四十万円かあ。

歌いも踊りもしないマイコーに40万円を払って、「大満足です」って言い切っているフアンの人をみていて、自分にはそのぐらい心酔しているスタアっているかしらと自問自答……しても思い浮かぶ人なんて、いた!*1けれども、その方はたぶん、いや絶対そのような興業はぶたないはずだし、ぶった時点で幻滅間違いなしなので、この先も私が40万円をポーンと投げ出すことは起こりそうもないことに、無駄に安心してみた。

*1:ヒュー・ローリーさんになら、泣く泣く払う。

ミシンを衝動買い。なぜならうちのミシンがうんともすんとも言わなくなって、もう数年が経過しているから。気合と手縫いでは乗り越えられない布地もこれからどんどこ現れそうだから。あとはなんとなく、ポチっと注文ボタンを押してしまったから。
ネット注文したことを家族に話すと、値段を尋ねられた。正直に話すと、「高ッ!」「別に慌てて買わなくてもよかったのでは」などとネガティブな言葉。自分自身が、嬉しい気持ちと後悔の念がぐるんぐるんに混ざった状態でいるところに、それですか……と軽くへこむが、キャンセルするのも癪だし、この機会を逃したら永遠に買わないだろうし、よかったのよ自分。といいきかせ。

テレ東『おりん』第十八話・争奪!姉様人形

旅先で出会った地元民たちを巻き込むお決まりの流れではなく、たくましん(弥十郎)とおりんと首領(道悦)の、心理的・物理的、いろんな意味でのトライアングルを描く、ちょっと変わった回だった。巻き込まれ役のゲストがいなかった分、手鎖軍団には気合が入っていたようで、役者さんたちの動きにはいつもの数割増しのキレと軽快さが感じられた気がする。

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EではなくてC。

父と私はau家族割の仲。通話さえ出来ればいいという父の携帯は、Eメール使用不可で契約しているので、メールのやり取りなんて一度もした(出来た)ことがなかったんだけれども、そういえばauにはCメール(電話番号宛に飛ばすショートメール)機能があったことに先日、今更ながらに気が付いた。試しにとすぐさま、簡単な用件を送信してはみたものの、まあ、返答は電話でもかけてくるんだろうな父上のことだからと、完全に見くびっていた私のもとに、全面的に敬語口調のカチコチな返信文が到着したのは数分後のことだった。
クイックレスポンス、父上。なかなかやりますな、父上。と、驚いたり感心したり。なんだか「いままで自転車に乗れなかったわが子が、とうとう補助輪なしでも走行に成功!という様子を、嬉しそうに見つめている親」のような気持ちになる。ほくほくというか。
後日、父から「弟にも(私に寄越したような)メールを送信しているのだが、一度も受信してくれなくて悲しい」と相談をされて、弟は他の通信会社のユーザーである為にCメールは送れないことや、CメールはEメールじゃないことなど、懇々と説明しながら、ああこの人は理解して使っていたわけではないんだな、なんとなく使えたから使ったまでなんだな、動物的勘!というかやっぱり自転車の運転習得に似てるよな……なんてことを頭の端っこで考え、わたしのかおは矢鱈とにやけていたのだった。

クリス・ロック監督『HEAD OF STATE』

2003年作品。庶民派市議会議員のメイズ・ギリアム(クリス・ロック)が、ひょんなことから民主党の幹部に見出され、アメリカ大統領候補に祭り上げられてしまい……という、政界を舞台にしたコメディ映画。

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主人公の兄ミッチ役は、バーニー・マック。バーニーさん観たさで借りたのに、あの愉快さ加減が半分ぐらいしか活かされていないようで、がっくりきた。バーニーさんはもっと面白いはずだ。

春風。

外へ出ると、風に乗ってふわふわと漂うモノが目に付いた。たんぽぽの種みたいな外見のそれを、「あら、すっかり春ですねぇ……」なんて言いながら、目を細めてようく見たらば、ちっこい羽虫の群れでやんの。それもまた春っぽくはあるけれども。メガネの買い替え時を、ひしひしと感じた瞬間だった。

テレ東『おりん』第十七話・母娘哀しき大和路

破道さん。

生き別れの娘・おサキちゃんが暮らすという、旅の目的地・根来まであと少し!ということで、根来衆の人たちがおりんを迎えに来た。彼らを信頼して、道案内についてゆくおりんだったけれども、根来衆には根来衆の思惑があり……というお話。
ここ数回は、個性に欠けたただ大柄なだけの手鎖人が続いていた気がするが、今回の手鎖人・破道さん(槍使いのタコ入道)はヘンタイオーラ漂う人で、「雌イヌの臭いは、たまらんっ!」と、くんかくんか地面の臭いを嗅ぎながらの登場からしてもう、ひさびさ印象強烈キャラで実によござんした。

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