部屋の中でブンブンと虫の羽音がしていた。姿が見えなかったけど鬱陶しかったのでとりあえずアースノーマットのスイッチを入れておいた。
しばらくしてぽとりと床に何かが落ちる音がした。てんとう虫だった。
普通だったら虫なんか忌々しげにティッシュにくるんでゴミ箱に捨ててしまうんだけど、なんだか可哀想になって、そっと窓の外に放してやった。

KIRINJI PREMIUM LIVE 2007@日比谷野音

行ってきました!初キリンジライブ。チケットを取って下さった(思わず敬語)ta_o様(思わず敬称)に感謝。

数日前の予報では曇り時々雨降水確率70%だったのがどんどん好転し、結局見事に晴れ。一応ダイソー仕入れておいたレインコートが無駄になってよかった。
(でも今回のセットリストは雨が降ってもいいように考えてあったようで、雨に濡れながら「雨は毛布のように」なんか聴くのもそれはそれで良かっただろうなあと想像)

日暮里で待ち合わせ、ta_o様が持参して下さったうちわを扇ぎつつ街を歩き、千駄木「露地」にてランチ。そして物凄く久々にミルクホールでチーズケーキとコーヒー。以前にこの味の再現を試みて作ったチーズケーキはそこそこ上手く出来てたけど、やっぱり本物の方がおいしいなあ。(当然か)
アメ横でドライフルーツを買ったり帽子を見たりケバブを食べたりビールを仕入れたりして満を持して日比谷へ。夕暮れ時の空気の中立ち見席の行列に並び、ビール。結構入場に時間がかかったため、会場に入って結構すぐに開演。え?もう?って感じで最初は場所を確保したりするのに気を取られたりしつつも段々と音に引き込まれて。最初はステージが遠く感じたのに、演奏を聴いているうちに段々と近く感じてくるのが不思議。

ta_o様のところにもありましたが、セットリスト。

1.YOU AND ME
2.Drive Me Crazy
3.汗染みは淡いブルース
4.あの世で罰を受けるほど
5.雨は毛布のように
6.クレイジーサマー
7.ブラインドタッチの織姫
8.Golden harvest
9.グッデイ・グッバイ
10.Ladybird
11.ロープウェイから今日は
12.唐変木のためのガイダンス
13.冠水橋
14.ブルーバード
15.ジョナサン
16.ムラサキ☆サンセット
17.ロマンティック街道
18.今日も誰かの誕生日
19.サイレンの唄

encore
20.エイリアンズ
21.君のことだよ 
22.茜色したあの空は

クレイジー・サマーは神懸かり的に泣けた。雨は毛布のようにのアレンジも良かったしムラサキ☆サンセットも格好良かったしサイレンの唄も染みたし野外で聴くエイリアンズなんて言うまでもなく、だし茜色でフィナーレっていうのも意外で良かったし、まあつまりは全部良かったんだけどw

ライブ後にはアメリカ帰りのT嬢(イニシャルおかしいか?w)と合流し、回転寿司。

本当に素晴らしい、記憶に残る一日を過ごせました。
ありがとう!

8月の午後

grenada2007-08-23

実家に帰ってきてからは煙草を止め、お酒を飲んだ時に吸うぐらいになっていたのだけど、先日大きなイライラに苛まれ久々に自宅で喫煙したところ飛躍的に学習の効率が上がった*1ため、復活してしまった。部屋が煙草臭くなるし、ついつい吸い過ぎてしまうので、なるべく外に出て吸うようにしている。様々なガラクタが運び込まれ半ば物置と化してしまっているガレージにて。
思えばこの位置から家を眺めることは、大人になってからそうなかった。幼い頃はこのあたりに砂遊び用のスコップやバケツが置いてあったことを思い出す。勝手口の側にある井戸で、祖母に水の汲み方を教えてもらったこともあった。まだ幼く小さかった私の力では、いくらポンプのレバーをがちゃがちゃ動かしたところで少しも水は出てこなかった。祖母の手にかかると、透明でひんやりとした水がみるみる溢れてきて、何か不思議な気持ちでそれを眺めていたのだった。あの頃力強く思えた祖母の腕は、大人になった今の私よりもずっと細くか弱いものだったんだろう。
ラクタの中には、何か見覚えのあるような、でも使い途のわからないようなものがいくつか転がっている。こういった触媒に触れることもなく、掬いあげることを試みられすらしない記憶が膨大にあるのだろう。そしてこうしている間にも一つまた一つと深いところに沈んでいってしまうんだろう。

*1:と思ったのも最初だけで、本数が増える毎に効果が薄くなっているような気がする。

読みたい読みたいと思いつつ読んだことがなかった萩尾望都作品、ついに読んでみた。構成や設定などの練り込まれ具合に感嘆。さすが大御所と言われるだけのことはあると納得。天才なんだろうなあ、この人。

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

かわかみじゅんこ氏のものはストーリーものも好きだけど、こちらは作者のパリでの生活を綴った四コマ。1巻には作者が世界各地を旅行した時のエピソードも掲載されている。インドやパキスタンに一人旅なんて、価値観がひっくりかえりそうな体験を多々してしまいそうだけど、自分は体力的にも精神的にも無理そうだ。読んで想像するのみ。

パリパリ伝説―不思議いっぱいパリ暮らし! (1) (Feelコミックス)

パリパリ伝説―不思議いっぱいパリ暮らし! (1) (Feelコミックス)

花火

アルバイトを終えてタクシーで駅に向かう途中、丁度近くで花火をやっていて、少しの時間楽しむことが出来た。
花火を見るのは久しぶりで、ちょっと感動。花火を見るというと、いつも張り切ってわざわざ近くの人混みでごった返しているあたりまで行って見ることが多かったけど、ちょっと離れた所で見る花火は、「花火大会」という出来事全体を俯瞰している感じがして少し新鮮だった。なんだか少しノスタルジックな気分になる、花火って。

高級替芯


デザインが可愛かったので父に譲ってもらったボールペン。
調べてみたらParkerというメーカーのもので、替芯が800円近くするらしく…あんまり盛大には使えないな、と思った。うーん、でも普通のインクより長持ちするようになっているのだろうか?