早朝の空気を吸いながら散歩していると、以前の旅を思い出す。ワイキキ、屋久島、日比谷公園や皇居周辺、ロンドン等…その土地その土地で味わった、朝の空気。旅行中は旅程次第で、普段より早起きをすることが多いから、その土地の朝を味わうことになる。
太陽がまだ力を持たない、十分に温められる前の、湿気を含んだ朝の空気は、どの場所でも共通した味がすると思う。それで記憶が呼び覚まされるのだろう。
色々なところ旅したなあ。自由な旅は当分おあずけだなあ。と、早朝覚醒で元気いっぱい!な娘を見ながら思う今日この頃です。しかし朝って超気持ちいいから、早起きできていいよね、うん、娘のおかげでね…。うん…(涙がキラリ★)
そんなわけでどういうわけで、ついった始めてみました。motteriというidです。使い方がいまいちわかっていないので、妙なことをしていたら教えていただけるとありがたいです。
そうだ。秋に娘を連れて初めて旅する予定なんだった。近場ですが。見知らぬ土地で、一緒に朝の散歩をするのが楽しみです。

娘が寝がえりを始めた。と思ったら、今度はハイハイに向けての修行。腕を水平に伸ばし、じたばたじたばた、両足をものすごい勢いで動かし続けている。その熱心さ。人生で最も一生懸命なんじゃないかとさえ思え、感心してしまう。
あと、夫婦二人で覗き込むようにすると、すごくうれしそうに笑う。思えば二人とも家にいても、どちらかが娘の相手をして、もう片方は何か別のことをしている、っていうのがほとんどだから、新鮮なんだろうな。なんにせよ可愛いです(親ばか)。

鈴木先生ドラマは、見ていて心が痛い。いわゆる感受性が年をとるごとに鈍って久しい、鈍感力の勝利でやってきた自分なので、この感覚に戸惑っています。漫画だと笑いと表裏一体な場面も、ストレートに痛い。子役たち*1のまっすぐな演技ゆえでしょうか。しかし漫画より足子先生がでばってますね。

*1:というのも微妙なお年頃かしら、中学生…

俺だって子供だ! (文春文庫)

俺だって子供だ! (文春文庫)

クドカンの育児エッセイ。赤子抱えて絶賛育児中なのに、超限定された自由時間を割いて読む本も育児関連?と思われそうで躊躇しますが(自意識過剰)、まあ現実にコミットしているということで…。*1おもしろかった!男性の育児感覚ってこうなんだなあ、と思うところもあり。しかし乳児〜幼児になるにつれ、どんどんと濃くなっていくのね。
クドカンが書くから面白いのはもちろんでしょうが、もともとの人間関係や親戚で育児中の人ってほぼ皆無なので、そういう意味でも面白く読めました。少子化核家族が進む世の中だから育児系の読み物が人気ある、っていうのがあるんでしょうね。貴重な?情報として。
今日は久しぶりに!ていうか産後初めて!!入浴中に読書ができて、それというのも子が夜まとめて寝るようになってくれたからなのですが、妊娠中のこととかついつい振り返ったりして涙がでました。激しい胎動のたびに「あかもこ*2よ」と、妙な抑揚でつぶやく妊婦は結構うざかっただろうなあ…。
こんなところでなんですが(本当に)、くうさん、かのせさん、嬉しいお言葉ありがとうございました。こんな過疎日記を今でもチェックしてくださる方、ありがとうございます。これまで以上に散漫な文章になりそうですが、日記、書けるときに書きたいなと思います。

*1:しかし赤子を抱えながらではどうしても買えず、夫が休みの日のつかの間の一人散歩時に買ったという…いくつになっても自意識過剰

*2:もこもこ動く赤ちゃんの意

更新なしだと広告がつくようになったのに気づいた。長らくほっとらかしになっていた日記を書く、きっかけになりますね。広告にはこういう存在意義があったんだね。
生活がめっきり変わってしまって、日記を書きづらくなってしまっていました。妊娠を経て出産し、いつの間にやら、すっかり赤ちゃん中心の生活です。一時期は母乳ノイローゼで参っていました*1が、開き直ったら(そして家事を思いっきり手抜きしたら)赤子との生活はとても楽しい。しかし離乳食など始まって、さらにしつけを要する時期になったらどんどんどんどんどんどん大変になるのだろうなあ…今が一番ラクなのかも…

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

あまりにも男性不在の話で驚いた*2。解説ではフェミニズムと言われていたけど、男性不在って表現の方が自分としてはしっくりくる。赤ちゃんを育てる喜び、原始的な楽しさが描かれていて、そこが面白かった。

*1:昨今の母乳ブームに乗せられ、母乳に一人で勝手にこだわりすぎたという。とあるはてなダイアリーを見つけて、母乳分泌がどうやっても足りてない自分を受け入れることができるようになりました。救われた

*2:「好きな男性の赤ちゃんだから、その男性をとても愛していたから」誘拐した…ってな筋書きの話だと勝手に想像していたので

1Q84」三巻読了。村上春樹の小説は、描写に無駄がないというか、雑味がない小説なのだと思った。人の思考・感情・行動・知性などを丹念に、ピュアに描き出すことによって、紡がれる物語。現実の人間は無駄がたくさんあって、分かりにくくなっているところを、小説にする際にクリアにして描いているというか。長編はだいたい、中盤から煙に向かれた気分になることが多いのだけど。(直前に読んでいた高村薫と超単純に比較してしまうと、こちらは人間の無駄な思考や感情もなるべくとりこぼさないように、小説に精一杯込めようとして描かれている感じ。どちらも人間とその物語を描こうという点において、とても真摯だということは同じ)

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

レディ・ジョーカー」の文庫を契機に、読書熱が数年ぶりに沸いてきた。「晴子情歌」が、とっつきにくそうだと敬遠していたら、とてもとても面白くて*1、数日かけて読み終え、次は勢いで入手した「1Q84」3巻を今日から読み始めた。前よりもじっくりと、本と向き合えるようになったなと思う(前が斜め読みすぎだった)。こうして本を読む生活に再び馴染むと、自分らしいペースで生活しているような気分になるが、また再び昼寝(夕寝)の傾向が出てきて、家人の生活との折り合いが悩ましい。ただ、毎晩晩酌していたのが、夕食前とか夕食後とかに変に寝るようになると、飲酒する気分に全然なれない。仕事して家事して、自分なりの規則正しい生活が保たれてこそ、飲酒できるみたいだ。
始めて二年目になる冷えとり、気持ちがよくてやめられず、枚数も増え靴下5〜6枚。昨今は春夏のブーツが豊富で嬉しいですね。

レディ・ジョーカー 上 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー 上 (新潮文庫)

晴子情歌 上

晴子情歌 上

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

ブルゴーニュワインがわかる

ブルゴーニュワインがわかる

↑畑の地図も載っており、凄い!と感動して購入してしまった本。こつこつ読んでいる。

*1:北海道に住む人間には特に、鰊漁やら馴染みがあって興味深かったのかもしれない