名古屋ミネラルショーにミネラルマーケット実行委員会名義で出展します。

毎年恒例、暑い名古屋ショーです。夏休み最後の土日は名古屋・吹上ホールで鉱物三昧。


■名古屋ミネラルショー
日時 2010年8月28日(土) 10:00〜18:00
        29日(日) 10:00〜16:30
場所 名古屋中小企業振興会館(吹上ホール) 2F
※会場にて益富地学会館鉱物鑑定士試験5級・6級・7級・8級実施
※※入場無料
http://www.nagoyamineral.com/


中部地方で最大の鉱物化石ショーです。
内外の業者が出展します。アマチュアの出展の層が厚いのがこのショーの特色ですね。
よろしくお願いします。
  

さくしゃさんことkihirohitoさんたちの最近の活動

DVD初回特典のソワカちゃんストラップを携帯につけているのですが、学生さんに「ゴールデンエッグの初音ミクですか?」とか尋ねられている伊藤です。数か月ぶりのブログ更新がこれです。


先日のボーマス……っていうんですか? ボーカロイドオンリー即売会的な何かで発売された二枚のCDを紹介します。地下102階『ヰタ・サブテラネウス』と、kihirohito『非Q』です。
(たぶん)微妙に制作の黒幕的にかかわったと思われるソワカちゃん上級信徒の id:leibniz こと monadoさんからご恵投いただきました。


   



『ヰタ・サブテラネウス』『非Q』ともに、通販でご購入いただけます。
 『ヰタ・サブテラネウス』http://item.rakuten.co.jp/kaimonoz/enban02/
 『非Q』 http://item.rakuten.co.jp/kaimonoz/enban01/


さらに明日(というかもう今日ですね)のコミックマーケット78にて、サークル「瀬々屋」で委託販売されます(東 A−81b)。比類なきトラウマテクノポップバンド、アーバンギャルドとのコラボレーション盤、『ソワカちゃんアーバンギャルド』(まんまや……)と一緒の販売だとのこと。


ソワカちゃんアーバンギャルド』についてはこちら↓を参照してください
http://urbangarde.net/sowaka/




で、気になる楽曲のほうですが、
『非Q』は、ニコニコ動画で発表されたボカロ使用楽曲のセルフリメイク(使用ボ―カロイドが違っていたりします。レン使用の『万引女』や、歌愛ユキ使用の『愛される犬』あたりが良)、『ヰタ・サブテラネウス』は、バンド「地下102階」による唄と演奏となっております。CDの帯文はなんとサブカル裏番長・宇田川岳夫さん。
サンプルはこちら。


地下102階『妄想神学プリンキピア』



正直な話、kihirohitoさんの楽曲の魅力はボーカロイドの無機的な声との相性に宿っていると思っていましたので、実は「地下102階」にはあまり期待してなかったのです。ソワクラの皆さんのイベント的な企画かなーと。


で、一回聴いたときには、ふーん、思ったよりがんばってるじゃん、みたいな不遜な感想だけだったのですが、何回か聴いてるうちに、歌詞の魔術的衒学的魅力にだんだんとらわれていったのでした。人力の「歌」や「演奏」が言葉に何やらを宿らせているのですね。これはぬかった、という感じです。あと逆にボ―カロイドは苦手だけど、ニューウェーヴとか80年代テイストのアングラっぽいのが好きなひとは、こちらから入るといいかもしれません。

景気とか日本の先行きとか考えると暗くなりがちので、思い切りのよい妄想という対処法を考えてみたよ。



ずばり言います。
五年から十年先、南房総御前崎沖で油田が発見される。
推定埋蔵量は日本の石油消費量の約600年分。
しかも世界的に稀な高品質の軽質油で、原油をそのまま原付に入れても走るというもの。


いきなり日本は産油国です。


まー政治的な配慮などあるのですぐにフル生産に入ることはできないものの、南房総から袖ヶ浦あたりの製油所までパイプラインを通し、原油だけでなくプラスチックなど石油製品の一貫生産体制ができる。
結果、ガソリン1リットル4〜5円になり、合成樹脂や有機材料などの高品質な日本産素材を格安で輸出。
もーこれで構造的な不況も超高齢化もぜんぶチャラになり、これまでされてきた議論や施策が一気に吹っ飛ぶ勢いですよ。
ベーシックインカム一人一月20万円という大盤ぶるまい。ついでに消費税も廃止。


当然消費も増え、内需型の好景気に見舞われます。
もーバブルがもっぺん来たような大さわぎ。
ドバイで頓挫したような頭のおかしな建築(ぐりぐり回る超超高層ビルとか)が次々と建てられ、バブル崩壊で中断した計画も方々で再開。
たとえば、丸の内線を北裏まで延長するとかw


この油田は、南房総市大深度地下(地下3000メートル強)で発見されたものです。
石油の成因をめぐる議論に新しい知見を付け加えるような、つまりいままでの常識とはかけはなれたもの。
プレートの収束帯の付加体(新生代第三紀)の堆積岩中で低分子の炭化水素(メタンなど)と水があれこれして石油に変わったと考えられ、地球化学的なリサーチとセンシングの賜物と宣伝されましたが、そうした理屈は実のところ後づけで、偶然の発見が端緒だったりします。
とはいえ、南房総での観察を元に探査をした結果、若干規模は小さいものの御前崎沖の海底でもう一箇所見つかることとなったのです。(゚Д゚)ウマー




……なんか、マッチ売りの少女がマッチをつけている間だけ暖かい家庭を夢見てるみたいなノリになってきたような気もしますが。
こうあれこれ考えてみると、いまの状況から外挿して、暗い未来を考えるほうがよほど簡単に細かく想像することができることに気づきます。
どうも、「明るい未来」というか、幸福で満ち足りた世界のほうが想像しづらい。
天から突然降ってきたような幸運で日本が金満国になる、という想定をしてみても、そこから先がちっとも思いつかない。とくに、人々のくらしの変化が。
というよりも、ここはこんなになるだろう、ああなるだろう、とディテールの設定を考える楽しさが思いのほかないのです。


もしかすると、人は(と、いきなり話を一般化しますが)不幸せな想像をするほうが幸せな想像をするよりも得意なのかもしれません。


地学的な設定を妙にもっともらしくした*1ので、もしかすると早とちりして信じるひとがいるかもしれませんが、ネタですからね。
本気で言ってるわけない。いまの日本は1970年代のイギリスに似てるという話がありますが、そういえばイギリスは北海油田を当てて産油国になったんだよなと。そこからの発想であります。

東京都青少年健全育成条例案に対する東京工芸大学マンガ学科教員一同の意見書

東京工芸大学芸術学部マンガ学科の教員一同による意見書です。
今回の東京都青少年健全育成条例案は、あまりにも適用範囲が広く、妥当性を欠くものと考えています。
今朝の朝日新聞によれば、継続審議の方向になりそうなのですが、もとより、都民や関係者の意見を聞く暇を与えず拙速に決めてしまおうという姿勢が都の内部にあり、そのやり方にも強い不信感を持っています。
継続審議になる方向と伝えられていますが、決して廃案になったわけではなく、今後もしっかりと意見を表明し、都議や国会議員に働きかけていく必要があるでしょう。


以下、とりあえずこの個人ブログにて意見書の文面を公開します。
(ブログでの先行公開については、学科内でオーソライズされています)



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「東京都青少年健全育成条例改正案」に対する意見書


私たち東京工芸大学芸術学部マンガ学科教員一同は、マンガに関する専門教育と学問的研究という立場から、現在東京都において検討されている「東京都青少年健全育成条例改正案」について、強く懸念の意を表明します。今回の改正案の施行が、将来にわたってマンガ表現ならびに日本の文化全般を大きく損なう危険を有すると考えられるためです。
今回の改正案に関して、私たちが問題とするのは以下の点です。


1)「非実在青少年」という概念が指し示す対象が「描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と、きわめて曖昧かつ恣意的な運用が可能なものであること。創作物における登場人物の見かけの年齢は絵柄や作風にも左右され、年齢不詳の場合が多く、過剰反応を引き起こし、表現の自由を侵害するおそれが大きいと言える。また、現実に存在する児童・青少年の保護、健全育成に資する目的が見失われていると考えられる。


2)現行の青少年健全育成条例などにおいて、すでに表現規制はなされており、一定の秩序と成果が得られていること。屋上屋を架す新条例の必要はないと考えられる。


3)東京都青少年問題協議会の議事録、パブリックコメントの取り扱いなどを見るかぎり、当事者である関係者などの意見や、明確なエビデンスを取り入れた議論が十分になされたとは言えず、拙速に進められていること。これは、都政一般への不信を強く引き起こすものである。


4)日本の出版社等の事業者は東京に集中しており、マンガ、アニメに関するイベント等も多く東京で行われている。本改正案は東京都だけの問題ではなく、国内全体の表現に影響を及ぼす問題であり、憲法の保証する表現の自由を大きく侵害するものである。


東京工芸大学マンガ学科教員一同は、児童に対する性的虐待や性犯罪の根絶に反対するものではありませんが、本条例案はそれに資するものではないとの見解から、ここに本意見書を提出する次第です。
2010年3月15日


東京工芸大学 芸術学部 マンガ学科 
 主任教授 菊池 優 
   教授 畑中 純 
  准教授 細萱 敦 
  准教授 関口 尚 
  准教授 よしまさこ
  准教授 伊藤 剛 
   講師 木寺良一
   講師 伊勢洋平

なんと二ヶ月以上ぶりの更新であります。軸足をツイッターに移してしまったので……。
もっとも、ある程度まとまった分量で書きたいことはブログで、と思っているのですが、すると今度はまるで仕事のように自分内での敷居が高くなってしまうという。それはそれでよくないのですが。
ツイッターはこちら→http://twitter.com/goito



新年あけましておめでとうございます。

2010年代の幕開けであります。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
年度明けからですが、大学准教授二年目となります。
旧年中以上に責任も増え、ますます忙しくなると思われますが、幸い持病も快方に向かっており、なんとかがんばってこなしていければと思っています。


これまでの活動は、たくさんの方々のご支援をいただいた上に成り立ってきたものであります。
本当に感謝してもし足りないところですが、今後ともご鞭撻いただければ幸いと存じます。

桑沢デザイン研究所・キャラクターメディア研究ゼミの同人誌のお知らせ

goito-mineral2009-12-25

今年も出ます! コミケ77。
森川嘉一郎さんをヘッドに続けている桑沢キャラクターメディア研究ゼミ「有志」の同人誌であります。
今年のテーマは「痛いDEATH」、だそうです。
表紙が妙に仏くさいですが、とりあえずソワカちゃんは関係ありません。
http://www3.to/kuwasawa/
学生さんたちは、ピクシブやブログでも活動していますね。
http://www.pixiv.net/member.php?id=235351
http://k-cmr.cocolog-nifty.com/blog/


私は例によってマンガの指導を担当しています。
去年よりは作品数は少ないのですが、いつになくメジャー感のある作品が掲載されています。
http://homepage2.nifty.com/akihabara/cmr/2009/20091231.html


当日の場所は



 12月31日(三日目) 西れ14a 桑沢キャラクター研究会



です。
竹熊健太郎さんの「マヴォ」とも相互委託しますので、西館まで行くのが大変という方はこちらでご購入ください。
こちらは、



 12月31日(三日目) 東ヤ37a 時間藝術研究所



です。
よろしくお願いいたします。 




それから学生さん、当日はスモーソワカちゃんが遊びに来てくださるそうなので、くれぐれも失礼のないように。







しかしそれにしても、今月はミネラルショー、京都での国際マンガ研究シンポ、明治大学のグルンステン氏を迎えてのシンポ、でコミケと、大きいイベントが四つもあるとは。そりゃ忙しいはずだよ……。