noteへ引っ越します。
長い文章を書くことは辞めたくないので、noteに残していきます。Twitterも細々と続けているので、よかったら。
NEWSの歌の中にいる「僕」の物語。①
24時間テレビが終わり、NEWSの認知度も上がってきた今日この頃。
以前から、お題「NEWSを知らない君へ」というお題のもと、多くの人々がNEWSの素晴らしい点について余すところなく紹介されているので、私はどうしようかな~と思っていました。私がNEWSの何を好きなのかといった時に、そうだ。NEWSの歌の中に出てくるとてもかわいらしい男の子について語ろう!という運びに。かなり異色ですが、それでもいい人はどうぞここから先覗いてください。
NEWSの歌の中に出てくるとてもかわいらしい男の子(以下NEWS君)について知るために、独断と偏見でピックアップした曲はこちら。
1.FLY AGAIN
2.Wake Up
3.エンドレス・サマー
4.フルスイング
6.FLYING BIRD
7.ヒカリノシズク
8.ライフ
「僕」が主人公で歌詞に「自分」「夢」「空」「夜」「星」「未来」「あの日」などというモチーフが使われている印象的な作品を独断と偏見でチョイス。順番は時系列です。しかし時系列にするとこの「僕」の成長ストーリーになるのです。さすが物語系アイドル。そして面白いくらいひろいずむ派閥のもので構成されております(苦笑)
*注意 これをプレイリストにしてリピートしているとだんだん泣きそうになるので、容量を守っていただければ……。
1.FLY AGAIN
【空見上げ 飛び立つ君を 信じつつ 僕は歌うよ 願いの歌を】
誰もが未来に不安を抱え 押し寄せてくる時間に追われ
叶うかわからない夢 あきらめそうになったとき果てしない空を見上げて 両手を広げて叫ぶんだ
まだ消えない 想いを胸に
確実に踏み出せば いつか FLY AGAIN
理不尽なことや不安なことを空にぶちまけるんだ。というとっても青春な一曲。河原に寝そべってむしゃくしゃした気持ちを「わーっ!!」って叫んで解消するような情景(かわいい)をとてもセンシティブに描いています。この曲個人的解釈としては、大サビから視点が変わって、「君(不安を感じている)」を見守る「僕(同じく不安を感じている)」にシフトチェンジしているのかなと。
そうさ何が起こっても 君がまた飛びたつこと
信じ歌い続けるから
そしてこのNEWS君は歌を歌うんです願いの歌を。という歌詞を歌うNEWS。つまり「君」=聴き手、「僕」=NEWSという構図に落とし込める。そういう応援歌なんです。とてもノスタルジックな匂いが漂う歌です。あえてハモらずにユニゾンなのも若さを感じる。
2.Wake Up
【今までの 自分を少し 追い越して 朝の光と 共に歌おう】
FLY AGAINの続編?として出されたものだったはず……。明日の朝、もう少し背伸びして頑張っていいよ。と優しく諭されるような曲調。自己肯定感を高めるヒーリング効果が期待できる。
今日という日は二度と 戻らないものだから
躓いて 転んだって 諦めるな 一緒にうた歌おう
今度は「一緒に」歌うんです。それを意識させるハモリが随所に散りばめられている。時間軸は想像でしかないけれど、FLY AGAINが河原であるならば、Wake Upは窓辺から夜空を見上げて、遠く離れた君と空間を超えて一緒に歌う感じかな。
ということで、ここ2曲までのおさらい
「NEWS君は、空を見上げて願いを込めて歌う男の子。」
3.エンドレス・サマー
【ありふれた 大人になる今 想い出す 輝いていたね あの夏の僕ら】
言わずと知れたNEWSの伝説のアルバム「LIVE」の最後に収録された一曲。意味が分からないほどエモく、大学時代これを聴きながらワンワン泣いた覚えがある。↑の2曲よりも少し成長しているNEWS君。小さな頃の希望に満ちていた様子をイノセンス溢れる言葉を並べることで表す。
小さな冒険 手書きのチケット 夢の欠片 かき集めて
あこがれという おもちゃの羽根で 飛べる気がしてた
あてのない街 ビルの隙間 遠い空を見上げるたび
想い出す夏 ホタルの光 終わらないイノセンス
でも、その夏は終わってしまった。地元に居た頃を想い出してはもう戻れない。あの日のまま無垢なまま生きていけはしないと気づく。
明日を夢見たキセキは今日もどこかで
「まだやれるよ」って 君の 背中押してくれるから
いまの自分が思うような自分じゃなくても
扉はきっと きっと あの夢に繋がっているから
自分は変わっていってしまうけれども、それでも夢への扉は繋がっているから。(夢を追いかけていこう。)←この( )の部分がないからただの応援歌に成り下がっていないんだ。そして、キセキを擬人化できるのは彼らだけだぜ!すごい!
昔描いていた自分とは違う自分になりつつあるNEWS君は戸惑いながらも、信じて夢へと繋がる扉へ歩き出す。ふと気づいた時に、あの夏輝いていた自分を想い出しながら……。
ということで、ここまでが6人時代までの曲たち。あまりに長くなりそうなので、ここから先はまた後日。
言葉の使い手さんへ。
シゲアキさんは最近だいぶ高く遠くに行ってしまったような気がしている。私自身も一時期より少し離れた所から観ることができるようになったのかもしれない。物書きという知識人として、社会に対する意見も述べることも増えた。でも、私はそんな彼からこぼれる難しい言葉よりも、ド直球のお星様のようにとんがった素直な言葉が好きなのだ。
なぜなら、それが彼の不器用な心の内を一番的確に表すから。難しい表現を駆使すると、その言葉で武装して本心を隠すことになりかねない。
面白いことに、彼の本の中での印象的なシーンにおいてはとてもシンプルな言葉が並んでいる。
「やらないなんてないから」―『ピンクとグレー』
「彼の涙が不足しないように、僕は自分の分も彼の涙に混ぜた。」―『ピンクとグレー』
「理解なんて、僕らの間にはなんの意味もないんだ。」―『にべもなく、よるべもなく』
「二人がいなくなっても、あなたはあなたなの。そう気づかなきゃだめなの。」―『だいじなもの』
そして、彼自身もコンサートでは数々の名言を残しているが、一番はこれしかない。
「正直、もうだめかと思いました」
「もう、ねえから」
「おれの方が愛してるよ!」
語彙力お化けで、カタカナ語たくさん使うけれども、大切なことはいつもささやかな言葉でまっすぐ伝えてくれる。そんな彼が大好きだ。
できれば、これから先もそんな言葉の使い手でありますように。彼の言葉の魔法にかけられて、やっぱり好きだ~!!!!と言える未来が続きますように。
29歳おめでとうございます。
PS 実は、私が書く文章のカテゴリ。増田さんよりも加藤さんの話題の方が多いって今気づいた。面白い。
あと、以前「寝ながら学べる構造主義」を読んでいるということに学歴厨は滾りました。ありがとう。