インファナル・アフェア

インファナル・アフェア

一人はマフィアの幹部、実は潜入捜査官。
一人はエリート警察官、実はマフィア。
交錯する2人の運命。


久しぶりに見た映画はコレ、『インファナル・アフェア』です。
香港映画って言うとジャッキー・チェンのイメージしかなかったけど、この映画でそのイメージはひっくり返ったw
スリリングでスピード感のあるストーリー。迫真の演技。
この映画めっちゃいいですよ!!


マフィアのラウは、ボスの指示で香港警察に入る。
一方、ヤンは才能を見込まれてマフィアへ潜入する。
10年後、ラウは警察内で出世し、ヤンもマフィアの幹部となっていた。
そしてある取引で、お互い、自分の組織にも内通者が潜んでいることに気付き、ヤンとラウは内通者を探すよう命じられたのだった。
取引で、内通者が自分の本当の味方にイニシアチブを握らせるための情報戦は見事。
そして内通者を見つける為、接近する二人。
アジア映画の最高傑作。


トニー・レオン演じるヤンは、警察官でありながらマフィアの世界に身を置き、精神をすり減らしている。
アンディ・ラウ演じるラウも、マフィアでありながら警察官として順調に出世し、今の安定した暮らしを失いたくないと思い始める。
2人の境遇自体は対照的だけど、両者とも愛する人や友人達を騙しながら生きる姿は共通している。
そんな両者の葛藤を演じきった二人の俳優の凄さ。
そしてそんな二人の周りを固める俳優陣の演技も素晴らしく、この激しくも悲しいストーリーを表現しきってると思う。
気が付けば、安っぽい演出や、しらける展開もない素晴らしいストーリーに引き込まれてました。


香港映画の底力を見たような気がします。
ハリウッドで、ブラピ主演でリメイクされるらしいけど、オリジナルには勝てないだろうなぁ…。
3部作なので次はⅡを見よう。
久々に映画を見るのがこんなに楽しみ。

タイタンズを忘れない

タイタンズを忘れない

アメリカが最も愛した友情が、ここにある。
人種を越え、貫き通す友情。
それは何物も壊すことはできない。


つーわけで今回は『タイタンズを忘れない』です。
実はこの映画、製作はディズニーなんですけど、全然そんな感じはなく、心に残るとってもいい作品です。
個人的に、この映画はMy Mavotite Movieですね。
今まで見た中でこれほど心に残ってる映画はないですよ。
超オススメ。騙されたと思って見てみましょう。


1971年のバージニア州、人種差別撤廃政策で統合されることになった白人と黒人の高校、そしてそれぞれのフットボール・チーム。
人種差別撤廃を唱えながらも、お互いを理解しあうことが出来ず、衝突しあうチームメイト。
それでも共にプレーしてゆく中で、友情が芽生え、チームは多くの試合に勝利してゆく。
初めはお互い衝突しあっていた街の人々も、そんなタイタンズを見て一つになってゆく。
フットボールを通してチーム全員が心を通わせ、いつしか町の人々も一丸となってタイタンズを応援する。
実話をもとにした友情と青春のスポーツ感動作品。


日本人である僕には、人種差別がどんなに酷かったのか、本当の意味で理解することはできないと思う。
でも乗り越えられない壁じゃない。
この映画を見て、少し考えさせられたような気がする。
人種差別とは何か、友情とは何か…。
人種差別という重いテーマを扱ったにもかかわらず、重い映画にならず、見た後には爽快感と感動があふれてきます。
実話だからこそ描けたヒューマンドラマ。
心からよかったと思える映画です。


見て損はしません。見ろ!!!!

シザーハンズ

シザーハンズ

この手は何のためにあるのだろう。
物を掴むため?手を繋ぐため?誰かを愛すため?
汚れを知らない、優しいエドワード。


というわけで、今回はジョニ・デップ主演の『シザーハンズ』でございます。
これを見たキッカケというと…学園祭の候補に挙がってて、やたら女子がプッシュしてたから見てみようかなぁと思ったぐらいでw
これ、ジョニー・デップって言われなきゃ分かんないよw


エドワードは年老いた発明家によって生み出された人間で、両手がハサミだった。
化粧品の訪問セールスをしているペグに連れられ、彼女の家族と共に生活を始めるエドワードだったが、ペグの娘のキムを日に日に好きになっていく。
そしてある事件から、それまで優しくしてくれていた近所の人々の態度も一変していく…。


手がハサミだから、傷つけてしまうから人を愛することが出来ない。愛されることもできない。
手がハサミだという理由だけで、勘違いされ、傷つけられるエドワード。
物語序盤の明るいイメージとは一転して、後半はとてもシリアスでした。
感動してじゃなくて、悲しくて涙が出た。
久々に心に残る映画を見たような気がする…。


ジョニー・デップの名演技も必見です。

エターナル・サンシャイン

エターナル・サンシャイン

「こんなに辛い思いをするなら、出会わなければよかった。」
そう思った事はありませんか?
「恋が終わった時の、胸の痛みや辛さ、それを全て消してしまえたらいいのに。」
そう感じた事はありませんか?


そんなわけで勝手に夏休み映画レビュー、第三作目でございます。
この映画を見ようとか思ったのはただの気まぐれでした。あと少しの邪な気持ち。
でも、そんな気持ちを忘れさせてくれるぐらい、この映画はよかった。


主人公のジョエルは、自分と正反対の性格を持つクレメンスと恋に落ちる。
ジョエルはいつものようにクレメンスと喧嘩をした翌日、彼女が自分との記憶を消してしまったことを知り、ショックを受ける。
そして彼自身も、彼女との記憶を消すことを決意する。
しかし記憶消去処置の最中、彼はクレメンスと過ごした日々がどんなに楽しく、素晴らしいものだったのかを思い出す。
『もういい 中止してくれ!!』心の中で彼は叫ぶが、記憶は消されていく。
愛し合った二人の時間はすべて消えてしまうのか…。


人間、忘れたい記憶ってたくさんあると思う。
でも、それがいくらツライ事であっても、忘れることが最善の方法だとは限らないんだよね。
忘れたいほどツライ過去であっても、それは自分自身に繋がっていくんだと。
ツライ事から逃げるだけじゃダメなんですよね。
この映画、ストーリーの筋が複雑で、一回見ただけじゃ分かりにくいと思う。
二回三回と見て、伏線に気付いたとき、本当の感動が味わえるのかも。
自分もあとでもう一回見直してみよう。


相手を忘れても、忘れてもその相手を愛してしまう。
記憶なんかなくとも、運命の相手であるなら、きっとまた好きになる。
2人は恋に落ちる。

TRICK -劇場版-

TRICK -劇場版-

夏休み映画レビュー、第二作目!!
TRICKです。面白いらしいんで劇場版の2も見に行きたい…。


ドラマ版は見たこと無いから分からないんだけど、これだけは言える。
面 白 い ! !
真面目に作ろうと思えば、クソ真面目なストーリーにもできるのに、あえてネタ路線に走っていく。
これがTRICKなんですね、ウケたw
随所に挟む小ネタとか面白かったです。
ひさしぶりに邦画で面白いと思ったなぁ。


上田の、銅像の亀の頭を持って「亀の頭か……太い…」のセリフだったりとか。
矢部のモザイクだったり、毒と苺を読み間違えたり、3人の神との対決とか。
挙げればキリがないですよ。


とりあえず見れば面白さにハマるかも。


アイタイ
イマカラ
シスラナ
テ ハイ

g@me.

g@me

夏休み映画レビュー、記念すべき第一作目です!!
原作を読まずに映画を見たのって久しぶりな気も…。
原作→映画だとガッカリさせられてばっかりなので、今回は読まずに。
感想としては、原作読まなくて正解だったかな。


仕事、恋愛、人生のあらゆるゲームの勝者であった佐久間。
しかし佐久間は手がけていたビックプロジェクトを取引先の副社長の葛城によって覆され、人生最大の屈辱を味わう。
そしてその娘である樹理と出会い、狂言誘拐をすることになる。
葛城を相手にするのは『誘拐』という名のゲーム。
勝つ(身代金を得る)か負ける(捕まる)かのゲーム。
「俺は、ゲームにはいささか自信があるんだよ…。」


狂言誘拐を成功させるために策を練り、身代金を受け取るために相手との心理戦、頭脳戦を繰り広げ、二転三転する物語。
これぞ東野圭吾。ストーリーには文句なしです。
でもこれも映画の定めなのか、佐久間と樹理の恋愛描写が少なすぎて「もう?」って感じだったり、身代金受け渡しあたりのテンポがちょっと悪かったり。
まぁこれは2時間じゃ表現しきれないんだろうな。
さいごのどんでん返しまくりなところは凄かった。
是非おどろいてくださいw


そういうわけで、今回はこれから原作を読んでみることにします。