を控えた小説家の高橋弘希さんと「凛として時雨」のドラマーとして活躍するピエール中野さんの対談「ロックバンドは終わらない──邦楽ロック五〇年クロニクル」の聞き手・構成を担当しました。

books.bunshun.jp

※webでも読めるようになりました!

books.bunshun.jp

 

<メディア>

朝日新聞の「好書好日」に、企画・編集した春日武彦先生の『恐怖の正体』(中公新書)に関するインタビューが掲載されました。聞き手は、怪奇幻想ライターの朝宮運河さんです。

ありがとうございます。

book.asahi.com

最近の仕事(2023年9月末〜10月初)

<書籍>

企画・編集を担当した、精神科医・作家として活躍する春日武彦先生の新著『恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで』(中公新書)が9/21に発売になりました。

帯文は、先だって百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作『鵼の碑』を発表し話題を集めた京極夏彦先生、恐キュートなイラストは、ホラー・怪奇漫画家の児嶋都先生にいただきました。

www.chuko.co.jp

 

「“恐怖”というド直球なテーマで、一冊作りませんか」と先生にお願いしてから早6年。

時間はかかってしまいましたが、“恐怖”という実に曖昧で捉えどことのない感覚について腹落ち感のある、春日先生の新たな代表作と言っていい本に仕上がったのではないかなと自負しております。

ご好評いただいており、すでに重版もかかっております。ありがたいことです。

ぜひ、たくさんの方にお手に取っていただきたく、心より願っております。

ちょっと後になりますが、12/7(木)夜には、魅力的なゲストをお招きしての刊行記念トークイベントを予定しております。

ぜひ予定を空けておいていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

 

<web>

生活雑貨メーカー「マーナ」の商品「fuu ネックピロー」の開発者さんにインタビューしました。

marna.jp

 

ネックピローは、風船を膨らます感じで必死にフーフーッとしなければならないイメージで止まってたのですが、これは本当に一吹きで一瞬で膨らむから驚きました。

個人的には、ソファで読書する時に使うと心地よかったです。

 

 

 

最近の仕事まとめ(8〜9月前半)

<web>

花椿』のweb版で、歌人の岡本真帆さんにインタビューしました。

花椿』2023年号(No.831)「OUR ENERGY」に掲載された連作「爛と凜」に込められた想いについて伺いました。

hanatsubaki.shiseido.com

 

<web>

「KIRINto」で、『脳科学者の母が、認知症になる』(河出文庫)の著者で脳科学者の恩蔵絢子さんと、キリンで脳や新素材の研究をする中﨑瑛里さんにお話を伺いました。

テーマは、今・これからの「脳の健康」です。

kirinto.kirin.co.jp

 

<web>

パナソニックのオウンドメディア「Make New Magazine」で、漫画家のまぼさんと一緒にパナソニックの手がける「センサリールーム」(照明や音響など、五感を適度に刺激することで利用者の気持ちを落ち着かせる空間)を取材しました。

私は、プロジェクト担当者にインタビューしてます。

makenew.panasonic.jp

 

<web>

大人気の生活雑貨メーカー「マーナ」のHPで、商品開発者インタビューの仕事が始まりました。

今回ご登場いただいたのは、冷凍ご飯をムラなくふっくらと温められると好評の「極 冷凍ごはん容器」を担当された岩崎さん。

ユーザーの生活に寄り添う開発者の想いと、ご飯をおいしく食べるためのテクニックもご紹介。

素敵な写真は、七緒さん https://naotadachi.com/ が担当されてます。

marna.jp

 

<web>

キリンのnoteで、湯島の名酒場「シンスケ」の4代目店主・矢部直治さんにインタビューしました。

ルーツを大事にしつつ、「酒」「酒場」の未来をもしっかりと見据える矢部さんの言葉に痺れました。

note-kirinbrewery.kirin.co.jp

最近の仕事まとめ(2023. 6〜7月)

最近の仕事まとめです。

余裕がないので、ひとまず箇条書きで。

どれも面白く書けたと思うので、ぜひ読んでみてください。

 

〈雑誌〉

文學界』8月号 円城塔×千葉雅也×山本貴光「GPTと人間の欲望の形」 

www.bunshun.co.jp

 

〈ウェブ〉

「CINRA」山下敦弘×宮藤官九郎「『1秒先の彼』公開。山下監督と宮藤官九郎が舞台・京都を語る」

www.cinra.net

 

〈ウェブ〉

「KIRINto」歌人穂村弘インタビュー「偶然が差配する世界に委ねる。歌人穂村弘さんの幸福論」

kirinto.kirin.co.jp

 

〈ウェブ〉

「KIRINto」レイ吉村×しりあがり寿ハートランドのボトルをデザインしたレイ吉村が語る、長く愛されるデザイン」

kirinto.kirin.co.jp

 

<雑誌>

NHK短歌」2023年8月号 穂村弘「あの人と短歌」 ゲスト:松田梨子・松田わこ

※今号から3回に渡っての掲載です。

www.nhk-book.co.jp

 

 

最近の仕事まとめ(2023年2〜6月)

ぜんぜん更新できてませんでしたが、普通に仕事はしてます。

というわけで、最近の仕事のまとめです。

 

<雑誌>

タバブックスの刊行する、すべてのゆかいな仕事人に捧ぐリトルマガジン『仕事文脈vol.22』(最新号)に、連載「『聞く』という仕事」の第九回を書きました。

今回のテーマは、「「関心が薄い仕事」の打開法(私の場合)」。

文字通りの内容ですが、なぜライターとして取材仕事をやっているのか、その理由みたいなものも書けたかな、と思っています。

tababooks.com

 

<web>

「QJWeb」に、エリッサウス総料理長・稲田俊輔さんのレシピ集『ミニマル料理』(柴田書店)の「作ってみた」レビューを書きました(約45品作りました)。

それに先駆けて行なった、ジュンク堂書店池袋本店でのトークイベントの模様にも触れています。かなり頑張って書いたので、ぜひご一読ください。

久々のレシピ本書評、めちゃ楽しかったです。ぜひ、またやりたいです。何かあれば、お気軽にご相談ください。

qjweb.jp

 

<雑誌>

聞き手・構成を担当している『NHK短歌』の穂村弘さんの対談連載「あの人と短歌」、2023年5月号から3回に渡ってご登場いただいているゲストは、デビュー作『ビューティフルからビューティフルへ』(河出書房新社)で第59回文藝賞を受賞された小説家の日比野コレコさんです。

www.nhk-book.co.jp

 

<web>

パナソニックが手がける激キュートなロボット「NICOBO」の開発チームを取材しました。苦労とワクワクに満ちた開発秘話から、そのテクノロジーについて、プロジェクトを通して得た「チーム論」まで、たっぷりお話を伺いました。

パナのオウンドメディア「Make New Mgazine」にて。

makenew.panasonic.jp

 

<web>

「水」のさまざまな表情を写真に撮り続ける、液体彫刻家の海老原和輝さんにインタビューしました。オフィス家具でお馴染みの「オカムラ」のオウンドメディア「OKAMURA Lifestyle Store」にて。

ありふれた存在である「水」のさまざまな表情をとらえ、ときにアーティスティックに、ときに親近感を与えるタッチで作品化する海老原さんは、2016年頃から現在に至るまで、7年間ひたすら「水」を撮影し続けているそう。今回は、「水」の魅力や撮影秘話、撮影を続けるなかで生まれた新たなコミュニケーションと自信について、たっぷりとお話をうかがいました。

lifestylestore.okamura.co.jp

 

<web>

豆腐屋さんのある町を残すために、旅をしながら豆腐の食文化を研究・発信している、くどうしおりさんにインタビューしました。

オフィス家具でお馴染みの「オカムラ」のオウンドメディア「OKAMURA Lifestyle Store」にて。

子ども時代の偏食の末、「逃げ場」としてたどり着いた豆腐が偏愛対象へと変わり、ついには「仕事」へとなっていくまでの物語。豆腐の魅力、そして、その先にあった「人」への強い興味関心——自分だけの「好き」を深めるためのヒントがたくさん詰まったお話です。

lifestylestore.okamura.co.jp

 

 

 

『スピン』(河出書房新社)ほか、最近の仕事まとめ

最近の仕事のまとめです。

 

<ルポ・エッセイ>

本日発売。

河出書房新社創業140周年のカウントダウン企画の新雑誌『スピン』(河出書房新社)の「紙の話」という連載企画に寄稿しました。

タイトルは「印刷の現場で考えた、紙媒体と仕事の“これから”」。

神田神保町の、書籍の付き物を得意とする老舗印刷会社「方英社」さんを取材させていただきつつ、紙媒体と自分の仕事の未来についていろいろと考えました。

このご時世に、紙の、しかも新しい媒体で書く機会に恵まれて嬉しいです。

『スピン』は、毎号使われる紙が異なるという面白いコンセプトがあり、今回は目次部分に使われている「タントセレクト」という紙が、あまり雑誌などでは見ないこともあり「おお!」となりました。細かな格子状になっていて、そのエンボスの触感が気持ちいい。また、表紙のポール・コックスさんによる桜の絵と「ポルーフ くるみ」という紙の組み合わせも素敵です。

めちゃ充実した内容な上に、税込330円(!)という狂ったお安さなので、ぜひぜひご購入を。

以下の内容紹介ページに、書誌ページなどのリンクもあります。

prtimes.jp

 

<ルポ・エッセイ>

文學界』(文藝春秋)2023年3月号・特集「滝口悠生の日常」に、「散歩 風景の一部になってみる──ルポ秋津散歩」というルポ・エッセイを書きました。

作家の滝口悠生さんと一緒に、彼のデビュー作「楽器」の舞台となった西武池袋線秋津駅周辺を散歩した記録です。けっこう私的な話も書いていたり。

www.bunshun.co.jp

 

<イベント・終了>

岸本佐知子さん、柴崎友香さんをお招きしての 『失われた“雑談”を求めて』(タバブックス)刊行記念トークイベント「雑談の続き」、無事終了しました。

文字通り、ひたすら雑談をしながら「雑談の楽しさ・大事さ」を実感しまくった約1時間半でした。

リアル・オンライン合わせて80名以上の方に視聴いただきました。

「雑談」イベントはぜひまたやってみたいので、ウチでやらないか、みたいなお話があれば、ぜひぜひお声かけください。

雑談はまだまだ続きます。

 

なお、イベントの模様は、以下からアーカイブ視聴(有料・〜4/2)できますので、「見逃した!」という方はぜひご利用ください。

https://bbarchive230301.peatix.com/

 

<イベント・終了>

エリックサウス稲田俊輔さんの最新レシピ本『ミニマル料理』(柴田書店)刊行記念イベント@ジュンク堂書店池袋本店、無事終了しました。

 

聞き手として、レシピ完成に至るまでの実験秘話をたくさん伺うことができました。

リアルとオンラインで100名以上(!)にご視聴いただいたとのこと、ありがとうございます。

なお、今回のイベントの内容も踏まえつつ、後日「QJWeb」に書評を書きます。

稲田俊輔さんと。

 

 

<web>

東長崎の人気カフェ「Mia Mia Tokyo」の店主ヴォーンさんにインタビューしました。

 

お客さんとのコミュニケーションや地域との関わりなど、お店づくりにおいて大事にされていることを伺いました。

媒体は、オフィス家具で知られる株式会社オカムラのメディア「OKAMURA Lifestyle Store」です。

lifestylestore.okamura.co.jp

 

<web>

「CINRA」で、作家の吉本ユータヌキさんにインタビューしました。

 

2月に出版された『「気にしすぎな人クラブ」へようこそ』(SDP)の内容を軸に、吉本さんを救った「コーチング」について、理想のコミュニケーションの在り方について等、たっぷりお話を伺っています。

www.cinra.net

 

<web>

家電メーカーとしておなじみのパナソニックが、じつは20年以上にわたって手掛けているのが介護事業。

その中核を担う「パナソニック エイジフリー株式会社」のお三方に、がむしゃらに駆け抜けた約25年間と、その背景にあった想いを聞きました。

媒体は、パナソニックのメディア「Make New Magazine」です。

makenew.panasonic.jp

 

 

 

『失われた“雑談”を求めて』刊行記念トークイベント「雑談の続き」(岸本佐知子×柴崎友香×辻本力)

トークイベント開催>

少し時間が経ってしまいましたが、昨年末に刊行しました、私が約100名の方々とひたすら雑談しまくった日々をまとめた『失われた“雑談”を求めて』(タバブックス)の刊行記念トークイベント「雑談の続き」を開催する運びとなりました。

 

出演は、本にもご登場いただいた翻訳家の岸本佐知子さん、小説家の柴崎友香さん、私・辻本です。

 

3/1 (水) 19:30〜、会場は下北沢の「本屋B&B」です。配信もあります。

 

「雑談」について、雑談好きの3人で、雑談してみる——みたいな内容になる予定です(普通の雑談もたくさんしたいと思ってます)。

楽しい晩になると思いますので、平日ではございますが、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

以下は、イベントの詳細です。

よろしくお願いします!

 

bookandbeer.com

 

※この本関連で、もう1つやってみたいトークイベントの構想があるのですが、もしご興味のある会場さんがいらっしゃいましたら、ぜひ chikarat79@gmail.com までご一報ください。

 

 

書籍に関しての情報は以下(版元サイト)をご覧ください。

tababooks.com