Quest

よくよく考えたら当初はQuest第一希望だったし、Milan SLの方がピンと来てるのは間違い無いんだが、
出力対速度表を出している(Questは出してない)というのにとらわれすぎていたのかも。
Quest続報でYmteからまたメールが来て、2週間で納品okとか言い出してるし、
Milan SLは前金が必要なのがポイントなわけだが、
Quest二週間で納品なら船便考えても1ヶ月半から2ヶ月半で到着するわけで、
Quest来れば少なくとも第二希望なわけだから、不満ですぐに頭一杯ということも可能性が低く、
とりあえずQuestに乗りまくって、不満ならMilanSL前金入れるというのがいいんじゃないかと思い始めてきた。
二つ買って片方売るというのでも良いんだけど、そういう取引はなんか好きじゃないし、
何より今すぐ欲しいのが一番のポイント。
というわけでQuestをとりあえず入手する。
フルカーボンQuestと通常Questはまだ悩み中だが、
フルカーボンって耐久性どうなのよとか俺の乗り方だとどうなのかなとか心配がある。
あと、フルカーボンはスロバキアでの制作とかいって、まだラインが安定してなさそうな感じもある。
しかしピックアップから船便まで全部こちら手配というのは面倒だな。
面倒だが早く欲しいんだからやるしかない。

Quest Sport or Smaller Quest

Smaller Quest ちう情報をヨシザキさんのところで知った。
http://translate.google.com/translate?sl=nl&tl=en&u=http://velomobiel.wordpress.com/2010/10/11/de-kleinere-quest/
一方で、Questのウエイティングリストで、最近急にQuest sport という表記が出てきてる。
Quest Sport というのは、
http://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=nl&tl=en&u=http://www.ligfiets.net/news/3521/nieuwe-velomobiel-nl-modellen.html
これを見ると、スロバキアOEMしてもらってるQuestのフルカーボンバージョンらしい。13kg軽くなるというから22kgくらいか。


購入するのはQuestかMilan SLかについては、最終的に自分に合ってるのはMilan SLだということで答えは出てる。
ここで、納期はあと10ヶ月だと思っていたQuestが急に順番が繰り上がって、納期2ヶ月となった。
2ヶ月(Quest)と17ヶ月(Milan SL)となると、急にQuestが光って見えてくる。
このblogも、一年放置してたのに急に書き込みまくっているので証明されているように、頭の中はベロモービルで一杯。
考えだすと止まらなくなる性分なので、しょうがない。
つまり、すぐに入手できるQuestはめちゃめちゃ魅力的だし、
一方で、最終的に自分の好みとマッチするのはMilan SLに違いないというのも確信がある。
とりあえずQuest買って、Milan SLも前金入れて(Milanは前金入れないと正式予約にならない)、
Milanが納品されたらQuestを売るという手がある。妻に相談したらOKも出た。
OKが出たっていうか背中を押された。
自分の、「滅多にそうなる事は無いが、ピンと来て考えだすと完了するまで止まらなくなる」というクセを熟知している様子w
以前フルカウルトライクに凝った時も、朝起きてからいきなり車庫でずっと制作とかしてた。
少々のお金で済む事ならとっとと解決してすっきりして、仕事に打ち込めということだろう。
しかし、Questが1年7ヶ月後に売れるかどうかという問題もあるし、
また性分としてそのリスクがどうのこうのというよりも、そういう無駄なことが嫌いだという自分がいる。
しかし、考えだすと区切りが付くまで止まらないという性分はそれよりも根強い。
さて困った。妻からOKは出ているが、どうしたものか。
リセールバリューを考えて、急に人気が出てきたフルカーボンQuestにすると値段も張るだろうし、
万一売れなかったときに悲惨。
Milan SLの納期短縮交渉が王道か。
Quest売却リスクを期待値としてコスト換算すると、20〜30万にはなるだろう。その分を加算しても良いから
納期短縮できないかと相談するか。20〜30万アップですぐ作ってくれるならそれでゴーだが、
そこまで交渉は効かないだろう。そもそも公平性の問題もあるし。
いずれにしろ、
・Milan SLの方が欲しいんだから、納期短縮交渉に手を尽くす。
・満足いく交渉結果に到達しなければ、「考えだすと止まらない」脳内ロスがとても大きいので、
 ダメージコントロールの為、Milan SL前金入金と共に、リスク覚悟でいったんQuestを入手する。
といったところか。
いや、要は「考えだすと止まらない」というのが止まれば良いわけで、
まずはMilan SL前金入金して、要するに入金して確定していないから考えて考えて止まらないのかもしれないので、
それで脳内ループが止まれば、それで1年7ヶ月待てるのかも。いや、待てるのか...?

Quest Sport or Smaller Quest 2

Ymteから直々にメールが来た。


なんかメールが届かなかったから手紙送ったとこだったよ。
Quest Sportは29.5kg, 追加料金は1000ユーロ。納期は来年2月。
標準Questは35kg。納期は2週間。さてどっちにする?
300x110x90cmの木製パレットへの梱包はやるから、運送手配は勝手にやっとくれ。


とのこと。思ったより軽くないな。Quest Sport。
これならスタンダードQuestだな。
いやどうだろう...差額は大差無いし、再販性も考えないと。
標準Questの場合、納期2週間とか超近くてびっくり。
てか、運送手配とかピックアップまでこちら手配か...
貿易等々手広くやってるS師匠に相談しよう。
船便だとどれくらいなのかな。1〜2ヶ月くらいかしら。
でもそうすると年内に届くか!!!


それと、Milan SLの入金もしなくちゃ。

Cycle Vision 2010 6時間エンデューロ

Cycle Vision 2010 6時間エンデューロの上位三名
(Quest:53.6km/h:Ymte, Milan:50.5km/h:Wulf, Aero Project:50.5km/h:Rene)
の周回別平均速度推移。
Ymte(Quest)はグラフが安定した右肩下がりで、人的リソースをしっかり使い切ってる感じがある。
Wulf(Milan)はグラフがかなり不安定。後半盛り返してる箇所とかもある。
ライダーが違うので、ここからマシン性能を推定することはできないが、
その不安定さをライダーマターとすると、Milanの可能性が光って見える。
http://translate.google.com/translate?sl=nl&tl=en&u=http://wedstrijden.ligfiets.net/agenda/evenement.php3%3Fid1%3D2433





続いて、1時間エンデューロ
Go-one EVO-R(61.3km/h)がズバ抜けてる。
6時間エンデューロだとエンジン性能に依存する部分が大きくなるので、
1時間エンデューロの方がマシン比較には良いかも。
Milanチームのエース、Wulfは6時間にしか出場していなかったようなので、
1時間での比較ができないのが残念。
Go-one EVO-Rは、オーストラリアのHPVレースのマシンの形と酷使してる。
前面投影面積はけっこう大きいはず。
そうするとやはり、結局のところオーソドックスな流線型で風を剥離させず流しきるのが一番重要で、
つまり、第一に抵抗係数であって第二に前面投影面積であるということなのかも。

Smaller Quest vs Milan SL

ヨシザキさんのところで知ったが、Smaller Questは全長を25cm短く、幅は同じで高さを5m低くする模様。
Milan SLは全長は同じで、幅は7cm細く、高さは4cm低く。

Smaller Questは、前面投影面積を小さく、軽量化、コーナリング性能のバランスを重視。
Milan SLはばっさりとコーナリング性能は思い切って捨てて、前面投影面積を小さくすることと軽量化に集中。
メーカーの設計思想が現れるので面白い。

一般的に見ると、コーナリング性能をばっさり捨てるというのは思い切りすぎ。
Smaller Questの方が売れるだろう。

自分的には、どうせ元々ベロモービルは、ネイキッドトライクに比べると、
上半身重心移動ができないことで、絶対性能云々よりも、
コントロールの幅がほとんど無いので、
とてもじゃないが限界コーナリングをする気にならないだろうから、
それだったらCdA減少に特化してくれる方がうれしいという考えだが、
これは、もともと限界付近でのコントロールが好きな人間の考えであり、
マシンにゆだねて運転するタイプは、トータルバランスに優れた車の方が絶対良い。
というわけで、バイクに例えると、
Smaller Quest は CBR400RR(全体的にマイルドな味付けなのにしっかり速い)で、
Milan SLはRG500γみたいな感じだな。曲がらない、止まらない、真っすぐ走らない、超直線番長みたいな。
いや、止まらない、真っすぐ走らないは無いだろうから、まだ全然マシか。
自分は、RG500γの子分みたいな'88NSR(メーカーは違うけど)に乗ってたので、
シビアでピーキーなセッティングで乗ることが好きだから、やっぱMilan SLが好み。
あと、トライクを街乗り、峠登りから峠ダウンヒル、レースまで参加してよくわかったのは、
コーナリング性能が重要になってくるのは、第一にレース、第二に峠ダウンヒル
つまり、年に数回も無い。街乗りでは殆ど関係無い。レースはベロモービルで出たいが、
ダウンヒルはトライクの方がよっぽど速いだろう。
重心コントロールが構造的にできない車で限界コーナリングする事は、
LSD無しのFR車で限界コーナリングするのと同様に、コントロール性が無いに等しい。
トライクの場合は街乗りで交差点で限界コーナリングをして楽しむファンライドもあるが、
それはトータルタイムにはほとんど影響しない。
http://velomobiel.wordpress.com/2010/10/11/de-kleinere-quest/#more-29
http://www.velomobilforum.de/forum/showthread.php?t=21789

自転車用バックモニター

http://www.cerevellum.com/
Milan SLの場合、キャノピーを付けると、後方は全く見えない。
基本的にはエアロなバックミラーを付けようと思っていたが、
この自転車用バックモニターを付けるの、いいかも。
でも夜だとダメか。
ああ、モノが来ないと、妄想ばかり進む。

Milan SL 速度対出力


Milan SLの速度対出力表。
60km/h @ 185W
55km/h @ 150W
50km/h @ 120W
45km/h @ 95W
これは24時間走行世界記録時にパワーメーターで計測したデータの様子。
フロントタイヤやリアタイヤにさらにカバーをかけたり、
空気取り入れ用の穴を埋めたりと、市販モデルよりもさらに空力最適化してるので、
市販モデルはもう少し落ちるだろう。
仮に50W足してみると、
60km/h @ 235W
55km/h @ 200W
50km/h @ 170W
45km/h @ 145W
これでも十分魅力的。
続いて30W足してみる。このあたりに収まってるとうれしい。希望的観測。
60km/h @ 215W
55km/h @ 180W
50km/h @ 150W
45km/h @ 125W
うむ。これくらいに収まってると最高。
メタボな自分は、かなり走り込んでも、
しかもレース時ですら200Wいくかいかないかと思われ、
そうすると、街乗りでそんなに無理せず出せるのは150W以内と考えたい。
Milan SLレース仕様: 55km/h @ 150W
Milan SL市販モデル予想1(+30W): 50km/h @ 150W
Milan SL市販モデル予想2(+50W): 46km/h @ 150W
最悪の予想2でも、今に比べればはるかにうれしい。
46km/hというと、トライクの場合、かなりモガいても、数分ももたない速度。
そして、都内の少々混んでる道なら、車トレインに十分乗れる速度。
この、車トレインに乗れるか乗れないかというのが滅茶苦茶重要。
車トレインに乗れないと、煽られる、道の悪く側溝などもある左端を走らないといけないから
自転車が劣化しやすい。左端を走るから急な飛び出しに対応できなくて危ない、
などなどの悪循環。
これが乗れるようになると、悪循環の全く逆で、好循環。
一度だけ、自作フルカウルして、かつかなり心肺筋力が仕上がってる状態で、
ほんの一、二回、その好循環に乗れたことがある。
あの快感というか充実感というか、忘れられない。
トライクの場合は、必死のフルカウル制作や、走り込んでシーズン終了直前などの
条件がそろって初めて到達できる(しかも数分だけ)レベルを、
まったく走り込んでいないシーズン明けでも、軽々出せるとなれば、
これはもう最高。走り込む必要が無いというのは、コミューターとして長い目で見ればとても重要。
また、個人的な問題として、抜かれると抜きたくなるという性分があるが、
トライクの場合心臓が続かない。今ならまだいいが、四十台半ばにもなれば、
心臓病につながるかもしれない。生涯自転車に乗ると考えると、150Wまでという目安は保持したい。
出力を150Wまで抑えられれば、片道30kmはもちろん、40、50kmくらいでも疲れないかもしれない。
無理をする必要が無くなるので、即筋に頼りすぎることもなくなり、
ほどよい有酸素運動がメインになるだろう。
しかし、相当暑いことになりそうだ。夏は一切乗る気にならないだろう。
例年だと(って去年からほとんど乗ってないけど)
これまでは、シーズンは4月〜10月だったが、これがまさに逆転するかも。
ベロモービルだとシーズンは10月〜4、5月ってとこか。
そうすると、秋のもてぎより春のもてぎが焦点を当てやすくなるかも。
コミューターとしての実測時間はどうなるだろうか。
トライクにのめり込んでたときは、片道20km以内で、信号込みのグロスでだいたい平均24〜26km/hくらい。
シーズン終盤で乗れまくってるときで、平均28〜29km/hくらい。
これがどれくらいになるのだろうか。
シーズンイン直後でグロス平均30km/h、シーズン終盤でグロス平均33km/hくらいまでいけるとうれしいのだが...
そうすると、片道30kmを一時間、しかもモガき一切無しの全行程150W以下でいけるとなると、
これは本当に美味しい。最高だ。たまらん。