曙さん告別式に永田裕志、浜亮太らが参列 デーブ・スペクター「非常に平和な表情だった」
4/15(月) 15:46配信
大相撲の元横綱で、プロレス・格闘界でも活躍した曙太郎さん(享年54)の葬儀・告別式が15日、都内で営まれた。
【写真】曙さんの思い出を語った永田裕志
親族や角界関係者、プロレスラーなど約100人が参列。12時30分ごろ、親族や元タッグパートナーの浜亮太、新日本プロレスの永田裕志らの手で米国・ハワイ州の旗がかけられたひつぎが、霊きゅう車へと運ばれた。弟弟子だった東関親方(元小結高見盛)は、涙ぐみながら霊きゅう車に向けて手を合わせていた。
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「曙、そういえばプロレスもやってたよね」くらいの認識しかされていないと思う。
今回、曙が亡くなったので、そんな方々に私は言いたい。
そうじゃないんですよ。
曙の全盛期は、2013年ごろから2015年くらいにかけての全日本プロレス時代なんですよ、と。
(略)
大相撲出身の浜亮太と「SMOP」(スーパー・メガトン・オオズモウ・パワーズ)というタッグチームを組んだあたりからで。
SMOPvs関本大介&岡林裕二(大日本プロレス)のタッグタイトル戦は毎回素晴らしい試合だった。
そして徐々に曙はシングルでもいい試合ができるようになって、メインイベントで三冠ヘビー級選手権試合もやるようになった。
印象的だったのは潮崎豪とタイトルをかけてやった試合で。
この頃には「巨体の使い方」を会得して、「無駄に動かない」「動くときは早い」「強烈な打撃」というメリハリを試合で出せるようになっていた。
特に終盤戦で見せる張り手は「潮崎が死んでしまう!」という威力…(略)……、曙がスタン・ハンセンとかブルーザー・ブロディみたいな選手になったのが面白くて仕方なかった。
潮崎に勝った試合後、後楽園ホールに「アッケボノ!アッケボノ!」コールが起きたのを忘れない。もちろん俺も叫んでいた。あの頃の曙は本当に最高だった。
(略)
…同じ時期の諏訪魔戦…この試合はややスローな展開だが、それでもフィニッシュの曙の畳みかけは素晴らしいので20分過ぎからでもいいので見てほしい。
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自分は、この時代の「全日本プロレス」をもちろん見られる環境でもないので、週プロ経由だった気がする、が……ただ、何か一皮むけたような感じで、プロレスを楽しんでいた、という感じは印刷物からでも伝わった。
大相撲はその特性上、どうしても年齢によって引退を余儀なくされる時期が早い。そこから総合格闘技を経て(この格闘技時代は、後でまた別に書く)「プロレス」という形で、相撲ならほぼ無理であろう年齢になっても体一つでお客さんを喜ばせる仕事を相当長くやれた…ことが、曙個人にとって本当に一番楽しい選択だったのかはわからないけど、それをプラスの形で印象に遺した、記憶に刻んだ人もまちがいなく、多数いたのだ、ということ。
こんなファイトもあったぞ
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というかね、でぶとでぶが闘うだけで楽しいのよ。ハッピー・ハンフリーvsヘイスタック・カルホーン…というと伝説で知るだけだが、アンドレとキマラが「どちらが本当のジャイアントか?」というタイトルで、あちこちのテリトリーで抗争したという。それにも負けぬ。
その後は巨人vs小賢しい頭脳派のちび、という構図も。
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