プレイ時間、80時間。愛しい日々だった。
あ、ネタバレして書きます。
まず、私は0、1極、2極とプレイして、3でやはり落差が凄いと感じてやめています。
それから7、ジャッジアイズ、ロストジャッジメントと来て7外伝を経てからの8。
なので、如くシリーズをコンプしてない身です。
ですが、本当に傑作でした、8。
まだスジモンはブロンズで止まってて(ドンドコ島はコンプリート)、
エンディングノートは埋めたけど春日のサブストーリーは途中だけど、一旦は区切り。
まだ積みゲーも多くてね。ペルソナ3は買ってすらいないし。
終わってみて、何度となく出てきた『やり直せる』というフレーズを凄く慎重に扱ったなと思う。
償っても『なかったこと』には出来ない、と。
春日の器の広さには毎回圧倒されてしまうけど、
やっぱり今回エイちゃんとチーちゃんの罪で重いのは花輪の死を招いたこと。
7外伝を経ての阿吽の呼吸だっただけに生存説を唱えたくなったぐらい。
それでも、人は生きなきゃいけない、罪は償わなきゃいけない。
苦しいことかも知れない。馬鹿馬鹿しいことかもしれない。意味がないかもしれない、それでも。
さらにメタ的に感じたのは『龍が如く6で終わらせた桐生一馬の物語のやり直し、終わらせ直し』では?
ということ。6の当時の評判は決して手放しの賞賛ではなかったと記憶している。
そんな中、ジャンル変更主人公変更の思い切った舵取りで7は大成功したと思うが、
やっぱり桐生一馬の存在感も残ったまま。
この不完全燃焼な君臨をどう整理するか、その答えが本作だったんだろうな、と。
そうするには桐生一馬を戦えなくするしかない。
偉大であるが故にそうするしかない。
『桐生一馬は日本の何処かで今も戦っているのかも』では許されないぐらいにあの世界の堂島の龍は大きくなり過ぎた。
そういうことなんだと思う。
さて、上述の通り、全作品通ってないのでエンディングノートもわかるもの、わからないものありましたけど。
やっぱりフォーシャインをナンバーワンにするために奔走した日々を思い出させてくれる数々の演出とサッちゃんとのコラボは感涙ですわ。
八神探偵事務所の看板がしっかりあって、あの伊勢佐木異人町の探偵二人の出演も嬉しい。
逆に花輪は出るのに赤目はチョイ役すらなかったのは寂しいかも。
メインキャストに話を移して、
サッちゃんというヒロインがいるのに何故か春日のパーティに加わらず、新キャラ出してどうするんだよ!!!
って思っていたけどミステリアスなチーちゃんにしっかり籠絡されました。
どうしても花輪の件があるから、引っかかる部分もあるんですけど、
しっかり魅力的なヒロインしてくれてましたね。
で。
本シリーズは堂々とドラゴンクエストの名前を出してるじゃないですか。
ピンと来たわけですよ。
あ、新しいヒロインはお嬢様だぞと。
つまりビアンカとフローラをやらせる気だな!と。
最後はサッちゃんとチーちゃんから選ばせるんだろうなと!!
チーちゃんがエンディングでサバイバーにいないのはサッちゃんへの告白タイムに割って入るんだろうなと!!!
なんで普通に出てこねえのよ!!!!!
まさか出番削除されたの???
ここが龍が如く8 の一番(主人公の方ではない)納得行かない部分です。
エンディングに一人だけ顔も声も出てこないって不自然じゃないです?トミーはハワイから来てるのに。
お得意の動画でビデオレターとかさ、やりようはあるだろう。マジで土壇場で消えたとか声優さんが体調不良だったとかじゃないと理解できない。
という不満を先に言っといた上で
これは失態なんですが、各話のサブタイトルが曲名が元ネタと気づいた時点でググった際に
クライマックスで椎名林檎の『ありあまる富』が流れることを知ってしまったのは致命的ミス。
ただ、知ってるとか知らないとか全然関係なくあの通りを歩いていく一番の姿に涙腺は完全に決壊。
罪は罪。消えてなくなるわけじゃない。
でもダチはダチ。ずっとダチ。
そんなこと普通は言えねえんだよなああ
職を奪い、間接的に仲間を奪い。
そんなやつをダチと呼んで笑いかけることはどうしたって出来ねえ。
出来ねえって知っているから春日一番は眩しい。
龍が如く7や8は特に、街を歩きたい、出来れば仲間と、って思わせる。
美味しいものを食べたい、出来れば仲間とって思わせる。
生きたいって強く思わせる。出来れば、仲間と。