ふりだしに戻る

 
思ふところあつて、元々のblogに戻ることにした。
こちらに書いたことは(めんどくさいので)そのまま残しておくつもり。
またこちらに戻つてきたくなるかもしれないしね。
 
はてなにしたのは、キーワードリンクがおもしろさうだつたから。
自分でhtmlを書いてゐたころは、手動でキーワードリンクに近いものを作つてゐたくらゐだから。
 
ただ、どうも、自分の日記にはあまりキーワードリンクがはられない気がする。その傾向はだんだん強くなつてゐる。
 
そんなわけで、戻ることにした次第。

2011最初の完成

 
一月一日にLazy Day Lace Shawlを編みはじめた。で、できたのが今日。
 
Lazy Day Lace Shawl
 
もつと早くできるかと思つてゐたが、年明けてしばらくは年賀状に追はれてゐたことと、今年は年末年始の休みが少なかつたことで時間がかかつてしまつたものと思はれる。
休みが少なかつて、えうは休みの前後に土日がなかつたつてことだけどね。つまり、これが普通といふことか。
 
この糸は去年の正月ごろ注文したものらしい。Jade Sapphire Soxといふ、毛が約六割、カシミヤが約二割、ナイロンが約一割の毛糸である。
思つたよりもdullな色合ひだつたため、普通にくつ下を編むつもりでゐたが、気が変はつた。
最初は、三角部分を前にしてマフラのやうに使ふつもりだつたけれども、案外大きくできあがつた。これならショールとして使つてもよささう。
 
斜めの集中線のやうな模様が気に入つて編みはじめた。毎奇数段に模様編みが入り、偶数段はほぼ裏メリヤス編みといふあたりも時間のかかつた要因か。裏メリヤス編みはだいぶ早く編めるやうになつてきたんだけどねー。
 
今年は手持ちの糸で編むことにしてゐる。
手持ちの糸にはかうしたいはゆるくつ下毛糸が多い。くつ下も編むけど、かういふショールといふか小さめのショールも編みたいと思つてゐる。
 
次はこの期に及んで購入した「Sock Innovation (asin:1596681098)」からMiloを編む予定。
つてもう編み初めてゐるんだがね。

現況

 
一応新年を迎へた日から編んではゐる。
くつ下毛糸でちいさい三角ショール。
以前も書いたけど、ドラゴンボールを見てゐるとチチの肩にかかつてゐる三角ショールが気になる。
ごくちいさいもので、結構薄手に見える。チチの動きにあはせて、ふはふはゆれる。
いい。
いいぢやあないか。
 
どうも昔からマントとか背中でひらひらするものに弱いらしい。
 
あと、先月は後半ずつとタティングレースのモチーフを作つてゐたので、年も改まつたことだし気晴らしに、とはじめてしまつたのだつた。
 
まだ完成にはほど遠い。ちいさいものだけれども、時間がかかるなあ。編むのが遅いからか。裏はほとんど裏目だからか。
 
できあがつたら、三角の部分を前にして使ふ予定。なんだらう、カウボーイのやうな感じつてんだらうか。
 
んで、作つてゐたモチーフはこんな感じになつた。
 
New Year Cards 2011
 
心が曲がつてゐる人の字は曲がるらしいね。
こどものころからよく云はれてたよ。

今年の予定

 
去年、といつても先月のことだが、かせの状態の毛糸を探してゐて、軽く絶望してしまつた。
 
なんて無計画に糸を買つてしまつたのだらうか。
 
そんなの今更なんだけれども、ほんたうに途方にくれてしまつたのだつた。
一応、取り出せば「これはあれを編むつもりで買つた糸」「あれはそれを編むつもりで買つた毛」と、おほよそのことはわかるのだが、たまに「……ヲレは一体なにを考へてこんな糸を買つてしまつたのか」と悩むものもある。
 
世の中のあみものweblogなんぞを読むと、かういふ状態はさしてめづらしいものではなささうだ。どちらかといふと、「ありがち」なことのやうである。
 
だからといつて、これを見過ごしてゐてはいけないだらう。
新年を迎へるにあたり、なんだかそんな心持ちになつた。
 
とりあへず、今年はあまり毛や毛糸を増やさないやうにしやう。
手持ちの毛糸から編むやうにしやう。
それには、あまり編物の本などに目を通さないことだ。
 
今のところ編みたいのは羽織りものとかくつ下とかだ。
とくに編み込みのくつ下を編みたいと思つてゐる。
今この瞬間に履いてゐて、とてもあたたかいからだ。
 
羽織りものもくつ下も、手持ちの毛糸でいくらでも編める。
 
あと、今年は特にこれといつたスポーツイヴェントはないはずなので、さういふ催しものにも参加しないやうにする。あ、ツール・ド・フランスものには参加するかなあ……。する方向で予定を立てやう。うむ。
 
25 Motifs Challenge には前々から参加したいと思つてゐるんだが、これは今年も見送りかなあ。まあ、この休みの間にもう少し考へてみるか。
 
こんなことを書きつつ、また毛や毛糸を増やしてゐるに三千カノッサなのであつた。とほほ。

編まぬつもりだつたものを編んでみる

 
膝掛けを編むことはないと思つてゐた。
膝から落ちやすいといふのがその理由だつた。
おなじ編むならスカートを編んだ方が防寒にはいいんぢやないか。
さうも思つてゐた。
 
「おしゃれ時間。の手編み(asin:4391630648)」を見てゐたら、ガーター編みの膝掛けが掲載されてゐて、「編みたい」と思つた。
最初はダイヤタスマニアンメリノで編むつもりだつたが、店頭で見たところ、どうも色合ひが鈍い。プリンセスアニーを見たら、かぼちや色とcheautrueseとでも呼びたいやうな明るい黄緑色の毛糸が並んでゐて、これで編むことにした。
 
ガーター編みだからかんたんか、といふと、途中で裏目に変はるので、かなり時間がかかつた。毛糸自体もヴェストと同じくらゐの量を消費した。
「……完成しないかも」と思つたことも一度ならず。
 
しかしまあ、編んでゐればいつかは仕上がるわけだ。
 
Blanket
 
失敗した点は、色選び。毛糸同士で見てゐるときれいなのだが、ガーター編み二段づつをはなれたところから見ると、なんともdullな色合ひになる。せめてもう少し幅がほしいところだ。
 
実際に使つてみると、これがなんともいい。ガーター編みなのでちよつと厚みがあるとはいへ、一枚布があるだけなのに、あるとないとは大違ひだ。
対角線で半分に折つて肩に羽織ると、これがまたあたたかい。折ることで層ができるからだらう。手触りもふかふかして気持ちいい。
 
いやー、編んでみるものだねー。
 
といふわけで、次なる膝掛けを、と野望に燃える新年なのであつた。

似合はない

 
先日、友人に「毛糸のこものノート(asin:452904873X)」を見せてもらつた。この本に出てゐる手袋がいい、といふ。
かぎ針編みで、輪ではなく、甲と掌と別々に平に編んでゆく。親指から小指に向かつて、またはその逆に編み進む。
ふむん。
 
輪に編んだ方が、そして、棒針編みにした方が伸縮性もあるし、指を一本ずつ編むので長さの調整はしやすいのではないかと思つたが、かぎ針編みはなんといつても目を落としたりしてもリカヴァリが簡単だ。ほどく時も拾ひ目とかあんまし考へなくていい。
 
といふわけで、実際に編んでみた。
 
No.25 手袋
 
思つたよりも大変だつた。
まづ、本に載つてる目数を数へるのが大変。
書いてある目数同士を足したり引いたりする必要がある。一度やつたら慣れたけど、まああんまし親切とはいへないかな。
 
また、引き抜き編みに苦労した。
引き抜き編み自体はいいのだが、そこにこま編みを編み付けることになつてゐるんだけれども、引き抜き編みがきつすぎて、針が入らないといふ事態に陥つた。結局一度全部ほどいて編みなほした。
 
また、思つたよりも長さの調整がむづかしい。
最初、長過ぎるかと思つた指の部分が、甲と掌と合はせてみたら縮んだ。
さらに、編んでいくとかういふ風に指がくるくると丸まるので、長さを確認しづらいといふこともあつた。
 
No.25 手袋
 
ただ、甲と掌と合はせてみたら、思つたより伸縮性があつた。
かういふ編地が横になる場合は、すこしきつめに編むのが吉らしいのだが、ゆるめに編んだのがよかつたのかも。
ぼつてりした手にはめてもきついといふ感じがしない。
 
使用糸はオリムパスのフィオーレ。色番は1(ベージュ)と3(臙脂)。
本ではベージュと茶色で、こちらもシックでいいのだが、ベージュが濃い色なので臙脂色をあはせてみた。
この糸はシルク混のせゐかはたまた化繊混のせゐか、ちよつと光沢がある。そこがシックな色と相まつていい感じだ。
同じ色でベレー帽とマフラを編みたい感じ。
 
使用針は5/0。本では4/0になつてゐるが、かぎ針編みの時は手がきつくなりがちなので、一号あげてみた。正解だつたと思ふ。
 
それにしても。
手袋にしてもミトンにしても、すらりとした手の人でないとやうすが悪いやね。

この暑いのに

 
マフラを編んだ。
Lacy Baktusである。
 
Lacy Baktus
 
Baktusにしなかつた理由は、毛糸が二玉しかなかつたため。ある程度の長さがほしかつたので、かけ目とかあつた方がいいかなつて。まあ、そんな感じである。
ほんとはBaktusにしてリヴェンジしたい、といふ気持ちはある。実は以前Baktusを編んだのだが、なぜか減らし目側の方が短くなるといふ失態を演じてゐるからだ。それはそれでAsymmetric Baktusと称して使つてゐるけどね。
 
糸はニッケビクターのソルファ。色番は418番。編みやすかつたし、編地もやはらかくていい感じだ。
編地がやはらかいのは、9号針で編んだせゐかも。ソルファは6号か7号で編むのが普通だが、ガーター編みだし、「レース」だから、ちよつと太めの針で編んだ方がいいかな、と、思つたのだつた。
 
Lacy Baktus
 
編んでた期間は10/3-10/11。何もする気がしないが、何かしなければ、といふので編みはじめた。
四段に一度増減目があつて、八段に一度かけ目と二目一度がある。
これ、うつかりすると忘れちやふんだよねえ。
編み進むと、だいたい見て次は増し目だな、とか、次はかけ目の段だな、とわかるんだけど、最初のうちは一生懸命数へながら編んでゐた。
慣れてきてからも、うつかりすると忘れがち。
easy knitと人は云ふ。我さうは思はず、といつたところか。
 
しかし、まだまだ暑いねえ。
上に書いたとほり、編地もやはらかくて気持ちいいし、早く使ひたいんだが。
いつになつた使へるだらうか。