令和6年3月15日(金)まで企画提案書の受付を予定していた3次元点群データ活用基盤整備業務委託に係る企画提案(公募型プロポーザル)については、本日付けで募集を中止いたします。(令和6年3月13日)
うーん、これが順調に進んでいたら山梨県のCS立体図が公開されたりしたんだろうか?
まあ、いずれ再募集されるんだろうけど。
CS立体図で丹波山の柴金遺構が見たいな~
先日の積雪が今日の雨で一気にとけているようで、どこの川も増水中。
でも砂金が流れ出すにはまだまだ・・・な感じ~
「六厩村金山糶流所図面」には「ミノ谷」対岸の山に「ミダハゲ」と記入されていて『続日本鉱山史の研究』「近世、飛騨の金山について」でも金山の位置と関係付けて記述されている。
ハゲは崩落崖地の意味だそうで・・・金鉱床を゛見出した”ハゲだろうか?(別名のあみだはげ/あみたびら だと???になるが)
絵図が明治初頭のものなので江戸時代には名前のあった地形だろう。では現在は?
一昨年、千軒平の南側テラス群に上った際にも崩落地形は確認できて
夏場はともかく現在でも確認できる地形(写真中央の茶色部分)だ。
昔はもっとはっきり見えていたようで、国土地理院1974-1978の航空写真を見ると・・・
赤点の部分から崩落が始まっていることが確認できる。
更に、CS立体図の地形と重ねると・・・
どこも坑口の直下から土砂が流出、つまりズリが谷の斜面を埋めていることが想像できる。
「六厩村金山糶流(せりながし)所図面」には千軒平の地名や家、桐ヶ洞(桐ノ洞?)には鋪の印が・・・
これらの位置関係やこれまでの調査から地形図に書き込みをしてみると・・・
桐ヶ洞(桐ノ洞)に相当しそうな谷は地形図上では一つしかない。この谷のすぐ北あたりに鋪(坑道)がある?CS立体図ではちょっと分からないなあ・・・
中ノ沢(月ノ沢?)沿いにも柴金(糶場所)が描かれている。この沢は先年、大湧金山を目指した時の入口の沢に相当する。急傾斜の沢なのでとても柴金が掘れるとは思えないが、大湧金山採鉱域の一部、中ノ沢につながる沢の上部には柴金遺構と思われる場所があった。絵図がデフォルメされていることを考えれば、その遺構が絵図の糶場所に相当するのかもしれない。
千軒平のテラス群、南側(約4000m^2)は一昨年訪問済みだが、今回改めてCS立体図を見ると・・・
北側にもテラス群(約6000m^2)が見える。絵図に描かれているのがどちらかまでは判断つかないが。
来月は北側テラス群の現地調査と桐ヶ洞の坑口探索できるかな~?