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日常茶飯事とお仕事と

三体の続編「黒暗森林」上下巻(文庫版)発売されました

中国のSF作家、劉慈欣(Cixin Liu)さんの作品「三体(Three Body Problem)」の続編「黒暗深林(The Dark Forest)」、文庫版が早川書房から発売されました。1巻目は下記のリンク先で書いていたとおりです。

www.backyrd.net

発売されたのは2024/4/23。タイトルは「黒暗森林」で上下巻に分かれています。

正直、1冊目を読んでの感想は「すこしがっかり」でした。もう少し荒唐無稽なものを想像していたので。あまり詳しくはネタバレになるので触れませんが、なんというか「スター・トレック」のファーストコンタクトに近い印象を持ってしまってガッカリというやつです(私はスター・トレックは大好きですがw)。ですが、Netflixで放送されたドラマ版を見て、まぁ続きを読むのも悪くないかと感じたので。続編を購入してみます。

Kindle版にしようかとおもったのですが、書棚において誰でも読めるようにしておくのもよいかとおもい、敢えて紙バージョンでいきます。

アメリカの源泉徴収資料が届いたw(IMPORTANT TAX RETURN DOCUMENT ENCLOSED)

英文の資料がいきなり郵送で届きました。表書きには「IMPORTAND TAX RETURN DOCUMENT ENCLOSED」とあります。直訳すると「重要な税金返還資料」。開けてみるとこんな感じです。この手のものが届く原因としては、いわゆるアフィリエイトシステムであるGoogle AdSense/Youtubeか、Amazonアソシエイトしか思い当たりません。

どうやらこれはGoogle AdSense起因だったようです。アメリカの各種公的資料はフォーマット(書式)番号がきちんと統一されているようで、書式番号で資料の内容がすぐにわかるようになっています。この「1042-S」というのはアメリカで発生した利益に対する源泉徴収票のような資料のようです。恐らく、状況によってはこの資料に対して何かしらの対処をすれば、払いすぎた税金が戻ってきたりするのかもしれません。

フォーム 1042-Sへの対処は必要か?

で、調べてみたところ、私の場合は何もしなくて良さそうです。資料冒頭の項目「3. Chapter indicator」のところが「3」であれば、その下の税率表記「3b. Tax rate」を見てください。そこが0.00ならば、特にアメリカでの税金は発生しないようで、何もしなくてよいようです。この税率ですが、どうもGoogle AdSenseのような企業から得る利益について、「日本在住で、日本で税金を払っているならばアメリカでは支払不要」という取り決めが国同士の間で存在するらしく。それが有効になっている場合はゼロになるようです。

というわけで、この資料はこのまま放置で問題なさそうです。

W-8BEN 米国源泉税に対する受益者の非居住証明書

ちなみに、アメリカでの税金が発生しないようにするための処置として、事前にGoogle Adsenseの管理画面で「W-8BEN*1」という書式番号の納税に関する申告を行う必要があります。私の場合、これは2021年に既にやっているので、アメリカで発生したGoogle AdSenseYoutubeの収益に対する税金は支払い不要と見なしてくれているようです。下記リンクが、実際にW-8BEN申告書を提出した際の記録です。

www.backyrd.net

1042-Sを郵送で送らないように設定する

このフォーム1042-Sですが、Google AdSenseの設定から郵送ではなくペーパーレスで提供されるように設定できるようです。方法は、設定の「税務情報の管理」から、W-8BENの設定を開き、「配信設定を管理」でペーパーレスを指定すれば良いようです。私はこの設定を行う事にします。

*1:W-8BEN: Certificate of Foreign Status of Beneficial Owner for United States Tax Withholding、米国源泉税に対する受益者の非居住証明書

自宅PCの抜本的改革を検討中(秋以降で!)

自宅PCがそろそろ限界です。Windows11も動きません!ww。2013年夏、転職する前に「給料が劇的に上がるどころか多分横ばいに、下手すりゃ下降線になりそうなので、今のうちに買っておこう」とセットアップしたのが今のPC。既存のケースに、PCデポで6万円ほどで売られていた、マザーボードとCPU、メモリーのセットを入れ、電源も新しくしたのが今のPCの土台です。CPUはIntel Core i7 4770。自分的には「CPUは良いモノを買っておいたほうが長く使える」が持論なので。最高クラスとは言いませんが、Core i7を選びました。
 
それから11年。CPUはまだCore i7 4770のまま使い続けています。マザーボードは調子が悪くなったので数年前に買い換え(といってもヤフオクで中古のものを購入)。グラフィックカードは2回買い換えて、現在GeForce RTX 3060を使っています。ストレージも大半をSSDに入れ替えました。ただ、恐らくCPUがボトルネックになり、グラフィック性能がフルに出ていませんし、大量に作っているゲーム「原神」の動画編集などのエンコード時間、消費電力も馬鹿にならない状況です。
 
というわけで、そろそろマザーボードからごそっと買い換えかと。まずは今(2024年4月)のCPUの性能を見てみました。比較情報は「PC自由帳」を使わせてもらいます。

pcfreebook.com

現在のCPUと購入候補CPUの比較

現在のCore i7のスコアを見てみます。

Core i7 4770のスコア

7,000点……。一覧でもかなり下位の方ですね。そりゃもう発売されてから11年が経過するCPUですから仕方ありません。個人的にはCPUが8万円以上というのはちょっと無理なので、その下あたりに位置する Core i7 14700KF(グラフィック機能無し) 周辺の性能を見てみます。

Core i7 14700 周辺のスコア

スコアは53,482。今使っているCore i7 47700の7倍以上。すごいですね。これで値段は65,000円前後。ただ、CPUの世代が余りに違うためマザーボードやメモリーから全てごっそり買い換えになるので、実際に掛かる費用はこの価格に4~5万円以上を足したものになります。

次に、以前だったら全く候補にはしていなかった、Core i5を見てみます。値段は4万円後半~5万円台で手に入りそうな Core i5 14600KF で確認。

Core i5 14600KF 周辺のスコア

スコアは38,546。これでも今のスコア7,000に比べれば5倍以上……。ということは、予算重視であればCore i5でも十分導入メリットありますね。どうしたものか。

モリーマザーボードの買い換え

CPUをこの世代差で買い換えるとなると、CPUソケットの形状からメモリーから全部買い換えです。メモリーですが、Intel Core i7の場合、対応する規格は「DDR5-5600/5200/4800/4400」。32GB(16GB x2)の場合、DDR5-4800でだいたい13,000円~16,000円ぐらい。

マザーボードは、CPUソケットが「LGA1700」で、チップセットは「Z790、H770、B760、Z690、H670、B660、H610」のいずれかになるようです。ATXサイズのものだと、安い物で18,000円ほど。だいたい2万円前後というところのようですね。

CPUが7万円とすると、総額で12万円弱、ぐらいが想定されるコストになりそうです。

出来合いのPCを買った方が安くないか?

そうなると、たまにWeb広告などが出てくるマウスコンピューターなどのゲーミングPCと銘打っているものを買った方が、いろいろ安定して良いのでは?という気がしてきました。というわけで、マウスコンピューターの通販限定ブランド NEXTGEARの、13万円台のものを見てみることにします。

mouse computer NEXTGEARのサイト

見てみると、CPUはAMDRyzen 5、グラフィックカードGeForce RTX 4060でメモリーは16GBという構成のようです。グラフィックカードが4060ってのが豪勢ですね。これだけで価格のほとんどを食い潰しているのではないかと。では、久しく手を出していないAMDのCPU、Ryzen 5 4500を、先ほどのPC自由帳の比較表で見てみましょうか。

AMD Ryzen 5 4500周辺のスコア

Ryzen 5 4500自体のスコアは 15,944点。Core i5とかに比べると1/3。それでも今私が使っているCore i7 4770Kに比べれば倍のスコアですが、今の世代としてはエントリーモデルという扱いのようですね。CPU単体の価格も14,000円前後とお手頃です。

実際のところ、今私が使っている Core i7 4770 と、GeForce RTX 3060とかでも、なんなら昨年までGeForce GTX960使ってたぐらいで、それでも原神やらAPEX Legendsやらは問題無く動いています。ですので、ゲームメインのエントリークラスで価格を抑えるとなれば、CPUの性能はそこまで考えずにグラフィック全振りというのは十分ありなのですね(下記の動画は、実際に Core i7+GeForce RTX 3060でプレイしたAPEX Legendsの様子です)。

youtu.be

しかし、動画編集やら、この先また7年8年、10年と使う事を考えると……このクラスのCPUでは力不足に思います。では、CPUをCore i5Core i7にしたゲーミングPCを見てみると……だいたい19万~30万弱ぐらいの価格帯なんですね。悩ましいところです。今の、2005年頃から使っているケースの中身を12万円で入れ替えるか、19万円弱ぐらいで外側からごっそり買うか(ただ、そうすると今使っているPCをお古として子供に回すことも可能……)。

もう1つの線として、CPU性能重視でビジネス用のBTOパソコンを買い、今使っているGeForce RTX 3060をそこに載せるという方向もありますね。それならば、マウスコンピューターCore i5 14400を使ったミニタワーモデルがセールで129,800円。

マウスコンピューターの一般用モデル(Core i5 14400)

また、ドスパラの一般用モデルなら、14万円でCore i7 14700も選べました。

ドスパラの一般用モデル(Core i7 14700)

ただ、電源だけは強化しないといけないので、ここに1~2万円ぐらい載せる必要がありますし、メモリーもできれば後々16GB付け足したいところですが。どうやら、この「一般用PCを買って、グラフィックカードだけ現行のものを追加。今使っているPCは一般用PCとして子供に回す」が正解な気がしてきました。
 
この方向で考えてみます。