せっかく移行したので過去の日記読んでますけど、若い頃の方が文章書けてましたね

ところで、12年前の4月に書いていた最終回一群


一般的な最終回と言えば、光に向かって「さあ、行こう!」とか言って終わったり、ケンカばかりしている幼なじみが接吻なり性行為なりした後にやっぱりケンカばっかりして友達にアレがあの二人のラブラブの姿だヤレヤレとか言って終わったり、ラスボス倒したと思ったら次のボスがあらわれてオレは奴を探しに行くとか言って終わったり、家に居候していた美少女がサヨナラの手紙を残していなくなっていて飛行機の便に間に合わなくてサヨナラも言えないとか大泣きして1ヶ月したら急に美少女がノコノコ帰って来てまた居座ったりとか、

 

これら、どれも面白そうですけど(と言うか面白ったから印象に残っててリストに挙げたんでしょうけど)記憶に明確に残っているのは性行為した小説だけでした

神のみぞ知るセカイ/若木民喜

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

売れてるつったらこっちはかなり売れてるって話ですね。
一応あらすじ
・サンデーで連載を持つことになった
・予想以上に収入が少なかったが、編集者に「原稿料上げるので、アシとか増やしてクオリティあげてがんばって下さい」て言われたのでがんばった
・作品の質をあげたが、なぜか原稿料が据え置きだった
アコムとか目の前にあったので…
雷句誠がサンデー編集部を訴えた時に「ああ、やっぱりあそこは…」と妙な説得力を与えた
以上、作者の生い立ちでした。
作品のあらすじ
・少女の心のスキマに住み着く「駆け魂」と言う悪人の魂があった
駆け魂は、少女の心のスキマを埋めると捕獲できる
・心のスキマは、恋をしてキスでもすれば埋まる
駆け魂を集めるため、地獄から死神少女がやってきた
・少女はどんな女の子でも恋に落とせる「落とし神」が現世にいると聞いていた
・主人公である桂馬君は「落とし神」は、2Dの女の子にしか興味がなかった
いろいろ言い残したことはあるんですが、まあこのブログ読んでいる人ならだいたい読んでいるものとして語ります。
この漫画、ギャルゲよろしく毎回ヒロインがかわるんですが、主人公は「こういう展開はゲームでやったことがある」と女の子を励ましたり口説いたりして、心のスキマを埋めて行きます。
毎回変わるヒロインがスポーツ少女だったりツンデレお嬢様だったりしたんで、最初はサンデー読者の大きなお友達だけにちょっと売れてすぐ終わるんだろうなあ、せっかくおもしろいのにと思ってたんですが、予想は大きく外れかなり売れまくっているみたいです。
どうやら大きなお友達の他に、大きな女子達にも売れてるみたいなのです。
作品の展開から、現実の女の子もギャルゲーの女の子も一緒だと言っている様なモノなので、女子には評判悪いと思っていただけにこれは予想外でした。
つまりは、大きな女子達も心にスキマをかかえており桂馬君に埋めてほしいと言うことらしいのですが、これ本当にねらってやったとしたらたいしたもんです。
後、この漫画、じつは推理小説ばりの展開なので実はミステリーファンにも人気があるんじゃないかと邪推しているのですが、これは確認しようがないので邪推だけすることとします。終わり。

弱虫ペダル/渡辺航

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 1 (少年チャンピオン・コミックス)

今一番おもしろい漫画は何?と聞かれたらこれを答えるだろうねえ。
チャンピオンで連載してる自転車漫画なんですけど、ストーリーをざっと述べると
・友達のいないオタク少年がいた
・高校に入ったら、アニメ研究会に入部しようと思っていた
アニ研が廃部していたので、部員集めを始めた
ロードレーサーを目指すかっこいい兄ちゃんに、「自転車レースでお前が勝ったら入部してやる」と言われたので、がんばることにした
こんな感じですかね。
特に読者をイラつかせる設定がないので、かなりサクサク読めます。
主人公にもたらされた設定は以下の三つだけです。
・遊び相手がいないので、小学四年生の頃から毎日秋葉原に通っていた
・電車賃がもったいないので、自転車で通っていた
秋葉原から自宅までは往復40kmあった
普通ならそんなバカな思う設定ですが、自分も学生時代暇つぶしに自転車で結構な距離をブラブラしてたのでわかるのですが、あながち不可能な数字ではないとも思います。
つまり40kmって言う設定は、ギリギリ可能だと読者に思わせる絶妙、かつわかりやすい数字なんですよね。
ここでポイントなのが、自転車競技がマイナーすぎるので読者が展開を予想しづらいって事です。
素人が毎日40km往復していたってはプロを目指すあんちゃんにどの程度通用するのか、ってことですけどね。まあそれは読んでのお楽しみ。


スポーツ漫画ってのはもう何十年も続いているジャンルですが、野球にせよサッカーにせよある程度試合展開は確立されているんで、結構飽きられてるジャンルに部類されると思います。
そこでマイナーなスポーツこそねらい目になってくるんですが、そうすると知らんスポーツの漫画なんぞおもしろくねえてな感じで、読者を引きつけるのが難しくなります。
マイナースポーツの深みを語る才能があっても、初期段階で読者を引っ張り込めなかったら失敗するのは間違いないく、逆にうまくやればスラムダンクの様に社会現象まで発展させられるってんで、おもしろいジャンルであると思います。
そこでこの弱虫ペダルですが
自転車競技自体はマイナーであるものの、自転車そのものはメジャーである
・毎日40kmというギリギリ可能かと思われる設定
・友達のいないオタク少年が主人公
以上のポイントを押さえており、特にチャンピオンなんぞ読んでいるのはジャンプやマガジンが性に合わないアウトローばかりだろうから(偏見)、主人公が友達のいないオタクって設定は相性がよろしいかと思われます。
まあ結構売れているみたいですし、今後が楽しみですね

先月友人より「gaiaezさんのページはアンテナが便利だから(別につまらない日記を更新しなくても)価値がある」と暖かい言葉をいただいたので、嫌がらせに更新することとしました。
つぅわけで最近思った事を想像を絶するダラダラさ加減で書きます。

なんとビックリ、生きています。
さて、PCとモニター兼用液晶テレビとスピーカーとキーボードとマウス買って、もうやることがないので更新します。


そういや、コミケ出展記が2回分ぐらいたまっているんです。つまり、去年の夏冬と出展した事を伝えたかったんです。
結論から言うとあまり売れませんでした。まあ最初は当たり前ですけどね。もっと宣伝してりゃ変わってたかもしれませんが。
宣伝方法、即効性のある方法としてmixiで、と考えたんですがね、mixi死ぬほど嫌いなんですよね。理由はこんな風に1年半更新ほっぽらかせないからです。ええ。
体験者は語る、1週間更新さぼると矢のような催促が来る、と。おお恐い。


とまあそんな感じなんですが、最近は何事においても概ね後悔しています。
最近では上記の買った物がすぐに値が下がったりした時です。
今回は「値が下がるのは当たり前なんだから、自分の納得できる価格を設定して買えば後から後悔はしない」的な理論で望んだんですけど、これは間違いでした。
まあ後からのショックがでかいことでかいこと。買ってから1週間で1万円値が下がってた時は苦笑い1時間耐久でしたねえ。ええ。


というわけで、今回は新キーボードのテストを兼ねた更新でした。
いやあ、やっぱ良いキーボードだと文字を打つのが苦になりませんね。
いや、別に今までキーボードが苦で更新してなかったわけではないんですがね。
何か文章書きながら「この文章をアップする行為はいかなる行為なのか」について脳内論議がはじまって、なっかなか何も書けなかったんですよね。今まで。
とまあ、適当にダラダラ書いているわけなんですが、更新することによりその人が存在している事が明確になるってだけでも嬉しいもんで、嫌なら読まなければいいんじゃないか、って心境になったわけです。
というわけで、これからよろしくお願いします。

ハイペリオン/ダン・シモンズ

と言うわけで、海外小説。
昔から翻訳文ってのには昔から拒否反応があったので、ほとんど海外小説は読まなかったのですが、長門さんが読めってウルサイから読みました。(妄想)
真実、読まず嫌いするのもどうかと常日頃思っておりましたので、我慢して読みました。いやあ我慢した甲斐はあったです。
・内容
人類が惑星を次々を開拓し、人口1500億までふくれあがった28世紀。人類の未来までも管理するAI群「テクノコア」が唯一計算できない謎の遺跡「時間の墓標」に眠る破壊神「シュライク」を狙って、反連邦組織「アウスター」が動きだした。人類の存亡をかけた危機に、遺跡の謎を解くべく7人の巡礼者が時間の墓標を訪れる。
てな感じのスペースファンタジーです。
・構成
巡礼者達の過去の生い立ちを順番に語る事により、徐々に物語の世界観が明かされ、物語の謎が明らかになっていく。
と言った感じです。
・見所
とにかく壮大な世界観、魅力的な謎、エピソードのまとまりの良さが秀逸です。
個人的に好きなのは、第五部です。
内容は、汚いビルに事務所を構える女探偵の元に、元詩人のサイブリッド(対有機生命体ヒューマノイド・インターフェースみたいなモン)が依頼に訪れる。
その内容は「自分を殺した犯人を探してくれ」だった…
つまりは、スペースファンタジーハードボイルドラブロマンスミステリーです。いやあ、いいですね、このごちゃ混ぜ感。


世界観に引き込まれた後はすんなり読めました。すんなり読んだ割りには、1ヶ月半かかりましたが。
全体の感想は、ハイペリオンの没落を読んだ後にします。レーター、アリゲーター、ホワイル、クロコダイル。