朝日新聞を始めマスコミが厳しいのは公的な敵が消えたことですね。唯一自民党が叩けるので叩いている。しかし政党支持率はあまり代わらない。
大きな敵が消えた世界で英雄は何をするのか
マスの消滅
テレビがオワコンになったのは大きなマーケットが消えたことである。
大昔のテレビはファミリー向けだった。もちろんマーケットが最大だったからである。
この時の英雄は萩本欽一である。視聴率100%男と言われた。視聴率30%越えの番組を3つ持つと100%になる。実際にそのくらい持っていた。
萩本欽一 - Wikipedia
細分化
次のターンが細分化である。
島田紳助がお笑いで見つけたマーケットである。どこで誰に受けるかを洗練させていった。島田紳助は若い男性向けに特化していった。もちろん売れるためには女性票が必要である。理由は売れるきっかけは女性が握っている。それをテコにテレビに出て男性の視聴者を獲得していく。実際に天下を取った。
細分化の細分化
さらに今はもっと細分化している。
100万人は多いか少ないかでマーケット感覚が足せされる。youtubeでは大きいがテレビの世界では視聴率換算で1%くらいである。これは時間帯にもよるが打ち切りの水準である。
「視聴率1%は何人?」 ビデオリサーチが解説 視聴率基本の『キ』|VR Digest plus メディアとビジネスのミライを見つめる。 | ビデオリサーチ
かつて小室哲哉がもうヒットは無いと言っていた意味は、マーケットの消失である。一〇〇万枚連発から1万の束がいくつかである(ヒットはある。大ヒットは無い)。
ただし鬼滅の刃や大谷翔平は巨大な金が一カ所に集まる現象は意味が違う。90年代の歌謡曲市場(JPOP)は勝者総取りではなかった。
叩いて良い敵が消えた
フクシマの原発を叩くことは正義だがそこにも人が住んでいる。つまり福島県民も含めて叩いているのである。叩いている側は権力側、すなわち自民党や東電を叩いているのだが叩くために棍棒にされた人には関心がなり。
一時公務員叩きが流行ったがそれは叩いてよい存在がそのくらいしか残ってないからである。ずっと前だと土建屋さん。
風評加害~道具が怒った~
それが不評加害と言われてびっくりしている。誰も後ろからついてきていない。後ろから物が飛んできている。この人たちを敵認定(自民党のネットサポーター?)して安心している。
テレビは恐竜で恐竜を支える餌がなくなったのが2010年以降の日本である。
そして野党の戦略に移る。
最大公約数的な敵がかつてはあった。自民党だったり公務員(行政)だったり。