粟野と青野原

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金山に関わっていそうな白川門徒の追跡調査。 荘川地区と清見地区の寺の住職が16世紀後半に凶作で美濃国粟野(青野原)へ避難したと伝わっている。同じ粟野へ避難したのは偶然か?それとも親戚などを頼ってか?

美濃国粟野(青野原)はどこなのか?と調べてみると、数ヶ所あって・・・

岐阜市粟野

・関市富之保粟野

大垣市青野

うーん、どうやって絞り込みをするかなあ?

片野金山の石臼

昨日、片野金山から降りた後、集落で石臼探しをしてみた。

民家の石垣で1つ発見。半割れだが直径30センチと小さいもので、厚さ10センチで黒川型柄穴式。飛騨の石臼に多い上部が窪んでいるタイプだ。

もっとあったらしいが、庭の水路造りに組み込まれているらしい。

 

もう1つは・・・六厩でもあったがお墓に置かれていた。

整った円形の直径50、厚み10センチの柄穴式だが、珍しいことに定形型らしい(供給孔内部に少しだけおかしな軸痕様のものはあるが)。

これも上面が少しだけ窪ませてある。

 

10年ぶりの片野金山

片野に行ったのはいつだったか?

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約10年ぶりの片野金山探索~柴金遺構をメインに~ということで行ってきた。

CS立体図で見える柴金遺構は林道入口からそれほど遠くない、植林地を下っていったらあっさり到達。

お~、これはわかりやすい柴金遺構だ~ 川沿いの断崖上に幅10m、長さ100mくらいの分布。なぜか新潟県・関川の柴金遺構とそっくりな印象を受ける。不思議な感じ。

実は対岸にもっと大きな遺構があるので川に降りて、裸足でジャブジャブ・・・冷た痛い~まだ雪解け水が入る川はキンキンに冷えていて徒渉断念。10mもないのだが・・・

その後CS立体図で遺構を判別できない上流部へ。やはり何ヵ所も遺構がある。

ちょうど遺構の溝に残雪があって水路跡だとわかる写真。

 

以前に案内してもらった増谷とワサビ谷の坑道があるという場所は、どちらもあと数百m手前で林道通行が困難で到達できず。無理すれば行かれなくはなかったが再チャレンジだな。